エックス線作業主任者(令和元年10月)試験B | 解答一覧


No. 問題集 詳細No. 内容 操作
6 エックス線作業主任者(令和元年10月)試験B 次のエックス線とその測定に用いるサーベイメータとの組合せのうち、不適切なものはどれか。 詳細

1. 10keV程度のエネルギーで、1mSv/h程度の線量率のエックス線 ……………………… NaI(Tl)シンチレーション式サーベイメータ

2. 50~200keVのエネルギー範囲で、50μSv/h程度の線量率のエックス線 ……………………… 電離箱式サーベイメータ

3. 100keV程度のエネルギーで、10μSv/h程度の線量率のエックス線 ……………………… 半導体式サーベイメータ

4. 300keV程度のエネルギーで、100μSv/h程度の線量率のエックス線 ……………………… GM計数管式サーベイメータ

5. 300keV程度のエネルギーで、10mSv/h程度の線量率のエックス線 ……………………… 電離箱式サーベイメータ

10keV程度のエネルギーで、1mSv/h程度の線量率のエックス線 ……………………… NaI(Tl)シンチレーション式サーベイメータ

7 エックス線作業主任者(令和元年10月)試験B 積分回路の時定数Τ秒のサーベイメータを用いて線量を測定し、計数率n(cps)を得たとき、計数率の標準偏差σ(cps)は、次の式で示される。

あるサーベイメータを用いて、時定数を3秒に設定し、エックス線を測定したところ、指示値は150(cps)を示した。
このとき、計数率の相対標準偏差に最も近い値は次のうちどれか
詳細

1. 1%

2. 2%

3. 3%

4. 5%

5. 10%

3%

8 エックス線作業主任者(令和元年10月)試験B 放射線検出器とそれに関係の深い事項との組合せとして、正しいものは次のうちどれか。 詳細

1. 電離箱 ………………………… 窒息現象

2. 比例計数管 …………………… グロー曲線

3. GM計数管 ……………………… 電子なだれ

4. 半導体検出器 ………………… ラジオフォトルミネセンス

5. 化学線量計 …………………… ε値

GM計数管 ……………………… 電子なだれ

9 エックス線作業主任者(令和元年10月)試験B エックス線の測定に用いるGM計数管に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. GM計数管では、出力パルスの電圧が他の検出器に比べ、格段に大きいという特徴がある。

2. GM計数管の不感時間は、100~200μs程度である。

3. GM計数管では、入射放射線のエネルギーを分析することはできない。

4. GM計数管では、入射する放射線が非常に多くなると、弁別レベル以下の放電が連続し、出力パルスが得られなくなる現象が起こる。

5. GM計数管は、プラトー部分の中心部から少し高い印加電圧で使用する。

GM計数管は、プラトー部分の中心部から少し高い印加電圧で使用する。

10 エックス線作業主任者(令和元年10月)試験B GM計数管式サーベイメータにより放射線を測定し、700cpsの計数率を得た。
GM計数管の分解時間が100μsであるとき、真の計数率に最も近いものは、(1)~(5)のうちどれか。
詳細

1. 670cps

2. 690cps

3. 710cps

4. 750cps

5. 800cps

750cps


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11 エックス線作業主任者(令和元年10月)試験B 放射線感受性に関する次の記述のうち、ベルゴニー・トリボンドーの法則に従っていないものはどれか。 詳細

1. 皮膚の基底細胞層は、角質層より感受性が高い。

2. 小腸の腺窩(か)細胞(クリプト細胞)は、絨(じゅう)毛先端部の細胞より感受性が高い。

3. リンパ球は、骨髄中だけでなく、末梢(しょう)血液中においても感受性が高い。

4. 骨組織は、一般に放射線感受性が低いが、小児では比較的高い。

5. 神経組織から成る脳の放射線感受性は、成人では低いが、胎児では高い時期がある。

リンパ球は、骨髄中だけでなく、末梢(しょう)血液中においても感受性が高い。

12 エックス線作業主任者(令和元年10月)試験B 組織加重係数に関する次のAからDの記述について、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。

A 組織加重係数は、各臓器・組織の確率的影響に対する相対的な放射線感受性を表す係数である。
B 組織加重係数が最も大きい組織・臓器は、脳である。
C 組織加重係数は、どの組織・臓器においても1より小さい。
D 被ばくした組織・臓器の平均吸収線量に組織加重係数を乗ずることにより、等価線量を得ることができる。
詳細

1. A,B

2. A,C

3. B,C

4. B,D

5. C,D

A,C

13 エックス線作業主任者(令和元年10月)試験B 放射線による遺伝的影響などに関する次のAからDの記述について、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。

A 放射線による障害を骨髄細胞に受けると、子孫に遺伝的影響が生じる。
B 遺伝子の染色体異常は、正常な染色体の配列の一部が逆になることなどにより生じる。
C 小児が被ばくした場合でも、その子孫に遺伝的影響が生じるおそれがある。
D 放射線照射により、突然変異率を自然における値の2倍にする線量を倍加線量といい、ヒトでは約0.05Gyである。
詳細

1. A, B

2. A, C

3. A, D

4. B, C

5. C, D

B, C

14 エックス線作業主任者(令和元年10月)試験B 放射線による身体的影響に関する次のAからDの記述について、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。

A 眼の被ばくで起こる白内障は、早期影響に分類され、その潜伏期は3~10週間であるが、被ばく線量が多いほど短い傾向にある。
B 再生不良性貧血は、2Gy程度の被ばくにより、末梢(しょう)血液中の全ての血球が著しく減少し回復不可能になった状態をいい、潜伏期は1週間以内で、早期影響に分類される。
C 晩発影響である白血病の潜伏期は、その他のがんに比べて一般に短い。
D 晩発影響には、その重篤度が、被ばく線量に依存するものとしないものがある。
詳細

1. A,B

2. A,C

3. B,C

4. B,D

5. C,D

C,D

15 エックス線作業主任者(令和元年10月)試験B 放射線の被ばくによる確率的影響及び確定的影響に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 晩発影響には、確率的影響に分類されるものと、確定的影響に分類されるものがある。

2. 確定的影響では、被ばく線量と影響の発生確率との関係が、シグモイド曲線で示される。

3. 遺伝的影響は、確率的影響に分類される。

4. 確定的影響の発生確率は、実効線量により評価される。

5. しきい線量は、確定的影響には存在するが、確率的影響には存在しないと考えられている。

確定的影響の発生確率は、実効線量により評価される。


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16 エックス線作業主任者(令和元年10月)試験B 次のAからCの人体の組織・器官について、放射線感受性の高いものから順に並べたものは(1)~(5)のうちどれか。

A 毛のう
B 小腸粘膜
C 甲状腺
詳細

1. A, B,C

2. A,C, B

3. B, A, C

4. B, C,A

5. C,A, B

B, A, C

17 エックス線作業主任者(令和元年10月)試験B 放射線による生物学的効果に関する次の現象のうち、放射線の間接作用によって説明することができないものはどれか。 詳細

1. 生体中に存在する酸素の分圧が高くなると放射線の生物学的効果は増大する。

2. 温度が低下すると放射線の生物学的効果は減少する。

3. 生体中にシステイン、システアミンなどのSH基をもつ化合物が存在すると、放射線の生物学的効果を軽減させる。

4. 溶液中の酵素の濃度を変えて一定線量の放射線を照射するとき、不活性化される酵素の分子数は酵素の濃度に比例する。

5. 溶液中の酵素の濃度を変えて一定線量のエックス線を照射するとき、酵素の濃度が減少するに従って、酵素の全分子数のうち、不活性化される分子の占める割合は増大する。

溶液中の酵素の濃度を変えて一定線量の放射線を照射するとき、不活性化される酵素の分子数は酵素の濃度に比例する。

18 エックス線作業主任者(令和元年10月)試験B ヒトが一時に全身にエックス線被ばくを受けた場合の早期影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 詳細

1. 2Gy以下の被ばくでは、放射線宿酔の症状が現れることはない。

2. 3~4Gy程度の被ばくによる死亡は、主に造血器官の障害によるものである。

3. 被ばくした全員が、60日以内に死亡する線量の最小値は、約4Gyである。

4. 半致死線量(LD50/60)に相当する線量の被ばくによる死亡は、主に消化器官の障害によるものである。

5. 10~15Gy程度の被ばくによる死亡は、主に中枢神経系の障害によるものである。

3~4Gy程度の被ばくによる死亡は、主に造血器官の障害によるものである。

19 エックス線作業主任者(令和元年10月)試験B 胎内被ばくに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 着床前期の被ばくでは胚(はい)の死亡が起こることがあるが、被ばくしても生き残り、発育を続けて出生した子供には、被ばくによる影響はみられない。

2. 器官形成期の被ばくでは、奇形が生じることがある。

3. 胎児期の被ばくでは、出生後、精神発達遅滞がみられることがある。

4. 胎内被ばくにより胎児に生じる奇形は、確定的影響に分類される。

5. 胎内被ばくを受け出生した子供にみられる精神発達遅滞は、確率的影響に分類される。

胎内被ばくを受け出生した子供にみられる精神発達遅滞は、確率的影響に分類される。

20 エックス線作業主任者(令和元年10月)試験B 生体に対する放射線効果に関する次のAからDの記述について、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。

A 平均致死線量は、ある組織・臓器の個々の細胞を死滅させる最小線量を、その組織・臓器全体にわたり平均した線量で、この値が大きい組織・臓器の放射線感受性は高い。
B 半致死線量は、被ばくした集団中の個体の50%が一定期間内に死亡する線量であり、動物種の放射線感受性を比較するときなどに用いられる。
C 全致死線量は、半致死線量の2倍に相当する線量であり、この線量を被ばくした個体は数時間~数日のうちに死亡してしまう。
D RBE(生物学的効果比)は、基準となる放射線と問題にしている放射線とが、同じ生物学的効果を与えるときの各々の吸収線量の比であり、線質の異なる放射線による生物学的効果を比較する場合に用いられる。
詳細

1. A,C

2. A,D

3. B,C

4. B,D

5. C,D

B,D


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