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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和4年(2022年)10月」 |
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クレーンの電動機の制御に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
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詳細
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1. ゼロノッチインターロックは、各制御器のハンドルが停止位置になければ、主電磁接触器を投入できないようにしたものである。
2. 間接制御は、シーケンサーを使用することにより、直接制御に比べ、いろいろな自動運転や速度制御を容易に行うことができる。
3. 間接制御は、直接制御に比べ、制御器は小型・軽量であるが、設備費が高い。
4. 直接制御は、容量の大きな電動機では制御器のハンドル操作が重くなるので使用できない。
5. 半間接制御は、巻線形三相誘導電動機の一次側を直接制御器で直接制御し、二次側を電磁接触器で間接制御する方式である。
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半間接制御は、巻線形三相誘導電動機の一次側を直接制御器で直接制御し、二次側を電磁接触器で間接制御する方式である。
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和4年(2022年)10月」 |
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クレーンの電動機の速度制御方式などに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
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1. かご形三相誘導電動機では、電源回路に抵抗器、リアクトル、サイリスターなどを挿入し、電動機の始動電流を抑えて、緩始動を行う方法がある。
2. かご形三相誘導電動機のインバーター制御は、電源の周波数を周波数変換器で変えて電動機に供給し回転数を制御するもので、精度の高い速度制御ができる。
3. 巻線形三相誘導電動機の二次抵抗制御は、固定子の巻線に接続した抵抗器の抵抗値を変化させて速度制御するもので、始動時には二次抵抗を順次短絡することにより、緩始動することができる。
4. 巻線形三相誘導電動機の電動油圧押上機ブレーキ制御は、機械的な摩擦力を利用して制御するため、ブレーキドラムが過熱することがある。
5. 直流電動機のワードレオナード制御は、負荷に適した速度特性が自由に得られるが、設備費が極めて高い。
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巻線形三相誘導電動機の二次抵抗制御は、固定子の巻線に接続した抵抗器の抵抗値を変化させて速度制御するもので、始動時には二次抵抗を順次短絡することにより、緩始動することができる。
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和4年(2022年)10月」 |
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電気回路の絶縁、絶縁体、スパークなどに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
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1. 黒鉛は、電気の絶縁体(不導体)である。
2. 雲母は、電気の導体である。
3. 電気回路の絶縁抵抗は、アンメーターと呼ばれる絶縁抵抗計を用いて測定する。
4. スパークにより火花となって飛んだ粉が、がいしなどの絶縁物の表面に付着すると、漏電や短絡の原因になる。
5. ナイフスイッチは、切るときよりも入れるときの方がスパークが大きいので、入れるときはできるだけスイッチに近づかないようにして、側方などから行う。
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スパークにより火花となって飛んだ粉が、がいしなどの絶縁物の表面に付着すると、漏電や短絡の原因になる。
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和4年(2022年)10月」 |
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クレーンの電気機器の故障の原因などに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
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1. 過電流継電器が作動する場合の原因の一つとして、回路が短絡していることが挙げられる。
2. 電動機がうなるが起動しない場合の原因の一つとして、負荷が大き過ぎることが挙げられる。
3. 三相誘導電動機が起動した後、回転数が上がらない場合の原因の一つとして、一次側電源回路の三相の配線のうち2線が断線していることが挙げられる。
4. 電動機が停止しない場合の原因の一つとして、電磁接触器の主接点が溶着していることが挙げられる。
5. 集電装置の火花が激しい場合の原因の一つとして、集電子が摩耗していることが挙げられる。
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三相誘導電動機が起動した後、回転数が上がらない場合の原因の一つとして、一次側電源回路の三相の配線のうち2線が断線していることが挙げられる。
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和4年(2022年)10月」 |
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感電及びその防止に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
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1. 人体は身体内部の電気抵抗が皮膚の電気抵抗よりも大きいため、電気火傷の影響は皮膚深部には及ばないが、皮膚表面は極めて大きな傷害を受ける。
2. 接地は、漏電している電気機器のフレームなどに人が接触したとき、感電の危険を小さくする効果がある。
3. 100Vの電圧では、感電しても死亡する危険はないが、負傷する危険はある。
4. 接地線には、できるだけ電気抵抗の大きな電線を使った方が丈夫で、安全である。
5. 感電による危険を電流と時間の積によって評価する場合、一般に、500ミリアンペア秒が安全限界とされている。
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接地は、漏電している電気機器のフレームなどに人が接触したとき、感電の危険を小さくする効果がある。
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和4年(2022年)10月」 |
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力に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
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1. 力の三要素とは、力の大きさ、力の向き及び力の作用点をいう。
2. 力が物体に作用する位置をその作用線上以外の箇所に移すと、物体に与える効果が変わる。
3. 力の大きさをF、回転軸の中心から力の作用線に下ろした垂線の長さをLとすれば、力のモーメントMは、M=F/Lで求められる。
4. 多数の力が一点に作用し、つり合っているとき、これらの力の合力は0になる。
5. 一直線上に作用する互いに逆を向く二つの力の合力の大きさは、その二つの力の大きさの差で求められる。
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力の大きさをF、回転軸の中心から力の作用線に下ろした垂線の長さをLとすれば、力のモーメントMは、M=F/Lで求められる。
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和4年(2022年)10月」 |
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図のように三つの重りをワイヤロープによりつるした天びん棒が支点Oでつり合っているとき、B点につるした重りPの質量の値は次のうちどれか。
ただし、天びん棒及びワイヤロープの質量は考えないものとする。
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1. 10kg
2. 17kg
3. 20kg
4. 23kg
5. 30kg
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10kg
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和4年(2022年)10月」 |
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下記に掲げるAからDの物体の体積を求める計算式として、適切なもののみを全て挙げた組合せは次のうちどれか。
ただし、πは円周率とする。
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1. A,B,C
2. A,C
3. B
4. B,D
5. C,D
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B,D
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和4年(2022年)10月」 |
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均質な材料でできた固体の物体の重心に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
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1. 直方体の物体の置き方を変える場合、重心の位置が高くなるほど安定性は悪くなる。
2. 物体を構成する各部分には、それぞれ重力が作用しており、それらの合力の作用点を重心という。
3. 複雑な形状の物体であっても、物体の重心は、一つの点である。
4. 重心は、物体の形状によっては必ずしも物体の内部にあるとは限らない。
5. 水平面上に置いた直方体の物体を傾けた場合、重心からの鉛直線がその物体の底面を通るときは、その物体は倒れる。
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水平面上に置いた直方体の物体を傾けた場合、重心からの鉛直線がその物体の底面を通るときは、その物体は倒れる。
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和4年(2022年)10月」 |
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物体の運動に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
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1. 物体の運動の「速い」、「遅い」の程度を示す量を速さといい、単位時間に物体が移動した距離で表す。
2. 物体が円運動をしているとき、遠心力は、物体の質量が小さいほど小さくなる。
3. 物体が一定の加速度で加速し、その速度が2秒間に10m/sから40m/sになったときの加速度は、4m/s²である。
4. 外から力が作用しない限り、静止している物体が静止の状態を、また、運動している物体が同一の運動の状態を続けようとする性質を慣性という。
5. 荷をつった状態でジブクレーンのジブを旋回させると、荷は旋回する前の作業半径より大きい半径で回るようになる。
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物体が一定の加速度で加速し、その速度が2秒間に10m/sから40m/sになったときの加速度は、4m/s²である。
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和4年(2022年)10月」 |
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物体に働く摩擦力に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
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1. 物体が他の物体に接触しながら運動しているときに働く摩擦力を、運動摩擦力という。
2. 他の物体に接触し、その接触面に沿う方向の力が作用している物体が静止しているとき、接触面に働いている摩擦力を静止摩擦力という。
3. 静止摩擦係数をμ、物体の接触面に作用する垂直力をNとすれば、最大静止摩擦力Fは、F=μ×Nで求められる。
4. 円柱状の物体を動かす場合、転がり摩擦力は滑り摩擦力に比べると小さい。
5. 物体に働く最大静止摩擦力は、運動摩擦力より小さい。
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物体に働く最大静止摩擦力は、運動摩擦力より小さい。
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和4年(2022年)10月」 |
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クレーンに使用される鉄鋼材料(以下、本問において「材料」という。)の強さ、応力、変形などに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
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1. 材料に荷重が作用し変形するとき、荷重が作用する前の元の量(原形)に対する変形量の割合をひずみという。
2. 引張試験で、材料が破断するまでにかけられる最大の荷重を、材料が破断する前の断面積で除した値を引張強さという。
3. 引張試験において、材料の試験片を材料試験機に取り付けて静かに引張荷重をかけると、加えられた荷重に応じて試験片に変形が生じるが、荷重の大きさが「荷重-伸び線図」における比例限度以内であれば、荷重を取り除くと、試験片は荷重が作用する前の形状(原形)に戻る。
4. 材料に荷重をかけると、材料の内部にはその荷重に抵抗し、つり合いを保とうとする内力が生じる。
5. 圧縮応力は、材料の断面積を材料に作用する圧縮荷重で除して求められる。
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圧縮応力は、材料の断面積を材料に作用する圧縮荷重で除して求められる。
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和4年(2022年)10月」 |
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荷重に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
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詳細
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1. せん断荷重は、材料をはさみで切るように働く荷重である。
2. クレーンのフックには、曲げ荷重と圧縮荷重がかかる。
3. 天井クレーンのクレーンガーダには、主に曲げ荷重がかかる。
4. 両振り荷重は、向きと大きさが時間とともに変わる荷重である。
5. クレーンのシーブを通る巻上げ用ワイヤロープには、引張荷重と曲げ荷重がかかる。
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クレーンのフックには、曲げ荷重と圧縮荷重がかかる。
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和4年(2022年)10月」 |
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図AからCのとおり、同一形状で質量が異なる3つの荷を、それぞれ同じ長さの2本の玉掛け用ワイヤロープを用いて、それぞれ異なるつり角度でつり上げるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値が左から大きい順に並べたものは次のうちどれか。
ただし、いずれも荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
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詳細
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1. A → B → C
2. A → C → B
3. B → A → C
4. C → A → B
5. C → B → A
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A → B → C
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和4年(2022年)10月」 |
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図のような滑車を用いて、質量Wの荷をつり上げるとき、荷を支えるために必要な力Fを求める式がそれぞれの図の下部に記載してあるが、これらの力Fを求める式として、誤っているものは次のうちどれか。
ただし、gは重力の加速度とし、滑車及びワイヤロープの質量並びに摩擦は考えないものとする。
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詳細
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1.
2.
3.
4.
5.
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