第一種衛生管理者(令和5年4月) | 解答一覧


No. 問題集 詳細No. 内容 操作
26 第一種衛生管理者(令和5年4月) 労働基準法における労働時間等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 詳細

1. 1日8時間を超えて労働させることができるのは、時間外労働の協定を締結し、これを所轄労働基準監督署長に届け出た場合に限られている。

2. 労働時間が8時間を超える場合においては、少なくとも45分の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。

3. 機密の事務を取り扱う労働者に対する労働時間に関する規定の適用の除外については、所轄労働基準監督署長の許可を受けなければならない。

4. フレックスタイム制の清算期間は、3か月以内の期間に限られる。

5. 満20歳未満の者については、時間外・休日労働をさせることはできない。

フレックスタイム制の清算期間は、3か月以内の期間に限られる。

27 第一種衛生管理者(令和5年4月) 週所定労働時間が25時間、週所定労働日数が4日である労働者であって、雇入れの日から起算して4年6か月継続勤務したものに対して、その後1年間に新たに与えなければならない年次有給休暇日数として、法令上、正しいものは次のうちどれか。
ただし、その労働者はその直前の1年間に全労働日の8割以上出勤したものとする。
詳細

1. 9日

2. 10日

3. 11日

4. 12日

5. 13日

12日

28 第一種衛生管理者(令和5年4月) 厚生労働省の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」に基づくメンタルヘルス対策に関する次のAからDの記述について、誤っているものの組合せはどれか。

A  メンタルヘルスケアを中長期的視点に立って継続的かつ計画的に行うため策定する「心の健康づくり計画」は、各事業場における労働安全衛生に関する計画の中に位置付けることが望ましい。
B  「心の健康づくり計画」の策定に当たっては、プライバシー保護の観点から、衛生委員会や安全衛生委員会での調査審議は避ける。
C  「セルフケア」、「家族によるケア」、「ラインによるケア」及び「事業場外資源によるケア」の四つのケアを効果的に推進する。
D  「セルフケア」とは、労働者自身がストレスや心の健康について理解し、自らのストレスを予防、軽減する、又はこれに対処することである。
詳細

1. A、B

2. A、C

3. A、D

4. B、C

5. C、D

B、C

29 第一種衛生管理者(令和5年4月) 厚生労働省の「職場における受動喫煙防止のためのガイドライン」において、「喫煙専用室」を設置する場合に満たすべき事項として定められていないものは、次のうちどれか。 詳細

1. 喫煙専用室の出入口において、室外から室内に流入する空気の気流が、 0.2m/s以上であること。

2. 喫煙専用室の出入口における室外から室内に流入する空気の気流について、 6か月以内ごとに1回、定期に測定すること。

3. 喫煙専用室のたばこの煙が室内から室外に流出しないよう、喫煙専用室は、壁、天井等によって区画されていること。

4. 喫煙専用室のたばこの煙が屋外又は外部の場所に排気されていること。

5. 喫煙専用室の出入口の見やすい箇所に必要事項を記載した標識を掲示すること。

喫煙専用室の出入口における室外から室内に流入する空気の気流について、 6か月以内ごとに1回、定期に測定すること。

30 第一種衛生管理者(令和5年4月) 労働衛生管理に用いられる統計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのばらつきの程度は、平均値及び中央値によって表される。

2. 集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。

3. 健康管理統計において、ある時点での集団に関するデータを静態データといい、「有所見率」は静態データの一つである。

4. ある事象と健康事象との間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められたとしても、それらの間に因果関係があるとは限らない。

5. 健康診断において、対象人数、受診者数などのデータを計数データといい、身長、体重などのデータを計量データという。

生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのばらつきの程度は、平均値及び中央値によって表される。


スポンサー

31 第一種衛生管理者(令和5年4月) 脳血管障害及び虚血性心疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 出血性の脳血管障害は、脳表面のくも膜下腔(くう)に出血するくも膜下出血、脳実質内に出血する脳出血などに分類される。

2. 虚血性の脳血管障害である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳塞栓症と、心臓や動脈壁の血栓が剥がれて脳血管を閉塞する脳血栓症に分類される。

3. 高血圧性脳症は、急激な血圧上昇が誘因となって、脳が腫脹(ちょう)する病気で、頭痛、悪心、嘔(おう)吐、意識障害、視力障害、けいれんなどの症状がみられる。

4. 虚血性心疾患は、心筋の一部分に可逆的な虚血が起こる狭心症と、不可逆的な心筋壊(え)死が起こる心筋梗塞とに大別される。

5. 運動負荷心電図検査は、虚血性心疾患の発見に有用である。

虚血性の脳血管障害である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳塞栓症と、心臓や動脈壁の血栓が剥がれて脳血管を閉塞する脳血栓症に分類される。

32 第一種衛生管理者(令和5年4月) 食中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 黄色ブドウ球菌による食中毒は、食品に付着した菌が食品中で増殖した際に生じる毒素により発症する。

2. サルモネラ菌による食中毒は、鶏卵が原因となることがある。

3. 腸炎ビブリオ菌は、熱に強い。

4. ボツリヌス菌は、缶詰、真空パック食品など酸素のない食品中で増殖して毒性の強い神経毒を産生し、筋肉の麻痺ひ症状を起こす。

5. ノロウイルスの失活化には、煮沸消毒又は塩素系の消毒剤が効果的である。

腸炎ビブリオ菌は、熱に強い。

33 第一種衛生管理者(令和5年4月) 感染症に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 人間の抵抗力が低下した場合は、通常、多くの人には影響を及ぼさない病原体が病気を発症させることがあり、これを日和見感染という。

2. 感染が成立しているが、症状が現れない状態が継続することを不顕性感染という。

3. 感染が成立し、症状が現れるまでの人をキャリアといい、感染したことに気付かずに病原体をばらまく感染源になることがある。

4. 感染源の人が咳(せき)やくしゃみをして、唾液などに混じった病原体が飛散することにより感染することを空気感染といい、インフルエンザや普通感冒の代表的な感染経路である。

5. インフルエンザウイルスにはA型、B型及びC型の三つの型があるが、流行の原因となるのは、主として、A型及びB型である。

感染源の人が咳(せき)やくしゃみをして、唾液などに混じった病原体が飛散することにより感染することを空気感染といい、インフルエンザや普通感冒の代表的な感染経路である。

34 第一種衛生管理者(令和5年4月) 厚生労働省の「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」に基づく健康保持増進対策に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。 詳細

1. 健康保持増進対策の推進に当たっては、事業者が労働者等の意見を聴きつつ事業場の実態に即した取組を行うため、労使、産業医、衛生管理者等で構成される衛生委員会等を活用する。

2. 健康測定の結果に基づき行う健康指導には、運動指導、メンタルヘルスケア、栄養指導、口腔(くう)保健指導、保健指導が含まれる。

3. 健康保持増進措置は、主に生活習慣上の課題を有する労働者の健康状態の改善を目指すために個々の労働者に対して実施するものと、事業場全体の健康状態の改善や健康増進に係る取組の活性化等、生活習慣上の課題の有無に関わらず労働者を集団として捉えて実施するものがある。

4. 健康保持増進に関する課題の把握や目標の設定等においては、労働者の健康状態等を客観的に把握できる数値を活用することが望ましい。

5. 健康測定とは、健康指導を行うために実施される調査、測定等のことをいい、疾病の早期発見に重点をおいた健康診断の各項目の結果を健康測定に活用することはできない。

健康測定とは、健康指導を行うために実施される調査、測定等のことをいい、疾病の早期発見に重点をおいた健康診断の各項目の結果を健康測定に活用することはできない。

35 第一種衛生管理者(令和5年4月) 呼吸に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 詳細

1. 呼吸は、胸膜が運動することで胸腔(くう)内の圧力を変化させ、肺を受動的に伸縮させることにより行われる。

2. 肺胞内の空気と肺胞を取り巻く毛細血管中の血液との間で行われるガス交換は、内呼吸である。

3. 成人の呼吸数は、通常、1分間に16~20回であるが、食事、入浴、発熱などによって増加する。

4. チェーンストークス呼吸とは、肺機能の低下により呼吸数が増加した状態をいい、喫煙が原因となることが多い。

5. 身体活動時には、血液中の窒素分圧の上昇により呼吸中枢が刺激され、1 回換気量及び呼吸数が増加する。

成人の呼吸数は、通常、1分間に16~20回であるが、食事、入浴、発熱などによって増加する。


スポンサー

36 第一種衛生管理者(令和5年4月) 心臓及び血液循環に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 心臓は、自律神経の中枢で発生した刺激が刺激伝導系を介して心筋に伝わることにより、規則正しく収縮と拡張を繰り返す。

2. 肺循環により左心房に戻ってきた血液は、左心室を経て大動脈に入る。

3. 大動脈を流れる血液は動脈血であるが、肺動脈を流れる血液は静脈血である。

4. 心臓の拍動による動脈圧の変動を末梢(しょう)の動脈で触知したものを脈拍といい、一般に、手首の橈(とう)骨動脈で触知する。

5. 心臓自体は、大動脈の起始部から出る冠動脈によって酸素や栄養分の供給を受けている。

心臓は、自律神経の中枢で発生した刺激が刺激伝導系を介して心筋に伝わることにより、規則正しく収縮と拡張を繰り返す。

37 第一種衛生管理者(令和5年4月) 下の図は、脳などの正中縦断面であるが、図中に示すAからEの部位に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
詳細

1. Aは、大脳皮質の前頭葉で、運動機能中枢、運動性言語中枢及び精神機能中枢がある。

2. Bは、小脳で、体の平衡を保つ中枢がある。

3. Cは、大脳皮質の後頭葉で、視覚中枢がある。

4. Dは、延髄で、呼吸運動、循環器官・消化器官の働きなど、生命維持に重要な機能の中枢がある。

5. Eは、間脳の視床下部で、自律神経系の中枢がある。

Bは、小脳で、体の平衡を保つ中枢がある。

38 第一種衛生管理者(令和5年4月) 摂取した食物中の炭水化物(糖質)、脂質及び蛋(たん)白質を分解する消化酵素の組合せとして、正しいものは次のうちどれか。 詳細

1. 炭水化物(糖質):マルターゼ  脂質:リパーゼ  蛋(たん)白質:トリプシン

2. 炭水化物(糖質):トリプシン  脂質:アミラーゼ  蛋(たん)白質:ペプシン

3. 炭水化物(糖質):ペプシン  脂質:マルターゼ  蛋(たん)白質:トリプシン

4. 炭水化物(糖質):ペプシン  脂質:リパーゼ  蛋(たん)白質:マルターゼ

5. 炭水化物(糖質):アミラーゼ  脂質:トリプシン  蛋(たん)白質:リパーゼ

炭水化物(糖質):マルターゼ  脂質:リパーゼ  蛋(たん)白質:トリプシン

39 第一種衛生管理者(令和5年4月) 腎臓・泌尿器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 糸球体では、血液中の蛋(たん)白質以外の血漿(しょう)成分がボウマン嚢(のう)に濾(こ)し出され、原尿が生成される。

2. 尿細管では、原尿に含まれる大部分の水分、電解質、栄養分などが血液中に再吸収される。

3. 尿の生成・排出により、体内の水分の量やナトリウムなどの電解質の濃度を調節するとともに、生命活動によって生じた不要な物質を排出する。

4. 尿の約95%は水分で、約5%が固形物であるが、その成分は全身の健康状態をよく反映するので、尿検査は健康診断などで広く行われている。

5. 血液中の尿素窒素(BUN)の値が低くなる場合は、腎臓の機能の低下が考えられる。

血液中の尿素窒素(BUN)の値が低くなる場合は、腎臓の機能の低下が考えられる。

40 第一種衛生管理者(令和5年4月) 血液に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 血液は、血漿(しょう)と有形成分から成り、有形成分は赤血球、白血球及び血小板から成る。

2. 血漿(しょう)中の蛋(たん)白質のうち、グロブリンは血液浸透圧の維持に関与し、アルブミンは免疫物質の抗体を含む。

3. 血液中に占める血球(主に赤血球)の容積の割合をヘマトクリットといい、男性で約45%、女性で約40%である。

4. 血液の凝固は、血漿(しょう)中のフィブリノーゲンがフィブリンに変化し、赤血球などが絡みついて固まる現象である。

5. ABO式血液型は、赤血球の血液型分類の一つで、A型の血清は抗B抗体を持つ。

血漿(しょう)中の蛋(たん)白質のうち、グロブリンは血液浸透圧の維持に関与し、アルブミンは免疫物質の抗体を含む。


スポンサー

41 第一種衛生管理者(令和5年4月) 感覚又は感覚器に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 眼軸が短過ぎるために、平行光線が網膜の後方で像を結ぶものを遠視という。

2. 嗅覚と味覚は化学感覚ともいわれ、物質の化学的性質を認知する感覚である。

3. 温度感覚は、皮膚のほか口腔(くう)などの粘膜にも存在し、一般に温覚の方が冷覚よりも鋭敏である。

4. 深部感覚は、筋肉や腱にある受容器から得られる身体各部の位置、運動などを認識する感覚である。

5. 中耳にある鼓室は、耳管によって咽頭に通じており、その内圧は外気圧と等しく保たれている。

温度感覚は、皮膚のほか口腔(くう)などの粘膜にも存在し、一般に温覚の方が冷覚よりも鋭敏である。

42 第一種衛生管理者(令和5年4月) 免疫に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 抗原とは、免疫に関係する細胞によって異物として認識される物質のことである。

2. 抗原となる物質には、蛋(たん)白質、糖質などがある。

3. 抗原に対する免疫が、逆に、人体の組織や細胞に傷害を与えてしまうことをアレルギーといい、主なアレルギー性疾患としては、気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎などがある。

4. 免疫の機能が失われたり低下したりすることを免疫不全といい、免疫不全になると、感染症にかかりやすくなったり、がんに罹(り)患しやすくなったりする。

5. 免疫には、リンパ球が産生する抗体によって病原体を攻撃する細胞性免疫と、リンパ球などが直接に病原体などを取り込んで排除する体液性免疫の二つがある。

免疫には、リンパ球が産生する抗体によって病原体を攻撃する細胞性免疫と、リンパ球などが直接に病原体などを取り込んで排除する体液性免疫の二つがある。

43 第一種衛生管理者(令和5年4月) 筋肉に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 詳細

1. 横紋筋は、骨に付着して身体の運動の原動力となる筋肉で意志によって動かすことができるが、平滑筋は、心筋などの内臓に存在する筋肉で意志によって動かすことができない。

2. 筋肉は神経からの刺激によって収縮するが、神経より疲労しにくい。

3. 荷物を持ち上げたり、屈伸運動を行うときは、筋肉が長さを変えずに外力に抵抗して筋力を発生させる等尺性収縮が生じている。

4. 強い力を必要とする運動を続けていると、筋肉を構成する個々の筋線維の太さは変わらないが、その数が増えることによって筋肉が太くなり筋力が増強する。

5. 筋肉自体が収縮して出す最大筋力は、筋肉の断面積1cm²当たりの平均値をとると、性差、年齢差がほとんどない。

筋肉自体が収縮して出す最大筋力は、筋肉の断面積1cm²当たりの平均値をとると、性差、年齢差がほとんどない。

44 第一種衛生管理者(令和5年4月) 睡眠に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 入眠の直後にはノンレム睡眠が生じ、これが不十分な時には、日中に眠気を催しやすい。

2. 副交感神経系は、身体の機能を回復に向けて働く神経系で、休息や睡眠状態で活動が高まり、心拍数を減少し、消化管の運動を亢(こう)進する。

3. 睡眠と覚醒のリズムは、体内時計により約1日の周期に調節されており、体内時計の周期を外界の24時間周期に適切に同調させることができないために生じる睡眠の障害を、概日リズム睡眠障害という。

4. 睡眠と食事は深く関係しているため、就寝直前の過食は、肥満のほか不眠を招くことになる。

5. 脳下垂体から分泌されるセクレチンは、夜間に分泌が上昇するホルモンで、睡眠と覚醒のリズムの調節に関与している。

脳下垂体から分泌されるセクレチンは、夜間に分泌が上昇するホルモンで、睡眠と覚醒のリズムの調節に関与している。


学習時間記録ツール

Google Play で手に入れよう

スポンサー