揚貨装置運転士（令和5年4月） | 解答一覧

1. 揚貨装置は、船舶において荷を積卸しするため船舶に設置された荷役設備である。

2. ジブクレーン型式の揚貨装置には、ジブが１本のシングルタイプとジブが２本のダブルタイプがあり、360°旋回も可能である。

3. ジブクレーン型式の揚貨装置は、巻上げなどの動力には、一般に、油圧モータ又は電動機が使用される。

4. 走行式橋形クレーン型式の揚貨装置は、上甲板口の両側に走行レールを設けたもので、ハッチの適当な位置に移動することができる。

5. デリック型式の揚貨装置のシングルデリックブームのガイ装備荷役方式は、２本のトッピングリフトワイヤロープを使ってデリックブームを旋回させるものである。

デリック型式の揚貨装置のシングルデリックブームのガイ装備荷役方式は、２本のトッピングリフトワイヤロープを使ってデリックブームを旋回させるものである。

1. ハッチ　　　　　真下

2. ハッチ　　　　　真下

3. ハッチ　　　　　真横

4. ブルワーク　　　真横

5. ブルワーク　　　真下

ハッチ　　　　　真下

1. ワイヤロープのより方には、「Ｓより」と「Ｚより」があり、一般に「Ｚより」が多く使われている。

2. 「Ｓより」のワイヤロープは、ロープを縦にして見たとき右上から左下へストランドがよられている。

3. 「普通より」のワイヤロープは、ロープのよりの方向とストランドのよりの方向が反対である。

4. フィラー形29本線６よりロープ心入りは、「ＩＷＲＣ６×Ｆｉ(29)」と表示される。

5. 「ラングより」のワイヤロープは、「普通より」のワイヤロープに比べて素線のよりの傾斜が緩やかで、シーブに接する部分などの摩耗の度合は少ないが、キンクしやすい欠点があるため、玉掛け用には使用されない。

「Ｓより」のワイヤロープは、ロープを縦にして見たとき右上から左下へストランドがよられている。

1. リフティングマグネットは、電磁石を応用したつり具で、マグネットの形状には円形、矩型、馬蹄型などがある。

2. グリッパーは、貨物の荷重によって生じる把握力を利用して、直接貨物をつかんでつり上げるつり具で、貨物をつかむ部分の形状、寸法は、木材、箱、ベール梱包などの貨物に応じて有効となるように作られており、それぞれの荷姿に合わせたものを使用する。

3. グラブバケットのバケットの種類には、その作動方式により、単索式、複索式及び電動油圧式があり、単索式にあっては荷の自重によりシェルが開閉する。

4. スプレッダは、長尺物の貨物を安定した状態でつるための補助つり具で、貨物の長さに応じて適合したものを用いる。

5. カーゴフックには、片フックと両フックがあるが、両フックは40ｔ程度以上の大荷重用に使用される。

グラブバケットのバケットの種類には、その作動方式により、単索式、複索式及び電動油圧式があり、単索式にあっては荷の自重によりシェルが開閉する。

1. アイ及びアイプレートのうち、プリベンターガイを取り付けるときに用いるアイで、プレートにリングが取り付けられたものを、特にイヤクリートと呼ぶ。

2. シャックルには、ふくらんだ形のバウシャックルとＤ字形のストレートシャックルがあり、ロープ、チェーンなどの接続に用いられる。

3. ブロックのシーブの溝底円弧の接触角は、120°以上とする。

4. 合成繊維ロープは、天然繊維ロープに比較して軽く強じんであり、衝撃に対しても強く、吸湿性が小さいなどの利点がある。

5. マニラロープは、天然繊維のロープとしては最も多く使用され、日光に対して強く、雨、海水などに対しても比較的耐水性がある。

アイ及びアイプレートのうち、プリベンターガイを取り付けるときに用いるアイで、プレートにリングが取り付けられたものを、特にイヤクリートと呼ぶ。

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1. 船舶側による各部の点検及び注油が完了したことを確認し、船舶側責任者から取扱要領についての指示を受ける。

2. 巻上げ、巻下げレバー並びに起伏及び旋回用レバーが円滑に動くかどうかを点検するとともに、文字盤に示されている記号などにより各レバーの操作方向を確認する。

3. ジブの起伏及び旋回用レバーについて、右に倒せば右旋回、左に倒せば左旋回、後方(手前)に倒せばジブが伏し、前方に倒せば起き、中立にすれば停止することを確認する。

4. 巻上げ、巻下げレバーについて、前方に倒せば巻下げ、後方(手前)に倒せば巻上げ、中立にすれば停止することを確認する。

5. 操作レバーを１ノッチ、２ノッチと順々に入れ、カーゴワイヤロープの巻上げ、巻下げ、ジブの起伏及び旋回の無負荷運転を２～３回行い、異常がなければ負荷をかけて荷の巻上げ、巻下げを５～６回行う。

ジブの起伏及び旋回用レバーについて、右に倒せば右旋回、左に倒せば左旋回、後方(手前)に倒せばジブが伏し、前方に倒せば起き、中立にすれば停止することを確認する。

1. 20枚

2. 23枚

3. 25枚

4. 30枚

5. 36枚

30枚

1. Ａ，Ｂ，Ｄ

2. Ａ，Ｃ

3. Ｂ，Ｃ，Ｄ

4. Ｂ，Ｄ

5. Ｃ，Ｄ

Ｂ，Ｄ

1. プレートフック …………………… 袋物用

2. バケットスリング ………………… 長尺物用

3. キャンバススリング ……………… スクラップ用

4. ボックススリング ………………… ばら荷用

5. スプレッドビームスリング ……… ドラムかん用

ボックススリング ………………… ばら荷用

1. グースネックブラケットは、グースネックをデリックポストに固定する構造体である。

2. グースネックは、デリックブームの伸縮及び旋回を円滑にする働きと、カーゴワイヤロープなどをウインチドラムに正しく巻き込むためのガイド役をする。

3. ブロックブラケットは、カーゴワイヤロープ用などの滑車を取り付けるための滑車受けとなる。

4. ピンテルは、デリックブームの基部金具に連結され、立てピンの働きをする。

5. グリースニップルは、摺動部に給油を行うためのものである。

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1. 揚貨装置の運転の業務に係る特別教育の受講では、制限荷重４ｔの揚貨装置の運転の業務に就くことができない。

2. 揚貨装置運転士免許で、岸壁に設けられたつり上げ荷重８ｔの荷役用クレーンの運転の業務に就くことができる。

3. 玉掛けの業務に係る特別教育の受講では、制限荷重２ｔの揚貨装置で行う0.5ｔの荷の玉掛けの業務に就くことができない。

4. クレーン・デリック運転士免許で、制限荷重７ｔの揚貨装置の運転の業務に就くことができる。

5. 玉掛け技能講習の修了では、制限荷重６ｔの揚貨装置で行う３ｔの荷の玉掛けの業務に就くことができない。

玉掛けの業務に係る特別教育の受講では、制限荷重２ｔの揚貨装置で行う0.5ｔの荷の玉掛けの業務に就くことができない。

1. ５　　切断荷重　　最大

2. ５　　衝撃荷重　　最大

3. ５　　切断荷重　　最小

4. ６　　衝撃荷重　　最小

5. ６　　切断荷重　　最大

６　　切断荷重　　最大

1. 港湾荷役作業を開始する前に、当該作業が行われる船倉の内部、ばく露甲板の上又は岸壁の上にある荷の中に、塩素、シアン酸、四アルキル鉛等急性中毒を起こすおそれのある物、腐食性液体その他の腐食性の物、火薬類又は危険物が存するかどうかを調べなければならない。

2. 揚貨装置等を用いて、船倉の内部から荷を巻き上げ、又は船倉の内部へ荷を巻き卸す作業を行うときは、当該作業を開始する前に、ハッチビーム又は開放されたちょうつがい付きハッチボードの固定の状態について点検しなければならない。

3. 同一の船倉の内部においては、原則として、同時に異なる層で作業を行ってはならない。

4. 船倉の内部の小麦、大豆、とうもろこし等ばら物の荷を卸す作業を行う場合において、荷の移動を防止するための隔壁が倒壊することにより、当該作業に従事する労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、当該隔壁が確実に取り付けられていることを確認した後でなければ、当該作業に労働者を従事させてはならない。

5. 揚貨装置等を用いて、綿花、羊毛、コルク等でベール包装により包装されているものの巻上げの作業を行うときは、労働者に、当該包装に用いられている帯鉄、ロープ又は針金にスリングのフックをかけさせてはならない。

船倉の内部の小麦、大豆、とうもろこし等ばら物の荷を卸す作業を行う場合において、荷の移動を防止するための隔壁が倒壊することにより、当該作業に従事する労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、当該隔壁が確実に取り付けられていることを確認した後でなければ、当該作業に労働者を従事させてはならない。

1. 使用する際の安全係数が７となるワイヤロープ

2. 伸びが、当該鎖が製造されたときの長さの４％の鎖

3. ワイヤロープ１よりの間において素線(フィラ線を除く。以下同じ。)の数の９％の素線が切断したワイヤロープ

4. 直径の減少が公称径の８％のワイヤロープ

5. リンクの断面の直径の減少が、製造されたときの当該直径の９％の鎖

直径の減少が公称径の８％のワイヤロープ

1. 外角側　　フック

2. 外角側　　みぞ車

3. 外角側　　スリング

4. 内角側　　スリング

5. 内角側　　みぞ車

内角側　　みぞ車

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1. 総トン数400ｔの船舶において揚貨装置を用いないで荷を移動させる作業については、作業主任者を選任しなければならない。

2. 作業主任者を選任したときは、当該作業主任者の氏名及びその者に行わせる事項を作業場の見やすい箇所に掲示する等により関係労働者に周知させなければならない。

3. 作業の方法を決定し、作業を直接指揮することは、作業主任者の職務である。

4. 通行設備、荷役機械、保護具並びに器具及び工具を点検整備し、これらの使用状況を監視することは、作業主任者の職務である。

5. 周辺の作業者との連絡調整を行うことは、作業主任者の職務である。

総トン数400ｔの船舶において揚貨装置を用いないで荷を移動させる作業については、作業主任者を選任しなければならない。

1. その日の作業を開始する前に　　自主検査を行い　　作業終了後に

2. その日の作業を開始する前に　　点検し　　　　　　直ちに

3. １週間以内ごとに１回　　　　　点検し　　　　　　作業終了後に

4. １週間以内ごとに１回　　　　　点検し　　　　　　直ちに

5. １か月以内ごとに１回　　　　　自主検査を行い　　直ちに

その日の作業を開始する前に　　点検し　　　　　　直ちに

1. 揚貨装置の運転者を荷をつったままで運転位置から離れさせてはならない。ただし、作業の性質上やむを得ない場合又は安全な作業の遂行上必要な場合に、揚貨装置の運転を停止し、かつ、ブレーキをかけるときは、この限りでない。

2. 揚貨装置の玉掛けに用いるフックの安全係数については、４以上としなければならない。

3. 揚貨装置等を用いて、船倉の内部の荷で、ハッチの直下にあるもの以外のものを巻き上げる作業を行うときは、巻出索を使用する等により、あらかじめ、当該荷をハッチの直下に移してから行わなければならない。

4. 揚貨装置等を用いて、荷の巻出しの作業を行うときは、巻出索に用いるみぞ車を、ビームクランプ、シャックル、リング、ストラップ等の取付具により船のフレームに取り付けてはならない。

5. 揚貨装置を用いて、荷の巻上げ又は巻卸しの作業を行うときは、当該作業の開始後遅滞なく、揚貨装置の作動状態について点検し、異常がないことを確認しなければならない。

揚貨装置等を用いて、船倉の内部の荷で、ハッチの直下にあるもの以外のものを巻き上げる作業を行うときは、巻出索を使用する等により、あらかじめ、当該荷をハッチの直下に移してから行わなければならない。

1. Ａ，Ｂ，Ｃ

2. Ａ，Ｃ，Ｄ

3. Ｂ，Ｃ，Ｄ

4. Ｂ，Ｄ

5. Ｃ，Ｄ

Ｂ，Ｄ

1. 都道府県労働局長　　所属事業場の所在地を管轄する都道府県労働局長

2. 都道府県労働局長　　住所を管轄する都道府県労働局長

3. 都道府県労働局長　　住所を管轄する労働基準監督署長

4. 労働基準監督署長　　住所を管轄する労働基準監督署長

5. 労働基準監督署長　　所属事業場の所在地を管轄する労働基準監督署長

都道府県労働局長　　住所を管轄する都道府県労働局長

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1. 電力会社から供給される交流電力の周波数には、地域によって50Ｈzと60Ｈzがある。

2. 交流は、整流器で直流に変換できるが、得られた直流は完全に平滑ではなく波が多少残るため、脈流と呼ばれる。

3. 直流はＡＣ、交流はＤＣと表される。

4. 交流は、変圧器によって電圧を変えることができる。

5. 工場の動力用電源には、一般に三相交流が使用されている。

直流はＡＣ、交流はＤＣと表される。

1. 電流の単位はアンペア(Ａ)で、0.01Ａは１mＡとも表す。

2. 100Ｖで200Ｗの作業灯を20日間点灯し続けたときの消費電力量は、96kＷhである。

3. 回路に流れる電流の大きさは、回路の電圧に比例し、抵抗に反比例する。

4. 回路の抵抗が同じ場合、電流が大きいほど消費電力は大きくなる。

5. 抵抗に電流が流れたときに発生する熱をジュール熱という。

電流の単位はアンペア(Ａ)で、0.01Ａは１mＡとも表す。

1. 抵抗の単位はオーム(Ω)で、1000000Ωは１ＭΩとも表す。

2. 抵抗を並列に接続したときの合成抵抗の値は、個々の抵抗の値のどれよりも小さい。

3. ６Ωと12Ωの抵抗を直列に接続したときの合成抵抗の値は、18Ωである。

4. 導体でできた円形断面の電線の場合、断面の直径が同じまま長さが３倍になると抵抗の値は３倍になる。

5. 導体でできた円形断面の電線の場合、長さが同じまま断面の直径が２倍になると抵抗の値は２分の１になる。

導体でできた円形断面の電線の場合、長さが同じまま断面の直径が２倍になると抵抗の値は２分の１になる。

1. アルミニウム　　大理石

2. 鋼　　　　　　　雲母

3. 鋳鉄　　　　　　磁器

4. 鉛　　　　　　　黒鉛

5. 海水　　　　　　空気

鉛　　　　　　　黒鉛

1. 電流計及び電圧計には、直流用、交流用及び交直両用がある。

2. 電流計は、回路に直列に接続して電流の大きさを測定する。

3. 回路計(テスター)では、測定する回路の電圧や電流の大きさの見当がつかない場合は、最初に測定範囲の最小レンジで測定する。

4. アナログテスターでは、正確な値を測定するため、あらかじめ調整ねじで指針を「０」に合わせる０点調整を行ってから測定する。

5. 交流用の電圧計や電流計は、一般に、電圧又は電流の最大値ではなく実効値で目盛られている。

回路計(テスター)では、測定する回路の電圧や電流の大きさの見当がつかない場合は、最初に測定範囲の最小レンジで測定する。

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