ガンマ線透過写真撮影作業主任者(令和7年4月) | 解答一覧


No. 問題集 詳細No. 内容 操作
26 ガンマ線透過写真撮影作業主任者(令和7年4月) 線源送出し方式の透過写真撮影用ガンマ線照射装置の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. コリメーターは、伝送管の先端に取り付けて、利用線錐の大きさを制限するとともに、利用線錐以外のガンマ線を減弱させるためのものである。

2. 伝送管は、鋼やリン青銅の線をら旋状に巻いたフレキシブルな管である。

3. 操作器は、線源の送出しなどの操作を遠隔的に行うためのもので、線源の位置を示す装置は電動用操作器には付いているが、手動用操作器には付いていない。

4. 警報装置は、ガンマ線照射装置に設けられたシャッターが開かれたときや線源が所定の位置から移動したときに、その状態を周知させるためのものである。

5. 線源ホルダーは、通常、ガンマ線源カプセルを収める容器がジュズ玉状の合金製遮蔽材の先端部分に取り付けられた、フレキシブルなホルダーである。

操作器は、線源の送出しなどの操作を遠隔的に行うためのもので、線源の位置を示す装置は電動用操作器には付いているが、手動用操作器には付いていない。

27 ガンマ線透過写真撮影作業主任者(令和7年4月) 透過写真撮影用ガンマ線照射装置の種類又は形式に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. P形の照射装置は、運搬用取っ手を備え、操作者が持ち運びできるようにした携帯式装置である。

2. F形の照射装置は、固定式又は特定の範囲でだけ移動できるようにした据置式装置である。

3. 単一方向照射式の照射装置は、線源容器の中心から表面に向かって迷路が設けられている。

4. 単一方向照射式の照射装置の照射口には、通常、シャッターが備えられており、撮影時のみシャッターを開きガンマ線を照射する。

5. 線源送出し方式の照射装置は、パノラマ撮影が可能である。

単一方向照射式の照射装置は、線源容器の中心から表面に向かって迷路が設けられている。

28 ガンマ線透過写真撮影作業主任者(令和7年4月) 線源送出し方式の透過写真撮影用ガンマ線照射装置の取扱いに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 照射装置を設置するときは、線源容器を被写体の近くの平らな場所に水平に置き、照射管を取り付けた伝送管を線源容器の前部の所定の位置に取り付ける。

2. 伝送管や操作管を設置するときは、できるだけ真っすぐに伸ばした状態で設置し、曲げるときはできるだけ大きな輪を描くようにする。

3. 操作管を線源容器に取り付けるときは、線源容器後部の線源ホルダーの接続金具にレリーズワイヤを確実に接続してから、操作管を取り付ける。

4. 線源を線源容器に格納したら、線源脱落防止装置を作動させて線源ホルダーを固定した後、線源容器から伝送管と操作管を取り外す。

5. 撮影が終了したときは、速やかに線源を線源容器に格納してから、撮影済みのフィルムを被写体から取り出す。

線源を線源容器に格納したら、線源脱落防止装置を作動させて線源ホルダーを固定した後、線源容器から伝送管と操作管を取り外す。

29 ガンマ線透過写真撮影作業主任者(令和7年4月) 最初362 GBq であった放射性核種(半減期74日)の407日後のおよその強度は、次のうちどれか。 詳細

1. 8 GBq

2. 10 GBq

3. 12 GBq

4. 14 GBq

5. 16 GBq

8 GBq

30 ガンマ線透過写真撮影作業主任者(令和7年4月) あるエネルギーのガンマ線に対する鉛の質量減弱係数が0.4 cm²/g であると
き、このガンマ線に対する鉛の1/10価層に最も近い厚さは次のうちどれか。
ただし、鉛の密度は11.4 g/cm³とし、loge 10=2.30とする。
詳細

1. 0.5 mm

2. 1 mm

3. 2 mm

4. 5 mm

5. 1 0 mm

5 mm


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31 ガンマ線透過写真撮影作業主任者(令和7年4月) 細胞の放射線感受性に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 詳細

1. 細胞周期の中で、S期(DNA合成期)初期は、S期後期より放射線感受性が高い。

2. 細胞周期の中で、S期後期は、M期(分裂期)より放射線感受性が高い。

3. 細胞周期の中で、G₁期(DNA合成準備期)初期は、G₂期(分裂準備期)後期より放射線感受性が高い。

4. 細胞に放射線を照射したときの線量を横軸に、細胞の生存率を縦軸にとってグラフにすると、ほとんどの哺乳動物細胞では指数関数型となる。

5. 小腸の絨毛先端部の細胞は、腺窩細胞(クリプト細胞)より放射線感受性が高い。

細胞周期の中で、S期(DNA合成期)初期は、S期後期より放射線感受性が高い。

32 ガンマ線透過写真撮影作業主任者(令和7年4月) 次のAからCの人体の組織・器官について、放射線感受性の高いものから順に並べたものは(1)~(5)のうちどれか。
A 皮脂腺
B 甲状腺
C 神経組織
詳細

1. A, B,C

2. A,C, B

3. B, A, C

4. B, C,A

5. C,A, B

A, B,C

33 ガンマ線透過写真撮影作業主任者(令和7年4月) 放射線の生体影響などに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 詳細

1. ガンマ線の放射線加重係数は、エックス線の放射線加重係数よりも大きい。

2. 平均致死線量は、被ばくした集団のうち50%の個体が一定の期間内に死亡する線量である。

3. 半致死線量は、被ばくした集団の全ての個体が一定の期間内に死亡する最小線量の50%に相当する線量である。

4. 組織加重係数は、各組織・臓器の確率的影響に対する相対的な放射線感受性を表す係数であり、組織加重係数の合計は1である。

5. 生物効果比(RBE)は、線質の異なる放射線を被ばくした各々の生物集団の生存率の比であり、線質の異なる放射線による生物効果を比較するときに用いられる。

組織加重係数は、各組織・臓器の確率的影響に対する相対的な放射線感受性を表す係数であり、組織加重係数の合計は1である。

34 ガンマ線透過写真撮影作業主任者(令和7年4月) 放射線の直接作用と間接作用に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 詳細

1. 生体内に存在する酸素の分圧が高くなると、間接作用による放射線効果は影響を受けないが、直接作用による放射線効果は増大する。

2. 生体中にシステインなどのSH基を有する化合物が存在すると放射線効果が軽減されることは、直接作用により説明される。

3. ガンマ線のような低LET放射線では、間接作用より直接作用の方が、生体に与える影響に大きく関与している。

4. 間接作用では、ガンマ線によって生じた二次電子が水分子に作用し、生じたラジカルが生体高分子に損傷を与える。

5. 溶液中の酵素の濃度を変えて一定線量のガンマ線を照射するとき、酵素の濃度が減少するに従って酵素の全分子のうち不活性化されたものの占める割合が増加することは、直接作用により説明される。

間接作用では、ガンマ線によって生じた二次電子が水分子に作用し、生じたラジカルが生体高分子に損傷を与える。

35 ガンマ線透過写真撮影作業主任者(令和7年4月) ヒトが一時に全身にガンマ線被ばくを受けた場合の早期影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 詳細

1. 10~15 Gy 程度の被ばくによる死亡は、主に中枢神経系の障害によるものである。

2. 4 Gy 程度の被ばくによる死亡は、主に消化器官の障害によるものである。

3. 被ばくから死亡までの期間は、一般に消化器官の障害による場合の方が、造血器官の障害による場合より短い。

4. 被ばくした全員が60日以内に死亡する線量の最小値は、約4 Gy であると推定されている。

5. 末梢血液中の血球数の減少は、被ばく量が1 Gy 程度までは認められない。

被ばくから死亡までの期間は、一般に消化器官の障害による場合の方が、造血器官の障害による場合より短い。


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36 ガンマ線透過写真撮影作業主任者(令和7年4月) 放射線の晩発影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 詳細

1. 晩発影響に共通する特徴の一つとして、影響の重篤度が被ばく線量に依存しないことがある。

2. 晩発影響に共通する特徴の一つとして、影響を発現させる被ばく線量に、しきい値がないことがある。

3. 晩発影響の一つである発がんのうち、白血病は、その他のがんに比べて潜伏期が極めて長い。

4. 放射線による皮膚障害のうち、脱毛は晩発影響に分類される。

5. 再生不良性貧血は、晩発影響であり、かつ、確定的影響である。

再生不良性貧血は、晩発影響であり、かつ、確定的影響である。

37 ガンマ線透過写真撮影作業主任者(令和7年4月) 放射線による遺伝的影響に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 生殖腺が被ばくしなければ、遺伝的影響が生じるおそれはない。

2. 遺伝的影響は、確率的影響に分類される。

3. 倍加線量は、放射線照射により、突然変異率を自然における値の2倍にする線量で、その値が大きいほど遺伝的影響は起こりにくい。

4. 生殖腺が被ばくしたときに生じるおそれのある障害には、遺伝的影響の他、身体的影響に分類されるものもある。

5. 胎内被ばくを受け、出生した子供にみられる発育遅延は、遺伝的影響である。

胎内被ばくを受け、出生した子供にみられる発育遅延は、遺伝的影響である。

38 ガンマ線透過写真撮影作業主任者(令和7年4月) 放射線被ばくによる白内障に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 詳細

1. 放射線により眼の角膜上皮細胞に障害を受けると、白内障が発生する。

2. 白内障の発生のしきい線量は、約0.1 Gy である。

3. 白内障は、早期影響に分類される。

4. 白内障の重篤度は、被ばく線量には依存しない。

5. 白内障の潜伏期間は、被ばく線量が多いほど短い傾向がある。

白内障の潜伏期間は、被ばく線量が多いほど短い傾向がある。

39 ガンマ線透過写真撮影作業主任者(令和7年4月) ガンマ線の被ばくによる造血組織及び血液への影響に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 末梢血液の血球のうち、被ばく後最も早く減少が現れるものは、リンパ球である。

2. 末梢血液の血球のうち、被ばく後最も遅く減少が現れるものは、赤血球である。

3. 末梢血液中の血小板の減少により、感染に対する抵抗力が弱くなる。

4. 末梢血液中のリンパ球を除く白血球は、被ばく直後は一時増加したようにみえることがある。

5. リンパ球は、骨髄中だけでなく、末梢血液中においても感受性が高い。

末梢血液中の血小板の減少により、感染に対する抵抗力が弱くなる。

40 ガンマ線透過写真撮影作業主任者(令和7年4月) 次のAからDの放射線による生体への影響について、その発症にしきい線量が存在するものの全ての組合せは(1)~(5)のうちどれか。
A 精神発達遅滞
B 永久不妊
C 放射線宿酔
D 白血病
詳細

1. A,B,C

2. A,C

3. A,D

4. B,C,D

5. B,D

A,B,C


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