ガス溶接作業主任者（令和元年10月） | 解答一覧

1. 圧力調整器は、使用ガスの種類に応じて、酸素用、溶解アセチレン用、ＬＰガス用など、専用のものを用いる。

2. 圧力調整器をガス容器に取り付けるときは、あらかじめ接続部の口金を清掃し、取り付けやすいようにネジ部に油類を塗布する。

3. アセチレン用圧力調整器を容器に取り付けるときは、専用の取付け金具を用い、容器弁に水平に取り付ける。

4. 作業の途中で圧力調整器の出口圧力の調整を要するときは、消火した後に圧力調整ハンドルを回して行う。

5. 圧力調整器を長期間保管する場合は、ビニル袋などに入れて密閉し、これを更にダンボール箱などに入れ、粉じん、腐食性ガスなどに触れない場所に保管する。

圧力調整器をガス容器に取り付けるときは、あらかじめ接続部の口金を清掃し、取り付けやすいようにネジ部に油類を塗布する。

1. 酸素用ホースを吹管に取り付けたときの吸込みの確認は、圧力調整ハンドルを回して酸素を送給した後、吹管の酸素バルブ、燃料ガスバルブを順に開き、酸素用ホース口に指先や手首を当てて行う。

2. 吹管へのゴムホースの取付け終了後は、燃料ガス、酸素の順にそれぞれのバルブを開き、点火時と同じ状態にして、ガスだけを放出する空吹きを行う。

3. 空吹きをした後、吹管のバルブを閉め、容器弁、圧力調整器などを開放にしたままで、検知剤をバルブ部、接続部などに塗布して、各部のガス漏れを点検する。

4. 点火するときは、燃料ガスバルブを半回転から１回転ほど開き、直ちに所定のライターで点火した後、酸素バルブを開く。

5. 消火するときは、酸素バルブを閉じ、次いで燃料ガスバルブを直ちに閉じる。

酸素用ホースを吹管に取り付けたときの吸込みの確認は、圧力調整ハンドルを回して酸素を送給した後、吹管の酸素バルブ、燃料ガスバルブを順に開き、酸素用ホース口に指先や手首を当てて行う。

1. ガス容器は、マニホールドの両側に取り付けるとともに、取り付ける際に、パッキンを点検し、不良品は取り替える。

2. ガス容器をマニホールドに取り付けたときは、ガス容器１本の弁を少し開いて、マニホールド内のガスと空気の混合ガスを放出弁から放出する。

3. 二次側配管にガスを供給する前に、使用に十分なガスの圧力があることを圧力計で確認してから、圧力調整器で最適使用圧力に調整する。

4. ガス容器を取り替え、ガスの圧力を最適使用圧力に調整した後は、低圧ストップ弁を閉じ、高圧ストップ弁を開いて二次側配管にガスを供給する。

5. ガス供給を停止するときは、供給弁、主管弁などの弁を閉め、圧力調整器の圧力調整ハンドルを緩めておく。

ガス容器を取り替え、ガスの圧力を最適使用圧力に調整した後は、低圧ストップ弁を閉じ、高圧ストップ弁を開いて二次側配管にガスを供給する。

1. 火口が異常に過熱した。

2. 火口にスラグが付いて詰まった。

3. 火口の当たり部がトーチヘッドの接点に密着していなかった。

4. アセチレンホース内へ空気や酸素が流入したまま点火した。

5. 燃料ガスの圧力が高すぎた。

燃料ガスの圧力が高すぎた。

1. ガス切断作業で発生する火花は、わずかな隙間から装置などの裏側へ入り、可燃物の着火源となることがあるので、火花の飛散防止措置を講じる。

2. 酸類を貯蔵していた鉄製のタンクの修理をガス切断作業により行う場合は、水素の発生を予測して作業前にガス検知を行う。

3. ドラム缶のような小容器のガス切断作業においては、内部に水を満たして空気を追い出した状態でガス切断を行う。

4. 換気が不十分な場所においてガス切断作業を行うときは、発生する有害物の種類や濃度に適合した呼吸用保護具を使用する。

5. ガス切断作業中に、アルミニウムやマグネシウムの金属粉末が、発生する炎や落下火花で発火したときは、直ちに水を用いて消火を行う。

ガス切断作業中に、アルミニウムやマグネシウムの金属粉末が、発生する炎や落下火花で発火したときは、直ちに水を用いて消火を行う。

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1. 溶解アセチレンのボンベ９本を導管により連結し、その内容積の合計が360リットルの装置

2. ブタンガスのボンベ５本を導管により連結し、その内容積の合計が450リットルの装置

3. ＬＰガスのボンベ10本を導管により連結し、その内容積の合計が470リットルの装置

4. 水素ガスのボンベ９本を導管により連結し、その内容積の合計が360リットルの装置

5. プロパンガスのボンベ９本を導管により連結し、その内容積の合計が990リットルの装置

ＬＰガスのボンベ10本を導管により連結し、その内容積の合計が470リットルの装置

1. 満18歳に満たない者は、免許を受けることができない。

2. 免許証の交付を受けた者で、 に就こうとする者は、住所を 免許に係る業務変更したときは、免許証の書替えを受けなければならない。

3. 免許証を受けた者が免許証を他人に貸与したときは、免許の取消し又は効力の一時停止の処分を受けることがある。

4. 免許の取消しの処分を受けた者は、遅滞なく、免許の取消しをした都道府県労働局長に免許証を返還しなければならない。

5. 免許証の再交付を受けるときの免許証再交付申請書の提出先は、免許証の交付を受けた都道府県労働局長又は免許証の交付を受けた者の住所を管轄する都道府県労働局長である。

免許証の交付を受けた者で、 に就こうとする者は、住所を 免許に係る業務変更したときは、免許証の書替えを受けなければならない。

1. ガス集合装置は、火気を使用する設備から２メートル以上離れた場所に設けなければならない。

2. ガス装置室の壁の材料は、不燃性の物としなければならない。

3. ガス装置室の壁とガス集合装置との間隔については、当該装置の取扱い、ガスの容器の取替え等をするために十分な距離に保たなければならない。

4. ガス集合装置で、移動して使用するもの以外のものは、ガス装置室に設けなければならない。

5. ガス装置室は、ガスが漏えいしたときに、当該ガスが滞留しないものとしなければならない。

ガス集合装置は、火気を使用する設備から２メートル以上離れた場所に設けなければならない。

1. ガス集合装置の取扱いに従事する労働者に、取り付けるガスの容器の口金及び配管の取付け口に付着している油類、じんあい等を除去させること。

2. ガスの容器の取替えの作業に立ち合うこと。

3. 作業に従事する労働者の保護眼鏡及び保護手袋の使用状況を監視すること。

4. 安全器は、作業中、その機能を容易に確かめることができない箇所に置くときは、１日に１回以上これを点検すること。

5. ガス溶接作業主任者免許証を携帯すること。

安全器は、作業中、その機能を容易に確かめることができない箇所に置くときは、１日に１回以上これを点検すること。

1. １年ごとに１回、ガス集合溶接装置の損傷、変形、腐食等の有無及びその機能について自主検査を行っている。

2. 地下に埋設されたガス集合溶接装置の配管については、自主検査の対象としていない。

3. 自主検査の結果、ガス集合溶接装置に異常を認めたので、補修するまでの間、ガス溶接作業主任者がガス集合溶接装置の使用中に、使用状況を常時監視している。

4. ガス集合溶接装置を２年間使用しなかったので、その期間は自主検査を行わなかった。

5. 自主検査を行ったときは、検査年月日、検査方法、検査箇所、検査結果、検査実施者氏名及び補修等の措置の内容を記録し、これを３年間保存している。

自主検査の結果、ガス集合溶接装置に異常を認めたので、補修するまでの間、ガス溶接作業主任者がガス集合溶接装置の使用中に、使用状況を常時監視している。

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1. 導管とは、燃料ガス容器などのガス供給源から吹管までガスを送る管のことをいう。

2. アセチレン用配管には、鋼管は使用できないが銅管は使用できる。

3. 導管の径が細すぎると圧力損失をまねき、ガスの供給に支障が生じる。

4. 導管に使用するゴムホースの色は、アセチレン用には赤、酸素用には青を用いる。

5. 導管に使用するゴムホースは、十分な強さと耐圧性を有した軽いものを選ぶ。

アセチレン用配管には、鋼管は使用できないが銅管は使用できる。

1. 一定数のガス容器を枠組みして運搬し、使用するものを、カードル方式という。

2. 酸素ガス、水素ガスなどの比較的圧力の高いガス容器の連結方法には、カードル方式は用いられない。

3. ガスを多量に消費する場合、超低温液化ガス容器を２本以上集合主管に接続して用いることがある。

4. ガス集合溶接装置の器具などの連結部は、十分な気密が保持されるように、溶接するか又は適したパッキンを使用する。

5. 安全器は、圧力調整器から吹管につながる導管の途中に設ける。

酸素ガス、水素ガスなどの比較的圧力の高いガス容器の連結方法には、カードル方式は用いられない。

1. 乾式安全器は、ガスが逆火爆発したときに、水によることなく火炎の上流側への伝ぱを阻止する構造となっている。

2. 乾式安全器は、逆火を阻止する機能、逆火時にガスを遮断する機能、酸素の逆流を阻止する機能などを備える必要がある。

3. 乾式安全器は、アセチレンを使用するガス集合装置の安全器、水素を使用するガス集合装置の安全器などに使用される。

4. 焼結金属を用いた乾式安全器では、焼結金属の隙間が大きいほど消炎能力が増す。

5. 水封式安全器は、地面に対して垂直に取り付ける。

焼結金属を用いた乾式安全器では、焼結金属の隙間が大きいほど消炎能力が増す。

1. Ａ形溶接器は、通常、一度火炎を調整しておけば、再点火するときに火炎の再調整をする必要がない。

2. Ｂ形溶接器は、ミキサが火口内部に組み込まれており、Ａ形溶接器に比べて火口が重い。

3. Ｂ形溶接器では、火口番号は、１時間当たりのアセチレン消費量(リットル)に対応するとされている。

4. 低圧用溶接器は、中圧アセチレンにも使用できるが、中圧用溶接器は、低圧アセチレンには使用できない。

5. 中圧用３形切断器は、燃料ガスの種類を変えても、十分なガス供給能力が得られれば火口を換えるだけで使用することができる。

Ｂ形溶接器は、ミキサが火口内部に組み込まれており、Ａ形溶接器に比べて火口が重い。

1. 酸素用圧力調整器の容器との取付け部は、おすネジとめすネジがあり、いずれも左ネジである。

2. 圧力調整器による圧力調整は、大小２つのスプリングの力と、ダイヤフラムに加わるガス圧力とのつり合いによって行われる。

3. アセチレン用圧力調整器には、通常、入口圧力(一次圧力)と出口圧力(二次圧力)を示す２個の圧力計が取り付けられている。

4. ブルドン管圧力計のブルドン管は、断面が楕円又は扁平形の金属管を半円形の曲管に加工したものである。

5. ブルドン管圧力計には、一般に、異常圧力がかかった場合の破裂防止策として、裏側に安全孔又は破裂板が装備されている。

酸素用圧力調整器の容器との取付け部は、おすネジとめすネジがあり、いずれも左ネジである。

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1. 溶解アセチレンは、容器内の多孔質物(マス)に溶剤を浸潤させ、アセチレンを圧入してこの溶剤に溶解させたものである。

2. 溶解アセチレンの溶剤に使用されるＤＭＦ(ジメチルホルムアミド)は、溶解性は優れているが、毒性が強い。

3. アセトンを溶剤とする場合、温度が低下すると、アセチレンのアセトンへの溶解度が増加するので、容器内の圧力は低くなる。

4. 溶解アセチレンの耐圧容器への充てんは、充てん後の圧力が15℃においてゲージ圧力5ＭPa以下となるように行う。

5. 溶解アセチレン７kgが気化すると、０℃、１気圧で、約21ｍ³のアセチレンガスとなる。

溶解アセチレン７kgが気化すると、０℃、１気圧で、約21ｍ³のアセチレンガスとなる。

1. 空気と混合した水素の爆発範囲は、空気と混合したメタンの爆発範囲より狭い。

2. 純粋なアセチレンは、無色、無臭の窒息性ガスである。

3. プロパンは、臨界温度が高いため、圧縮すると容易に液化する。

4. 燃料用ＬＰガスは、漏れたら気が付きやすいように臭いがつけられている。

5. ＬＰガスは、油脂類や天然ゴムを溶解する。

空気と混合した水素の爆発範囲は、空気と混合したメタンの爆発範囲より狭い。

1. 酸素は、通常、空気中に約21％含まれている。

2. 酸素は、無色・無臭の気体で、空気より重い。

3. 酸素自身は燃えたり爆発したりすることはないが、可燃物の燃焼を支える性質を有する。

4. 酸素は、主に、液体空気を生成し酸素を分離する方法、吸着剤を用いて空気中の窒素を吸着させ酸素を濃縮・分離する方法などで製造されている。

5. 可燃性ガスの最小着火エネルギーは、酸素と混合した場合の値の方が空気と混合した場合の値より大きい。

可燃性ガスの最小着火エネルギーは、酸素と混合した場合の値の方が空気と混合した場合の値より大きい。

1. 可燃性液体のミストや可燃性の粉体の粉じんが空気中に一定の濃度以上浮遊・分散している場合には、着火源によってガス爆発と同様の現象が生じる。

2. 火炎の伝ぱ速度が音速を超える激しい爆発を爆ごうといい、爆ごうでは、圧力の上昇が初圧の数十倍に達することがある。

3. 拡散燃焼では、熱分解の結果、固体可燃物の炭化が進み生成した無定形炭素が、固体表面の空気と接触した部分で着火して燃焼を継続する。

4. 定常燃焼とは、発熱と放熱のバランスが保たれた状態で、安定的に燃焼が継続することをいう。

5. 吹管の予混合炎の燃料ガスを止め、炎が消えるとき、予混合されたガスの火炎伝ぱ速度よりガスの流出速度が遅くなることにより、爆発音を伴うことがある。

拡散燃焼では、熱分解の結果、固体可燃物の炭化が進み生成した無定形炭素が、固体表面の空気と接触した部分で着火して燃焼を継続する。

1. 酸素容器には、一般に、最高充てん圧力が35℃で17ＭPaの鋼製の継目なし容器が使用されている。

2. 継目なし容器には、角鋼材から鍛造で作ったものと、継目なし鋼管の両端を鍛造で絞って作ったものがある。

3. 溶解アセチレン容器には、安全装置として、融点が150℃の可溶合金を封入した可溶合金栓が付いている。

4. アセチレンとＬＰガスの混合ガスの容器には、一般に、溶接容器が使用され、その塗色はねずみ色である。

5. 溶解アセチレン容器には、一般に、溶接容器が使用され、その塗色はかっ色である。

溶解アセチレン容器には、安全装置として、融点が150℃の可溶合金を封入した可溶合金栓が付いている。

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