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第二種衛生管理者(令和2年4月) |
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筋肉に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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1. 横紋筋は、骨に付着して身体の運動の原動力となる筋肉で意志によって動かすことができるが、平滑筋は、心筋などの内臓に存在する筋肉で意志によって動かすことができない。
2. 筋肉は神経からの刺激によって収縮するが、神経より疲労しにくい。
3. 荷物を持ち上げたり、屈伸運動を行うときは、筋肉が長さを変えずに外力に抵抗して筋力を発生させる等尺性収縮が生じている。
4. 強い力を必要とする運動を続けていると、筋肉を構成する個々の筋線維の太さは変わらないが、その数が増えることによって筋肉が太くなり筋力が増強する。
5. 筋肉自体が収縮して出す最大筋力は、筋肉の断面積 1 cm2当たりの平均値でみると、性差がほとんどない。
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筋肉自体が収縮して出す最大筋力は、筋肉の断面積 1 cm2当たりの平均値でみると、性差がほとんどない。
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第二種衛生管理者(令和2年4月) |
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血液に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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1. 赤血球は、骨髄で産生され、寿命は約 120 日であり、血球の中で最も多い。
2. 血液中に占める赤血球の容積の割合をヘマトクリットといい、貧血になるとその値は高くなる。
3. 好中球は、白血球の約 60 %を占め、偽足を出してアメーバ様運動を行い、体内に侵入してきた細菌などを貪食する。
4. 血小板は、直径 2 ~ 3 µm の不定形細胞で、止血作用をもつ。
5. ABO式血液型は、赤血球の血液型分類の一つで、A型の血清は抗B抗体をもつ。
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血液中に占める赤血球の容積の割合をヘマトクリットといい、貧血になるとその値は高くなる。
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第二種衛生管理者(令和2年4月) |
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免疫についての次の文中の( )内に入れるAからEの語句の組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
「体内に侵入した病原体などの異物を、( A )が、( B )と認識し、その( B )に対してだけ反応する( C )を血漿(しょう)中に放出する。この( C )が( B )に特異的に結合し( B )の働きを抑制して体を防御するしくみを( D )免疫と呼ぶ。これに対し、( A )が直接、病原体などの異物を攻撃する免疫反応もあり、これを( E )免疫と呼ぶ。」
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1. A:リンパ球 B:抗原 C:抗体 D:細胞性 E:体液性
2. A:リンパ球 B:抗原 C:抗体 D:体液性 E:細胞性
3. A:リンパ球 B:抗体 C:抗原 D:体液性 E:細胞性
4. A:血小板 B:抗原 C:抗体 D:細胞性 E:体液性
5. A:血小板 B:抗体 C:抗原 D:細胞性 E:体液性
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A:リンパ球 B:抗原 C:抗体 D:体液性 E:細胞性
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第二種衛生管理者(令和2年4月) |
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体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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1. 寒冷な環境においては、皮膚の血管が拡張して血流量を増し、皮膚温を上昇させる。
2. 暑熱な環境においては、内臓の血流量が増加し体内の代謝活動が亢(こう)進することにより、人体からの熱の放散が促進される。
3. 体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている。
4. 体温調節中枢は、小脳にあり、熱の産生と放散とのバランスを維持し体温を一定に保つよう機能している。
5. 熱の放散は、放射(ふく射)、伝導、蒸発などの物理的な過程で行われ、蒸発には、発汗と不感蒸泄(せつ)によるものがある。
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熱の放散は、放射(ふく射)、伝導、蒸発などの物理的な過程で行われ、蒸発には、発汗と不感蒸泄(せつ)によるものがある。
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第二種衛生管理者(令和2年4月) |
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自律神経系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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1. 自律神経系は、内臓、血管などの不随意筋に分布している。
2. 自律神経である交感神経と副交感神経は、同一器官に分布していても、その作用はほぼ正反対である。
3. 自律神経系の中枢は、脳幹及び脊髄にある。
4. 消化管に対しては、交感神経の亢(こう)進は運動を促進させ、副交感神経の亢進は運動を抑制させる。
5. 心臓に対しては、交感神経の亢進は心拍数を増加させ、副交感神経の亢進は心拍数を減少させる。
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消化管に対しては、交感神経の亢(こう)進は運動を促進させ、副交感神経の亢進は運動を抑制させる。
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