26 |
揚貨装置運転士(令和5年10月) |
|
感電及びその防止に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
|
詳細
|
1. 船倉内で使用する移動式コンベアは、導電性のカバーなどを導線で船体につなぐ接地を行っている場合には、コンベアの充電部分に身体が直接触れても感電の危険はない。
2. 接地線には、できるだけ電気抵抗の大きな電線を使った方が丈夫で安全で ある。
3. 人体は身体内部の電気抵抗が皮膚の電気抵抗よりも大きいため、電気によるやけどの影響は皮膚深部には及ばないが、皮膚表面は極めて大きな傷害を受ける。
4. 感電による危険を電流と時間の積によって評価する場合、一般に、 500ミリアンペア秒が安全限界とされている。
5. 感電による人体への影響の程度は、電流の大きさ、通電時間、電流の種類、体質などの条件により異なる。
|
感電による人体への影響の程度は、電流の大きさ、通電時間、電流の種類、体質などの条件により異なる。
|
27 |
揚貨装置運転士(令和5年10月) |
|
油圧駆動モータに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
|
詳細
|
1. 油圧駆動モータは、高圧の油を動力源に用い、回転運動として動力を得る装置であるが、高圧の油を得るために油圧ポンプなどが必要であり、電動機に比べ大型で重量が大きい。
2. 油圧駆動モータは、一般に、加減速性能が極めて良好で遠隔操作も可能であるが、油漏れが起きやすく、火花禁止の場所では使用できない欠点がある。
3. 油圧駆動モータは作動油の温度変化の影響を受けない構造で、常に一定の効率で駆動することができる。
4. ベーンモータは、ロータに取り付けたベーンとカムリングで構成する各油室に圧油を送ってロータを回転させ、モータ軸に回転運動を与える構造である。
5. ラジアル形プランジャモータは、プランジャが回転軸と同一方向に配列されたもので、プランジャの往復運動により偏心板が回転し、モータ軸に回転 運動を与えるものである。
|
ベーンモータは、ロータに取り付けたベーンとカムリングで構成する各油室に圧油を送ってロータを回転させ、モータ軸に回転運動を与える構造である。
|
28 |
揚貨装置運転士(令和5年10月) |
|
電動機に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
|
詳細
|
1. 三相誘導電動機の回転の向きを変えるには、電源の3線のうち2線を入れ替える。
2. 直流電動機は、交流電動機に比べ、始動回転力は大きいが速度の制御性能が悪い。
3. 直流電動機は、整流子及びブラシの保守が必要である。
4. 巻線形三相誘導電動機では、固定子側を一次側、回転子側を二次側と呼ぶ。
5. 巻線形三相誘導電動機は、起動抵抗器を用いて起動電流を制御しながら起動することができる。
|
直流電動機は、交流電動機に比べ、始動回転力は大きいが速度の制御性能が悪い。
|
29 |
揚貨装置運転士(令和5年10月) |
|
電動機の付属機器に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
|
詳細
|
1. 制御器は、電動機に正転、逆転、停止及び速度制御の指令を与えるものである。
2. 制御器は、電動機の始動、停止、逆転及び速度変更の操作を一つのハンドルで行えるようになっており、制御方式には、直接制御方式、間接制御方式及び半間接制御方式がある。
3. 直接制御器は、主幹制御器の操作レバーにより継電器を働かせて、電動機の回路を開閉する電磁接触器を操作するものである。
4. 間接制御器は、直接制御器に比べ制御器に流れる電流が小さい。
5. サーマルリレーは、過大な電流が流れたときに電磁接触器を開いて電流を断ち、電動機を保護するものである。
|
直接制御器は、主幹制御器の操作レバーにより継電器を働かせて、電動機の回路を開閉する電磁接触器を操作するものである。
|
30 |
揚貨装置運転士(令和5年10月) |
|
内燃機関に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
|
詳細
|
1. ガソリン機関、ディーゼル機関などの内燃機関は一部の小型船の揚貨装置用原動機として使用されている。
2. 内燃機関は、始動回転力(トルク)が小さいため、負荷したままでは始動できない。
3. 内燃機関は、逆転運転が簡単にできないため、摩擦クラッチ及び歯車の切換えにより、起動、停止、正転及び逆転の作動を行う。
4. ディーゼル機関は、常温常圧の空気の中に高温高圧の軽油や重油を噴射して燃焼させる。
5. 4行程式のディーゼル機関は、吸入行程、圧縮行程、爆発行程及び排気行程の順序で作動する。
|
ディーゼル機関は、常温常圧の空気の中に高温高圧の軽油や重油を噴射して燃焼させる。
|
スポンサー
|
31 |
揚貨装置運転士(令和5年10月) |
|
図のようにO点に同一平面上の三つの力P1、P2、P3が作用しているとき、これらの合力に最も近いものは(1)~(5)のうちどれか。
|
詳細
|
1. A
2. B
3. C
4. D
5. E
|
E
|
32 |
揚貨装置運転士(令和5年10月) |
|
図のような天びん棒で荷Wをワイヤロープでつり下げ、つり合うとき、天びん棒を支えるための力Fの値は(1)~(5)のうちどれか。
ただし、重力の加速度は9.8m/s²とし、天びん棒及びワイヤロープの質量は考えないものとする。
|
詳細
|
1. 392N
2. 490N
3. 882N
4. 980N
5. 1960N
|
882N
|
33 |
揚貨装置運転士(令和5年10月) |
|
下記に掲げる物体の体積を求める計算式として、適切なものは次のうちどれか。
ただし、πは円周率とする。
|
詳細
|
1.
2.
3.
4.
5.
|
|
34 |
揚貨装置運転士(令和5年10月) |
|
均質な材料でできた固体の物体(以下、本問において「物体」という。)の重心及び安定に関する次のAからEの記述について、適切でないもののみを全て挙げた組合せは(1)~(5)のうちどれか。
A 直方体の物体の置き方を変える場合、重心の位置が高くなるほど安定性は悪くなる。
B 重心の位置が物体の外部にある物体であっても、置き方を変えると重心の位置が物体の内部に移動する場合がある。
C 複雑な形状の物体の重心は、二つ以上の点になる場合があるが、重心の数が多いほどその物体の安定性は良くなる。
D 直方体の物体の置き方を変える場合、物体の底面積が小さくなるほど安定性は悪くなる。
E 水平面上に置いた直方体の物体を傾けた場合、重心からの鉛直線がその物体の底面を通るときは、その物体は元の位置に戻らないで倒れる。
|
詳細
|
1. A,B,C
2. A,D
3. B,C,D
4. B,C,E
5. C,D,E
|
B,C,E
|
35 |
揚貨装置運転士(令和5年10月) |
|
物体の運動に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
|
詳細
|
1. 外から力が作用しない限り、静止している物体が静止の状態を、また、運動している物体が同一の運動の状態を続けようとする性質を慣性という。
2. 運動の速さと向きを示す量を速度といい、速度の変化の程度を示す量を加速度という。
3. 直線運動をしている物体が一定の加速度で加速し、その速度が10秒間に 10m/sから35m/sになったときの加速度は、2.5m/s²である。
4. 等速直線運動をしている物体の移動した距離をL、その移動に要した時間 をTとすれば、その速さVは、V=L×Tで求められる。
5. 物体が円運動をしているとき、遠心力は向心力(求心力)に対して力の大きさが等しく方向が反対である。
|
等速直線運動をしている物体の移動した距離をL、その移動に要した時間 をTとすれば、その速さVは、V=L×Tで求められる。
|
スポンサー
|
36 |
揚貨装置運転士(令和5年10月) |
|
物体に働く摩擦力に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
|
詳細
|
1. 他の物体に接触し、その接触面に沿う方向の力が作用している物体が静止しているとき、接触面に働いている摩擦力を静止摩擦力という。
2. 水平な床面で静止している物体には、その物体を床面に沿って引っ張るなどして力を加えなければ、静止摩擦力は働かない。
3. 静止摩擦係数をμ、物体の接触面に作用する垂直力をNとすれば、最大静止摩擦力Fは、F=μ/Nで求められる。
4. 円柱状の物体を動かす場合、転がり摩擦力は滑り摩擦力に比べると小さい。
5. 物体に働く運動摩擦力は、最大静止摩擦力より小さい。
|
静止摩擦係数をμ、物体の接触面に作用する垂直力をNとすれば、最大静止摩擦力Fは、F=μ/Nで求められる。
|
37 |
揚貨装置運転士(令和5年10月) |
|
軟鋼の材料の強さ、応力などに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
|
詳細
|
1. 材料に荷重をかけると、材料の内部にはその荷重に抵抗し、つり合いを保とうとする外力が生じる。
2. 繰返し荷重が作用するとき、比較的小さな荷重であっても材料が破壊することがあるが、このような現象を材料の疲れによる破壊(疲労破壊)という。
3. 引張試験において、材料の試験片を材料試験機に取り付けて静かに引張荷重をかけると、加えられた荷重に応じて試験片に変形が生じるが、荷重の大きさが「荷重-伸び線図」における比例限度以内であれば、荷重を取り除くと、試験片は荷重が作用する前の形状に戻る。
4. 材料に荷重が作用し変形するとき、荷重が作用する前(原形)の量に対する変形量の割合をひずみという。
5. 引張応力は、材料に作用する引張荷重を材料の断面積で割って求める。
|
材料に荷重をかけると、材料の内部にはその荷重に抵抗し、つり合いを保とうとする外力が生じる。
|
38 |
揚貨装置運転士(令和5年10月) |
|
図AからCのとおり、同一形状で質量が異なる3つの荷を、それぞれ同じ長さの2本の玉掛け用ワイヤロープを用いて、それぞれ異なるつり角度でつり上げるとき、これらの荷を、1本のワイヤロープにかかる張力の値が小さい順に並べたものは(1)~(5)のうちどれか。
ただし、いずれも荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
|
詳細
|
1. A B C
2. A C B
3. B A C
4. B C A
5. C A B
|
A C B
|
39 |
揚貨装置運転士(令和5年10月) |
|
荷重に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
|
詳細
|
1. シーブを通るカーゴワイヤロープには、引張荷重と曲げ荷重がかかる。
2. 荷を巻き下げているときに急制動すると、玉掛け用ワイヤロープには衝撃荷重がかかる。
3. カーゴフックには、引張荷重と曲げ荷重がかかる。
4. 静荷重は、大きさと向きが変わらない荷重である。
5. 走行式橋形クレーン型式の揚貨装置のガーダ(桁)には、主に、引張荷重がかかる。
|
走行式橋形クレーン型式の揚貨装置のガーダ(桁)には、主に、引張荷重がかかる。
|
40 |
揚貨装置運転士(令和5年10月) |
|
図のような滑車を用いて、質量Wの荷をつり上げるとき、荷を支えるために必要な力Fを求める式がそれぞれの図の下部に記載してあるが、これらの力Fを求める式として、誤っているものは(1)~(5)のうちどれか。
ただし、gは重力の加速度とし、滑車及びワイヤロープの質量並びに摩擦は考えないものとする。
|
詳細
|
1.
2.
3.
4.
5.
|
|
スポンサー
|