潜水士(令和6年4月) | 解答一覧


No. 問題集 詳細No. 内容 操作
1 潜水士(令和6年4月) 圧力及びその単位に関し、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. 1Pa = 1N/㎡である。

2. 1kPa = 10hPaである。

3. 1kPa = 98.0665kgf/c㎡である。

4. 1bar = 0.1MPaである。

5. 1atm = 101325Paである。

1kPa = 98.0665kgf/c㎡である。

2 潜水士(令和6年4月) 浮力に関し、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. 水中にある物体が、水から受ける上向きの力を浮力という。

2. 水中に物体があり、この物体の質量が、この物体と同体積の水の質量と同じ場合は、中性浮力の状態となる。

3. 海水は淡水よりも密度がわずかに大きいので、作用する浮力もわずかに大きい。

4. 圧縮性のない物体は水深によって浮力は変化しないが、圧縮性のある物体は水深が深くなるほど浮力も大きくなる。

5. 体積が同じ物体であれば、質量が異なっても、作用する浮力の大きさは同じである。

圧縮性のない物体は水深によって浮力は変化しないが、圧縮性のある物体は水深が深くなるほど浮力も大きくなる。

3 潜水士(令和6年4月) 気体の性質に関し、正しいものは次のうちどれか。 詳細

1. ヘリウムは、密度が極めて大きく、他の元素と化合しにくい気体で、呼吸抵抗は少ない。

2. 窒素は、無色・無臭で、常温・常圧では化学的に安定した不活性の気体であるが、高圧下では麻酔作用がある。

3. 二酸化炭素は、無色・無臭の気体で、空気中に約0.3%の割合で含まれている。

4. 酸素は、無色・無臭の気体で、生命維持に必要不可欠なものであり、空気中の酸素濃度が高いほど人体に良い。

5. 一酸化炭素は、物質の不完全燃焼などによって生じる無色の有毒な気体であるが、異臭があるため発見は容易である。

窒素は、無色・無臭で、常温・常圧では化学的に安定した不活性の気体であるが、高圧下では麻酔作用がある。

4 潜水士(令和6年4月) 20℃、1Lの水に接している0.2MPa(ゲージ圧力)の空気がある。これを0.1MPa(絶対圧力)まで減圧し、水中の窒素が空気中に放出されるための十分な時間が経過したとき、窒素の放出量(0.1MPa(絶対圧力)時の体積)に最も近いものは次のうちどれか。
 ただし、空気中に含まれる窒素の割合は80%とし、0.1MPa(絶対圧力)の窒素100%の気体に接している20℃の水1Lには17c㎥の窒素が溶解するものとする。
詳細

1. 14c㎥

2. 17c㎥

3. 22c㎥

4. 27c㎥

5. 34c㎥

27c㎥

5 潜水士(令和6年4月) 水中における光や音に関し、誤っているものは次のうちどれか。
詳細

1. 水中では、音に対する両耳効果が減少し、音源の方向探知が困難になる。

2. 水は空気に比べ密度が大きいので、水中では音は空気中に比べ遠くまで伝播する。

3. 水分子による光の吸収の度合いは、光の波長によって異なり、波長の長い赤色は、波長の短い青色より吸収されやすい。

4. 濁った水中では、オレンジ色や黄色で蛍光性のものが視認しやすい。

5. 光は、水と空気の境界では下の図のように屈折し、顔マスクを通して水中の物体を見た場合、実際よりも大きく見える。

光は、水と空気の境界では下の図のように屈折し、顔マスクを通して水中の物体を見た場合、実際よりも大きく見える。


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6 潜水士(令和6年4月) 潜水の種類及び方式に関し、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. 送気式潜水は、一般に、船上のコンプレッサーなどによって送気を行う潜水で、比較的長時間の水中作業が可能である。

2. ヘルメット式潜水器は、金属製のヘルメットとゴム製の潜水服により構成され、その操作には熟練を要し、呼吸ガスの消費量が多い。

3. 全面マスク式潜水は、レギュレーターを介して送気する定量送気式の潜水である。

4. スクーバ式潜水では、潜水者は直接人体に水圧を受けるが、このような潜水方式を軟式潜水という。

5. 自給気式潜水で一般的に使用されている潜水器は、開放回路型スクーバ式潜水器である。

全面マスク式潜水は、レギュレーターを介して送気する定量送気式の潜水である。

7 潜水士(令和6年4月) 潜水業務における潮流による危険性などに関し、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. 潮流の速い水域での潜水作業は、減圧症が発生する危険性が高い。

2. 大潮は、潮の干満の差が大きい状態で、満月の前後数日間をいい、小潮は、潮の干満の差が小さい状態で、新月の前後数日間をいう。

3. 潮流は、開放的な海域では弱いが、湾口、水道、海峡などの狭く、複雑な海岸線をもつ海域では強くなる。

4. 上げ潮と下げ潮との間に生じる潮止まりを憩流といい、潜水作業はこの時間帯に行うようにする。

5. 潮流の速い水域でスクーバ式潜水により潜水作業を行うときは、命綱を使用する。

大潮は、潮の干満の差が大きい状態で、満月の前後数日間をいい、小潮は、潮の干満の差が小さい状態で、新月の前後数日間をいう。

8 潜水士(令和6年4月) ヘルメット式潜水における潜水墜落の原因として、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. 不適切なウエイトの装備

2. 潜水服のベルトの締付け不足

3. 急激な潜降

4. さがり綱(潜降索)の不使用

5. 吹き上げ時の処理の失敗

潜水服のベルトの締付け不足

9 潜水士(令和6年4月) 水中拘束又は溺れに関し、正しいものは次のうちどれか。 詳細

1. 水が気管に入っただけでは呼吸が止まることはないが、気管支や肺に入ってしまうと窒息状態になって溺れることがある。

2. 水中拘束によって水中滞在時間が延長した場合には、延長した時間に応じて浮上時間を短縮する。

3. 沈船、洞窟などの狭い場所では、ガイドロープを使うと絡む危険があるので、使わないようにする。

4. 溺れを防止するため、潜水の方式にかかわらず、救命胴衣又はBCを必ず着用するようにする。

5. スクーバ式潜水では、窒素酔いにより正常な判断ができなくなり、レギュレーターのマウスピースを外して溺れることがある。

スクーバ式潜水では、窒素酔いにより正常な判断ができなくなり、レギュレーターのマウスピースを外して溺れることがある。

10 潜水士(令和6年4月) 特殊な環境下における潜水に関し、正しいものは次のうちどれか。 詳細

1. スクーバ式潜水とヘルメット式潜水を比較した場合、強潮流下ではヘルメット式潜水の方が抵抗が大きく作業が困難である。

2. 冷水中では、ドライスーツよりウエットスーツの方が体熱の損失が少ない。

3. 河口付近の水域は、一般に視界が悪いが、降雨により視界は向上するので、降雨後は潜水に適している。

4. 汚染のひどい水域では、スクーバ式潜水が適している。

5. 山岳部のダムなど高所域での潜水では、海面より環境圧が低いため、通常よりも短い減圧時間で減圧することができる。

スクーバ式潜水とヘルメット式潜水を比較した場合、強潮流下ではヘルメット式潜水の方が抵抗が大きく作業が困難である。


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11 潜水士(令和6年4月) 全面マスク式潜水の送気系統を示した下の図において、AからCの設備の名称の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
詳細

1. 予備空気槽   逆止弁     空気清浄装置

2. 調節用空気槽  圧力調整器   予備ボンベ

3. 調節用空気槽  空気清浄装置  予備ボンベ

4. 圧力調整器   調節用空気槽  空気清浄装置

5. 圧力調整器   空気清浄装置  予備ボンベ

調節用空気槽  空気清浄装置  予備ボンベ

12 潜水士(令和6年4月) 潜水業務に用いるコンプレッサーに関し、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. コンプレッサーは、原動機で駆動され、ピストンを往復させてシリンダー内の空気を圧縮する構造となっている。

2. コンプレッサーには、固定式と移動式があるが、固定式は潜水作業船に設置される場合が多い。

3. 移動式のコンプレッサーは、空気槽を分離式とすることにより、重量を100kg程度にし、小型・軽量となっている。

4. ストレーナーは、コンプレッサーに吸入される外気をろ過し、ゴミなどの侵入を防ぐための装置である。

5. 大出力化した原動機(主機)を備える潜水作業船は、コンプレッサー専用の原動機(補機)を設置して駆動するものが多い。

移動式のコンプレッサーは、空気槽を分離式とすることにより、重量を100kg程度にし、小型・軽量となっている。

13 潜水士(令和6年4月) 送気式潜水に使用する設備又は器具に関し、正しいものは次のうちどれか。 詳細

1. 全面マスク式潜水では、通常、送気ホースは、呼び径が13mmのものが使われている。

2. ヘルメット式潜水では、呼気がヘルメット内に吐き出されるため、ヘルメット内の二酸化炭素濃度が有毒なレベルに達しないよう、できるだけ高い圧力で送気する。

3. 流量計には、特定の送気圧力による流量が目盛られており、その圧力以外で送気する場合は換算が必要である。

4. フェルトを使用した空気清浄装置は、潜水者に送る圧縮空気に含まれる水分と油分のほか、二酸化炭素と一酸化炭素を除去する。

5. 終業後、調節用空気槽は、内部に0.1MPa(ゲージ圧力)程度の空気を残すようにしておく。

流量計には、特定の送気圧力による流量が目盛られており、その圧力以外で送気する場合は換算が必要である。

14 潜水士(令和6年4月) 入水及び潜降の方法に関し、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. スクーバ式潜水で、小型の船舶やボートの船縁に内側を向いて座り、後方に回転しながら行う入水の方法をバックロール法という。

2. ステップイン法(ジャイアントストライド法)による入水では、入水後もしばらく足を開いたままにすると、姿勢を早く安定させることができる。

3. 潮流がある場合には、潮流によってさがり綱(潜降索)から引き離されないよう、潮が流れてくる方向に背を向けるようにするとよい。

4. 潜水深度が深い場合や長時間の減圧が必要な場合は、潜水ステージや潜水ベルを用いる。

5. 潜水ステージを使用する場合には、さがり綱(潜降索)をガイドとして、ウィンチを使って作業位置まで降ろされる。

ステップイン法(ジャイアントストライド法)による入水では、入水後もしばらく足を開いたままにすると、姿勢を早く安定させることができる。

15 潜水士(令和6年4月) スクーバ式潜水における浮上の方法に関し、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. 浮上の際には、さがり綱(潜降索)は使用しないようにする。

2. 自分が排気した気泡を見ながら、その気泡を追い越さないような速度を目安として、浮上する。

3. 無停止減圧の範囲内の潜水の場合でも、水深3m前後で、5分間程度、安全のため浮上停止を行うようにする。

4. 浮上開始の予定時間になったとき又は残圧計の針が警戒領域に入ったときは、浮上を開始する。

5. リザーブバルブ付きボンベ使用時に、吸気抵抗が増えてきたら、リザーブバルブを引いて通常の給気を再開して浮上を開始する。

浮上の際には、さがり綱(潜降索)は使用しないようにする。


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16 潜水士(令和6年4月) 生体の組織を幾つかの半飽和組織に分類して不活性ガスの分圧の計算を行うビュールマンのZH-L16モデルに基づく減圧方法に関し、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. M値とは、ある環境圧力に対して、労働者の身体が許容できる各半飽和組織ごとの最大の不活性ガス分圧である。

2. M値は、半飽和時間が長い組織ほど大きく、潜水者が潜っている深度が深くなるほど小さい。

3. 所定の計算により求めた全ての半飽和組織での体内不活性ガス分圧が対応するM値を超えないように、必要な減圧停止時間を設定する。

4. 減圧計算において、ある浮上停止深度で、不活性ガス分圧がM値を上回るときは、直前の浮上停止深度での浮上停止時間を増加させる。

5. 繰り返し潜水において、作業終了後、次の作業まで水上で休息する時間を十分に設けなかった場合には、次の作業における減圧時間がより長くなる。

M値は、半飽和時間が長い組織ほど大きく、潜水者が潜っている深度が深くなるほど小さい。

17 潜水士(令和6年4月) ヘルメット式潜水の装備に関し、正しいものは次のうちどれか。 詳細

1. ヘルメットの送気ホース取付部には、送気された空気が逆流することがないよう、逆止弁が設けられている。

2. 排気弁(キリップ)は、潜水者自身がヘルメットの内側から頭で押して操作するもので、作業中に外部からの衝撃などにより排気弁が開くことを防ぐため、外部からは操作できないようになっている。

3. ドレーンコックは、潜水者が、送気中の水分や油分、呼気によって生じた水分をヘルメットの外へ排出するときに使用する。

4. 腰バルブには減圧弁が組み込まれていて、潜水者の呼吸量に応じて自動的に送気空気量を調節する。

5. ヘルメット及び潜水服に重量があるので、潜水靴は、できるだけ軽量のものを使用する。

ヘルメットの送気ホース取付部には、送気された空気が逆流することがないよう、逆止弁が設けられている。

18 潜水士(令和6年4月) スクーバ式潜水に用いられるボンベ、圧力調整器(レギュレーター)などに関し、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. スクーバ式潜水で用いるボンベは、一般に、内容積4~18Lで、圧力150~200MPaの高圧空気が充塡されている。

2. ボンベには、水が浸入することを防ぐため、使用後も1MPa程度の空気を残しておく。

3. ボンベへの圧力調整器の取付けは、ファーストステージ(第1段減圧部)のヨークをボンベのバルブ上部にはめ込んで、ヨークスクリューで固定する。

4. 残圧計の内部には高圧がかかっているので、表示部の針は顔を近づけないで斜めに見るようにする。

5. ボンベには、クロムモリブデン鋼などの鋼合金で製造されたスチールボンベと、アルミ合金で製造されたアルミボンベがある。

スクーバ式潜水で用いるボンベは、一般に、内容積4~18Lで、圧力150~200MPaの高圧空気が充塡されている。

19 潜水士(令和6年4月) 全面マスク式潜水の装備に関し、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. 全面マスク式潜水器では、ヘルメット式潜水器に比べて少ない送気量で潜水することができる。

2. 混合ガス潜水に使われる全面マスク式潜水器には、バンドマスクタイプとヘルメットタイプがある。

3. 全面マスク式潜水器のマスク内には、口と鼻を覆う口鼻マスクが取り付けられており、潜水者はこの口鼻マスクを介して給気を受ける。

4. 全面マスク式潜水器には、全面マスクにスクーバ用のセカンドステージレギュレーターを取り付ける簡易なタイプがある。

5. 全面マスク式潜水で使用する水中電話機用のイヤホンは、潜水中に外れることがないよう、外耳道にイヤーピースを差し込むものが一般的である。

全面マスク式潜水で使用する水中電話機用のイヤホンは、潜水中に外れることがないよう、外耳道にイヤーピースを差し込むものが一般的である。

20 潜水士(令和6年4月) 潜水業務に必要な器具に関し、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. 水深計は、2本の指針のうち1本は現在の水深を、他の1本は潜水中の最大深度を表示するものが便利である。

2. さがり綱(潜降索)は、丈夫で耐候性のある素材で作られたロープで、1~2cm程度の太さのものとし、水深を示す目印として3mごとにマークを付ける。

3. 全面マスク式潜水で使用するウエットスーツは、ブーツと一体となっており、潜水靴を必要としない。

4. スクーバ式潜水でボンベを固定するハーネスは、バックパック、ナイロンベルト及びベルトバックルで構成される。

5. 水中ナイフは、漁網が絡みつき、身体が拘束されてしまった場合の脱出などのために必要である。

全面マスク式潜水で使用するウエットスーツは、ブーツと一体となっており、潜水靴を必要としない。


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21 潜水士(令和6年4月) 肺換気機能に関し、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. 肺呼吸は、空気中の酸素を取り入れ、血液中の二酸化炭素を排出するガス交換である。

2. ガス交換は、肺胞及び呼吸細気管支で行われ、そこから口側の空間は、ガス交換には直接は関与していない。

3. ガス交換に関与しない空間を死腔というが、潜水呼吸器を装着すれば死腔は増加する。

4. 死腔が小さいほど、酸素不足、二酸化炭素蓄積が起こりやすい。

5. 潜水中では、呼吸ガスの密度が高くなり呼吸抵抗が増すので、呼吸運動によって気道内を移動できる呼吸ガスの量は深度が増すに従って減少する。

死腔が小さいほど、酸素不足、二酸化炭素蓄積が起こりやすい。

22 潜水士(令和6年4月) 人体の循環器系に関し、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. 末梢組織から二酸化炭素や老廃物を受け取った血液は、毛細血管から静脈、大静脈を通って心臓に戻る。

2. 心臓に戻った静脈血は、肺動脈を通って肺に送られ、そこでガス交換が行われる。

3. 心臓は左右の心室及び心房、すなわち四つの部屋に分かれており、血液は左心房から体全体に送り出される。

4. 心臓の左右の心房の間が卵円孔開存で通じていると、減圧障害を引き起こすおそれがある。

5. 大動脈の根元から出た冠動脈は、心臓の表面を取り巻き、心筋に酸素と栄養を供給する。

心臓は左右の心室及び心房、すなわち四つの部屋に分かれており、血液は左心房から体全体に送り出される。

23 潜水士(令和6年4月) 人体の神経系に関し、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. 末梢神経は、体性神経と自律神経に分類される。

2. 脳神経は、脳から直接出る12対の末梢神経である。

3. 自律神経は、交感神経と副交感神経に分類される。

4. 交感神経は主として夜になると働きが活発になり、副交感神経は昼になると働きが活発になる。

5. 人体の機能は、交感神経と副交感神経の二重支配による調節と平衡の上に成り立っている。

交感神経は主として夜になると働きが活発になり、副交感神経は昼になると働きが活発になる。

24 潜水士(令和6年4月) 人体に及ぼす水温の作用及び体温に関し、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. 体温は、代謝によって生じる産熱と、人体と外部環境の温度差に基づく放熱のバランスによって保たれる。

2. 水は空気に比べて熱伝導率が約25倍大きいので、水中では地上より体温が奪われやすい。

3. 体温が低下し始めると筋肉の弛緩、酸素摂取量の減少などの症状が現れる。

4. 一般に、体温が35℃以下の状態を低体温症という。

5. 低体温症に陥った者への処置として、濡れた衣服は脱がせて乾いた毛布や衣服で覆う方法がある。

体温が低下し始めると筋肉の弛緩、酸素摂取量の減少などの症状が現れる。

25 潜水士(令和6年4月) 潜水によって生じる圧外傷に関し、正しいものは次のうちどれか。 詳細

1. 圧外傷は、潜降又は浮上いずれのときでも生じ、潜降時のものをブロック、浮上時のものをスクィーズと呼ぶ。

2. 潜降時の圧外傷は、潜降による圧力変化のために体腔内の空気の体積が増えることにより生じ、中耳腔、副鼻腔、面マスクの内部や潜水服と皮膚の間などで生じる。

3. 浮上時の圧外傷は、浮上による圧力変化のために体腔内の空気の体積が減少することにより生じ、副鼻腔、肺などで生じる。

4. 虫歯の処置後に再び虫歯になって内部に密閉された空洞ができた場合、その部分で圧外傷が生じることがある。

5. 圧外傷は、深さ5m未満の場所での潜水の場合に生じることはない。

虫歯の処置後に再び虫歯になって内部に密閉された空洞ができた場合、その部分で圧外傷が生じることがある。


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