クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 | 解答一覧


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1 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 クレーンに関する用語の記述として、適切でないものは次のうちどれか。 詳細

1. 天井クレーンの寄りとは、クラブトロリをクレーンガーダ端の停止位置まで寄せたときのつり具中心と走行レール中心間の最小の水平距離をいう。

2. 定格速度とは、つり上げ荷重に相当する荷重の荷をつって、巻上げ、走行、横行、旋回などの作動を行う場合の、それぞれの最高の速度をいう。

3. つり上げ荷重とは、クレーンの構造及び材料に応じて負荷させることができる最大の荷重をいい、フックなどのつり具分が含まれる。

4. ケーブルクレーンで、トロリがメインロープに沿って移動することを横行という。

5. クレーンの作業範囲とは、クレーンの各種運動を組み合わせてつり荷を移動できる範囲をいう。

定格速度とは、つり上げ荷重に相当する荷重の荷をつって、巻上げ、走行、横行、旋回などの作動を行う場合の、それぞれの最高の速度をいう。

2 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 クレーンの構造部分に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。 詳細

1. クレーンガーダは、トロリなどを支持する構造物で、「桁」とも呼ばれる。

2. プレートガーダは、鋼板をI形状の断面に構成したもので、補桁を設けないこともある。

3. 橋形クレーンの脚部には、剛脚と揺脚があり、その構造は、ボックス構造やパイプ構造が多い。

4. ボックスガーダは、鋼板を箱形状の断面に構成したものであるが、その断面形状では水平力を十分に支えることができないため、補桁と組み合わせて用いられる。

5. サドルは、主として天井クレーンにおいて、クレーンガーダを支え、クレーン全体を走行させる車輪を備えた構造物で、その構造は鋼板や溝形鋼を接合したボックス構造である。

ボックスガーダは、鋼板を箱形状の断面に構成したものであるが、その断面形状では水平力を十分に支えることができないため、補桁と組み合わせて用いられる。

3 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 ワイヤロープ端末の止め方とその図の組合せとして、適切なものは次のうちどれか。
詳細

1.

2.

3.

4.

5.

4 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 クレーンの機械要素に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。 詳細

1. フランジ形たわみ軸継手は、流体を利用したたわみ軸継手で、二つの軸のずれや傾きの影響を緩和するために用いられる。

2. はすば歯車は、歯が軸につる巻状に斜めに切られており、平歯車より減速比を大きくできるが、動力の伝達にむらが多い。

3. ローラーチェーン軸継手は、たわみ軸継手の一種で、2列のローラーチェーンと2個のスプロケットから成り、ピンの抜き差しで両軸の連結及び分離が簡単にできる。

4. リーマボルトは、ボルト径が穴径よりわずかに小さく、取付け精度は良いが、横方向にせん断力を受けるため、構造部材の継手に用いることはできない。

5. 歯車形軸継手は、外筒の内歯車と内筒の外歯車がかみ合う構造で、外歯車にはクラウニングが施してあるため、二つの軸のずれや傾きがあると円滑に動力を伝えることができない。

ローラーチェーン軸継手は、たわみ軸継手の一種で、2列のローラーチェーンと2個のスプロケットから成り、ピンの抜き差しで両軸の連結及び分離が簡単にできる。

5 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 クレーンの安全装置などに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。 詳細

1. カム形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は、フックブロックの上面によりトラベラーを押し上げてリミットスイッチを作動させる方式である。

2. レバー形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は、巻上げ過ぎ及び巻下げ過ぎの両方の位置制限を1個のリミットスイッチで行うことができる。

3. 同一ランウェイ上に2台のクレーンが設置されている場合に用いられるリミットスイッチ式衝突防止装置は、クレーンの相対する側に設けられたリミットスイッチの作動により、クレーン同士が衝突する前に走行を停止させる。

4. 直働式巻過防止装置のうち重錘形リミットスイッチ式のものはワイヤロープを交換した後の作動位置の再調整が必要である。

5. クレーンのフックの外れ止め装置にはレバー形と重錘形があるが、小型・中型のクレーンでは重錘形のものが多く使われている。

同一ランウェイ上に2台のクレーンが設置されている場合に用いられるリミットスイッチ式衝突防止装置は、クレーンの相対する側に設けられたリミットスイッチの作動により、クレーン同士が衝突する前に走行を停止させる。


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6 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 クレーンのブレーキに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。 詳細

1. 電動油圧押上機ブレーキは、油圧により押上げ力を得て制動を行い、ばねの復元力によって制動力を解除する。

2. バンドブレーキには、緩めたときにバンドが平均して緩むように、バンドの外周にすき間を調整するボルトが配置されている。

3. 足踏み油圧式ディスクブレーキは、油圧シリンダ、ブレーキピストン及びこれらをつなぐ配管などに油漏れや空気の混入があると、制動力が生じなくなることがある。

4. ドラム形電磁ブレーキは、ばねによりドラムの両側をシューで締め付けて制動し、電磁石に電流を通じることによって制動力を解除する。

5. 電動油圧式ディスクブレーキは、ディスクの両面をばねなどで摩擦パッドを介して押し付けて制動するもので、制動力の開放は電動油圧により行う。

電動油圧押上機ブレーキは、油圧により押上げ力を得て制動を行い、ばねの復元力によって制動力を解除する。

7 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 クレーンの給油及び点検に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。 詳細

1. ワイヤロープの点検で直径を測定する場合は、フックブロックのシーブを通過する頻度が高い部分を避け、エコライザシーブの下方1m程度の位置で行う。

2. 潤滑油としてギヤ油を用いた減速機箱は、箱内が密封されているので、油の交換は不要である。

3. 軸受へのグリースの給油は、転がり軸受では毎日1回程度、平軸受(滑り軸受)では6か月に1回程度行う。

4. ワイヤロープには、ロープ専用のマシン油を塗布する。

5. 給油装置は、配管の穴あき、詰まりなどにより給油されないことがあるので、給油部分から古い油が押し出されていることなどの状態により、新油が給油されていることを確認する。

給油装置は、配管の穴あき、詰まりなどにより給油されないことがあるので、給油部分から古い油が押し出されていることなどの状態により、新油が給油されていることを確認する。

8 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 デリックの旋回に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。 詳細

1. デリック用ウインチのスインガードラムは、通常、1個のドラムで構成されている。

2. 旋回専用の電動機で旋回装置を駆動して、ブームを旋回させるデリックがある。

3. 旋回の制限位置の手前で、ブルホイールに取り付けたストライカにより、リミットスイッチを作動させる旋回警報装置がある。

4. ブルホイールによる旋回は、スインガードラムにより、ワイヤロープを介してブルホイールを回転させて行う。

5. ブルホイールは、マスト下部に水平に固定された円形の輪である。

デリック用ウインチのスインガードラムは、通常、1個のドラムで構成されている。

9 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 デリックの取扱いに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。 詳細

1. 構造上、巻過防止装置を備えることができないデリックは、巻過ぎを防止するためドラムに目印を付け、この目印に注意して作業を行う。

2. ドラムに巻き取るワイヤロープが乱巻きになり始めた場合は、あわてて巻き戻すと乱巻きが更に進んでしまうので、一旦巻き重ねた上で、巻き戻すときにフリートアングルを調整する。

3. 巻上げ操作による荷の横引きを行うときは、周囲に人がいないことを確認してから行う。

4. ウインチを用いるデリックでは、作業中に停電になったときは、止め金を外し、クラッチをつなぎ、スイッチを切って送電を待つ。

5. 巻下げのとき、ドラムをフリーにして、ブレーキだけで速度を制御するデリックの場合は、急ブレーキによる衝撃を避けるため、慎重な運転操作が求められる。

巻下げのとき、ドラムをフリーにして、ブレーキだけで速度を制御するデリックの場合は、急ブレーキによる衝撃を避けるため、慎重な運転操作が求められる。

10 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 デリックの種類及び型式に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。 詳細

1. 鳥居形デリックは、2本のマストとその上端を結ぶ横ばりをガイロープにより支えるもので、通常、数個のつり具の組合せにより荷の巻上げ・巻下げを行う。

2. ガイデリックは、1本の直立したマストを6本以上のガイロープにより支えるもので、ブームはガイロープをくぐるようにして360°まで旋回する。

3. ジンポールデリックは、1本のマストを3本以上のガイロープにより支えるもので、マストを傾斜させて使用する。

4. スチフレッグデリックは、1本の直立したマストを通常135°に開いた2本のガイロープにより後方から支えるもので、ブームはマストより短いものが多く、360°まで旋回する。

5. 二又デリックは、2本のマストを互いに交差させ、2本以上のガイロープにより支えるもので、交差部に巻上げ用ワイヤロープが取り付けられる。

スチフレッグデリックは、1本の直立したマストを通常135°に開いた2本のガイロープにより後方から支えるもので、ブームはマストより短いものが多く、360°まで旋回する。


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11 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 建設物の内部に設置する走行クレーン(以下、本問において「クレーン」という。)に関する記述として、法令上、違反となるものは次のうちどれか。 詳細

1. クレーンガーダの歩道と当該歩道の上方にある建設物のはりとの間隔が1.7mであるため、当該歩道上に当該歩道からの高さが1.4mの天がいを設けている。

2. クレーンの運転室の端から労働者が墜落するおそれがあるため、当該運転室の端と運転室に通ずる歩道の端との間隔を0.2mとしている。

3. クレーンガーダの歩道と当該歩道の上方にある建設物のはりとの間隔を2.5mとし、当該クレーンの集電装置の部分を除いた最高部と、当該クレーンの上方にある建設物のはりとの間隔を0.5mとしている。

4. クレーンガーダに歩道を有しないクレーンの集電装置の部分を除いた最高部と、当該クレーンの上方にある建設物のはりとの間隔を0.3mとしている。

5. クレーンと建設物との間の歩道の幅を、柱に接する部分は0.5mとし、それ以外の部分は0.7mとしている。

クレーンガーダの歩道と当該歩道の上方にある建設物のはりとの間隔が1.7mであるため、当該歩道上に当該歩道からの高さが1.4mの天がいを設けている。

12 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 クレーンの運転の業務に関する記述として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. クレーンの運転の業務に係る特別の教育の受講で、つり上げ荷重4tの機上で運転する方式の天井クレーンの運転の業務に就くことができる。

2. 床上操作式クレーン運転技能講習の修了で、つり上げ荷重10tの床上操作式クレーンである橋形クレーンの運転の業務に就くことができる。

3. 床上運転式クレーンに限定したクレーン・デリック運転士免許で、つり上げ荷重10tの無線操作方式の天井クレーンの運転の業務に就くことができる。

4. クレーンに限定したクレーン・デリック運転士免許で、つり上げ荷重20t のクライミング式ジブクレーンの運転の業務に就くことができる。

5. 限定なしのクレーン・デリック運転士免許で、つり上げ荷重15tのケーブルクレーンの運転の業務に就くことができる。

床上運転式クレーンに限定したクレーン・デリック運転士免許で、つり上げ荷重10tの無線操作方式の天井クレーンの運転の業務に就くことができる。

13 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 クレーンの組立て時、点検時又は悪天候時の措置に関する記述として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. クレーンの組立ての作業を行うときは、作業を指揮する者を選任して、組立作業を行う区域へ関係労働者以外の労働者を立ち入らせる場合には、当該作業を指揮する者に、当該関係労働者以外の労働者の作業状況を監視させなければならない。

2. 大雨のため、クレーンの組立ての作業の実施について危険が予想されるときは、当該作業に労働者を従事させてはならない。

3. 屋外に設置されているクレーンを用いて瞬間風速が毎秒30mをこえる風が吹いた後に作業を行うときは、あらかじめ、クレーンの各部分の異常の有無について点検を行わなければならない。

4. 天井クレーンのクレーンガーダの上で当該天井クレーンの点検の作業を行うときは、原則として、当該天井クレーンの運転を禁止するとともに、当該天井クレーンの操作部分に運転を禁止する旨の表示をしなければならない。

5. 同一のランウェイに並置されている走行クレーンの点検の作業を行うときは、監視人をおくこと、ランウェイの上にストッパーを設けること等、労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。

クレーンの組立ての作業を行うときは、作業を指揮する者を選任して、組立作業を行う区域へ関係労働者以外の労働者を立ち入らせる場合には、当該作業を指揮する者に、当該関係労働者以外の労働者の作業状況を監視させなければならない。

14 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 クレーンに係る作業を行う場合において、法令上、つり上げられている荷又はつり具の下に労働者を立ち入らせることが禁止されていないものは、次のうちどれか。 詳細

1. 陰圧により吸着させるつり具を用いて玉掛けをした荷がつり上げられているとき。

2. つりクランプ1個を用いて玉掛けをした荷がつり上げられているとき。

3. ハッカー2個を用いて玉掛けをした荷がつり上げられているとき。

4. 動力下降の方法によってつり具を下降させるとき。

5. 荷に設けられた穴又はアイボルトにつりチェーンを通さず1箇所に玉掛けをした荷がつり上げられているとき。

動力下降の方法によってつり具を下降させるとき。

15 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 次のうち、法令上、クレーンの玉掛用具として使用禁止とされていないものはどれか。 詳細

1. ワイヤロープ1よりの間において素線(フィラ線を除く。以下同じ。)の数の11%の素線が切断したワイヤロープ

2. 直径の減少が公称径の8%のワイヤロープ

3. 伸びが製造されたときの長さの6%のつりチェーン

4. 使用する際の安全係数が4となるフック

5. リンクの断面の直径の減少が、製造されたときの当該直径の9%のつりチェーン

リンクの断面の直径の減少が、製造されたときの当該直径の9%のつりチェーン


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16 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 クレーン・デリック運転士免許及び免許証に関する記述として、法令上、違反とならないものは次のうちどれか。 詳細

1. つり上げ荷重が10tの機上で運転する方式の天井クレーンの運転の業務に従事している者が、免許証の滅失が心配なため、免許証を携帯せずその写しを携帯している。

2. クレーンの運転の業務に従事している者が、免許証を滅失したが、当該免許証の写し及び事業者による当該免許証の所持を証明する書面を携帯しているので、免許証の再交付を受けていない。

3. クレーンの運転の業務に従事している者が、氏名を変更したが、他の技能講習修了証等で変更後の氏名を確認できるので、免許証の書替えを受けていない。

4. クレーンの運転中に、重大な過失により労働災害を発生させたため、クレーン・デリック運転士免許の取消しの処分を受けた者が、免許証の免許の種類の欄にクレーン・デリック運転士免許に加えて、他の種類の免許に係る事項が記載されているので、クレーン・デリック運転士免許の取消しをした都道府県労働局長に免許証を返還していない。

5. 免許証の書替えを受ける必要のある者が、免許証書替申請書を免許証を交付した都道府県労働局長ではなく、本人の住所を管轄する都道府県労働局長に提出した。

免許証の書替えを受ける必要のある者が、免許証書替申請書を免許証を交付した都道府県労働局長ではなく、本人の住所を管轄する都道府県労働局長に提出した。

17 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 次の文中の(   )内に入れるAからCの語句の組合せとして、法令上、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。

「つり上げ荷重3t以上(スタッカー式クレーンにあっては、1t以上)のクレーンを設置している者が、当該クレーンについて、その使用を( A )したとき、又はつり上げ荷重を3t未満(スタッカー式クレーンにあっては、1t未満)に変更したときは、その者は、( B )、クレーン検査証を所轄( C )に返還しなければならない。」
詳細

1. A:休止  B:10日以内に  C:労働基準監督署長

2. A:廃止  B:遅滞なく   C:労働基準監督署長

3. A:廃止  B:10日以内に  C:都道府県労働局長

4. A:廃止  B:遅滞なく   C:都道府県労働局長

5. A:休止  B:10日以内に  C:都道府県労働局長

A:廃止  B:遅滞なく   C:労働基準監督署長

18 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 デリックの自主検査及び点検に関する記述として、法令上、正しいものは次のうちどれか。 詳細

1. 1年以内ごとに1回行う定期自主検査における荷重試験は、つり上げ荷重に相当する荷重の荷をつって、つり上げ、旋回及びブームの起伏の作動を定格速度により行わなければならない。

2. 1か月をこえる期間使用せず、当該期間中に1か月以内ごとに1回行う定期自主検査を実施しなかったデリックについては、その使用を再び開始した後30日以内に、所定の事項について自主検査を行わなければならない。

3. 作業開始前の点検においては、ワイヤロープが通っている箇所の状態について点検を行わなければならない。

4. 定期自主検査を行ったときは、デリック検査証にその結果を記載しなければならない。

5. 定期自主検査又は作業開始前の点検を行い、異常を認めたときは、次回の定期自主検査までに補修しなければならない。

作業開始前の点検においては、ワイヤロープが通っている箇所の状態について点検を行わなければならない。

19 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 デリックに係る許可、設置、検査及び検査証に関する記述として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。ただし、設置から廃止までの期間が3年間で、設置作業場内の移設はないものとし、計画届の免除認定を受けていない場合とする。 詳細

1. つり上げ荷重3tのデリックを製造しようとする者は、原則として、あらかじめ、所轄都道府県労働局長の製造許可を受けなければならない。

2. つり上げ荷重6tのデリックを設置しようとする事業者は、当該工事の開始の日の30日前までにデリック設置届を所轄労働基準監督署長に提出しなければならない。

3. つり上げ荷重1tのデリックを設置しようとする事業者は、あらかじめ、デリック設置報告書を所轄労働基準監督署長に提出しなければならない。

4. デリック検査証の有効期間は、原則として3年であるが、所轄労働基準監督署長は、落成検査の結果により当該期間を3年未満とすることができる。

5. デリック検査証を受けたデリックを設置している者に異動があったときは、デリックを設置している者は、当該異動後10日以内に、デリック検査証書替申請書にデリック検査証を添えて、所轄労働基準監督署長に提出し、書替えを受けなければならない。

デリック検査証の有効期間は、原則として3年であるが、所轄労働基準監督署長は、落成検査の結果により当該期間を3年未満とすることができる。

20 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 つり上げ荷重2t以上のデリックの使用等に関する記述として、法令上、正しいものは次のうちどれか。 詳細

1. ブームを有するデリックを、デリック明細書に記載されているブームの傾斜角の範囲をこえて使用するときは、作業を指揮する者を選任して、その者の直接の指揮のもとに作業を実施しなければならない。

2. デリックの直働式以外の巻過防止装置については、フック等のつり具の上面又は当該つり具の巻上げ用シーブの上面とブームの先端のシーブその他当該上面が接触するおそれのある物(ブームを除く。)の下面との間隔が0.25m 以上となるように調整しておかなければならない。

3. デリックの運転者は、荷をつったままで運転位置から離れてはならない。ただし、作業の性質上やむを得ない場合又は安全な作業の遂行上必要な場合に、電源を切り、かつ、ブレーキをかけるときは、この限りでない。

4. デリック検査証を受けたデリックを用いて作業を行うときは、当該作業を行う場所に、当該デリックのデリック検査証を備え付けておかなければならないが、デリックの貸与を受けた場合にあっては、当該デリック検査証の写しを備え付けておくことで差し支えない。

5. 限定なしのクレーン・デリック運転士免許を有するデリックの運転者は、デリックの安全装置を臨時に取り外す必要が生じたときは、あらかじめ事業者の許可を得ずに取り外すことができるが、当該安全装置を取り外したときは、直ちに事業者にその旨を報告しなければならない。

デリックの直働式以外の巻過防止装置については、フック等のつり具の上面又は当該つり具の巻上げ用シーブの上面とブームの先端のシーブその他当該上面が接触するおそれのある物(ブームを除く。)の下面との間隔が0.25m 以上となるように調整しておかなければならない。


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21 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 電気に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。 詳細

1. 交流は、整流器で直流に変換できるが、得られた直流は完全に平滑ではなく波が多少残るため、脈流と呼ばれる。

2. 電動機は、電気エネルギーを機械力に変換する機能を持っている。

3. 工場の動力用電源には、一般に、200V級又は400V級の三相交流が使用されている。

4. 発電所から変電所までは、特別高圧で電力が送られている。

5. 電力として配電される交流は、同一地域内であっても家庭用と工場の動力用では電圧及び周波数が異なっている。

電力として配電される交流は、同一地域内であっても家庭用と工場の動力用では電圧及び周波数が異なっている。

22 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 図のような回路について、AB間の合成抵抗Rの値と、AB間に200Vの電圧をかけたときに流れる電流Iの値の組合せとして、正しいものはどれか。
詳細

1. R:200 Ω  I:2.0 A

2. R:200 Ω  I:1.0 A

3. R:400 Ω  I:0.5 A

4. R:400 Ω  I:0.4 A

5. R:500 Ω  I:0.4 A

R:400 Ω  I:0.5 A

23 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 電動機に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。 詳細

1. 直流電動機では、回転子に給電するために整流子が使用される。

2. 三相誘導電動機の回転子は、負荷がかかると同期速度より15~20%遅く回転する性質がある。

3. 三相誘導電動機の同期速度は、周波数を一定とすれば、極数が少ないほど速くなる。

4. かご形三相誘導電動機の回転子は、鉄心の周りに太い導線(バー)がかご形に配置された簡単な構造である。

5. 巻線形三相誘導電動機は、固定子側も回転子側も巻線になっており、回転子側の巻線はスリップリングを通して外部抵抗と接続される。

三相誘導電動機の回転子は、負荷がかかると同期速度より15~20%遅く回転する性質がある。

24 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 クレーンの電動機の付属機器に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。 詳細

1. カム形間接制御器は、カム周辺に固定されたスイッチにより電磁接触器の操作回路を開閉する制御器である。

2. クランクハンドル式の制御器は、操作ハンドルを水平方向に回して操作する構造である。

3. 無線操作用の制御器には、押しボタン式とハンドル操作式がある。

4. ユニバーサル制御器は、1本の操作ハンドルを縦、横、斜めに操作することにより、3個の制御器を同時に又は単独で操作できる構造にしたものである。

5. 巻線形三相誘導電動機又は直流電動機の速度制御に用いられる抵抗器には、特殊鉄板を打ち抜いたもの又は鋳鉄製の抵抗体を絶縁ロッドで締め付け、格子状に組み立てたものがある。

ユニバーサル制御器は、1本の操作ハンドルを縦、横、斜めに操作することにより、3個の制御器を同時に又は単独で操作できる構造にしたものである。

25 クレーン・デリック運転士(限定なし)「令和3年(2021年)4月」 クレーンの給電装置に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。 詳細

1. すくい上げ式のトロリ線給電は、がいしでトロリ線を支え、集電子でトロリ線をすくい上げて集電する。

2. キャブタイヤケーブル給電には、カーテン式、ケーブル巻取式、特殊チェーン式などがある。

3. パンタグラフのホイール式やシュー式の集電子の材質には、磁器、砲金、特殊合金などが用いられる。

4. トロリ線給電のうちトロリダクト方式のものは、ダクト内に平銅バーなどを絶縁物を介して取り付け、その内部をトロリシューが移動して集電する。

5. スリップリング給電には、固定側のリングと回転側の集電子で構成されるものや、回転側のリングと固定側の集電子で構成されるものがある。

パンタグラフのホイール式やシュー式の集電子の材質には、磁器、砲金、特殊合金などが用いられる。


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