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令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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プロジェクトマネジメントにおける"プロジェクト憲章"の説明はどれか。
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詳細
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1. プロジェクトの実行,監視,管理の方法を規定するために,スケジュール,リスクなどに関するマネジメントの役割や責任などを記した文書
2. プロジェクトのスコープを定義するために,プロジェクトの目標,成果物,要求事項及び境界を記した文書
3. プロジェクトの目標を達成し,必要な成果物を作成するために,プロジェクトで実行する作業を階層構造で記した文書
4. プロジェクトを正式に認可するために,ビジネスニーズ,目標,成果物,プロジェクトマネージャ,及びプロジェクトマネージャの責任・権限を記した文書
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プロジェクトを正式に認可するために,ビジネスニーズ,目標,成果物,プロジェクトマネージャ,及びプロジェクトマネージャの責任・権限を記した文書
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令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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EVMを使用してマネジメントをしているプロジェクトで,進捗に関する指標値は次のとおりであった。このプロジェクトに対する適切な評価と対策はどれか。
〔進捗に関する指標値〕
CPI(コスト効率指数):0.9
SPI(スケジュール効率指数):1.1
BAC(完成時総予算)に基づくTCPI(残作業効率指数):1.2
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詳細
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1. コストが予算を超えているが,スケジュールには余裕があり,残作業のコスト効率を計画よりも上げる必要はないので,CPIに基づいて完成までに必要なコストを予測する。
2. コストが予算を超えているので,完成時総予算を超過するおそれがあるが,スケジュールには余裕があるので,残作業のコスト効率を上げる対策を検討するか,コンティンジェンシー予備費の使用を検討する。
3. コストには余裕があるが,スケジュールが予定より遅れており,残作業のコスト効率を計画よりも上げる必要があるので,ファストトラッキングなどを用いたスケジュール短縮を検討するとともに,コンティンジェンシー予備費の使用を検討する。
4. コストには余裕があるので,残作業のコスト効率を計画よりも上げる必要はないが,スケジュールが予定より遅れているので,クラッシングなどを用いたスケジュール短縮を検討する。
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コストが予算を超えているので,完成時総予算を超過するおそれがあるが,スケジュールには余裕があるので,残作業のコスト効率を上げる対策を検討するか,コンティンジェンシー予備費の使用を検討する。
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| 53 |
令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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プロジェクトの期間を短縮する方法のうち,クラッシングに該当するものはどれか。
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詳細
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1. 作業の前後関係を組み直し,実施する順番を変える。
2. 作業を分析し,同時に実施できる部分を複数の作業に分割し,並行して実施する。
3. 先行作業の一部の成果物が完成した時点で,後続作業を開始する。
4. プロジェクトの外部から要員を調達し,クリティカルパス上の作業に投入する。
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プロジェクトの外部から要員を調達し,クリティカルパス上の作業に投入する。
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令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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あるシステム開発プロジェクトのシステムテストにおけるテスト密度及び欠陥密度の値は,図に示した領域①~領域④のうち,領域④の範囲内であった。品質管理基準に照らして評価すると,行うべき活動として最も適切なものはどれか。ここで,このプロジェクトの品質管理基準では,定量評価の基準として,表に従ってテスト密度及び欠陥密度の基準値を設定した上で,テスト密度は基準値の80%以上であること,かつ,欠陥密度は基準値の80%以上120%未満であることと定めている。
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詳細
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1. 欠陥密度は基準を満たしているが,システムの品質に問題がないか,欠陥の妥当性を確認する。
2. システムの欠陥が多いので,検出した欠陥の原因を分析した上で,システムの品質改善に取り組む。
3. システムの欠陥を十分に検出できていない懸念があるので,テストの観点に漏れがないかなど,テストケースの妥当性を確認する。
4. テスト密度が不足しているので,システムの規模に見合うテストケース数以上となるように,テストケースを追加する。
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システムの欠陥を十分に検出できていない懸念があるので,テストの観点に漏れがないかなど,テストケースの妥当性を確認する。
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令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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あるサービスでは〔サービス可用性のSLA〕に基づき,サービス可用性の目標値の遵守状況を月ごとに測定して評価している。ある月の実績値は99.3%だった。この月にサービス可用性の目標値を達成するためには,サービス停止時間は,最低,何時間少なければよかったか。
〔サービス可用性のSLA〕
・サービス可用性の目標値:99.5%以上
・サービス提供時間帯:7時~22時
・サービス提供日数:20日/月
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詳細
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1. 0.4
2. 0.6
3. 1.3
4. 1.95
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0.6
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令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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A社は,自社がオンプレミスで運用している業務システムを,クラウドサービスへ段階的に移行する。段階的移行では,初めにネットワークとサーバをIaaSに移行し,次に全てのミドルウェアをPaaSに移行する。A社が行っているシステム運用作業のうち,この移行によって不要となる作業の組合せはどれか。
〔A社が行っているシステム運用作業〕
①業務システムのバッチ処理のジョブ監視
②物理サーバの起動,停止のオペレーション
③ハードウェアの異常を警告する保守ランプの目視監視
④ミドルウェアへのパッチ適用
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詳細
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1.
2.
3.
4.
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令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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サービスの継続的改善で,改善の達成目標を設定して活動するとき,"サービスの提供やマネジメントの成功に重要な要因"を特定したものを何というか。
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詳細
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1. CSF
2. KGI
3. KPI
4. OKR
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CSF
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令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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システム監査におけるウォークスルー法の説明として,適切なものはどれか。
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詳細
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1. 機密データの保管状況に関する資料及び文書類を入手し,内容を点検する。
2. システムの運用状況について,関係者に口頭で問い合わせ,回答を入手する。
3. データの生成から入力,処理,出力,利活用までのプロセス,及び組み込まれている一連のコントロールを確認する。
4. テストデータを監査対象プログラムで処理し,期待した結果が出力されるかどうかを確かめる。
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データの生成から入力,処理,出力,利活用までのプロセス,及び組み込まれている一連のコントロールを確認する。
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令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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システム監査における"監査手続"として,最も適切なものはどれか。
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詳細
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1. 監査計画の立案や監査業務の進捗管理を行うための手続
2. 監査結果を受けて,監査報告書に監査人の結論や指摘事項を記述する手続
3. 監査項目について,十分かつ適切な証拠を入手するための手続
4. 監査テーマに合わせて,監査チームを編成する手続
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監査項目について,十分かつ適切な証拠を入手するための手続
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令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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システム管理基準(令和5年)における,ユーザ受入テストに関する監査のチェックポイントとして,適切なものはどれか。
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詳細
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1. 構築された情報システムに,業務要件が適切に反映されていることを確認するために,利用者の立場からテストされていること
2. 情報システムの稼働後に,IT戦略における目標を達成しているかどうかを確認するために,客観的な情報に基づいてテストされていること
3. 利用者からのシステム要件が適切に反映されていることを確認するために,情報システムの全ての構成要素について,中間成果物も含めてレビューされていること
4. 利用者が情報システムを利用できるようにするために,情報システムの移行後に,移行結果について,本番環境が利用可能かどうかレビューされていること
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構築された情報システムに,業務要件が適切に反映されていることを確認するために,利用者の立場からテストされていること
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| 61 |
令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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DX認定制度における認定基準に含まれている事項はどれか。
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詳細
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1. 経営ビジョン及びDX戦略を策定して対外発信を行うことに加えて,ビジネスモデルの革新などデジタル技術活用の成果目標も既に達成していること
2. 経営ビジョン及びビジネスモデルの方向性を公表するとともに,策定したビジネスモデルを実現するための方策として,DX戦略を公表していること
3. 申請対象が,中小企業基本法で定められた中小企業であること
4. デジタルガバナンス・コード3.0の全項目に対応していること
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経営ビジョン及びビジネスモデルの方向性を公表するとともに,策定したビジネスモデルを実現するための方策として,DX戦略を公表していること
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令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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A社は,ソリューションプロバイダから,顧客に対するワントゥワンマーケティングを実現する統合的なソリューションの提案を受けた。この提案が該当するソリューションとして,最も適切なものはどれか。
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詳細
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1. CRMソリューション
2. HRMソリューション
3. SCMソリューション
4. 財務管理ソリューション
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CRMソリューション
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令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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クラウドサービスなどの提供を迅速に実現するためのプロビジョニングの説明はどれか。
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詳細
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1. 企業の情報システムの企画,設計,開発,導入,保守などのサービスを,一貫して又は工程の幾つかを部分的に提供する。
2. 業種や事業内容などで共通する複数の企業や組織が共同でデータセンターを運用して,それぞれがインターネットを通して各種サービスを利用する。
3. 自社でハードウェア,ネットワークなどの環境を用意し,業務パッケージなどを導入して利用する運用形態にする。
4. 利用者の需要を予想し,ネットワーク設備やシステムリソースなどを計画的に調達して強化し,利用者の要求に応じたサービスを提供できるように備える。
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利用者の需要を予想し,ネットワーク設備やシステムリソースなどを計画的に調達して強化し,利用者の要求に応じたサービスを提供できるように備える。
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令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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製品Xと製品Yを販売している企業が,見積作成と提案書作成に掛かる業務時間を,それぞれ20%削減できるシステムの構築を検討している。Activity-Based Costingを用いて,次の条件が洗い出された。本システム構築による製品Xの見積作成と製品Xの提案書作成に関する月間総人件費削減効果は幾らか。
〔条件〕
・製品Xの見積作成に掛かる月間業務時間は,50時間
・製品Xの提案書作成に掛かる月間業務時間は,50時間
・製品Yの見積作成に掛かる月間業務時間は,100時間
・製品Yの提案書作成に掛かる月間業務時間は,400時間
・製品Xと製品Yの見積作成に掛かる月間総人件費は,60万円
・製品Xと製品Yの提案書作成に掛かる月間総人件費は,360万円
・見積作成と提案書作成は,それぞれ人件費単価が異なる部門が担っている。
・製品Xと製品Yの見積作成に掛かる人件費単価は,同じである。
・製品Xと製品Yの提案書作成に掛かる人件費単価は,同じである。
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詳細
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1. 4万円
2. 8万円
3. 12万円
4. 14万円
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12万円
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| 65 |
令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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システム管理基準(令和5年)によれば,企画プロセスにおけるビジネス分析の達成目標の一つとして,適切なものはどれか。
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詳細
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1. あるべきビジネスモデル及び業務プロセスによって生じる問題やメリットが明確にされている。
2. 関連する情報システム及び情報システムの構成要素間のインタフェースが特定されている。
3. 重要な情報システムの遂行能力・性能・稼動率などの実績の測定量が明確にされている。
4. 優先順位付けされた要望が業務要件として明確にされ,利用者及び関係者と合意されている。
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あるべきビジネスモデル及び業務プロセスによって生じる問題やメリットが明確にされている。
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| 66 |
令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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ベンダーX社に対して,表に示すように要件定義フェーズから運用テストフェーズまでを委託したい。X社との契約に当たって,"情報システム・モデル取引・契約書<第二版>"に照らし,各フェーズの契約形態を整理した。a~dの契約形態のうち,準委任型が適切であるとされるものはどれか。
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詳細
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1. a,b
2. a,d
3. b,c
4. b,d
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a,d
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令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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市場成長率と相対的市場シェアから,市場と企業との関係を分析し,自社製品や事業についての最適な資源配分方針を求めるための手法はどれか。
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詳細
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1. 3C
2. BSC
3. PPM
4. SWOT
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PPM
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令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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プライスライニング戦略はどれか。
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詳細
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1. 消費者が選択しやすいように,複数の価格帯に分けて商品を用意する。
2. 商品の品質の良さやステータスを訴えるために意図的に価格を高く設定する。
3. 商品本体の価格を安く設定し,関連消耗品の販売で利益を得る。
4. 新商品に高い価格を設定して早い段階で利益を回収する。
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消費者が選択しやすいように,複数の価格帯に分けて商品を用意する。
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令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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カーシェアビジネスをビジネスモデルキャンバスに当てはめた。bに該当するものはどれか。なお,ア~エはa~dのいずれかに該当する。
〔カーシェアビジネス〕
・カーディーラーから車両を調達し,維持メンテナンスしながら,その車両を提携駐車場に保管・準備する。
・必要なときだけ車両を使いたい人が登録する会員制度を構築し,会員から月会費を徴収する。
・会員向けのWebサイトで,会員に使いたい車両や利用時間などを予約してもらい,会員に対して車両の時間貸しを行い,利用料を徴収する。
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詳細
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1. 月会費,利用料
2. 車両
3. 車両の時間貸し
4. 必要なときだけ車両を使いたい人
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車両の時間貸し
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令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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フリーミアムの特徴はどれか。
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詳細
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1. Webサイト内の広告だけを収益源としているので,サービスの維持・拡大が困難である。
2. 全ての利用者に広く課金するモデルである。
3. 有料と無料の境界が明確になっていて,高度な機能や充実した内容など有料のサービスの優位性がはっきりしている。
4. 利用者ごとに掛かるコストが大きいので,少数の利用者が限定的に使うような場合にだけ,より高い効果が見込める。
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有料と無料の境界が明確になっていて,高度な機能や充実した内容など有料のサービスの優位性がはっきりしている。
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令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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クラウドで学習し,エッジデバイスで推論する機械学習ベースのエッジAIにおいて,エッジデバイスで行われる推論処理として,適切なものはどれか。
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詳細
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1. 一定の環境の中で試行錯誤を行い,行動に報酬を与えることで学習するプロセス
2. 学習したモデルに従い,実際にデータの識別などを行うプロセス
3. 識別などを行うためのモデルを,正解のラベルを付けたデータによって作成するプロセス
4. 識別などを行うためのモデルを,正解のラベルを付けないデータによって作成するプロセス
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学習したモデルに従い,実際にデータの識別などを行うプロセス
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| 72 |
令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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スマートファクトリーで使用されるAIを用いたマシンビジョンの目的として,適切なものはどれか。
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詳細
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1. クラウドに蓄積した入出荷データを用いてAIが需要予測し,生産数を最適化する。
2. 作業者が装着したVRゴーグルにAIが作業状況に応じたガイドを表示することによって,作業効率を向上させる。
3. 設計変更内容をAIによって整理し,製造現場に正確に伝達する。
4. 人間の目視検査をAIが代替し,検査効率を向上させる。
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人間の目視検査をAIが代替し,検査効率を向上させる。
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令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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コンピテンシーモデルの説明はどれか。
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詳細
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1. 権限行使と命令統制による労務管理を批判し,目標管理制度や経営参加制度などによる動機付けが有効であるとしたもの
2. 最適なリーダーシップの唯一のスタイルは存在せず,望ましいリーダーシップのスタイルは,状況に応じて異なるとしたもの
3. 人材の評価や育成の基準とするために,恒常的に成果に結び付けることができる個人の行動や思考特性を定義したもの
4. 人間の基本的欲求を低次から,生理的欲求,安全の欲求,所属と愛の欲求,承認の欲求,自己実現の欲求としたもの
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人材の評価や育成の基準とするために,恒常的に成果に結び付けることができる個人の行動や思考特性を定義したもの
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令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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様々な需要予測モデルのもととなっている時系列モデルに関する記述として,適切なものはどれか。
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詳細
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1. 移動平均法では,平均する期間を長くするほど,短期的な需要の変化の影響が大きくなる。
2. 移動平均法は,長期的な需要のトレンドを把握するのには向かないが,直近の需要の変化を把握するのには向いている。
3. 指数平滑法では,平滑化定数の値が0%に近いほど直前の実績値を重視し,100%に近いほど過去の実績値を重視する。
4. 指数平滑法は,過去の実績値よりも直近の実績値を用いるほど予測の精度が向上すると考えられる場合に有効な手法である。
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指数平滑法は,過去の実績値よりも直近の実績値を用いるほど予測の精度が向上すると考えられる場合に有効な手法である。
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令和7年度 春期 応用情報技術者試験 |
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引き出された多くの事実やアイディアを,類似するものでグルーピングしていく収束技法はどれか。
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詳細
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1. NM法
2. ゴードン法
3. 親和図法
4. ブレーンストーミング
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親和図法
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