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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和5年(2023年)10月」 |
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クレーンの電動機の制御に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
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詳細
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1. 半間接制御は、巻線形三相誘導電動機の一次側を直接制御器で直接制御し、二次側を電磁接触器で間接制御する方式である。
2. 間接制御は、電動機の主回路に電磁接触器を挿入し、主回路の開閉を電磁接触器に行わせる方式で、制御器は、主回路を開閉する電磁接触器の電磁コイル回路の開閉を受け持つ。
3. 容量の大きな電動機を直接制御にすると、制御器のハンドル操作が重くなる。
4. 間接制御は、直接制御に比べ、制御器は小型・軽量であるが、設備費が高い。
5. 操作用制御器の第1ノッチとして設けられるコースチングノッチは、ブレーキにのみ通電してブレーキを緩めるようになっているノッチで、停止時の衝撃や荷振れを防ぐために有効である。
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半間接制御は、巻線形三相誘導電動機の一次側を直接制御器で直接制御し、二次側を電磁接触器で間接制御する方式である。
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和5年(2023年)10月」 |
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クレーンの電動機の速度制御方式などに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
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1. かご形三相誘導電動機の全電圧始動は、電源電圧をそのまま電動機の端子にかけて始動させるものである。
2. 巻線形三相誘導電動機の渦電流ブレーキ制御は、電気的なブレーキであり機械的な摩擦力を利用しないため、消耗部分がなく、制御性も優れている。
3. かご形三相誘導電動機のインバーター制御は、インバーター装置により電源の周波数や電圧を変えて電動機に供給し、速度制御を行うものである。
4. 巻線形三相誘導電動機の二次抵抗制御は、固定子に接続した抵抗器の抵抗値を変えることにより速度制御を行うものである。
5. 巻線形三相誘導電動機のサイリスター一次電圧制御は、電動機の一次側に加える電圧を変えると、同じ負荷に対して回転数が変わる性質を利用して速度制御を行うものである。
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巻線形三相誘導電動機の二次抵抗制御は、固定子に接続した抵抗器の抵抗値を変えることにより速度制御を行うものである。
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和5年(2023年)10月」 |
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電気回路の絶縁、絶縁体、スパークなどに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
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1. ナイフスイッチは、切るときよりも入れるときの方がスパークが大きいので、入れるときはできるだけスイッチに近づかないようにして、側方などから行う。
2. 絶縁物の絶縁抵抗は、漏えい電流を回路電圧で除したものである。
3. 絶縁物は、表面がカーボンや銅の粉末などのような導電性の物で汚損されると、漏えい電流が増す。
4. 黒鉛は、電気の絶縁体(不導体)である。
5. 電気回路の絶縁抵抗は、アンメーターと呼ばれる絶縁抵抗計を用いて測定する。
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絶縁物は、表面がカーボンや銅の粉末などのような導電性の物で汚損されると、漏えい電流が増す。
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和5年(2023年)10月」 |
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クレーンの電気機器の故障の原因などに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
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1. 電動機が全く起動しない場合の原因の一つとして、配線の端子が外れていることが挙げられる。
2. 過電流継電器が作動する場合の原因の一つとして、電動機の回路が断線していることが挙げられる。
3. 集電装置の火花が激しい場合の原因の一つとして、集電子が摩耗していることが挙げられる。
4. 電動機がうなるが起動しない場合の原因の一つとして、負荷が大きすぎることが挙げられる。
5. 電動機が起動した後、回転数が上がらない場合の原因の一つとして、電源の電圧降下が大きいことが挙げられる。
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過電流継電器が作動する場合の原因の一つとして、電動機の回路が断線していることが挙げられる。
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和5年(2023年)10月」 |
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感電及びその防止に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
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1. 接地とは、電気装置の導電性のフレームやケースなどを導線で大地につなぐことをいう。
2. 接地抵抗は小さいほど良いので、接地線は十分な太さのものを使用する。
3. 天井クレーンは、鋼製の走行車輪を経て走行レールに接触しているため、走行レールが接地されている場合は、クレーン上の電気機器も取付けボルトの締め付けが良ければ接地されることになる。
4. 人体は身体内部の電気抵抗が皮膚の電気抵抗よりも大きいため、電気によるやけどの影響は皮膚深部には及ばないが、皮膚表面は極めて大きな傷害を受ける。
5. 感電による危険を電流と時間の積によって評価する場合、50ミリアンペアの電流が1秒間人体を流れると、心室細動を起こすおそれがあるとされている。
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人体は身体内部の電気抵抗が皮膚の電気抵抗よりも大きいため、電気によるやけどの影響は皮膚深部には及ばないが、皮膚表面は極めて大きな傷害を受ける。
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和5年(2023年)10月」 |
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力に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
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1. 一直線上に作用する互いに同じ方向を向く二つの力の合力の大きさは、その二つの力の大きさを乗じて求められる。
2. 力の大きさをF、回転軸の中心から力の作用線に下ろした垂線の長さをL とすれば、力のモーメントMは、M=F×Lで求められる。
3. 物体の一点に二つ以上の力が働いているとき、その二つ以上の力をそれと同じ効果を持つ一つの力にまとめることができる。
4. 多数の力が一点に作用し、つり合っているとき、これらの力の合力は 「0」になる。
5. 力の三要素とは、力の大きさ、力の向き及び力の作用点をいう。
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一直線上に作用する互いに同じ方向を向く二つの力の合力の大きさは、その二つの力の大きさを乗じて求められる。
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和5年(2023年)10月」 |
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図のような天びん棒で荷Wをワイヤロープでつり下げ、つり合うとき、天びん棒を支えるための力Fの値は(1)~(5)のうちどれか。
ただし、重力の加速度は9.8m/s²とし、天びん棒及びワイヤロープの質量は考えないものとする。
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1. 98N
2. 196N
3. 294N
4. 392N
5. 490N
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490N
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和5年(2023年)10月」 |
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物体の質量及び比重に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
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1. 物体の体積をV、その単位体積当たりの質量をdとすれば、その物体の質 量Wは、W=V×dで求められる。
2. 物体の質量と、その物体と同じ体積の4℃の純水の質量との比をその物体 の比重という。
3. 形状が立方体で均質な材料でできている物体では、縦、横、高さ3辺の長 さがそれぞれ4倍になると質量は12倍になる。
4. 鉛1m³1の質量は、約11.4tである。
5. 鋼の比重は、銅の比重より小さい。
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形状が立方体で均質な材料でできている物体では、縦、横、高さ3辺の長 さがそれぞれ4倍になると質量は12倍になる。
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和5年(2023年)10月」 |
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次の文中の [ ] 内に入れるAからCの語句の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
「水平面に置いてある物体が図に示すように傾いているとき、この物体の各部分に作用する [ A ]により生じている力の合力Wが重心Gに鉛直に作用し、回転の中心△を支点として、物体を [ B ]とする方向に [ C ] として働く。」
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1. A: 重力 B: 倒そう C: モーメント
2. A: 重力 B: 元に戻そう C: モーメント
3. A: 復元力 B: 元に戻そう C: モーメント
4. A: 復元力 B: 元に戻そう C: 向心力
5. A: 遠心力 B: 倒そう C: 引張応力
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A: 重力 B: 元に戻そう C: モーメント
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和5年(2023年)10月」 |
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ジブクレーンのジブが作業半径17mで2分間に1回転する速度で旋回を続けているとき、このジブの先端の速度の値に最も近いものは(1)~(5)のうちどれか。
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1. 0.3m/s
2. 0.4m/s
3. 0.9m/s
4. 1.2m/s
5. 1.8m/s
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0.9m/s
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和5年(2023年)10月」 |
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図のように、水平な床面に置いた質量Wの物体を床面に沿って引っ張り、動き始める直前の力Fの値が980Nであったとき、Wの値は(1)~(5)のうちどれか。
ただし、接触面の静止摩擦係数は0.5とし、重力の加速度は9.8m/s²とする。
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1. 50㎏
2. 100㎏
3. 125㎏
4. 200㎏
5. 250㎏
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200㎏
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和5年(2023年)10月」 |
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荷重に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
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1. 天井クレーンのクレーンガーダには、主に引張荷重がかかる。
2. クレーンのシーブを通る巻上げ用ワイヤロープには、引張荷重と曲げ荷重がかかる。
3. 片振り荷重と衝撃荷重は、動荷重である。
4. せん断荷重は、材料をはさみで切るように働く荷重である。
5. クレーンの巻上げドラムには、曲げ荷重とねじり荷重がかかる。
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天井クレーンのクレーンガーダには、主に引張荷重がかかる。
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和5年(2023年)10月」 |
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図のように、直径1m、高さ1mのアルミニウム製の円柱を同じ長さの2本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度90°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは(1)~(5)のうちどれか。
ただし、アルミニウムの1m³ 当たりの質量は2.7t、重力の加速度は 9.8m/s²とする。また、荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープ及び荷のつり金具の質量は考えないものとする。
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詳細
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1. 7kN
2. 11kN
3. 12kN
4. 15kN
5. 20kN
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15kN
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和5年(2023年)10月」 |
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クレーンに使用される鉄鋼材料(以下、本問において「材料」という。)の強さ、応力、変形などに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
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詳細
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1. 材料に荷重が作用し変形するとき、荷重が作用する前の元の量(原形)に対する変形量の割合をひずみという。
2. 引張試験において、材料の試験片を材料試験機に取り付けて静かに引張荷重をかけると、加えられた荷重に応じて試験片に変形が生じるが、荷重の大きさが「荷重-伸び線図」における比例限度以内であれば、荷重を取り除くと、試験片は荷重が作用する前の形状に戻る。
3. 引張試験で、材料が破断するまでにかけられる最大の荷重を、荷重をかける前の材料の断面積で除した値を引張強さという。
4. 材料に荷重をかけると、材料の内部にはその荷重に抵抗し、つり合いを保とうとする内力が生じる。
5. 引張応力は、材料に作用する引張荷重を材料の表面積で除して求められる。
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引張応力は、材料に作用する引張荷重を材料の表面積で除して求められる。
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クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和5年(2023年)10月」 |
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図のような組合せ滑車を用いて質量400kgの荷をつるとき、これを支えるために必要な力Fの値は(1)~(5)のうちどれか。
ただし、重力の加速度は9.8m/s²とし、滑車及びワイヤロープの質量並びに摩擦は考えないものとする。
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詳細
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1. 392N
2. 490N
3. 560N
4. 653N
5. 980N
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490N
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