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令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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BASE 特性を満たし, 次の特徴をもつ NoSQL データベースシステムに関する記述のうち,適切なものはどれか。
[NoSQL データベースシステムの特徴]
・ネットワーク上に分散した複数のノードから構成される。
・一つのノードでデータを更新した後,他の全てのノードにその更新を反映する。
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詳細
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1. クライアントからの更新要求を2相コミットによって全てのノードに反映する。
2. データの更新結果は、 システムに障害がなければ、いつかは全てのノードに反映される。
3. 同一の主キーの値による同時の参照要求に対し, 全てのノードは同じ結果を返す。
4. ノード間のネットワークが分断されると, クライアントからの処理要求を受け付けなくなる。
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データの更新結果は、 システムに障害がなければ、いつかは全てのノードに反映される。
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2 |
令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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社員と年との対応関係をUMLのクラス図で記述する。 二つのクラス間の関連が次の条件を満たす場合, a, b に入れる多重度の適切な組合せはどれか。 ここで,“年” クラスのインスタンスは毎年存在する。
[条件]
(1) 全ての社員は入社年を特定できる。
(2) 年によっては社員が入社しないこともある。
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詳細
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1.
2.
3.
4.
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3 |
令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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関係 R (A, B, C, D, E) において, 関数従属性 A→B,A→C,{C, D}→E が成立する。最初に属性集合 {A,B} に対して,これらの関数従属性によって関数的に決定される属性をこの属性集合に加える。 この操作を繰り返して得られる属性集合(属性集合の閉包) はどれか。
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詳細
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1. {A,B,C}
2. {A, B, C, D}
3. {A, B, C, D, E}
4. {A, B, E}
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{A,B,C}
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4 |
令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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関係R(A, B, C, D, E)に対し, 関数従属の集合 W= {A→ {B,C}, {A, D}→E, {A,C,D} → E, B→C, C→B} がある。関数従属の集合 X, Y, Zのうち, Wから冗長な関数従属をなくしたものはどれか。
X = {A→B, B→C, C→B, {A, D} →E}
Y = {A→C, B→C, C→B, {A, D} →E}
Z = {A→B, C→B, {A,C,D} → E}
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詳細
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1. Xだけ
2. XとY
3. YとZ
4. Zだけ
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XとY
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5 |
令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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第2正規形である関係Rが, 第3正規形でもあるための条件として、適切なものはどれか。
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詳細
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1. いかなる部分従属性も成立しない。
2. 推移的関数従属性が存在しない。
3. 属性の定義域が原子定義域である。
4. 任意の関数従属 A→B に関して, Bは非キー属性である。
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推移的関数従属性が存在しない。
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6 |
令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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“文書”表, “社員” 表から結果を得る SQL文のaに入れる字句はどれか。
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詳細
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1.
2.
3.
4.
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7 |
令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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“商品” 表と“商品別売上実績” 表に対して, SQL文を実行して得られる売上平均金額はどれか。
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詳細
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1. 100
2. 150
3. 225
4. 275
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150
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8 |
令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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“社員”表に対して, SQL 文を実行して得られる結果はどれか。 ここで,実線の下線は主キーを表し, 表中の NULL は値が存在しないことを表す。
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詳細
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1.
2.
3.
4.
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9 |
令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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SQL 文1 と SQL 文2を実行した結果が同一になるために, 表 R が満たすべき必要十分な条件はどれか。
[SQL 文1〕
SELECT * FROM R UNION SELECT * FROM R
[SQL文2〕
SELECT * FROM R
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詳細
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1. 値に NULL をもつ行は存在しない。
2. 行数が0である。
3. 重複する行は存在しない。
4. 列数が1である。
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重複する行は存在しない。
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10 |
令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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和両立である関係 R と Sがある。 R∩S と等しいものはどれか。 ここで, - は差演算, ∩は共通集合演算を表す。
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詳細
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1. (R-S) - (S-R)
2. R-(R-S)
3. R-(S-R)
4. S-(R-S)
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R-(R-S)
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11 |
令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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関係 R, Sの等結合演算は,どの演算によって表すことができるか。
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詳細
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1. 共通
2. 差
3. 直積と射影と差
4. 直積と選択
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直積と選択
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12 |
令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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“社員”表から, 男女それぞれの最年長社員を除く全ての社員を取り出す SQL 文とするために,a に入れる字句はどれか。 ここで, “社員” 表の構造は次のとおりであ り, 実線の下線は主キーを表す。
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詳細
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1.
2.
3.
4.
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13 |
令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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複数のバッチ処理を並行して動かすとき, デッドロックの発生をできるだけ回避したい。 バッチ処理の設計ガイドラインのうち, 適切なものはどれか。
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詳細
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1. 参照するレコードにも, 専有ロックを掛けるように設計する。
2. 大量データに同じ処理を行うバッチ処理は、まとめて一つのトランザクションとして処理するように設計する。
3. トランザクション開始直後に, 必要なレコード全てに専有ロックを掛ける。 ロックに失敗したレコードには,しばらく待って再度ロックを掛けるように設計する。
4. 複数レコードを更新するときにロックを掛ける順番を決めておき、全てのバッチ処理がこれに従って処理するように設計する。
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複数レコードを更新するときにロックを掛ける順番を決めておき、全てのバッチ処理がこれに従って処理するように設計する。
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令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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トランザクション T₁, がある行 X を読んだ後, 別のトランザクション T₂ が行 X の値を更新してコミットし、 再び T₁, が行 X を読むと, 以前読んだ値と異なる値が得られた。この現象を回避する SQL の隔離性水準のうち、最も水準の低いものはどれか。
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詳細
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1. READ COMMITTED
2. READ UNCOMMITTED
3. REPEATABLE READ
4. SERIALIZABLE
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REPEATABLE READ
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令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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トランザクションの ACID 特性のうち, 原子性 (atomicity) の記述として,適切なものはどれか。
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詳細
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1. データベースの内容が矛盾のない状態であること
2. トランザクションが正常終了すると, 障害が発生しても更新結果はデータベースから消失しないこと
3. トランザクションの処理が全て実行されるか、全く実行されないかのいずれかで終了すること
4. 複数のトランザクションを同時に実行した場合と, 順番に実行した場合の処理結果が一致すること
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トランザクションの処理が全て実行されるか、全く実行されないかのいずれかで終了すること
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16 |
令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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ビッグデータの処理に使用される CEP (複合イベント処理) に関する記述として, 適切なものはどれか。
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詳細
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1. 多次元データベースを構築することによって, 集計及び分析を行う方式である。
2. データ更新時に更新前のデータを保持することによって、同時実行制御を行う方式である。
3. 分散データベースシステムにおけるトランザクションを実現する方式である。
4. 連続して発生するデータに対し, あらかじめ規定した条件に合致する場合に実行される処理を実装する方式である。
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連続して発生するデータに対し, あらかじめ規定した条件に合致する場合に実行される処理を実装する方式である。
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令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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機械学習を用いたビッグデータ分析において使用される Jupyter Lab の説明はどれか。
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詳細
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1. 定期的に実行するタスクを制御するための, ワークフローを管理するツールである。
2. データ分析を行う際に使用する,対話型の開発環境である。
3. 並列分散処理を行うバッチシステムである。
4. マスターノードをもたない分散データベースシステムである。
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データ分析を行う際に使用する,対話型の開発環境である。
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令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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データレイクの特徴はどれか。
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詳細
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1. 大量のデータを分析し,単なる検索だけでは分からない隠れた規則や相関関係を見つけ出す。
2. データウェアハウスに格納されたデータから特定の用途に必要なデータだけを取り出し, 構築する。
3. データウェアハウスやデータマートからデータを取り出し, 多次元分析を行う。
4. 必要に応じて加工するために, データを発生したままの形で格納して蓄積する。
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必要に応じて加工するために, データを発生したままの形で格納して蓄積する。
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令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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NIST が制定した, AES における鍵長の条件はどれか。
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詳細
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1. 128ビット, 192 ビット, 256ビットから選択する。
2. 256 ビット未満で任意に指定する。
3. 暗号化処理単位のブロック長よりも32ビット長くする。
4. 暗号化処理単位のブロック長よりも32ビット短くする。
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128ビット, 192 ビット, 256ビットから選択する。
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20 |
令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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DLP (Data Loss Prevention) の機能はどれか。
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詳細
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1. 特定の重要情報が漏えいしたことを想定して, 重要情報の機密性の高さに基づいた被害額を事前に算出する。
2. 特定の重要情報を監視して、利用者によるコピー, 送信などの挙動を検知し, ブロックする。
3. 特定の重要情報を利用者が誤って削除したときのために, バックアップデータを取得し, 外部記憶媒体などに保管する。
4. 特定の重要情報を利用者が削除したときに, 重要情報が完全に削除されたことを示す消去証明書を発行する。
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特定の重要情報を監視して、利用者によるコピー, 送信などの挙動を検知し, ブロックする。
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21 |
令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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PC からサーバに対し, IPv6 を利用した通信を行う場合, ネットワーク層で暗号化を行うときに利用するものはどれか。
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詳細
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1. IPsec
2. PPP
3. SSH
4. TLS
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IPsec
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令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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ストレージ技術におけるシンプロビジョニングの説明として, 適切なものはどれか。
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詳細
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1. 同じデータを複数台のハードディスクに書き込み, 冗長化する。
2. 一つのハードディスクを, OS をインストールする領域とデータを保存する領域とに分割する。
3. ファイバチャネルなどを用いてストレージをネットワーク化する。
4. 利用者の要求に対して仮想ボリュームを提供し, 物理ディスクは実際の使用量に応じて割り当てる。
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利用者の要求に対して仮想ボリュームを提供し, 物理ディスクは実際の使用量に応じて割り当てる。
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令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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分散処理システムに関する記述のうち, アクセス透過性を説明したものはどれか。
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詳細
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1. 遠隔地にある資源を, 遠隔地での処理方式を知らなくても, 手元にある資源と同じ操作で利用できる。
2. システムの運用及び管理をそれぞれの組織で個別に行うことによって, その組織の実態に合ったサービスを提供することができる。
3. 集中して処理せずに, データの発生場所やサービスの要求場所で処理することによって, 通信コストを削減できる。
4. 対等な関係のコンピュータが複数あるので,一部が故障しても他のコンピュータによる処理が可能となり,システム全体の信頼性を向上させることができる。
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遠隔地にある資源を, 遠隔地での処理方式を知らなくても, 手元にある資源と同じ操作で利用できる。
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令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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ソフトウェアの保守性を定量評価する指標として、適切なものはどれか。
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詳細
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1. (運用期間中に発生した不具合件数) ÷ (プログラムの規模)
2. (適正規模の基準を満たすプログラムの数)÷(プログラムの総数)
3. (テスト実施済みの分岐の数)÷(プログラムの総分岐数)
4. (プログラムの推定総エラー数) - (摘出エラー数)
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(適正規模の基準を満たすプログラムの数)÷(プログラムの総数)
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令和4年度 秋期 午前Ⅱ データベーススペシャリスト試験 |
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ドキュメンテーションジェネレーターの説明として、適切なものはどれか。
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詳細
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1. HTML, CSS などのリソースを読み込んで, 画面などに描画又は表示するソフトウェアである。
2. ソースコード中にある, フォーマットに従って記述したコメント文などから, プログラムのドキュメントを生成するソフトウェアである。
3. 動的に Web ページを生成するために, 文書のテンプレートと埋込み入力データを合成して出力するソフトウェアである。
4. 文書構造がマーク付けされたテキストファイルを読み込んで、印刷可能なドキュメントを組版するソフトウェアである。
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ソースコード中にある, フォーマットに従って記述したコメント文などから, プログラムのドキュメントを生成するソフトウェアである。
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