一級ボイラー技士(令和4年10月)

問題.20 / 40 
覚えた数 : -

ボイラーの腐食、劣化及び損傷に関し、次のうち誤っているものはどれか。

(1). グルービングは、不連続な溝状の全面腐食で、残留応力との相互作用により応力腐食割れが生じることがある。
(2). 苛性ぜい化は、管と管穴の間などの狭い隙間にボイラー水が浸入し、濃縮されてアルカリ濃度が高くなったときに、金属面の結晶粒界に割れが生じる現象である。
(3). 圧壊は、円筒又は球体の部分が外側からの圧力に耐えきれずに急激に押しつぶされて裂ける現象で、過熱された炉筒上面などに生じる。
(4). 膨出は、火炎に触れる水管などが過熱されて強度が低下し、内部の圧力に耐えきれずに外側へ膨れ出る現象である。
(5). 鋳鉄製ボイラーのセクションに割れが生じる原因は、無理な締付け、不均一な加熱、急熱急冷による不同膨張などである。
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