51 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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EVMで管理しているプロジェクトがある。図は,プロジェクトの開始から完了予定までの期間の半分が経過した時点での状況である。コスト効率,スケジュール効率がこのままで推移すると仮定した場合の見通しのうち,適切なものはどれか。
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詳細
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1. 計画に比べてコストは多くなり,プロジェクトの完了は遅くなる。
2. 計画に比べてコストは多くなり,プロジェクトの完了は早くなる。
3. 計画に比べてコストは少なくなり,プロジェクトの完了は遅くなる。
4. 計画に比べてコストは少なくなり,プロジェクトの完了は早くなる。
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計画に比べてコストは多くなり,プロジェクトの完了は遅くなる。
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52 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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図のアローダイアグラムで表されるプロジェクトがある。結合点5の最早結合点時刻はプロジェクト開始から第何日か。ここで,プロジェクトの開始日は0日目とする。
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詳細
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1. 4
2. 5
3. 6
4. 7
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7
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53 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によれば,プロセス"リスクの管理"の目的はどれか。
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詳細
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1. 特定したリスクに適切な処置を行うためにリスクを測定して,その優先順位を定める。
2. 発生した場合に,プロジェクトの目標にプラス又はマイナスの影響を与えることがある潜在的リスク事象及びその特性を決定する。
3. プロジェクトの目標への機会を高めて脅威を軽減するために,選択肢を作成して対策を決定する。
4. リスクへの対応を実行するかどうか及びそれが期待する効果を上げられるかどうかを明らかにし,プロジェクトの混乱を最小限にする。
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リスクへの対応を実行するかどうか及びそれが期待する効果を上げられるかどうかを明らかにし,プロジェクトの混乱を最小限にする。
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54 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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工場の生産能力を増強する方法として,新規システムを開発する案と既存システムを改修する案とを検討している。次の条件で,期待金額価値の高い案を採用するとき,採用すべき案と期待金額価値との組合せのうち,適切なものはどれか。ここで,期待金額価値は,収入と投資額との差で求める。
〔条件〕
・新規システムを開発する場合の投資額は100億円であって,既存システムを改修する場合の投資額は50億円である。
・需要が拡大する確率は70%であって,需要が縮小する確率は30%である。
・新規システムを開発した場合、需要が拡大したときは180億円の収入が見込まれ,需要が縮小したときは50億円の収入が見込まれる。
・既存システムを改修した場合,需要が拡大したときは120億円の収入が見込まれ,需要が縮小したときは40億円の収入が見込まれる。
・他の条件は考慮しない。
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詳細
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1.
2.
3.
4.
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55 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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SaaS(Software as a Service)による新規サービスを提供するに当たって,顧客への課金方式を検討している。課金方式①~④のうち,想定利用状況に基づいて最も高い利益が得られる課金方式を採用したときの,年間利益は何万円か。ここで,新規サービスの課金は月ごとに行い,各月の想定利用状況は同じとする。また,新規サービスの運用に掛かる費用は1,050万円/年とする。
〔課金方式〕
①月間のサービス利用時間による従量課金 4,000円/時間
②月間のトランザクション件数による従量課金 700円/件
③月末時点のディスク割当て量による従量課金 300円/GB
④月末時点の利用者ID数による従量課金 1,600円/ID
〔想定利用状況〕
・サービス利用時間 250時間/月
・トランザクション件数 1,500件/月
・月末時点のディスク割当て量 3,300GB
・月末時点の利用者ID数 650ID
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詳細
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1. 150
2. 198
3. 210
4. 260
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210
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56 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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サービスマネジメントにおけるサービスレベル管理プロセスの活動はどれか。
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詳細
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1. 現在の資源の調整と最適化とを行い,将来の資源要件に関する予測を記載した計画を作成する。
2. サービスの提供に必要な予算に応じて,適切な資金を確保する。
3. 災害や障害などで事業が中断しても,要求されたサービス機能を合意された期間内に確実に復旧できるように,事業影響度の評価や復旧優先順位を明確にする。
4. 提供するサービス及びサービスレベル目標を決定し,サービス提供者が顧客との間で合意文書を交わす。
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提供するサービス及びサービスレベル目標を決定し,サービス提供者が顧客との間で合意文書を交わす。
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57 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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温室効果ガスの排出量の算定基準であるGHGプロトコルでは,事業者の事業活動によって直接的又は間接的に排出される温室効果ガスについて,スコープを三つに分けている。事業者X社がデータセンター事業者であるときの,スコープ1の例として,適切なものはどれか。
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詳細
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1. X社が自社で管理するIT機器を使用するために購入した電力の,発電に伴う温室効果ガス
2. X社が自社で管理するIT機器を廃棄処分するときに,産業廃棄物処理事業者が排出する温室効果ガス
3. X社が自社で管理する発電装置を稼働させることによって発生する温室効果ガス
4. X社が提供するハウジングサービスを利用する企業が自社で管理するIT機器を使用するために購入した電力の,発電に伴う温室効果ガス
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X社が自社で管理する発電装置を稼働させることによって発生する温室効果ガス
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58 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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システム監査基準(令和5年)が規定している監査調書の説明として,最も適切なものはどれか。
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詳細
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1. 監査の結論に至った過程を明らかにし,監査の結論を支える合理的な根拠とするための記録
2. 監査の目的に応じた適切な形式によって作成し,監査依頼者に提出する,監査の概要と監査の結論を記載した要約版の報告書
3. システム監査対象ごとに,具体的な監査スケジュールを定めた詳細計画
4. システム監査の中長期における方針等を明らかにすることを目的として作成する文書
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監査の結論に至った過程を明らかにし,監査の結論を支える合理的な根拠とするための記録
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59 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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システム監査基準(令和5年)によれば,システム監査において,監査人が一定の基準に基づいて総合的に点検評価を行う対象とするものは,情報システムのマネジメント,コントロールと,あと一つはどれか。
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詳細
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1. ガバナンス
2. コンプライアンス
3. サイバーレジリエンス
4. モニタリング
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ガバナンス
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60 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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情報システムに対する統制をITに係る全般統制とITに係る業務処理統制に分けたとき,ITに係る業務処理統制に該当するものはどれか。
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詳細
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1. サーバ室への入退室を制限・記録するための入退室管理システム
2. システム開発業務を適切に委託するために定めた選定手続
3. 販売管理システムにおける入力データの正当性チェック機能
4. 不正アクセスを防止するためのファイアウォールの運用管理
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販売管理システムにおける入力データの正当性チェック機能
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61 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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エンタープライズアーキテクチャの参照モデルのうち,BRM(Business Reference Model)として提供されるものはどれか。
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詳細
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1. アプリケーションサービスを機能的な観点から分類体系化したサービスコンポーネント
2. サービスコンポーネントを実際に活用するためのプラットフォームやテクノロジの標準仕様
3. 参照モデルの中で最も業務に近い階層として提供される,業務分類に従った業務体系及びシステム体系と各種業務モデル
4. 組織間で共有される可能性の高い情報について,名称,定義及び各種属性を総体的に記述したモデル
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参照モデルの中で最も業務に近い階層として提供される,業務分類に従った業務体系及びシステム体系と各種業務モデル
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62 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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"デジタルガバナンス・コード2.0"の説明として,適切なものはどれか。
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詳細
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1. 企業の自主的なDX推進を促すために,デジタル技術による社会変革を踏まえた経営ビジョン策定など経営者に求められる対応を,経済産業省がまとめたもの
2. 教育委員会に対して,教育情報セキュリティポリシーの基本理念や情報セキュリティ対策基準の記述例を,文部科学省がまとめたもの
3. 全国どこでも誰もが便利で快適に暮らせる社会を目指し,自治体が重点的に取組むべき事項を,総務省がまとめたもの
4. デジタル社会形成のために政府が迅速かつ重点的に実施すべき施策などを,デジタル庁がまとめたもの
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企業の自主的なDX推進を促すために,デジタル技術による社会変革を踏まえた経営ビジョン策定など経営者に求められる対応を,経済産業省がまとめたもの
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63 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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SOAの説明はどれか。
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詳細
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1. 会計,人事,製造,購買,在庫管理,販売などの企業の業務プロセスを一元管理することによって,業務の効率化や経営資源の全体最適を図る手法
2. 企業の業務プロセス,システム化要求などのニーズと,ソフトウェアパッケージの機能性がどれだけ適合し,どれだけかい離しているかを分析する手法
3. 業務プロセスの問題点を洗い出して,目標設定,実行,チェック,修正行動のマネジメントサイクルを適用し,継続的な改善を図る手法
4. 利用者の視点から各業務システムの機能を幾つかの独立した部品に分けることによって,業務プロセスとの対応付けや他のソフトウェアとの連携を容易にする手法
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利用者の視点から各業務システムの機能を幾つかの独立した部品に分けることによって,業務プロセスとの対応付けや他のソフトウェアとの連携を容易にする手法
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64 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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IT投資案件において,投資効果をPBP(Pay Back Period)で評価する。投資額が500のとき,期待できるキャッシュインの四つのシナリオa~dのうち,効果が最も高いものはどれか。
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詳細
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1. a
2. b
3. c
4. d
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d
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65 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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EMS(Electronics Manufacturing Services)の説明として,適切なものはどれか。
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詳細
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1. 相手先ブランドで販売する電子機器の設計だけを受託し,製造は相手先で行う。
2. 外部から調達した電子機器に付加価値を加えて,自社ブランドで販売する。
3. 自社ブランドで販売する電子機器のソフトウェア開発だけを外部に委託し,ハードウェアは自社で設計製造する。
4. 生産設備をもつ企業が,他社からの委託を受けて電子機器を製造する。
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生産設備をもつ企業が,他社からの委託を受けて電子機器を製造する。
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66 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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組込み機器のハードウェアの製造を外部に委託する場合のコンティンジェンシープランの記述として,適切なものはどれか。
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詳細
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1. 実績のある外注先の利用によって,リスクの発生確率を低減する。
2. 製造品質が担保されていることを確認できるように委託先と契約する。
3. 複数の会社の見積りを比較検討して,委託先を選定する。
4. 部品調達のリスクが顕在化したときに備えて,対処するための計画を策定する。
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部品調達のリスクが顕在化したときに備えて,対処するための計画を策定する。
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67 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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PPMにおいて,投資用の資金源として位置付けられる事業はどれか。
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詳細
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1. 市場成長率が高く,相対的市場占有率が高い事業
2. 市場成長率が高く,相対的市場占有率が低い事業
3. 市場成長率が低く,相対的市場占有率が高い事業
4. 市場成長率が低く,相対的市場占有率が低い事業
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市場成長率が低く,相対的市場占有率が高い事業
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68 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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企業が属する業界の競争状態と収益構造を,"新規参入の脅威","供給者の支配力","買い手の交渉力","代替製品・サービスの脅威","既存競合者同士の敵対関係"の要素に分類して,分析するフレームワークはどれか。
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詳細
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1. PEST分析
2. VRIO分析
3. バリューチェーン分析
4. ファイブフォース分析
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ファイブフォース分析
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69 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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フィージビリティスタディの説明はどれか。
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詳細
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1. 企業が新規事業立ち上げや海外進出する際の検証,公共事業の採算性検証,情報システムの導入手段の検証など,実現性を調査・検証する投資前評価のこと
2. 技術革新,社会変動などに関する未来予測によく用いられ,専門家グループなどがもつ直観的意見や経験的判断を,反復型アンケートを使って組織的に集約・洗練して収束すること
3. 集団(小グループ)によるアイディア発想法の一つで,会議の参加メンバー各自が自由奔放にアイディアを出し合い,互いの発想の異質さを利用して,連想を行うことによって,さらに多数のアイディアを生み出そうという集団思考法発想法のこと
4. 商品が市場に投入されてから,次第に売れなくなり姿を消すまでのプロセスを,導入期,成長期,成熟(市場飽和)期,衰退期の4段階で表現して,その市場における製品の寿命を検討すること
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企業が新規事業立ち上げや海外進出する際の検証,公共事業の採算性検証,情報システムの導入手段の検証など,実現性を調査・検証する投資前評価のこと
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70 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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IoT活用におけるデジタルツインの説明はどれか。
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詳細
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1. インターネットを介して遠隔地に設置した3Dプリンターへ設計データを送り,短時間に複製物を製作すること
2. システムを正副の二重に用意し,災害や故障時にシステムの稼働の継続を保証すること
3. 自宅の家電機器とインターネットでつながり,稼働監視や操作を遠隔で行うことができるウェアラブルデバイスのこと
4. デジタル空間に現実世界と同等な世界を,様々なセンサーで収集したデータを用いて構築し,現実世界では実施できないようなシミュレーションを行うこと
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デジタル空間に現実世界と同等な世界を,様々なセンサーで収集したデータを用いて構築し,現実世界では実施できないようなシミュレーションを行うこと
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71 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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IoTを活用したビジネスモデルの事例のうち,マスカスタマイゼーションの事例はどれか。
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詳細
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1. 建機メーカーが,建設機械にエンジンの稼働状況が分かるセンサーとGPSを搭載して,機械の稼働場所と稼働状況を可視化する。これによって,盗難された機械にキーを入れても,遠隔操作によってエンジンが掛からないようにする。
2. 航空機メーカーが,エンジンに組み込まれたセンサーから稼働状況に関するデータを収集し,これを分析して,航空会社にエンジンの予防保守情報を提供する。
3. 自動車メーカーが,稼働状況を把握するセンサーと,遠隔地からドアロックを解錠できる装置を自動車に搭載して,カーシェアサービスを提供する。
4. 眼鏡メーカーが,店内で顧客の顔の形状を3Dスキャナーによってデジタル化し,パターンの組み合わせで顧客に合ったフレーム形状を設計する。その後,工場に設計情報を送信し,パーツを組み合わせてフレームを効率的に製造する。
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眼鏡メーカーが,店内で顧客の顔の形状を3Dスキャナーによってデジタル化し,パターンの組み合わせで顧客に合ったフレーム形状を設計する。その後,工場に設計情報を送信し,パーツを組み合わせてフレームを効率的に製造する。
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72 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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IoTの技術として注目されている,エッジコンピューティングの説明として,最も適切なものはどれか。
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詳細
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1. 演算処理のリソースをセンサー端末の近傍に置くことによって,アプリケーション処理の低遅延化や通信トラフィックの最適化を行う。
2. 人体に装着して脈拍センサーなどで人体の状態を計測して解析を行う。
3. ネットワークを介して複数のコンピュータを結ぶことによって,全体として処理能力が高いコンピュータシステムを作る。
4. 周りの環境から微小なエネルギーを収穫して,電力に変換する。
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演算処理のリソースをセンサー端末の近傍に置くことによって,アプリケーション処理の低遅延化や通信トラフィックの最適化を行う。
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73 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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ゲーム理論における"ナッシュ均衡"の説明はどれか。
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詳細
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1. 一部プレイヤーの受取が,そのまま残りのプレイヤーの支払となるような,各プレイヤーの利得(正負の支払)の総和がゼロとなる状態
2. 戦略を決定するに当たって,相手側の各戦略(行動)について,相手の結果が最大利得となる場合同士を比較して,その中で相手の利得を最小化する行動を選択している状態
3. 戦略を決定するに当たって,自身の各戦略(行動)について,自身の結果が最小利得となる場合同士を比較して,その中で自身の利得を最大化する行動を選択している状態
4. 非協力ゲームのモデルであり,相手の行動に対して最適な行動をとる行動原理の中で,どのプレイヤーも自分だけが戦略を変更しても利得を増やせない戦略の組合せ状態
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非協力ゲームのモデルであり,相手の行動に対して最適な行動をとる行動原理の中で,どのプレイヤーも自分だけが戦略を変更しても利得を増やせない戦略の組合せ状態
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74 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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分析対象としている問題に数多くの要因が関係し,それらが相互に絡み合っているとき,原因と結果,目的と手段といった関係を追求していくことによって,因果関係を明らかにし,解決の糸口をつかむための図はどれか。
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詳細
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1. アローダイアグラム
2. パレート図
3. マトリックス図
4. 連関図
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連関図
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75 |
令和6年度 春期 応用情報技術者試験 |
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製品X,Yを1台製造するのに必要な部品数は,表のとおりである。製品1台当たりの利益がX,Yともに1万円のとき,利益は最大何万円になるか。ここで,部品Aは120個,部品Bは60個まで使えるものとする。
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詳細
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1. 30
2. 40
3. 45
4. 60
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45
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