1 |
潜水士(令和5年4月) |
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大気圧下で10Lの空気は、水深25mでは約何Lになるか。
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詳細
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1. 1/25L
2. 2/7L
3. 7/20L
4. 10/25L
5. 20/7L
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20/7L
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2 |
潜水士(令和5年4月) |
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圧力の単位に関する次の文中の 内に入れる[ A ]及び [ B ]の数値の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
「圧力計が50barを指している。この指示値をSI単位に換算すると [ A ]MPaとなり、また、この値を気圧の単位に換算するとおおむね [ B ] atmとなる。」
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詳細
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1. 0.5 0.5
2. 0.5 5
3. 5 5
4. 5 50
5. 50 50
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5 50
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3 |
潜水士(令和5年4月) |
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気体の性質に関し、正しいものは次のうちどれか。
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詳細
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1. ボンベから高圧空気を急速に放出すると温度が上がり、高圧空気中に水分が含まれている場合には、その一部は水蒸気になる。
2. 非常に高い圧力下で気体を混合すると拡散しにくいので、圧力の高い混合気体をつくるときは、低い圧力下で混合した気体を圧縮する。
3. 二酸化炭素は、無色・無臭の気体で、空気中に約0.1%の割合で含まれている。
4. 酸素は無色・無臭の気体であり、可燃性ガスに分類される。
5. 一酸化炭素は、物質の不完全燃焼などによって生じる無色の有毒な気体であるが、異臭があるため発見は容易である。
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非常に高い圧力下で気体を混合すると拡散しにくいので、圧力の高い混合気体をつくるときは、低い圧力下で混合した気体を圧縮する。
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4 |
潜水士(令和5年4月) |
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ヘリウムを用いた潜水に関し、誤っているものは次のうちどれか。
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詳細
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1. ヘリウムは、呼吸抵抗が、窒素より大きい。
2. ヘリウムは、熱伝導性が窒素より高いため、潜水者の体温を奪いやすい。
3. ヘリウムは、水への溶解度が、窒素より小さい。
4. ヘリウムは、体内から排出される速度が、窒素より大きい。
5. ヘリウムは、体内に溶け込む速度が、窒素より大きい。
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ヘリウムは、呼吸抵抗が、窒素より大きい。
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5 |
潜水士(令和5年4月) |
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水中における光や音に関し、誤っているものは次のうちどれか。
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詳細
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1. 水中では、音に対する両耳効果が減少し、音源の方向探知が困難になる。
2. 水は空気に比べ密度が大きいので、水中では音は空気中に比べ遠くまで伝播する。
3. 水分子による光の吸収の度合いは、光の波長によって異なり、波長の長い赤色は、波長の短い青色より吸収されやすい。
4. 濁った水中では、オレンジ色や黄色で蛍光性のものが視認しやすい。
5. 光は、水と空気の境界では下の図のように屈折し、顔マスクを通して水中の物体を見た場合、実際よりも大きく見える。
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光は、水と空気の境界では下の図のように屈折し、顔マスクを通して水中の物体を見た場合、実際よりも大きく見える。
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6 |
潜水士(令和5年4月) |
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潜水の種類及び方式に関し、誤っているものは次のうちどれか。
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詳細
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1. 全面マスク式潜水は、応需送気式の潜水で、顔面全体を覆うマスクにデマンド式潜水器を組み合わせた潜水器が使用される。
2. ヘルメット式潜水は、金属製のヘルメットとゴム製の潜水服により構成された潜水器を使用し、複雑な浮力調整などが必要で、その操作には熟練を要する。
3. 送気式潜水は、一般に、船上のコンプレッサーなどによって送気を行う潜水で、比較的長時間の水中作業が可能である。
4. 自給気式潜水は、一般に閉鎖回路型スクーバ式潜水器を使用し、潜水作業者の行動を制限する送気ホースなどが無いので作業の自由度が高い。
5. 全面マスク式潜水は、水中電話の使用が可能である。
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自給気式潜水は、一般に閉鎖回路型スクーバ式潜水器を使用し、潜水作業者の行動を制限する送気ホースなどが無いので作業の自由度が高い。
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7 |
潜水士(令和5年4月) |
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潜水業務の危険性に関し、正しいものは次のうちどれか。
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詳細
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1. 水中での溶接・溶断作業では、空気がないのでガス爆発の危険はないが、水は空気よりも電気をよく通すので感電する危険がある。
2. 潮流の速い水域での潜水作業は、減圧症が発生する危険性が高い。
3. 視界の良いときより、海水が濁って視界の悪いときの方が、サメやシャチのような海の生物による危険性が低い。
4. 海中の生物による危険には、サンゴ、フジツボなどによる切り傷、タコ、ウツボなどによる刺し傷のほか、イモガイ類、ガンガゼなどによるかみ傷がある。
5. 潜水作業中、海上衝突を予防するため、潜水作業船に下の図に示す国際信号書A旗板を掲揚する。
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潮流の速い水域での潜水作業は、減圧症が発生する危険性が高い。
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8 |
潜水士(令和5年4月) |
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潜水墜落又は吹き上げに関し、誤っているものは次のうちどれか。
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詳細
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1. 潜水墜落では、一たび浮力が減少して沈降が始まると、水圧が増して浮力が更に減少するという悪循環を繰り返す。
2. ヘルメット式潜水において、潜水服のベルトの締め付けが不足すると浮力が減少し、潜水墜落の原因となる。
3. 吹き上げは、潜水服内部の圧力と水圧の平衡が崩れ、内部の圧力が水圧より高くなったときに起こる。
4. 吹き上げは、ヘルメット式潜水のほか、ドライスーツを使用する潜水においても起こる可能性がある。
5. 吹き上げ時の対応を誤ると、潜水墜落を起こすことがある。
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ヘルメット式潜水において、潜水服のベルトの締め付けが不足すると浮力が減少し、潜水墜落の原因となる。
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9 |
潜水士(令和5年4月) |
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水中拘束又は溺れに関し、正しいものは次のうちどれか。
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詳細
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1. 魚網の近くで潜水するときは、魚網に絡まる危険を避けるため、信号索や水中ナイフを携行しない。
2. 水中拘束によって水中滞在時間が延長した場合には、延長した時間に応じて浮上時間を短縮する。
3. 沈船、洞窟などの狭い場所では、ガイドロープを使うと絡む危険があるので、使わないようにする。
4. 溺れを防止するため、潜水の方式にかかわらず、救命胴衣又はBCを必ず着用するようにする。
5. スクーバ式潜水では、窒素酔いにより正常な判断ができなくなり、レギュレーターのマウスピースを外して溺れることがある。
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スクーバ式潜水では、窒素酔いにより正常な判断ができなくなり、レギュレーターのマウスピースを外して溺れることがある。
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10 |
潜水士(令和5年4月) |
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特殊な環境下における潜水に関し、正しいものは次のうちどれか。
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詳細
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1. スクーバ式潜水とヘルメット式潜水を比較した場合、強潮流下ではヘルメット式潜水の方が抵抗が大きく作業が困難である。
2. 冷水中では、ドライスーツよりウエットスーツの方が体熱の損失が少ない。
3. 河口付近の水域は、一般に視界が悪いが、降雨により視界は向上するので、降雨後は潜水に適している。
4. 汚染のひどい水域では、スクーバ式潜水が適している。
5. 山岳部のダムなど高所域での潜水では、海面より環境圧が低いため、通常よりも短い減圧時間で減圧することができる。
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スクーバ式潜水とヘルメット式潜水を比較した場合、強潮流下ではヘルメット式潜水の方が抵抗が大きく作業が困難である。
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潜水士(令和5年4月) |
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潜水業務に用いるコンプレッサーに関する次のAからDの記述について、誤っているものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。
A スクーバ式潜水のボンベの充塡に用いる高圧コンプレッサーの最高充塡圧力は、一般に20MPaであるが、30MPaの場合もある。
B 移動式のコンプレッサーは、空気槽を分離式とすることにより、重量を100kg程度にし、小型・軽量となっている。
C 全面マスク式潜水に用いるコンプレッサーの圧縮効率は、圧力の上昇に伴い低下する。
D 潜水作業船に設置する固定式のコンプレッサーとその空気取入口は、機関室に設置する場合が多い。
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詳細
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1. A,B
2. A,C
3. B,C
4. B,D
5. C,D
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B,D
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12 |
潜水士(令和5年4月) |
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毎分20Lの呼吸を行う潜水作業者が、水深10mにおいて、空気圧力19MPa(ゲージ圧力)の空気ボンベを使用してスクーバ式潜水により40分間潜水業務を行う場合に最低限必要なボンベの内容積に最も近いものは次のうちどれか。
ただし、空気ボンベの残圧が5MPa(ゲージ圧力)になったら浮上するものとする。
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詳細
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1. 10L
2. 12L
3. 14L
4. 20L
5. 24L
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12L
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13 |
潜水士(令和5年4月) |
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送気式潜水に使用する設備又は器具に関し、誤っているものは次のうちどれか。
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詳細
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1. 全面マスク式潜水では、通常、送気ホースは、呼び径が8mmのものが使われている。
2. 送気ホースには、比重により沈用、半浮用、浮用の3種類のホースがあり、作業内容によって使い分けられる。
3. 流量計には、特定の送気圧力による流量が目盛られており、その圧力以外で送気する場合は換算が必要である。
4. 潜水前には、予備空気槽の圧力がその日の最高潜水深度の圧力の1.5倍以上となっていることを確認する。
5. 終業後、調節用空気槽の内部には0.1MPa(ゲージ圧力)程度の空気を残すようにしておく。
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終業後、調節用空気槽の内部には0.1MPa(ゲージ圧力)程度の空気を残すようにしておく。
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14 |
潜水士(令和5年4月) |
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スクーバ式潜水における潜降の方法などに関し、正しいものは次のうちどれか。
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詳細
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1. 潜降の際は、口にくわえたレギュレーターのマウスピースに空気を吹き込み、セカンドステージの低圧室とマウスピース内の水を押し出してから、呼吸を開始する。
2. 潜水中は、ボンベ内の呼吸ガスの消費を抑えるため、間欠的な呼吸であるスキップ・ブリージングを意識的に行うようにする。
3. 送気式潜水とは異なり、さがり綱(潜降索)を用いずに潜降してよいが、潜降速度は毎分10m程度で行うようにする。
4. 体調不良などで耳抜きがうまくできないときは、耳栓を使用して耳を保護し、潜水する。
5. マスクの中に水が入ってきたときは、深く息を吸い込んでマスクの下端を顔に押し付け、鼻から強く息を吹き出してマスクの上端から水を排出する。
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潜降の際は、口にくわえたレギュレーターのマウスピースに空気を吹き込み、セカンドステージの低圧室とマウスピース内の水を押し出してから、呼吸を開始する。
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潜水士(令和5年4月) |
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スクーバ式潜水における浮上の方法に関し、誤っているものは次のうちどれか。
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詳細
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1. BCを装着したスクーバ式潜水で浮上する場合、インフレーターの排気ボタンが押せる状態で顔を上に向け、体の回転を抑えながら真上に浮上する。
2. 自分が排気した気泡を見ながら、その気泡を追い越さないような速度を目安として、浮上する。
3. 無停止減圧の範囲内の潜水の場合でも、水深3m前後で、5分間程度、安全のため浮上停止を行うようにする。
4. 浮上開始の予定時間になったとき又は残圧計の針が警戒領域に入ったときは、浮上を開始する。
5. リザーブバルブ付きボンベ使用時に、吸気抵抗が増えてきたら、リザーブバルブを引いて給気を再開して浮上を開始する。
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BCを装着したスクーバ式潜水で浮上する場合、インフレーターの排気ボタンが押せる状態で顔を上に向け、体の回転を抑えながら真上に浮上する。
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16 |
潜水士(令和5年4月) |
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生体の組織をいくつかの半飽和組織に分類して不活性ガスの分圧の計算を行うビュールマンのZH-L16モデルに基づく減圧方法に関し、誤っているものは次のうちどれか。
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詳細
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1. M値とは、ある環境圧力に対して、労働者の身体が許容できる各半飽和組織ごとの最大の不活性ガス分圧である。
2. M値は、半飽和時間が短い組織ほど大きく、潜水者が潜っている深度が深くなるほど大きい。
3. M値が所定の計算により求めた全ての半飽和組織での体内不活性ガス分圧の値を超えないように、必要な減圧停止時間を設定する。
4. 半飽和組織における不活性ガス分圧の計算式は、具体的には「生体内外の不活性ガスの移動は不活性ガスの分圧の差が大きいほど速やかで、かつ、時間の経過に伴って指数関数的に行われる。」ということを意味している。
5. 繰り返し潜水において、作業終了後、次の作業まで水上で休息する時間を十分に設けなかった場合には、次の作業における減圧時間がより長くなる。
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M値が所定の計算により求めた全ての半飽和組織での体内不活性ガス分圧の値を超えないように、必要な減圧停止時間を設定する。
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潜水士(令和5年4月) |
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ヘルメット式潜水器などに関し、誤っているものは次のうちどれか。
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詳細
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1. 腰バルブは、潜水作業者自身が送気ホースからヘルメットに入る空気量の調節を行うときに使用する。
2. ドレーンコックは、吹き上げのおそれがある場合など緊急の排気を行うときに使用する。
3. ヘルメット式潜水器は、ヘルメット本体とシコロで構成され、使用時には、着用した潜水服の襟ゴム部分にシコロを取り付け、押え金と蝶ねじで固定する。
4. 排気弁(キリップ)は、潜水作業者自身が頭で押して操作するほか、手を使って外部から操作することもできる。
5. ヘルメットの送気ホース取付口には、逆止弁が組み込まれていて、この弁で送気された圧縮空気の逆流を防ぐ。
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ドレーンコックは、吹き上げのおそれがある場合など緊急の排気を行うときに使用する。
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18 |
潜水士(令和5年4月) |
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スクーバ式潜水及び全面マスク式潜水に用いられるボンベ、圧力調整器(レギュレーター)などに関し、誤っているものは次のうちどれか。
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詳細
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1. ボンベに空気を充塡するときは、一酸化炭素や油分が混入しないようにし、また、湿気を含んだ空気は充塡しないようにする。
2. 全面マスク式潜水で用いる圧力調整器は、高圧空気を10MPa(ゲージ圧力)前後に減圧するファーストステージ(第1段減圧部)と、更に潜水深度の圧力まで減圧するセカンドステージ(第2段減圧部)から構成される。
3. 全面マスク式潜水は送気式潜水であるが、圧力調整器を用いるほか、小型のボンベを携行して潜水することがある。
4. ボンベの残圧を表示する残圧計の内部には高圧がかかっているので、表示部の針は顔を近づけないで斜めに見るようにする。
5. スクーバ式潜水で用いる圧力調整器は、潜水前に、マウスピースをくわえて呼吸し、異常のないことを確認する。
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全面マスク式潜水で用いる圧力調整器は、高圧空気を10MPa(ゲージ圧力)前後に減圧するファーストステージ(第1段減圧部)と、更に潜水深度の圧力まで減圧するセカンドステージ(第2段減圧部)から構成される。
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19 |
潜水士(令和5年4月) |
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全面マスク式潜水の装備に関し、誤っているものは次のうちどれか。
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詳細
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1. 全面マスク式潜水では、送気ホースの緩み、外れなどにつながるおそれがあるので、足ヒレを用いてはならない。
2. 混合ガス潜水に使われる全面マスク式潜水器には、バンドマスクタイプとヘルメットタイプがある。
3. 全面マスク式潜水器のマスク内には、口と鼻を覆う口鼻マスクが取り付けられており、潜水作業者はこの口鼻マスクを介して給気を受ける。
4. 全面マスク式潜水器には、全面マスクにスクーバ用のセカンドステージレギュレーターを取り付ける簡易なタイプがある。
5. 全面マスク式潜水器では、ヘルメット式潜水器に比べて少ない送気量で潜水することができる。
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全面マスク式潜水では、送気ホースの緩み、外れなどにつながるおそれがあるので、足ヒレを用いてはならない。
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20 |
潜水士(令和5年4月) |
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潜水業務に使用する器具に関し、正しいものは次のうちどれか。
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詳細
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1. BCは、これに備えられた液化炭酸ガスボンベから入れるガスにより、浮力を得るものである。
2. 救命胴衣は、引金を引くと圧力調整器の第1段減圧部から高圧空気が出て、膨張するようになっている。
3. スクーバ式潜水で使用するウエットスーツには、レギュレーターから空気を入れる給気弁とスーツ内の余剰空気を排出する排気弁が付いている。
4. さがり綱(潜降索)は、丈夫で耐候性のある素材で作られたロープで、1~2cm程度の太さのものとし、水深を示す目印として3mごとにマークを付ける。
5. ヘルメット式潜水の場合、ヘルメット及び潜水服に重量があるので、潜水靴は、できるだけ軽量のものを使用する。
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さがり綱(潜降索)は、丈夫で耐候性のある素材で作られたロープで、1~2cm程度の太さのものとし、水深を示す目印として3mごとにマークを付ける。
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21 |
潜水士(令和5年4月) |
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肺の構造、肺の障害などに関し、誤っているものは次のうちどれか。
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詳細
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1. 鼻や口から吸い込まれた呼吸ガスは、気管→気管支→細気管支→呼吸細気管支の順で通過し、肺胞に至る。
2. 肺呼吸は、肺内に吸い込んだ空気中の酸素を血液中に取り入れ、血液中の二酸化炭素を排出するガス交換である。
3. 肺は、膨らんだり縮んだりして空気を出し入れしているが、肺自体には膨らむ力はない。
4. 肺の臓側胸膜と壁側胸膜で囲まれた部分を胸膜腔という。
5. 胸膜腔に空気が侵入し胸郭が広がっても肺が広がらない状態を、空気塞栓症という。
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胸膜腔に空気が侵入し胸郭が広がっても肺が広がらない状態を、空気塞栓症という。
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22 |
潜水士(令和5年4月) |
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人体の神経系に関し、誤っているものは次のうちどれか。
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詳細
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1. 末梢神経は、体性神経と自律神経に分類される。
2. 脳神経は、脳から直接出る12対の末梢神経である。
3. 自律神経は、交感神経と副交感神経に分類される。
4. 交感神経は主として夜になると働きが活発になり、副交感神経は昼になると働きが活発になる。
5. 人体の機能は、交感神経と副交感神経の二重支配による調節と平衡の上に成り立っている。
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交感神経は主として夜になると働きが活発になり、副交感神経は昼になると働きが活発になる。
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潜水士(令和5年4月) |
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下の図は、人体の血液循環の経路の一部を模式的に表したものであるが、図中の血管A及びBとそれぞれを流れる血液の特徴に関し、(1)~(5)のうち正しいものはどれか。
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詳細
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1. 血管Aは動脈、血管Bは静脈であり、血管Aを流れる血液は、血管Bを流れる血液よりも酸素を多く含んでいる。
2. 血管Aは動脈、血管Bは静脈であり、血管Bを流れる血液は、血管Aを流れる血液よりも酸素を多く含んでいる。
3. 血管Aは静脈、血管Bは動脈であり、血管Aを流れる血液は、血管Bを流れる血液よりも酸素を多く含んでいる。
4. 血管A、Bはともに動脈であり、血管Bを流れる血液は、血管Aを流れる血液よりも酸素を多く含んでいる。
5. 血管A、Bはともに静脈であり、血管Aを流れる血液は、血管Bを流れる血液よりも酸素を多く含んでいる。
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潜水士(令和5年4月) |
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人体に及ぼす水温の作用などに関し、誤っているものは次のうちどれか。
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詳細
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1. 人体の代謝という化学的プロセスによって熱が生じ、人体と外部環境の温度差という物理的プロセスによって熱が放散する。
2. 水の熱伝導度は空気の約25倍大きいので、水中では体温が奪われやすい。
3. 一般に、体温が35℃以下の状態を低体温症という。
4. 体温が低下し始めると筋肉の弛緩、酸素摂取量の減少などの症状が現れる。
5. 低体温症に陥った者への処置として、濡れた衣服は脱がせて乾いた毛布や衣服で覆う方法がある。
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体温が低下し始めると筋肉の弛緩、酸素摂取量の減少などの症状が現れる。
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潜水士(令和5年4月) |
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潜水によって生じる圧外傷に関し、誤っているものは次のうちどれか。
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詳細
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1. 圧外傷は、水圧が身体に不均等に作用することにより生じる。
2. 圧外傷は、潜降又は浮上いずれのときでも生じ、潜降時のものをスクィーズ、浮上時のものをブロックと呼ぶことがある。
3. 潜降時の圧外傷は、潜降による圧力変化のために体腔内の空気の体積が増えることにより生じ、中耳腔、副鼻腔、面マスクの内部や潜水服と皮膚の間などで生じる。
4. 深さ2m程度の浅い場所での潜水からの浮上でも圧外傷が生じることがある。
5. 虫歯の処置後に再び虫歯になって内部に密閉された空洞ができた場合、その部分で圧外傷が生じることがある。
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潜降時の圧外傷は、潜降による圧力変化のために体腔内の空気の体積が増えることにより生じ、中耳腔、副鼻腔、面マスクの内部や潜水服と皮膚の間などで生じる。
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