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第二種衛生管理者(令和3年10月) |
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代謝に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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1. 代謝において、細胞に取り入れられた体脂肪、グリコーゲンなどが分解されてエネルギーを発生し、ATPが合成されることを同化という。
2. 代謝において、体内に摂取された栄養素が、種々の化学反応によって、ATPに蓄えられたエネルギーを用いて、細胞を構成する蛋白質などの生体に必要な物質に合成されることを異化という。
3. 基礎代謝量は、安静時における心臓の拍動、呼吸、体温保持などに必要な代謝量で、睡眠中の測定値で表される。
4. エネルギー代謝率は、一定時間中に体内で消費された酸素と排出された二酸化炭素の容積比で表される。
5. エネルギー代謝率は、動的筋作業の強度を表すことができるが、精神的作業や静的筋作業には適用できない。
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エネルギー代謝率は、動的筋作業の強度を表すことができるが、精神的作業や静的筋作業には適用できない。
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第二種衛生管理者(令和3年10月) |
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耳とその機能に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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1. 耳は、聴覚、平衡感覚などをつかさどる器官で、外耳、中耳、内耳の三つの部位に分けられる。
2. 耳介で集められた音は、鼓膜を振動させ、その振動は耳小骨によって増幅され、内耳に伝えられる。
3. 内耳は、前庭、半規管、蝸牛(うずまき管)の三つの部位からなり、前庭と半規管が平衡感覚、蝸牛が聴覚を分担している。
4. 半規管は、体の傾きの方向や大きさを感じ、前庭は、体の回転の方向や速度を感じる。
5. 鼓室は、耳管によって咽頭に通じており、その内圧は外気圧と等しく保たれている。
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半規管は、体の傾きの方向や大きさを感じ、前庭は、体の回転の方向や速度を感じる。
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第二種衛生管理者(令和3年10月) |
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抗体に関する次の文中の[ ]内に入れるAからCの語句の組合せとして、適切なものは(1)~(5)のうちどれか。
「抗体とは、体内に入ってきた[ A ]に対して[ B ]免疫において作られる[ C ]と呼ばれる蛋白質のことで、[ A ]に特異的に結合し、[ A ]の働きを抑える働きがある。」
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1. 化学物質 体液性 アルブミン
2. 化学物質 細胞性 免疫グロブリン
3. 抗原 体液性 アルブミン
4. 抗原 体液性 免疫グロブリン
5. 抗原 細胞性 アルブミン
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抗原 体液性 免疫グロブリン
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第二種衛生管理者(令和3年10月) |
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体温調節に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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1. 寒冷な環境においては、皮膚の血管が収縮して血流量が減って、熱の放散が減少する。
2. 暑熱な環境においては、内臓の血流量が増加し体内の代謝活動が亢進することにより、人体からの熱の放散が促進される。
3. 体温調節にみられるように、外部環境などが変化しても身体内部の状態を一定に保とうとする性質を恒常性(ホメオスタシス)という。
4. 計算上、100gの水分が体重70㎏の人の体表面から蒸発すると、気化熱が奪われ、体温が約1℃下がる。
5. 熱の放散は、輻射(放射)、伝導、蒸発などの物理的な過程で行われ、蒸発には、発汗と不感蒸泄によるものがある。
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暑熱な環境においては、内臓の血流量が増加し体内の代謝活動が亢進することにより、人体からの熱の放散が促進される。
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第二種衛生管理者(令和3年10月) |
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睡眠に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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1. 睡眠と覚醒のリズムのように、約1日の周期で繰り返される生物学的リズムをサーカディアンリズムといい、このリズムの乱れは、疲労や睡眠障害の原因となる。
2. 睡眠は、睡眠中の目の動きなどによって、レム睡眠とノンレム睡眠に分類される。
3. コルチゾールは、血糖値の調節などの働きをするホルモンで、通常、その分泌量は明け方から増加し始め、起床前後で最大となる。
4. レム睡眠は、安らかな眠りで、この間に脳は休んだ状態になっている。
5. メラトニンは、睡眠に関与しているホルモンである。
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レム睡眠は、安らかな眠りで、この間に脳は休んだ状態になっている。
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