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2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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通風及び換気に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 室内を風が通り抜けることを通風といい、もっぱら夏季の防暑対策として利用される。
2. 成人人当たりの必要換気量は、一般に30m3/h程度とされている。
3. 機械換気方式には、屋外の風圧力を利用するものと室内外の温度差による空気の密度の違いを利用するものがある。
4. 換気回数は、室内の空気が時間に何回入れ替わるかを表すものである。
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機械換気方式には、屋外の風圧力を利用するものと室内外の温度差による空気の密度の違いを利用するものがある。
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2 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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冬季暖房時における外壁の室内側表面の結露防止対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 室内の換気をできるだけ行わない。
2. 室内の水蒸気の発生を抑制する。
3. 室内側表面に近い空気を流動させる。
4. 外壁の断熱性を高める。
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室内の換気をできるだけ行わない。
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3 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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色に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 一般に明度や彩度が高いほど、派手(はで)に感じられる。
2. 純色とは、各色相の中で最も明度の高い色をいう。
3. 無彩色とは、色味をもたない明度だけをもつ色をいう。
4. 色の温度感覚には、暖色や寒色と、それらに属さない中性色がある。
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純色とは、各色相の中で最も明度の高い色をいう。
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4 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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木造在来軸組構法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 筋かいをたすき掛けにするため、やむを得ず筋かいを欠き込む場合は、必要な補強を行う。
2. 構造耐力上主要な部分である継手又は仕口は、ボルト締、かすがい打、込み栓打等によりその部分の存在応力を伝えるように緊結する。
3. 筋かいの端部は、柱と梁その他の横架材との仕口に近付けず、くぎ等の金物で緊結する。
4. 階数が2以上の建築物における隅柱又はこれに準ずる柱は、原則として通し柱とする。
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筋かいの端部は、柱と梁その他の横架材との仕口に近付けず、くぎ等の金物で緊結する。
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5 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 構造耐力上主要な部分である柱の主筋の断面積の和は、コンクリートの断面積の0.4%以上とする。
2. 構造耐力上主要な部分である柱の帯筋比は、0.2%以上とする。
3. 梁の幅止め筋は、腹筋間に架け渡したもので、あばら筋の振れ止め及びはらみ止めの働きをする。
4. 構造耐力上主要な部分である梁は、全スパンにわたり複筋梁とする。
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構造耐力上主要な部分である柱の主筋の断面積の和は、コンクリートの断面積の0.4%以上とする。
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6 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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鉄骨構造の接合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 完全溶込み溶接とは、溶接部の強度が母材と同等以上になるように全断面を完全に溶け込ませる溶接である。
2. 隅肉溶接とは、母材の隅部分を溶接する方法で、重ね継手には用いない。
3. 一定規模以下の建築物の構造耐力上主要な部分の接合を普通ボルト接合とする場合には、ボルトが緩まないようにナットを溶接したり二重にするなどの戻り止めの措置を講じる。
4. 支圧接合とは、ボルト軸部のせん断力と部材の支圧によって応力を伝える接合方法である。
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隅肉溶接とは、母材の隅部分を溶接する方法で、重ね継手には用いない。
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7 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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基礎杭に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 鋼管杭は、既製コンクリート杭に比べて破損しにくく、運搬や仮置きに際して、取扱いが容易である。
2. SC杭は、外殻鋼管付きのコンクリート杭で、じん性に富み、大きな水平力が作用する杭に適している。
3. ST杭は、先端部を軸径より太径にした遠心力高強度プレストレストコンクリート杭で、大きな支持力を得ることができる。
4. 場所打ちコンクリート杭では、地盤の種類によらず、周面摩擦力を杭の支持力に見込むことができない。
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場所打ちコンクリート杭では、地盤の種類によらず、周面摩擦力を杭の支持力に見込むことができない。
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8 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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構造材料の力学的性質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 一定の大きさの持続荷重によって、時間とともにひずみが増大する現象をクリープという。
2. 物体に外力を加えて変形した後に、外力を除いても、変形が残る性質を弾性という。
3. 弾性係数の一つで、垂直応力度σと材軸方向のひずみ度εとの比(σ/ε)をヤング係数という。
4. 細長い材の材軸方向に圧縮力が生じているとき、その力がある限界を超えると、その材が安定を失って曲がる現象を座屈という。
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物体に外力を加えて変形した後に、外力を除いても、変形が残る性質を弾性という。
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9 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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図に示す張り出し梁の点Cに集中荷重Pが作用したとき、点Dに生じる応力の値の大きさとして、正しいものはどれか。
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詳細
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1. せん断力 Q = 1kN
2. せん断力 Q = 2kN
3. モーメント M = 2kN・m
4. モーメント M = 3kN・m
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モーメント M = 2kN・m
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10 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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図に示すラーメンに集中荷重Pが作用したときの曲げモーメント図として、正しいものはどれか。
ただし、曲げモーメントは材の引張り側に描くものとする。
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詳細
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1.
2.
3.
4.
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11 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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コンクリートに関する一般的な記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. コンクリートの引張強度は、圧縮強度に比べて著しく低い。
2. 単位水量が多くなると、コンクリートの乾燥収縮が大きくなる。
3. コンクリートの耐久性は、水セメント比が低くなるほど向上する。
4. セメントの粉末が微細なほど、コンクリートの強度発現は遅くなる。
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セメントの粉末が微細なほど、コンクリートの強度発現は遅くなる。
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12 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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木質材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 集成材とは、ひき板、小角材等をその繊維方向を互いにほぼ平行にして、厚さ、幅及び長さの方向に集成接着したものである。
2. 直交集成板とは、ひき板又は小角材をその繊維方向を互いにほぼ平行にして幅方向に並べ又は接着したものを、主としてその繊維方向を互いにほぼ直角にして積層接着し、3層以上の構造を持たせたものである。
3. 単板積層材とは、木材の小片を接着し板状に成形した一般材に、切削した単板を積層接着したものである。
4. 合板とは、切削した単板3枚以上を主としてその繊維方向を互いにほぼ直角にして接着したものである。
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単板積層材とは、木材の小片を接着し板状に成形した一般材に、切削した単板を積層接着したものである。
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13 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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日本工業規格(JIS)に規定するセラミックタイルに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 素地(きじ)は、タイルの主体をなす部分をいい、施ゆうタイルの場合、表面に施したうわぐすりも含まれる。
2. 表張りユニットタイルとは、多数個並べたタイルの表面に、表張り紙を張り付けて連結したものをいう。
3. 裏連結ユニットタイルとは、多数個並べたタイルの裏面や側面を、ネットや台紙等の裏連結材で連結したものをいう。
4. タイルには平物と役物があり、それぞれ形状は定形タイルと不定形タイルに区分される。
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素地(きじ)は、タイルの主体をなす部分をいい、施ゆうタイルの場合、表面に施したうわぐすりも含まれる。
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14 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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防水材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. アスファルトプライマーは、下地と防水層の接着性を向上させるために用いる。
2. 砂付あなあきアスファルトルーフィングは、下地と防水層を絶縁するために用いる。
3. 網状アスファルトルーフィングは、立上り防水層の張りじまいや貫通配管回り等の増張りに用いる。
4. 絶縁用テープは、防水層の末端部に使用し、防水層のずれ落ち、口あき、はく離等の防止に用いる。
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絶縁用テープは、防水層の末端部に使用し、防水層のずれ落ち、口あき、はく離等の防止に用いる。
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15 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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構内舗装工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. アスファルト舗装の表層から路盤までの厚さは、路床土の設計CBRの値が大きいほど薄くできる。
2. クラッシャランとは、岩石を割り砕いたままで、ふるい分けをしていない砕石のことである。
3. コンクリート舗装に用いるコンクリートのスランプの値は、一般の建築物に用いるものより大きい。
4. 路床は、地盤が軟弱な場合を除いて、現地盤の土をそのまま十分に締め固める。
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コンクリート舗装に用いるコンクリートのスランプの値は、一般の建築物に用いるものより大きい。
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16 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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日本工業規格(JIS)に規定する構内電気設備の名称とその配線用図記号の組合せとして、不適当なものはどれか。
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詳細
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1.
2.
3.
4.
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17 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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建築設備とそれに関連する用語の組合せとして、最も関係の少ないものはどれか。
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詳細
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1. 給水設備 ――――― ヒートポンプ
2. 排水設備 ――――― トラップ
3. 電気設備 ――――― バスダクト
4. 空気調和設備 ――― 2重ダクト
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給水設備 ――――― ヒートポンプ
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18 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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地盤の標準貫入試験に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 貫入量100mmごとの打撃回数を記録し、回の貫入量が100mmを超えた打撃は、その貫入量を記録した。
2. 本打ちの貫入量200mmに対する打撃回数が30回であったので、その深さのN値を30とした。
3. 本打ちの打撃回数は、特に必要がなかったので、50回を限度として打撃を打ち切った。
4. 本打ちは、ハンマーの落下高さを760mmとし、自由落下させた。
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本打ちの貫入量200mmに対する打撃回数が30回であったので、その深さのN値を30とした。
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19 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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鉄筋のかぶり厚さに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 大梁の最小かぶり厚さは、梁主筋の外側表面から確保する。
2. D29以上の梁主筋のかぶり厚さは、主筋の呼び名に用いた数値の1.5倍以上とする。
3. 直接土に接する梁と布基礎の立上り部のかぶり厚さは、ともに40mm以上とする。
4. 杭基礎におけるベース筋の最小かぶり厚さは、杭頭から確保する。
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大梁の最小かぶり厚さは、梁主筋の外側表面から確保する。
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20 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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型枠の締付け金物等に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 独立柱の型枠の組立てには、セパレータやフォームタイが不要なコラムクランプを用いた。
2. 打放し仕上げとなる外壁コンクリートの型枠に使用するセパレータは、コーンを取り付けないものを用いた。
3. 外周梁の側型枠の上部は、コンクリートの側圧による変形防止のため、スラブ引き金物を用いて固定した。
4. 型枠脱型後にコンクリート表面に残るセパレータのねじ部分は、ハンマーでたたいて折り取った。
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打放し仕上げとなる外壁コンクリートの型枠に使用するセパレータは、コーンを取り付けないものを用いた。
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21 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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コンクリートの調合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. コンクリートに含まれる塩化物は、原則として塩化物イオン量で0.30kg/m3以下とする。
2. 単位セメント量は、水和熱及び乾燥収縮によるひび割れを防止する観点からは、できるだけ少なくする。
3. 単位水量は、最大値を185kg/m3とし、所定の品質が確保できる範囲内で、できるだけ少なくする。
4. 細骨材率は、乾燥収縮によるひび割れを少なくするためには、高くする。
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細骨材率は、乾燥収縮によるひび割れを少なくするためには、高くする。
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22 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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高力ボルト摩擦接合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. ナット側の座金は、座金の内側面取り部がナットに接する側に取り付ける。
2. ナット回転法による本締めにおいて、ナットの回転量が不足しているボルトは、所定の回転量まで追締めする。
3. ナットとボルトが共回りを生じた場合は、新しいボルトセットに取り替える。
4. ボルトの締付けは、ボルト群ごとに継手の周辺部より中央に向かう順序で行う。
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ボルトの締付けは、ボルト群ごとに継手の周辺部より中央に向かう順序で行う。
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23 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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在来軸組構法の木工事における継手の図の名称として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1.
2.
3.
4.
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24 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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鉄筋コンクリート造建築物の解体工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 地上作業による解体は、地上から解体重機で行い、上階から下階へ床、梁、壁、柱の順に解体していく。
2. 階上作業による解体は、屋上に揚重した解体重機で最上階から解体し、解体で発生したコンクリート塊を利用してスロープをつくり、解体重機を下階に移動させながら行う。
3. 外周部の転倒解体工法では、外周部を転倒させる床に、事前にコンクリート塊や鉄筋ダンゴなどをクッション材として積んでおく。
4. 外周部の転倒解体工法では、最初に柱脚部の柱主筋をすべて切断し、次に壁下部の水平方向、壁及び梁端部の垂直方向の縁切りを行った後に転倒させる。
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外周部の転倒解体工法では、最初に柱脚部の柱主筋をすべて切断し、次に壁下部の水平方向、壁及び梁端部の垂直方向の縁切りを行った後に転倒させる。
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2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)前期」 |
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塩化ビニル樹脂系ルーフィングシート防水接着工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. ルーフィングシート相互の接合部は、重ね面を溶剤溶着とし、端部は液状シール材を用いて処理した。
2. プライマーは、ALCパネル下地であったため、塗布しなかった。
3. 防水層の立上り末端部は、押え金物で固定し、不定形シール材を用いて処理した。
4. ルーフィングシートの張付けは、エポキシ樹脂系接着剤を用い、下地面のみに塗布した。
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プライマーは、ALCパネル下地であったため、塗布しなかった。
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