51 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
Aさん(59歳、女性)は 裂孔原性網膜剝離(rhegmatogenous retinal detachment)と診断され、硝子体手術の際に硝子体腔中にガス注入を受けた。
手術直後、病室での体位で適切なのはどれか。
|
詳細
|
1. 坐位
2. 腹臥位
3. 仰臥位
4. 側臥位
|
|
52 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
散瞳薬を用いて眼底検査を受ける成人患者への対応で適切なのはどれか。
|
詳細
|
1. 検査中は室内を明るくする。
2. 散瞳薬の点眼は検査直前に行う。
3. 検査前に 緑内障(glaucoma)の有無を確認する。
4. 検査後1時間で自動車の運転が可能になると説明する。
|
検査前に 緑内障(glaucoma)の有無を確認する。
|
53 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
関節リウマチ(rheumatoid arthritis)で長期にわたりメトトレキサートを服用している患者の副作用〈有害事象〉で適切なのはどれか。
|
詳細
|
1. 便秘
2. 不整脈
3. 聴力障害
4. 間質性肺炎(interstitial pneumonia)
|
間質性肺炎(interstitial pneumonia)
|
54 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
平成28年(2016年)の国民生活基礎調査で、要介護者等との続柄別にみた主な介護者の構成割合のうち、「同居の家族」が占める割合に最も近いのはどれか。
|
詳細
|
1. 20%
2. 40%
3. 60%
4. 80%
|
60%
|
55 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
老化によって減少または低下するのはどれか。
|
詳細
|
1. 重心の動揺
2. 糸球体の数
3. 嗅覚の閾値
4. 前立腺の重量
|
糸球体の数
|
スポンサー
|
56 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
高齢者に対するエイジズムの説明で適切なのはどれか。
|
詳細
|
1. 年齢にとらわれないこと
2. 加齢に伴う心身機能の変化
3. 高齢という理由で不当な扱いをすること
4. 老化に関連した遺伝子によって引き起こされる現象
|
高齢という理由で不当な扱いをすること
|
57 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
Aさん(90歳、女性)は、 認知症(dementia)で要介護3 。デイサービスの送迎の際に、同居している娘から「食事は家族と同じものを食べていたのですが、昨日から下痢が続いています。発熱はなく、元気はあります」と看護師に話があった。デイサービスでは午前中に不消化便が1回あり、おむつ交換の際に、肛門周囲の発赤がみられた。
Aさんへの対応で適切なのはどれか。
|
詳細
|
1. 腹部マッサージを行う。
2. 経口補水液の摂取を促す。
3. 食物繊維を多く含む食事にする。
4. 石けんを使って肛門周囲を洗う。
|
経口補水液の摂取を促す。
|
58 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
乳児の安静時におけるバイタルサインで基準値から逸脱しているのはどれか。
|
詳細
|
1. 体温 37.0℃
2. 呼吸数 35/分
3. 心拍数 60/分
4. 血圧 88/60mmHg
|
心拍数 60/分
|
59 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
平成28年度(2016年度)の福祉行政報告例における児童虐待で正しいのはどれか。
|
詳細
|
1. 主たる虐待者は実父が最も多い。
2. 性的虐待件数は身体的虐待件数より多い。
3. 児童虐待相談件数は5年間横ばいである。
4. 心理的虐待件数は5 年前に比べて増加している。
|
心理的虐待件数は5 年前に比べて増加している。
|
60 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
Aちゃん(5歳、女児)は、 インフルエンザ脳症(influenza encephalopathy)の終末期である。Aちゃんに意識はなく、付き添っている母親は「私がもっと早く病院に連れて来ればこんなことにならなかったのに」と病室で泣いている。
Aちゃんの母親への対応で適切なのはどれか。
|
詳細
|
1. 母親に受診が遅くなった状況を聞く。
2. 母親がAちゃんに対してできるケアを提案する。
3. 病気で亡くなった子どもの親の会を母親に紹介する。
4. 母親が泣いている間はAちゃんの病室に居ることができないと母親に説明する。
|
母親がAちゃんに対してできるケアを提案する。
|
スポンサー
|
61 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
平成28年(2016年)の人口動態統計における日本の出生で正しいのはどれか。
|
詳細
|
1. 出生数は過去10年で最低である。
2. 出生数は100万人を上回っている。
3. 合計特殊出生率は過去10年で最低である。
4. 第1子出生時の母の平均年齢は30歳未満である。
|
出生数は過去10年で最低である。
|
62 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
エストロゲン低下によって更年期の女性に起こるのはどれか。
|
詳細
|
1. 骨量の低下
2. 内臓脂肪の減少
3. 脳血流量の増加
4. HDLコレステロールの上昇
|
骨量の低下
|
63 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
順調に分娩が進行している産婦から「腟から水っぽいものが流れ、下着が濡れた」と看護師に訴えがあった。流出したものを確認すると、量は少量で、羊水特有の臭いを認めた。
その時の産婦への対応で優先されるのはどれか。
|
詳細
|
1. 更衣を促す。
2. 体温を測定する。
3. 食事摂取を勧める。
4. 胎児心拍数を確認する。
|
胎児心拍数を確認する。
|
64 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
新生児の反応の図を示す。
Moro〈モロー〉反射はどれか。
|
詳細
|
1.
2.
3.
4.
|
|
65 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
飲酒したい欲求を抑圧した人が、酩酊状態の人の行動を必要以上に非難する防衛機制はどれか。
|
詳細
|
1. 昇華
2. 転換
3. 合理化
4. 反動形成
|
反動形成
|
スポンサー
|
66 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
アギュララ, D. C.(Aguilera, D.C.)が提唱した危機〈クライシス〉を回避する要因で正しいのはどれか。
|
詳細
|
1. 情緒的サポート
2. 適切な対処機制
3. 問題志向のコーピング
4. ソーシャルインクルージョン
|
適切な対処機制
|
67 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
精神障害の三次予防の内容で適切なのはどれか。
|
詳細
|
1. うつ病(depression)患者の復職支援
2. 住民同士のつながりの強化
3. 精神保健に関する問題の早期発見
4. ストレス関連障害の発症予防に関する知識の提供
|
うつ病(depression)患者の復職支援
|
68 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
成人期早期に、見捨てられることに対する激しい不安、物質乱用や過食などの衝動性、反復する自傷行為、慢性的な空虚感、不適切で激しい怒りがみられ、社会的、職業的に不適応を生じるのはどれか。
|
詳細
|
1. 回避性人格〈パーソナリティ〉障害(avoidant personality disorder)
2. 境界性人格〈パーソナリティ〉障害(borderline personality disorder)
3. 妄想性人格〈パーソナリティ〉障害(paranoid personality disorder)
4. 反社会性人格〈パーソナリティ〉障害(antisocial personality disorder)
|
境界性人格〈パーソナリティ〉障害(borderline personality disorder)
|
69 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
医療保護入院で正しいのはどれか。
|
詳細
|
1. 入院の期間は72時間に限られる。
2. 患者の家族等の同意で入院させることができる。
3. 2人以上の精神保健指定医による診察の結果で入院となる。
4. 精神障害のために他人に害を及ぼすおそれが明らかな者が対象である。
|
患者の家族等の同意で入院させることができる。
|
70 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
Aさん(55歳、男性)は、妻と2人暮らし。建築士として主にデスクワークの仕事を行っていた。 脊髄損傷(spinal cord injury)のため下半身の不完全麻痺となり、リハビリテーション専門の病院へ転院した。電動車椅子を用いて室内の動作は自立できるようになった。退院調整部門の看護師との面接でAさんから「元の職場に戻りたい」と話があった。
Aさんの自己決定を支援する看護師の助言で適切なのはどれか。
|
詳細
|
1. 「元の職場の仕事を在宅勤務に変更しましょう」
2. 「デスクワークなので職場復帰は可能と思います」
3. 「職場復帰にあたりA さんが課題と思うことを整理しましょう」
4. 「元の職場にこだわらずA さんの障害にあった職場を探しましょう」
|
「職場復帰にあたりA さんが課題と思うことを整理しましょう」
|
スポンサー
|
71 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
訪問看護事業所で正しいのはどれか。
|
詳細
|
1. 24時間対応が義務付けられている。
2. 自宅以外への訪問看護は認められない。
3. 特定非営利活動法人〈NPO〉は事業所を開設できる。
4. 従事する看護師は臨床経験3年以上と定められている。
|
特定非営利活動法人〈NPO〉は事業所を開設できる。
|
72 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
Aさん(78歳、男性)は、妻(75歳)と2人暮らし。 脳梗塞(cerebral infarction)の既往がある。妻から「最近、夫は食事をむせずに食べることができるが、口の中に食べ物が残っていることが多い。夫の食事について助言が欲しい」と訪問看護師に相談があった。
妻への訪問看護師の助言で適切なのはどれか。
|
詳細
|
1. 「食事にとろみをつけましょう」
2. 「自助具を使って食事をしましょう」
3. 「口に入れる1 回量を少なくしましょう」
4. 「食事前に舌の動きを促す運動をしましょう」
|
「食事前に舌の動きを促す運動をしましょう」
|
73 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
皮下埋込みポートを用いた在宅中心静脈栄養法〈HPN〉で適切なのはどれか。
|
詳細
|
1. 抜針して入浴することができる。
2. 24時間持続する注入には適さない。
3. 同居の家族がいることが必須条件である。
4. 外出時に輸液ポンプを使うことはできない。
|
抜針して入浴することができる。
|
74 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
与薬の事故防止に取り組んでいる病院の医療安全管理者が行う対策で適切なのはどれか。
|
詳細
|
1. 与薬の業務プロセスを見直す。
2. 医師に口頭での与薬指示を依頼する。
3. 病棟ごとに与薬マニュアルを作成する。
4. インシデントを起こした職員の研修会を企画する。
|
与薬の業務プロセスを見直す。
|
75 |
看護師国家試験(第109回)(午後) |
|
Aさん(55歳、女性)は、1人暮らし。Aさんには視覚障害があり、光と輪郭がぼんやりわかる程度である。食事の準備や室内の移動は自立している。震度6の地震が発生した。Aさんは、避難所に指定されたバリアフリーの公民館に近所のBさんと避難した。公民館には複数の部屋がある。避難所の開設初日に医療救護班として看護師が派遣された。
避難所生活を開始するAさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。
|
詳細
|
1. BさんをAさんの介助者とする。
2. Aさんの肩に触れてから声をかける。
3. Aさんにはトイレに近い部屋を割りあてる。
4. 移動するときはAさんの手を引っ張って誘導する。
|
Aさんにはトイレに近い部屋を割りあてる。
|
スポンサー
|