介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度)

問題.120 / 125 
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次の事例を読んで答えなさい。

〔事 例〕
N市に住んでいるDさん(64歳、男性)は38歳の時にバイクで事故を起こして、第6頸髄節まで機能残存の頸髄損傷(cervical cord injury)となった。上肢の筋力向上と可動域の確保のためにリハビリテーションを行ったが、手関節は拘縮して、スプーンを握ることはできなかった。また、夏になると障害の特性から体調が悪くなることを自覚していた。 施設への入所も考えたが、家族と共に暮らすことを選んで、N市の居宅介護、重度訪問介護、地域生活支援事業の移動支援等の障害福祉のサービスを利用して生活していた。
最近、Dさんは元気がなく沈んだ様子である。心配したE介護福祉職が、「最近、元気がないようですが、何か心配事でもあるのですか」とDさんに聞いた。Dさんは、[65歳になると介護保険のサービスに移行して、障害福祉のサービスが利用できなくなるのではないか」、特に、「趣味の映画を映画館で見るための移動支援のサービスを利用できなくなるのではないか」 と心配していた。

Dさんの夏の体調悪化を予防する対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1. 冷房設備のある部屋で過ごすように勧める。
2. 清潔な空気を入れるように、時々換気することを勧める。
3. 気温が上昇したら、なるべくベッドで休息することを勧める。
4. 日中仮眠をとることを勧める。
5. 食べやすいものを食べることを勧める。
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