一級ボイラー技士(平成28年4月)試験B | 解答一覧


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1 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験A 熱及び蒸気に関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. 飽和水の蒸発熱は、圧力が高くなるほど小さくなり、臨界圧力に達すると0になる。

2. 平板壁の熱伝導によって伝わる熱量は、壁の両側面の温度差及び伝熱面積に比例し、厚さに反比例する。

3. 蒸気タービンなどの蒸気原動機に、過熱度の高い過熱蒸気を使用すると、熱効率が向上するとともに、タービン翼の腐食などの故障を軽減することができる。

4. 物体の圧力をP(Pa)、比体積をv(m³/kg)、内部エネルギーをu(J/kg)とすると、物体の比エンタルピh(J/kg)は、h=u+Pvで表される。

5. 熱と仕事はともにエネルギーの形態で、熱量1MJは、電気的仕事量6kWhに相当する。

熱と仕事はともにエネルギーの形態で、熱量1MJは、電気的仕事量6kWhに相当する。

2 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験A ボイラーに使用する金属材料に関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. 鋳鉄は、炭素量が通常5~4%程度の鉄・炭素合金で、溶融点が低く流動性が良いので複雑な形状のものを作ることができるが、鍛造や圧延はできない。

2. 鋳鋼は、弁その他形状が複雑なため機械加工が困難で、鋳鉄では強度が不足する部品に使用される。

3. 高炭素鋼は、焼入れされて硬化し割れが発生しやすいので、ボイラーには主として炭素0.1~0.3%程度の軟鋼が使用される。

4. 銅合金には、銅と亜鉛の合金の黄銅及び銅とすずの合金の青銅があるが、青銅のほうが鋳造しやすく、バルブ、コックなどに使用される。

5. 合金鋼は、引張強さ、クリープ強さ及び耐食性を改善するために炭素鋼に適量のリン、ニッケル、クロムなどを添加したもので、ボイラーに使用される合金鋼にはステンレス鋼などがある。

合金鋼は、引張強さ、クリープ強さ及び耐食性を改善するために炭素鋼に適量のリン、ニッケル、クロムなどを添加したもので、ボイラーに使用される合金鋼にはステンレス鋼などがある。

3 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験A 炉筒煙管ボイラーに関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. 燃焼ガスが閉じられた炉筒後端で反転して前方に戻る「戻り燃焼方式」を採用し、燃焼効率を高めたものがある。

2. 戻り燃焼方式では、燃焼火炎が、炉筒前部から炉筒後部へ流れ、そして炉筒後部で反転して前方に戻る一連の流れを2パスと数える。

3. ウェットバック式は、後部煙室が胴の外部に設けられ、その周囲が水で囲まれている構造である。

4. エコノマイザや空気予熱器を設け、ボイラー効率が90%に及ぶものがある。

5. すべての組立てを製造工場で行い、完成状態で運搬できるパッケージ形式にしたものが多い。

ウェットバック式は、後部煙室が胴の外部に設けられ、その周囲が水で囲まれている構造である。

4 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験A 水管ボイラーに関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. 伝熱面積当たりの保有水量が小さいので、起動から所要蒸気を発生するまでの時間が短い。

2. 一般に水冷壁構造であり、水冷壁管は火炎からの強い放射熱を有効に吸収し、高い蒸発率を示す放射伝熱面となるとともに、炉壁を保護する。

3. 自然循環式の中低圧のボイラーには、蒸気ドラム1個と水ドラム1個の2胴形のものや、蒸気ドラム1個と水ドラム2個の3胴形のものがある。

4. 給水及びボイラー水の処理に注意を要し、特に高圧のボイラーでは厳密な水管理を行う必要がある。

5. 高温高圧のボイラーでは、全吸収熱量のうち、高温ガスとの接触によって熱を受ける蒸発水管群で吸収される熱量の割合が大きい。

高温高圧のボイラーでは、全吸収熱量のうち、高温ガスとの接触によって熱を受ける蒸発水管群で吸収される熱量の割合が大きい。

5 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験A 鋳鉄製ボイラーに関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. 鋼製ボイラーに比べ、強度は弱いが腐食には強い。

2. 燃焼室の底面は、ほとんどがウェットボトム式の構造となっている。

3. 側二重柱構造のセクションでは、ボイラー水の循環において、燃焼室側側柱が上昇管、外側側柱が下降管の役割を果たしている。

4. 重力式蒸気暖房返り管では、低水位事故を防止するために、ハートフオード式連結法がよく用いられる。

5. 暖房に蒸気ボイラーを使用する場合は、温水ボイラーを使用する場合に比べ、部屋ごとの温度調節が容易である。

暖房に蒸気ボイラーを使用する場合は、温水ボイラーを使用する場合に比べ、部屋ごとの温度調節が容易である。


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6 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験A ボイラー各部の構造及び強さに関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. 胴板を薄肉円筒として取り扱う場合、長手方向の断面に生じる周方向の応力は、周方向の断面に生じる長手方向の応力の2倍となる。

2. 鏡板は、胴又はドラムの両端を覆っている部分をいい、煙管ボイラーのように管を取り付ける鏡板は、特に管寄せという。

3. 皿形鏡板は、同材質、同径、同厚の場合、全半球形鏡板より強度が小さい。

4. 炉筒の鏡板への取付けは、一般に鏡板の炉筒取付け部分を内方に折り込んで、突合せ溶接によって行う。

5. 炉筒の圧壊を防止するため、波形炉筒を用いたり、平形炉筒の外周に補強リングを溶接したりする。

鏡板は、胴又はドラムの両端を覆っている部分をいい、煙管ボイラーのように管を取り付ける鏡板は、特に管寄せという。

7 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験A ボイラーのばね安全弁及び安全弁の排気管に関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. 安全弁の吹出し圧力は、調整ボルトを締めたり緩めたりして、ばねが弁体を弁座に押し付ける力を変えることによって調整する。

2. 安全弁は、蒸気流量を制限する構造によって、場程式と全量式に分類される。

3. 全量式安全弁は、のど部の面積で吹出し面積が決まる。

4. 安全弁箱又は排気管の底部には、弁を取り付けたドレン抜きを設ける。

5. 安全弁の取付管台の内径は、安全弁入口径と同径以上とする。

安全弁箱又は排気管の底部には、弁を取り付けたドレン抜きを設ける。

8 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験A 給水系統装置に関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. 給水ポンプ過熱防止装置は、ポンプ吐出量を絞り過ぎた場合に、過熱防止弁などにより吐出しようとする水の一部を吸込み側に戻す装置である。

2. ディフューザポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のない遠心ポンプで、高圧のボイラーには多段ディフューザポンプが用いられる。

3. 渦流ポンプは、円周流ポンプとも呼ばれているもので、小容量の蒸気ボイラーなどの給水に用いられる。

4. 脱気器は、物理的脱気法により給水を脱気する装置で、加熱脱気器などがある。

5. 給水弁と給水逆止め弁をボイラーに取り付ける場合は、給水弁をボイラーに近い側に、給水逆止め弁を給水ポンプに近い側に、それぞれ取り付ける。

ディフューザポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のない遠心ポンプで、高圧のボイラーには多段ディフューザポンプが用いられる。

9 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験A 温度検出器に関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. バイメタル式温度検出器は、熱膨張率の異なる2種類の薄い金属板を張り合わせたバイメタルにより接点をオンオフするもので、振動により誤差が出ることがあるが、直動式のため応答速度が速い。

2. 溶液密封式温度検出器は、感温体内の揮発性液体の温度変化による膨張・収縮を利用して、ベローズなどにより接点をオンオフするものである。

3. 溶液密封式温度検出器の感温体は、直接ボイラー本体に取り付ける場合と、保護管を用いて取り付ける場合がある。

4. 測温抵抗体は、金属の電気抵抗が温度変化によって一定の割合で変化する性質を利用して温度を測定するもので、使用する金属には、温度に対する抵抗変化が一定であること、温度係数が大きいことなどの要件が必要である。

5. 熱電対は、2種類の材質の異なる金属線の両端を接合し、閉回路を作ったもので、両端で温度差が生じると回路中にその金属固有の熱起電力が発生する原理を利用して、温度を測定するものである。

バイメタル式温度検出器は、熱膨張率の異なる2種類の薄い金属板を張り合わせたバイメタルにより接点をオンオフするもので、振動により誤差が出ることがあるが、直動式のため応答速度が速い。

10 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験A ボイラーの自動制御に関する次の文中の[  ]内に入れるAからCの語句の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。

「ボイラーの水位制御においては、[ A ]が増加して水面が下がる前に、[ A ]の増加を検出して給水量を増加させる操作を行う。このように、[ B ]と制御量の偏差によらず外乱などの情報に基づいて操作量を決定する制御を[ C ]制御という。」
詳細

1. A=蒸気流量 B=目標値 C=フィードフォワード

2. A=燃焼空気量 B=目標値 C=フィードバック

3. A=蒸気流量 B=操作量 C=シーケンス

4. A=燃焼空気量 B=燃料量 C=フィードフォワード

5. A=燃料量 B=操作量 C=シーケンス

A=蒸気流量 B=目標値 C=フィードフォワード


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11 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験A ボイラーの蒸気圧力上昇時の取扱いに関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. 常温の水からたき始めるときの圧力上昇は、初めは遅く、次第に速くなるようにして、ボイラー本体各部の温度上昇が平均になるようにする。

2. 空気予熱器に漏れなどを生じさせないため、燃焼初期はできる限り低燃焼とし、低燃焼中は空気予熱器の入口ガス温度を監視して、空気予熱器内での異常燃焼を防ぐ。

3. 水循環装置のあるエコノマイザでは、燃焼ガスを通す前に、エコノマイザ出口から給水タンクへの循環ラインを開放し、内部の水を循環させる。

4. ボイラー水の温度が高くなっていくと水位が上昇するので、高水位となったら、ボイラー水を排出して常用水位に戻す。

5. ボイラー水の温度が上昇し、蒸気が十分発生してから、空気抜き弁を閉じる。

空気予熱器に漏れなどを生じさせないため、燃焼初期はできる限り低燃焼とし、低燃焼中は空気予熱器の入口ガス温度を監視して、空気予熱器内での異常燃焼を防ぐ。

12 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験A ボイラーの運転中の取扱いに関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. 2個の水面計の水位を対比し、差異を認めたときは、水面計の機能試験を行う。

2. 水面計の水位に全く動きがないときは、元弁が閉まっているか又は水側連絡管に詰まりが生じている可能性があるので、直ちに水面計の機能試験を行う。

3. ボイラーの水位はできるだけ一定に保つように努め、どうしても水位が低下する場合は、燃焼を抑えて原因を調べる。

4. 炉筒煙管ボイラーの安全低水面は、煙管最高部より炉筒が高い場合は、炉筒最高部(フランジ部を除く。)の上100mmの位置とする。

5. 給水ポンプ出口側の圧力計により給水圧力を監視し、ボイラーの圧力との差が減少気味のときには、給水管路が詰まっていないか調べる。

給水ポンプ出口側の圧力計により給水圧力を監視し、ボイラーの圧力との差が減少気味のときには、給水管路が詰まっていないか調べる。

13 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験A ボイラーの燃焼の異常に関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. 不完全燃焼による未燃のすすが、燃焼室以外の燃焼ガス通路で燃焼することがあり、これをスートファイヤという。

2. 燃焼中に、燃焼室又は煙道内で連続的な低周波のうなりを発する現象を「かまなり」という。

3. 「かまなり」の原因としては、燃焼によるもの、ガスの偏流によるもの、渦によるものなどが考えられる。

4. 火炎が息づく原因としては、燃料油圧や油温の変動、燃料調整弁や風量調節用ダンパのハンチングなどが考えられる。

5. 火炎が暗赤色の場合は、空気の過剰、燃料と空気の撹拌不良、バーナノズル部の不良などが考えられる。

火炎が暗赤色の場合は、空気の過剰、燃料と空気の撹拌不良、バーナノズル部の不良などが考えられる。

14 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験A ボイラーの水面計及び圧力計の取扱いに関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. 運転開始時の水面計の機能試験は、残圧がある場合は圧力が上がり始めたときに行い、残圧がない場合は点火直前に行う。

2. 水面計を取り付ける水柱管の水側連絡管は、ボイラー本体から水柱管に向かって下がり勾配となる配管を避ける。

3. 水面計のコックを閉じるときは、ハンドルが管軸と同じ方向になるようにする。

4. 圧力計のサイホン管の垂直部にはコックを取り付け、ハンドルが管軸と同じ方向のときにコックが開くようにする。

5. 圧力計は、原則として毎年1回、圧力計試験機による試験を行うか、試験専用の圧力計を用いて比較試験を行う。

運転開始時の水面計の機能試験は、残圧がある場合は圧力が上がり始めたときに行い、残圧がない場合は点火直前に行う。

15 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験A ボイラーに給水するディフューザポンプの取扱いに関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. グランドパッキンシール式の軸については、運転中少量の水が連続して滴下する程度にパッキンが締まっていて、締め代が残っていることを確認する。

2. 起動するときは、吸込み弁及び吐出し弁を全開にした状態で行う。

3. 運転中は、振動、異音、偏心、軸受の過熱、油漏れなどの有無を点検する。

4. 運転中は、ポンプの吐出し圧力、流量及び負荷電流が適正であることを確認する。

5. 運転を停止するときは、吐出し弁を徐々に閉め、全閉にしてからポンプ駆動用電動機を止める。

起動するときは、吸込み弁及び吐出し弁を全開にした状態で行う。


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16 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験A ボイラーのスートブローに関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. スートブローは、主として、ボイラーの水管外面などに付着するすすの除去を目的として行う。

2. スートブローの蒸気は、ドレンを切り乾燥したものを用いる。

3. スートブローは、燃焼量の低い状態のときに行う。

4. スートブローは、一箇所に長く吹き付けないようにして行う。

5. スートブローの回数は、燃料の種類、負荷の程度、蒸気温度などに応じて決める。

スートブローは、燃焼量の低い状態のときに行う。

17 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験A 水質に関し、次のうち誤っているものはどれか。
なお、Lはリットルである。
詳細

1. 水が酸性かアルカリ性かは、水中の水素イオン濃度と水酸化物イオン濃度により定まり、この程度を表示する方法として水素イオン指数(pH)が用いられる。

2. 全硬度は、カルシウム硬度とマグネシウム硬度を合計したものである。

3. 濁度は、水中に懸濁する不純物によって水が濁る程度を示すもので、濁度1度は、精製水1Lに白陶土(カオリン)1mgを含む濁りである。

4. 酸消費量(pH8.3)を測定する場合は、メチルレッド溶液を指示薬として用いる。

5. 電気伝導率は、その単位がS/m、mS/m、μS/mなどで表され、ボイラー水の電気伝導率を測定することにより、水中の電解質の濃度の概略値を求めることができる。

酸消費量(pH8.3)を測定する場合は、メチルレッド溶液を指示薬として用いる。

18 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験A 蒸発量が140kg/hの炉筒煙管ボイラーに塩化物イオン濃度が14mg/Lの給水を行い、10kg/hの連続吹出しを行う場合、ボイラー水の塩化物イオン濃度の値に最も近いものは、次のうちどれか。
なお、Lはリットルである。
詳細

1. 100mg/L

2. 110mg/L

3. 190mg/L

4. 210mg/L

5. 250mg/L

210mg/L

19 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験A ボイラー給水中の溶存気体の除去に関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. 膜脱気法は、高分子気体透過膜の片側に水を供給し、反対側を真空にして、溶存気体を除去する方法である。

2. 真空脱気法は、水を真空雰囲気にさらすことによって溶存気体を除去する方法である。

3. 加熱脱気法は、水を加熱し、溶存気体の溶解度を減少させて除去する方法である。

4. 窒素置換脱気法は、水中に窒素を吹き込むことにより、酸素の分圧を上げて、溶存酸素を除去する方法である。

5. 化学的脱気法は、脱酸素剤としてタンニン、亜硫酸ナトリウムなどを用いて、溶存酸素を除去する方法である。

窒素置換脱気法は、水中に窒素を吹き込むことにより、酸素の分圧を上げて、溶存酸素を除去する方法である。

20 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験A ボイラーの腐食に関する次の文中の[  ]内に入れるAからCの語句の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。

「電子を放出した鉄は、鉄イオンとなって水中に溶出する。放出された電子は、水と反応して[ A ]を生成する。
鉄イオンと[ A ]は反応して[ B ]を生成し、更に溶存酸素と反応して[ C ]となり、腐食が進行する。」
詳細

1. A=水素イオン B=水酸化第一鉄 C=水酸化第二鉄

2. A=水酸化イオン B=四酸化三鉄 C=水酸化第一鉄

3. A=水素イオン B=水酸化第二鉄 C=四酸化三鉄

4. A=水酸化イオン B=水酸化第一鉄 C=水酸化第二鉄

5. A=水素イオン B=四酸化三鉄 C=水酸化第一鉄

A=水酸化イオン B=水酸化第一鉄 C=水酸化第二鉄


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1 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験B 重油の性質に関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. 重油の密度は、温度が上昇すると減少する。

2. 密度の小さい重油は、密度の大きい重油より一般に引火点が低い。

3. 重油の比熱は、温度及び密度によって変わる。

4. 重油の動粘度は、温度が上昇すると低くなる。

5. 密度の小さい重油は、密度の大きい重油より単位質量当たりの発熱量が小さい。

密度の小さい重油は、密度の大きい重油より単位質量当たりの発熱量が小さい。

2 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験B ボイラー用気体燃料に関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. ガス火炎は、油火炎に比べて輝度が低く、燃焼室での輝炎による放射伝熱量が少なく、管群部での対流伝熱量が多い。

2. 天然ガスのうち湿性ガスは、メタン、エタンのほかプロパン以上の高級炭化水素を含み、その発熱量は乾性ガスより小さい。

3. LNGは、液化前に脱硫・脱炭酸プロセスで精製するため、CO₂、N₂、H₂Sなどの不純物を含まない。

4. LPGは、硫黄分がほとんどなく、空気より重く、その発熱量は天然ガスより大きい。

5. オフガスは、石油化学・石油精製工場における石油類の分解によって発生するガスで、水素を多く含み、その発熱量は高炉ガスより大きい。

天然ガスのうち湿性ガスは、メタン、エタンのほかプロパン以上の高級炭化水素を含み、その発熱量は乾性ガスより小さい。

3 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験B 石炭に関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. 石炭に含まれる固定炭素は、石炭化度の進んだものほど多い。

2. 石炭に含まれる揮発分は、石炭化度の進んだものほど多い。

3. 石炭に含まれる灰分が多くなると、燃焼に悪影響を及ぼす。

4. 石炭の燃料比は、石炭化度の進んだものほど大きい。

5. 石炭の単位質量当たりの発熱量は、一般に石炭化度の進んだものほど大きい。

石炭に含まれる揮発分は、石炭化度の進んだものほど多い。

4 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験B ボイラーにおける重油の燃焼に関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. 粘度の高い重油は、加熱し重油の粘度を下げることによって、噴霧による油の微粒化が容易になる。

2. バーナで噴霧された油滴は、送入された空気と混合し、バーナタイルなどの放射熱により加熱されて徐々に気化し、温度が上昇して火炎を形成する。

3. バーナで油を良好に霧化するには、B重油で50~60℃、C重油で80~105℃程度の油温に加熱する。

4. 重油の加熱温度が低すぎると、噴霧状態にむらができ、いきづき燃焼となる。

5. 通風が強すぎる場合は、火炎に火花が生じやすい燃焼となる。

重油の加熱温度が低すぎると、噴霧状態にむらができ、いきづき燃焼となる。

5 一級ボイラー技士(平成28年4月)試験B 空気比に関し、次のうち誤っているものはどれか。 詳細

1. 空気比とは、理論空気量に対する実際空気量の比をいい、理論空気量A0、実際空気量をA、空気比をmとすると、A=mA0となる。

2. 実際燃焼における空気比の概略値は、気体燃料で05~1.2、液体燃料で1.05~1.3である。

3. 液体燃料で完全燃焼の場合、乾き燃焼ガス中の酸素の体積割合をφ(%)とすると、空気比mは、m≒21/(21-φ)で求めることができる。

4. 空気比が過小な場合には、黒煙が出たり、排ガス量が多くなるなどの影響がある。

5. 空気比が過大な場合には、ボイラー効率が低下したり、NOxの発生に影響を及ぼす。

空気比が過小な場合には、黒煙が出たり、排ガス量が多くなるなどの影響がある。


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