第一種衛生管理者(令和7年4月) | 解答一覧


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26 第一種衛生管理者(令和7年4月) 労働基準法に定める妊産婦等に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。
ただし、常時使用する労働者数が10人以上の規模の事業場の場合とし、管理監督者等とは、「監督又は管理の地位にある者等、労働時間、休憩及び休日に関する規定の適用除外者」をいうものとする。
詳細

1. 妊産婦とは、妊娠中の女性及び産後1年を経過しない女性をいう。

2. 妊娠中の女性が請求した場合には、管理監督者等の場合を除き、他の軽易な業務に転換させなければならない。

3. 1年単位の変形労働時間制を採用している場合であっても、妊産婦が請求した場合には、管理監督者等の場合を除き、1週40時間、1日8時間を超えて労働させてはならない。

4. 時間外・休日労働に関する協定を締結し、これを所轄労働基準監督署長に届け出ている場合であっても、妊産婦が請求した場合には、管理監督者等の場合を除き、時間外・休日労働をさせてはならない。

5. 生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求したときは、その者を生理日に就業させてはならない。

妊娠中の女性が請求した場合には、管理監督者等の場合を除き、他の軽易な業務に転換させなければならない。

27 第一種衛生管理者(令和7年4月) 年次有給休暇(以下「休暇」という。)に関する次の記述のうち、労働基準法上、正しいものはどれか。 詳細

1. 休暇の期間については、原則として、最低賃金又は平均賃金の100分の60の額の手当を支払わなければならない。

2. 使用者は、労働者の過半数で組織する労働組合(その労働組合がない場合は労働者の過半数を代表する者)との書面による協定により、休暇を与える時季に関する定めをしたときは、休暇のうち3日を超える部分については、その定めにより休暇を与えることができる。

3. 法令に基づく育児休業又は介護休業で休業した期間は、出勤率の算定に当たっては、全労働日から除外して算出することができる。

4. 一週間の所定労働時間が30時間で、一週間の所定労働日数が4日である労働者であって、雇入れの日から起算して3年6か月間継続勤務し、直前の1年間に、全労働日の8割以上出勤したものには、継続し、又は分割した14労働日の休暇を新たに与えなければならない。

5. 休暇の請求権は、これを1年間行使しなければ時効によって消滅する。

一週間の所定労働時間が30時間で、一週間の所定労働日数が4日である労働者であって、雇入れの日から起算して3年6か月間継続勤務し、直前の1年間に、全労働日の8割以上出勤したものには、継続し、又は分割した14労働日の休暇を新たに与えなければならない。

28 第一種衛生管理者(令和7年4月) 厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」に基づく措置に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。 詳細

1. ノート型機器を使用する場合には、外付けキーボードを接続して入力作業を行っている。

2. ディスプレイとの視距離は、おおむね50cmとし、ディスプレイ画面の上端を眼の高さよりもやや下にしている。

3. グレアの防止、騒音の低減等の措置状況及び椅子、机等の調整状況について定期に点検している。

4. 1日の情報機器作業の作業時間が4時間未満である労働者については、自覚症状を訴える者についてのみ、情報機器作業に係る定期健康診断の対象としている。

5. 情報機器作業に係る定期健康診断の視力検査において、近見視力の片眼視力が両眼とも0.5以上である者については、遠見視力の検査を省略している。

情報機器作業に係る定期健康診断の視力検査において、近見視力の片眼視力が両眼とも0.5以上である者については、遠見視力の検査を省略している。

29 第一種衛生管理者(令和7年4月) 労働衛生管理に用いられる統計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 病休度数率は、在籍労働者の延べ実労働時間数100万時間当たりの疾病休業件数で示される。

2. 集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。

3. ばらつきをもって分布するデータの代表値として、平均値、中央値などがあるが、どの代表値を選択するかは、データの内容と分布による。

4. 二つの事象の間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められても、それらの間に因果関係がないこともある。

5. 健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の割合を有所見率といい、これは発生率と同じ意味で用いられる。

健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の割合を有所見率といい、これは発生率と同じ意味で用いられる。

30 第一種衛生管理者(令和7年4月) 厚生労働省の「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」に基づく健康保持増進対策に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。 詳細

1. 健康保持増進対策の推進に当たっては、事業者が労働者等の意見を聴きつつ事業場の実態に即した取組を行うため、労使、産業医、衛生管理者等で構成される衛生委員会等を活用する。

2. 健康測定の結果に基づき行う健康指導には、運動指導、メンタルヘルスケア、栄養指導、口腔 くう保健指導、保健指導が含まれる。

3. 健康保持増進措置は、主に生活習慣上の課題を有する労働者の健康状態の改善を目指すために個々の労働者に対して実施するものと、事業場全体の健康状態の改善や健康保持増進に係る取組の活性化等、生活習慣上の課題の有無に関わらず労働者を集団として捉えて実施するものがある。

4. 健康保持増進に関する課題の把握や目標の設定等においては、労働者の健康状態等を客観的に把握できる数値を活用することが望ましい。

5. 健康測定とは、健康指導を行うために実施される調査、測定等のことをいい、疾病の早期発見に重点をおいた健康診断の各項目の結果を健康測定に活用することはできない。

健康測定とは、健康指導を行うために実施される調査、測定等のことをいい、疾病の早期発見に重点をおいた健康診断の各項目の結果を健康測定に活用することはできない。


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31 第一種衛生管理者(令和7年4月) 脳血管疾患及び虚血性心疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 脳血管疾患は、出血性病変、虚血性病変などに分類される。

2. 出血性の脳血管疾患は、脳表面のくも膜下腔に出血するくも膜下出血、脳実質内に出血する脳出血などに分類される。

3. 虚血性の脳血管疾患である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳塞栓症と、心臓や動脈壁の血栓が剥がれて脳血管を閉塞する脳血栓症に分類される。

4. 虚血性心疾患は、冠動脈による心筋への血液の供給が不足したり途絶えることにより起こる心筋障害である。

5. 運動負荷心電図検査は、虚血性心疾患の発見に有用である。

虚血性の脳血管疾患である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳塞栓症と、心臓や動脈壁の血栓が剥がれて脳血管を閉塞する脳血栓症に分類される。

32 第一種衛生管理者(令和7年4月) 厚生労働省の「職場における受動喫煙防止のためのガイドライン」に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 詳細

1. 常時50人以上の労働者を使用する事業場では、受動喫煙防止のための推進計画を策定し、所轄労働基準監督署長に届け出なければならない。

2. たばこの煙の流出を防止するための技術的基準に適合した喫煙専用室においては、食事はしてはならないが、飲料を飲むことは認められている。

3. 第一種施設は、「原則敷地内禁煙」とされており、敷地内に喫煙場所を一切設置してはならない。

4. 一般の事務所や工場は、第二種施設に含まれ、「原則屋内禁煙」とされている。

5. 本ガイドラインの「屋内」とは、外気の流入が妨げられる場所として、屋根がある建物であって、かつ、側壁が全て覆われているものの内部を指し、これに該当しないものは「屋外」となる。

一般の事務所や工場は、第二種施設に含まれ、「原則屋内禁煙」とされている。

33 第一種衛生管理者(令和7年4月) 問33 身長175cm、体重80kg、腹囲88cmの人のBMIに最も近い値は、次のうちどれか。 詳細

1. 21

2. 26

3. 29

4. 37

5. 40

26

34 第一種衛生管理者(令和7年4月) 食中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 魚、チーズなどに含まれるヒスチジンが細菌により分解されて生成するヒスタミンは、加熱により分解される。

2. ボツリヌス菌による毒素は、神経毒である。

3. 黄色ブドウ球菌による毒素は、熱に強い。

4. サルモネラ菌による食中毒は、食品に付着した菌が腸管内で増殖して発症する。

5. ウェルシュ菌、セレウス菌及びカンピロバクターは、いずれも細菌性食中毒の原因菌である。

魚、チーズなどに含まれるヒスチジンが細菌により分解されて生成するヒスタミンは、加熱により分解される。

35 第一種衛生管理者(令和7年4月) 血液に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 赤血球は、骨髄で産生され、寿命は約120日で、血球の中で最も多い。

2. リンパ球は、白血球の約30%を占め、Tリンパ球、Bリンパ球などの種類があり、免疫反応に関与している。

3. 好中球は、白血球の約60%を占め、偽足を出してアメーバ様運動を行い、体内に侵入してきた細菌などを貪食する。

4. 血小板は、直径2~3μmの不定形細胞で、止血作用を持つ。

5. ABO式血液型は、白血球による血液型分類の一つで、A型血液の血清は抗B抗体をもつ。

ABO式血液型は、白血球による血液型分類の一つで、A型血液の血清は抗B抗体をもつ。


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36 第一種衛生管理者(令和7年4月) 心臓及び血液循環に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 心臓は、自律神経の中枢で発生した刺激が刺激伝導系を介して心筋に伝わることにより、規則正しく収縮と拡張を繰り返す。

2. 肺循環により左心房に戻ってきた血液は、左心室を経て大動脈に入る。

3. 大動脈を流れる血液は動脈血であるが、肺動脈を流れる血液は静脈血である。

4. 心臓の拍動による動脈圧の変動を末梢の動脈で触知したものを脈拍といい、一般に、手首の橈骨とう 動脈で触知する。

5. 動脈硬化とは、コレステロールの蓄積などにより、動脈壁が肥厚・硬化して弾力性を失った状態であり、進行すると血管の狭窄や閉塞を招き、臓器への酸素や栄養分の供給が妨げられる。

心臓は、自律神経の中枢で発生した刺激が刺激伝導系を介して心筋に伝わることにより、規則正しく収縮と拡張を繰り返す。

37 第一種衛生管理者(令和7年4月) 呼吸に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 呼吸運動は、肋間筋、横隔膜などの呼吸筋によって胸郭内容積を周期的に増減し、それに伴って肺を伸縮させることにより行われる。

2. 胸郭内容積が増し、その内圧が低くなるにつれ、鼻腔、気管などの気道を経て肺内へ流れ込む空気が吸気である。

3. 肺胞内の空気と肺胞を取り巻く毛細血管中の血液との間で行われるガス交換は、外呼吸である。

4. 呼吸数は、通常、1分間に16~20回で、成人の安静時の1回呼吸量は、約500mLである。

5. 身体活動時には、血液中の二酸化炭素分圧の上昇などにより間脳の視床下部にある呼吸中枢が刺激され、1回換気量及び呼吸数が増加する。

身体活動時には、血液中の二酸化炭素分圧の上昇などにより間脳の視床下部にある呼吸中枢が刺激され、1回換気量及び呼吸数が増加する。

38 第一種衛生管理者(令和7年4月) 次のAからDの消化酵素について、蛋白質の消化に関与しているものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。
A リパーゼ
B ペプシン
C アミラーゼ
D トリプシン
詳細

1. A,B

2. A,C

3. B,C

4. B,D

5. C,D

B,D

39 第一種衛生管理者(令和7年4月) 体温調節に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 寒冷な環境においては、皮膚の血管が収縮して血流量が減って、熱の放散が減少する。

2. 暑熱な環境においては、内臓の血流量が増加し体内の代謝活動が亢進することにより、人体からの熱の放散が促進される。

3. 体温調節にみられるように、外部環境などが変化しても身体内部の状態を一定に保とうとする性質を恒常性(ホメオスタシス)という。

4. 計算上、100gの水分が体重70㎏の人の体表面から蒸発すると、気化熱が奪われ、体温が約1℃下がる。

5. 熱の放散は、ふく射(放射)、伝導、蒸発などの物理的な過程で行われ、蒸発には、発汗と不感蒸泄 せつによるものがある。

暑熱な環境においては、内臓の血流量が増加し体内の代謝活動が亢進することにより、人体からの熱の放散が促進される。

40 第一種衛生管理者(令和7年4月) 腎臓・泌尿器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 腎臓の腎小体では、糸球体から血液中の蛋白質以外の血漿成分がボウマン嚢に濾し出され、原尿が生成される。

2. 腎臓の尿細管では、原尿に含まれる大部分の水分及び身体に必要な成分が血液中に再吸収され、残りが尿として生成される。

3. 尿の生成・排出により、体内の水分の量やナトリウムなどの電解質の濃度を調節するとともに、生命活動によって生じた不要な物質を排出する。

4. 血液中の尿素窒素(BUN)の値が低くなる場合は、腎臓の機能の低下が考えられる。

5. 尿の約95%は水分で、約5%が固形物であるが、その成分は全身の健康状態をよく反映するので、尿検査は健康診断などで広く行われている。

血液中の尿素窒素(BUN)の値が低くなる場合は、腎臓の機能の低下が考えられる。


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41 第一種衛生管理者(令和7年4月) 筋肉に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 筋肉は、神経から送られてくる刺激によって収縮するが、神経に比べて疲労しやすい。

2. 筋収縮には、グリコーゲン、りん酸化合物などのエネルギー源が必要で、特に、直接のエネルギーはATPの加水分解によってまかなわれる。

3. 筋肉が収縮して出す最大筋力は、筋肉の単位断面積当たりの平均値をとると、性差や年齢差はほとんどない。

4. 運動することによって筋肉が太くなることを筋肉の活動性肥大という。

5. 筋肉中のグリコーゲンは、酸素が十分に供給されると完全に分解され、最後に乳酸になる。

筋肉中のグリコーゲンは、酸素が十分に供給されると完全に分解され、最後に乳酸になる。

42 第一種衛生管理者(令和7年4月) 感覚又は感覚器に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 詳細

1. 網膜には、色を感じる杆状体(杆体)と明暗を感じる錐状体(錐体)という2種類の視細胞が並んでいる。

2. 老視(老眼)とは、加齢によって水晶体が徐々に変性して調節できる範囲が狭まり、近点が遠くなり、遠点が近くなることをいう。

3. 半規管は体の傾きの方向や大きさを感じ、前庭は体の回転の方向や速度を感じる平衡感覚器であり、いずれも内耳にある。

4. 嗅覚は、味覚と同様に物質の化学的性質を認知する感覚であるが、同じ臭気に対して疲労しにくいという特徴がある。

5. 皮膚感覚には触圧覚、温度覚(温覚と冷覚)、痛覚などがあり、これらのうち温覚を感じる場所(温点)は、他の感覚を感じる場所よりも密度が高い。

老視(老眼)とは、加齢によって水晶体が徐々に変性して調節できる範囲が狭まり、近点が遠くなり、遠点が近くなることをいう。

43 第一種衛生管理者(令和7年4月) ストレスに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 個人にとって適度なストレッサーは、身体的には活動の亢進を、心理的には意欲の向上、満足感、充実感などを生じさせる。

2. 個人の能力や感性に適合しないストレッサーは、心理的には不安、焦燥感、抑うつ感などを、身体的には疲労を生じることがある。

3. 典型的なストレス反応として、副腎皮質ホルモンの分泌の著しい減少がある。

4. ストレスにより、高血圧症、狭心症、十二指腸潰瘍などの疾患が生じることがある。

5. 昇進、転勤、配置替えなどがストレスの原因となることがある。

典型的なストレス反応として、副腎皮質ホルモンの分泌の著しい減少がある。

44 第一種衛生管理者(令和7年4月) ヒトのホルモン、その内分泌器官及びそのはたらきの組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。
詳細

1.

2.

3.

4.

5.


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