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平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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あるプロジェクトのステークホルダとして,プロジェクトスポンサ,プロジェクトマネージャ,プロジェクトマネジメントオフィス及びプロジェクトマネジメントチームが存在する。ISO 21500によれば,組織としての標準化,プロジェクトマネジメントの教育訓練,プロジェクトの監視などの役割を主として担うのはどれか。
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詳細
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1. プロジェクトスポンサ
2. プロジェクトマネージャ
3. プロジェクトマネジメントオフィス
4. プロジェクトマネジメントチーム
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プロジェクトマネジメントオフィス
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52 |
平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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組織が遂行する業務を定常業務とプロジェクトとに類別したとき,定常業務の特性はどれか。
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詳細
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1. ある業務のために編成された期間限定のチームで遂行する。
2. 成果物を反復的に生産して提供する活動を継続的に遂行する。
3. 独自のプロダクトやサービスを創造する。
4. 目的を達成するために開始し,目的を達成したときに終了する。
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成果物を反復的に生産して提供する活動を継続的に遂行する。
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53 |
平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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プロジェクトのスケジュールを短縮したい。当初の計画は図1のとおりである。作業Eを作業E1,E2,E3に分けて,図2のように計画を変更すると,スケジュールは全体で何日短縮できるか。
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詳細
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1. 1
2. 2
3. 3
4. 4
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1
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平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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システム開発における工数の見積りに関する記述のうち,適切なものはどれか。
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詳細
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1. COCOMOの使用には,自社における生産性に関する,蓄積されたデータが必要である。
2. 開発要員の技量は異なるので工数は参考にならないが,過去に開発したプログラムの規模は見積りの参考になる。
3. 工数の見積りは,作業の進捗管理に有効であるが,ソフトウェアの品質管理には関係しない。
4. ファンクションポイント法による見積りでは,プログラムステップ数を把握する必要がある。
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COCOMOの使用には,自社における生産性に関する,蓄積されたデータが必要である。
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55 |
平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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ITILにおけるサービスデスクを配置する方法の一つである"フォロー・ザ・サン"の説明はどれか。
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詳細
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1. インターネット技術を利用して,単一のサービスデスクであるかのようにして運用する。
2. スタッフを物理的に一か所に集約し,複数のサービスデスクを単一の場所に統合する。
3. 地理的に分散した二つ以上のサービスデスクを組み合わせて,24時間体制でサービスを提供する。
4. 夜間帯にサービスデスクで受け付けたインシデントを昼間帯のシフトリーダがフォローする。
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地理的に分散した二つ以上のサービスデスクを組み合わせて,24時間体制でサービスを提供する。
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56 |
平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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ITサービスマネジメントにおけるサービスレベル管理の説明はどれか。
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詳細
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1. あらかじめ定めた間隔で,サービス目標に照らしてサービスの傾向及びパフォーマンスを監視する。
2. 計画が発動された場合の可用性の目標,平常業務の状態に復帰するための取組みなどを含めた計画を作成し,導入し,維持する。
3. サービスの品質を阻害する事象に対して,合意したサービス目標及び時間枠内に回復させる。
4. 予算に照らして,費用を監視及び報告し,財務予測をレビューし,費用を管理する。
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あらかじめ定めた間隔で,サービス目標に照らしてサービスの傾向及びパフォーマンスを監視する。
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57 |
平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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ITサービスマネジメントのプロセスの一つである構成管理を導入することによって得られるメリットはどれか。
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詳細
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1. ITリソースに対する,現在の需要の把握と将来の需要の予測ができる。
2. 緊急事態においても最低限のITサービス基盤を提供することによって,事業の継続が可能になる。
3. 構成品目の情報を正確に把握することによって,他のプロセスの確実な実施を支援できる。
4. 適正な費用で常に一定した品質でのITサービスが提供されるようになる。
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構成品目の情報を正確に把握することによって,他のプロセスの確実な実施を支援できる。
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58 |
平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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クラウドサービスの導入検討プロセスに対するシステム監査において,クラウドサービス上に保存されている情報の消失の予防に関するチェックポイントとして,適切なものはどれか。
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詳細
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1. 既存の社内情報システムとのIDの一元管理の可否が検討されているか。
2. クラウドサービスの障害時における最大許容停止時間が検討されているか。
3. クラウドサービスを提供する事業者に信頼が置け,かつ,事業やサービスが継続して提供されるかどうかが検討されているか。
4. クラウドサービスを提供する事業者の施設内のネットワークに,暗号化通信が採用されているかどうかが検討されているか。
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クラウドサービスを提供する事業者に信頼が置け,かつ,事業やサービスが継続して提供されるかどうかが検討されているか。
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59 |
平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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システム監査人が予備調査で実施する監査手続はどれか。
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詳細
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1. 監査対象に関する手順書や実施記録,及び被監査部門から入手した監査証拠に基づいて,指摘事項をまとめる。
2. 監査対象に対する被監査部門の管理者及び担当者のリスクの認識について,アンケート調査によって情報を収集する。
3. 被監査部門の管理者の説明を受けながら,被監査部門が業務を行っている現場を実際に見て,改善提案の実現可能性を確かめる。
4. 被監査部門の担当者に対して,監査手続書に従ってヒアリングを行い,監査対象の実態を詳細に調査する。
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監査対象に対する被監査部門の管理者及び担当者のリスクの認識について,アンケート調査によって情報を収集する。
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平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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外部委託管理の監査に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。
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詳細
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1. 請負契約においては,委託側の事務所で作業を行っている受託側要員のシステムへのアクセス管理が妥当かどうかを,委託側が監査できるように定める。
2. 請負契約の場合は,受託側要員に対する委託側責任者の指揮命令が適切に行われているかどうかを,委託側で監査する。
3. 外部委託で開発した業務システムの品質管理状況は,委託側で監査する必要はなく,受託側で監査すべきである。
4. 機密度が高い業務システムの開発を外部に委託している場合は,自社開発に切り替えるよう改善勧告する。
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請負契約においては,委託側の事務所で作業を行っている受託側要員のシステムへのアクセス管理が妥当かどうかを,委託側が監査できるように定める。
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61 |
平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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IT投資評価を,個別プロジェクトの計画,実施,完了に応じて,事前評価,中間評価,事後評価として実施する。事前評価について説明したものはどれか。
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詳細
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1. 事前に設定した効果目標の達成状況を評価し,必要に応じて目標を達成するための改善策を検討する。
2. 実施計画と実績との差異及び原因を詳細に分析し,投資額や効果目標の変更が必要かどうかを判断する。
3. 投資効果の実現時期と評価に必要なデータ収集方法を事前に計画し,その時期に合わせて評価を行う。
4. 投資目的に基づいた効果目標を設定し,実施可否判断に必要な情報を上位マネジメントに提供する。
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投資目的に基づいた効果目標を設定し,実施可否判断に必要な情報を上位マネジメントに提供する。
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平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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情報システム全体の最適化目標は経営戦略に基づいて設定される必要があり,その整合性を検証する必要がある。"財務状態の予測"と整合性を確保すべきものはどれか。
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詳細
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1. 情報化投資計画
2. 情報システム化計画
3. 情報システム全体のSWOT分析
4. 情報システム部門のバランススコアカード
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情報化投資計画
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63 |
平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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SOAを説明したものはどれか。
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詳細
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1. 企業改革において既存の組織やビジネスルールを抜本的に見直し,業務フロー,管理機構,情報システムを再構築する手法のこと
2. 企業の経営資源を有効に活用して経営の効率を向上させるために,基幹業務を部門ごとでなく統合的に管理するための業務システムのこと
3. 発注者とITアウトソーシングサービス提供者との間で,サービスの品質について合意した文書のこと
4. ビジネスプロセスの構成要素とそれを支援するIT基盤を,ソフトウェア部品であるサービスとして提供するシステムアーキテクチャのこと
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ビジネスプロセスの構成要素とそれを支援するIT基盤を,ソフトウェア部品であるサービスとして提供するシステムアーキテクチャのこと
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平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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オムニチャネルの特徴はどれか。
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詳細
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1. 実店舗,インターネット上のオンラインストア,カタログ通販など,複数の顧客接点から同質の利便性で商品を注文・購入できること
2. 実店舗とインターネット上の店舗の取扱商品を想定購入者層に応じて別々にし,独立した販売チャネルとすること
3. 実店舗に顧客を来店させるために,期間限定のクーポンを複数の実店舗の店頭で店員が配布すること
4. 実店舗を運営するための人件費を削減するために,インターネットだけで商品を販売すること
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実店舗,インターネット上のオンラインストア,カタログ通販など,複数の顧客接点から同質の利便性で商品を注文・購入できること
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平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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BABOKの説明はどれか。
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詳細
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1. ソフトウェア品質の基本概念,ソフトウェア品質マネジメント,ソフトウェア品質技術の三つのカテゴリから成る知識体系
2. ソフトウェア要求,ソフトウェア設計,ソフトウェア構築,ソフトウェアテスティング,ソフトウェア保守など10の知識エリアから成る知識体系
3. ビジネスアナリシスの計画とモニタリング,引き出し,要求アナリシス,基礎コンピテンシなど七つの知識エリアから成る知識体系
4. プロジェクトマネジメントに関するスコープ,タイム,コスト,品質,人的資源,コミュニケーション,リスクなど九つの知識エリアから成る知識体系
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ビジネスアナリシスの計画とモニタリング,引き出し,要求アナリシス,基礎コンピテンシなど七つの知識エリアから成る知識体系
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平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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表は,ビジネスプロセスをUMLで記述する際に使用される図法とその用途を示している。表中のbに相当する図法はどれか。ここで,ア~エは,a~dのいずれかに該当する。
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詳細
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1. クラス図
2. コラボレーション図
3. ステートチャート図
4. ユースケース図
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ユースケース図
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67 |
平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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企業の競争戦略におけるチャレンジャ戦略はどれか。
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詳細
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1. 上位企業の市場シェアを奪うことを目標に,製品,サービス,販売促進,流通チャネルなどのあらゆる面での差別化戦略をとる。
2. 潜在的な需要がありながら,大手企業が参入してこないような専門特化した市場に,限られた経営資源を集中する。
3. 目標とする企業の戦略を観察し,迅速に模倣することで,開発や広告のコストを抑制し,市場での存続を図る。
4. 利潤,名声の維持・向上と最適市場シェアの確保を目標として,市場内のすべての顧客をターゲットにした全方位戦略をとる。
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上位企業の市場シェアを奪うことを目標に,製品,サービス,販売促進,流通チャネルなどのあらゆる面での差別化戦略をとる。
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平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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売り手側でのマーケティング要素4Pは,買い手側での要素4Cに対応するという考え方がある。4Pの一つであるプロモーションに対応する4Cの構成要素はどれか。
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詳細
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1. 顧客価値(Customer Value)
2. 顧客コスト(Customer Cost)
3. コミュニケーション(Communication)
4. 利便性(Convenience)
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コミュニケーション(Communication)
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平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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ある製品における消費者の購買行動を分析した結果,コンバージョン率が低く,リテンション率が高いことが分かった。この場合に講じるべき施策はどれか。
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詳細
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1. 広告によって製品の認知度を高めても初回購入やリピート購入に結び付けられる可能性は低いと想定されるので,この製品の販売からの撤退を検討する。
2. 初回購入に至る消費者の心理的な障壁が高いことが想定されるので,無料サンプルの配布やお試し価格による提供などのセールスプロモーションを実施する。
3. 製品の機能や性能と製品を購入した消費者の期待に差異があることが想定されるので,製品戦略を見直す。
4. 製品を購入した消費者が固定客化していることから現状のマーケティング戦略は効果的に機能していると判断できるので,新たな施策は不要である。
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初回購入に至る消費者の心理的な障壁が高いことが想定されるので,無料サンプルの配布やお試し価格による提供などのセールスプロモーションを実施する。
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平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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技術は,理想とする技術を目指す過程において,導入期,成長期,成熟期,衰退期,そして次の技術フェーズに移行するという進化の過程をたどる。この技術進化過程を表すものとして,適切なものはどれか。
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詳細
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1. 技術のSカーブ
2. 需要曲線
3. バスタブ曲線
4. ラーニングカーブ
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技術のSカーブ
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71 |
平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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製品開発のスピードアップ手法を次のa~dに分類した場合,bに相当するものはどれか。ここで,ア~エは,a~dのいずれかに該当する。
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詳細
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1. CAD,CAM,CAEなど既に一部利用しているツールの積極的な活用
2. 消費者ニーズを調査し,製品開発につなげるための市場調査会社の活用
3. 設計部門と生産部門の作業を並列に進めるコンカレントエンジニアリング
4. 大学との共同研究開発や,同業他社からの技術導入
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設計部門と生産部門の作業を並列に進めるコンカレントエンジニアリング
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平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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EDIを説明したものはどれか。
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詳細
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1. OSI基本参照モデルに基づく電子メールサービスの国際規格であり,メッセージの生成・転送・処理に関する総合的なサービスである。
2. ネットワーク内で伝送されるデータを蓄積したり,データのフォーマットを変換したりするサービスなど,付加価値を加えた通信サービスである。
3. ネットワークを介して,商取引のためのデータをコンピュータ(端末を含む)間で標準的な規約に基づいて交換することである。
4. 発注情報をデータエントリ端末から入力することによって,本部又は仕入先に送信し,発注を行うシステムである。
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ネットワークを介して,商取引のためのデータをコンピュータ(端末を含む)間で標準的な規約に基づいて交換することである。
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73 |
平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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SEOの説明はどれか。
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詳細
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1. ECサイトにおいて,個々の顧客の購入履歴を分析し,新たに購入が見込まれる商品を自動的に推奨する機能
2. Webページに掲載した広告が契機となって商品が購入された場合,売主から成功報酬が得られる仕組み
3. 検索エンジンの検索結果一覧において自社サイトがより上位にランクされるようにWebページの記述内容を見直すなど様々な試みを行うこと
4. 検索エンジンを運営する企業と契約し,自社の商品・サービスと関連したキーワードが検索に用いられた際に広告を表示する仕組み
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検索エンジンの検索結果一覧において自社サイトがより上位にランクされるようにWebページの記述内容を見直すなど様々な試みを行うこと
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平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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SRI(Socially Responsible Investment)を説明したものはどれか。
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詳細
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1. 企業が社会的責任を果たすために,環境保護への投資を行う。
2. 財務評価だけでなく,社会的責任への取組みも評価して,企業への投資を行う。
3. 先端技術開発への貢献度が高いベンチャ企業に対して,投資を行う。
4. 地域経済の活性化のために,大型の公共事業への投資を積極的に行う。
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財務評価だけでなく,社会的責任への取組みも評価して,企業への投資を行う。
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平成28年度 春期 応用情報技術者試験 |
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リーダに求められる機能としてPM理論がある。P機能(Performance function)が大きく,M機能(Maintenance function)が小さいリーダのタイプはどれか。
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詳細
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1. 業務遂行能力が不足し,メンバの気持ちにも疎いので,目標達成ができない。
2. メンバの気持ちは大事にしているが,一向に目標達成に導けない。
3. メンバの参加を促し,目標達成に導くので,決定事項に対するメンバの納得度が高い。
4. 目標達成を急ぐ余り,一部のメンバの意見を中心にまとめてしまうので,他のメンバから抵抗を受けることが多い。
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目標達成を急ぐ余り,一部のメンバの意見を中心にまとめてしまうので,他のメンバから抵抗を受けることが多い。
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