エックス線作業主任者(令和4年10月) | 解答一覧


No. 問題集 詳細No. 内容 操作
1 エックス線作業主任者(令和4年10月) エックス線に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
詳細

1.

2.

3.

4.

5.

2 エックス線作業主任者(令和4年10月) 工業用エックス線装置のエックス線管及びエックス線の発生に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 詳細

1. エックス線管の内部には、効率的にエックス線を発生させるためにアルゴンなどの不活性ガスが封入されている。

2. 陰極のフィラメントには、通常、電気抵抗が低く、融点が低いタングステンが用いられる。

3. 陰極には、熱電子の広がりをおさえるための集束筒(集束カップ)が取り付けられている。

4. 陽極のターゲット上のエックス線が発生する部分を実効焦点といい、これをエックス線束の利用方向から見たものを実焦点という。

5. エックス線管の管電流は、陰極から陽極に向かって流れる。

陰極には、熱電子の広がりをおさえるための集束筒(集束カップ)が取り付けられている。

3 エックス線作業主任者(令和4年10月) エックス線装置の管電流を一定にして、管電圧を増加させた場合に、発生する連続エックス線に認められる変化として、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. 最大エネルギーは、高くなる。

2. 最大強度を示す波長は、変わらない。

3. 線質は、硬くなる。

4. 最短波長は、管電圧に反比例して短くなる。

5. 発生効率は、管電圧に比例して大きくなる。

最大強度を示す波長は、変わらない。

4 エックス線作業主任者(令和4年10月) エックス線と物質との相互作用による光電効果に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 光電効果とは、エックス線光子が軌道電子にエネルギーを与え、電子が原子の外に飛び出し、光子が消滅する現象である。

2. 光電効果により、原子の外に飛び出した光電子の運動エネルギーは、入射エックス線光子のエネルギーより小さい。

3. 光電効果が起こると、特性エックス線が二次的に発生する。

4. 光電効果が発生する確率は、入射エックス線光子のエネルギーが高くなるほど増大する。

5. 光電効果が発生する確率は、物質の原子番号が大きくなるほど増大する。

光電効果が発生する確率は、入射エックス線光子のエネルギーが高くなるほど増大する。

5 エックス線作業主任者(令和4年10月) 単一エネルギーの細いエックス線束が物体を透過するときの減弱に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
詳細

1.

2.

3.

4.

5.


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6 エックス線作業主任者(令和4年10月) エックス線を利用する装置とその原理との組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. エックス線応力測定装置 ………………………… 回折

2. エックス線単結晶方位測定装置 ………………… 回折

3. 蛍光エックス線分析装置 ………………………… 分光

4. エックス線マイクロアナライザー ……………… 散乱

5. エックス線厚さ計 ………………………………… 散乱

エックス線マイクロアナライザー ……………… 散乱

7 エックス線作業主任者(令和4年10月) エックス線装置を使用する管理区域を設定するための外部放射線の測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 測定器は、国家標準とのトレーサビリティが明確になっている基準測定器又は数量が証明されている線源を用いて測定実施日の1年以内に校正されたものを使用する。

2. 測定点の高さは、作業床面上の約1 m の位置とする。

3. 測定は、あらかじめ計算により求めた1cm 線量当量又は1cm 線量当量率の高い箇所から低い箇所へ逐次行っていく。

4. あらかじめバックグラウンド値を調査しておき、これを測定器の指示値から差し引いた値を測定結果とする。

5. 測定器の性能上、正しい測定結果が得られないことが予想される場合は、計算によって3か月間の1 cm 線量当量を求める。

測定は、あらかじめ計算により求めた1cm 線量当量又は1cm 線量当量率の高い箇所から低い箇所へ逐次行っていく。

8 エックス線作業主任者(令和4年10月) エックス線装置を用いて透過写真撮影を行う場合のエックス線の遮へい及び散乱線の低減に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 遮へい体には、原子番号が大きく、密度の高い物質を用いるのがよい。

2. コンクリートの遮へい体は、同一の厚さでの遮へい効果は鉛より小さいが、安価であるため広く用いられている。

3. 照射筒は、照射口に取り付けるラッパ状の遮へい体で、エックス線束及び散乱線が外部へ漏えいしないようにするために用いる。

4. 絞りは、エックス線束の広がりを制限し、エックス線を必要な部分にだけ照射するために用いる。

5. ろ過板は、被写体からの後方散乱線の低減に効果がない。

ろ過板は、被写体からの後方散乱線の低減に効果がない。

9 エックス線作業主任者(令和4年10月)
詳細

1.

2.

3.

4.

5.

10 エックス線作業主任者(令和4年10月) 下図のように、エックス線装置を用いて鋼板の透過写真撮影を行うとき、エックス線管の焦点から5m の距離のP点における写真撮影中の1cm 線量当量率は0.4 mSv/h である。
露出時間が1枚につき120秒の写真を週300枚撮影するとき、エックス線管の焦点とP点を通る直線上で焦点からP点の方向にあるQ点が管理区域の境界線の外側にあるようにしたい。焦点からQ点までの距離として、最も短いものは(1)~(5)のうちどれか。
詳細

1. 12 m

2. 17 m

3. 22 m

4. 26 m

5. 32 m

32 m


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11 エックス線作業主任者(令和4年10月) エックス線装置を用いて放射線業務を行う場合の管理区域に関する次の記述のうち、労働安全衛生関係法令上、正しいものはどれか。 詳細

1. 管理区域とは、実効線量が1か月間に0.3mSv を超えるおそれのある区域をいう。

2. 管理区域に一時的に立ち入る労働者については、管理区域内において受ける外部被ばくによる線量を測定する必要はない。

3. 管理区域には、放射線業務従事者以外の者が立ち入ることを禁止し、その旨を明示しなければならない。

4. 管理区域において、外部放射線による線量当量率又は線量当量を放射線測定器を用いて測定することが著しく困難なときは、計算により算出することができる。

5. 管理区域内の労働者の見やすい場所に、放射線業務従事者が受けた外部被ばくによる線量の測定結果の一定期間ごとの記録を掲示しなければならない。

管理区域において、外部放射線による線量当量率又は線量当量を放射線測定器を用いて測定することが著しく困難なときは、計算により算出することができる。

12 エックス線作業主任者(令和4年10月) エックス線装置を使用する放射線業務従事者が管理区域内において外部被ばくを受けるとき、算定し記録しなければならない線量として、労働安全衛生関係法令上、正しいものは次のうちどれか。
ただし、いずれの場合においても、放射線業務従事者は、緊急作業には従事しないものとする。
詳細

1. 5年間において、実効線量が1年間につき20 mSv を超えたことのある男性の放射線業務従事者の実効線量については、6か月ごと及び5年ごとの合計

2. 5年間において、実効線量が1年間につき20 mSv を超えたことのない男性の放射線業務従事者の実効線量については、3か月ごと及び1年ごとの合計

3. 放射線業務従事者の眼の水晶体に受けた等価線量については、6か月ごと、1年ごと及び5年ごとの合計

4. 1か月間に受ける実効線量が1.7 mSv を超えるおそれのある女性の放射線業務従事者(妊娠する可能性がないと診断されたものを除く。)の実効線量については、1か月ごと及び1年ごとの合計

5. 妊娠中の女性の放射線業務従事者の腹部表面に受ける等価線量については、3か月ごと及び妊娠中の合計

5年間において、実効線量が1年間につき20 mSv を超えたことのない男性の放射線業務従事者の実効線量については、3か月ごと及び1年ごとの合計

13 エックス線作業主任者(令和4年10月) 電離放射線障害防止規則で定める放射線業務従事者の被ばく限度に関する次の文中の [  ] 内に入れるAからCの数値の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
ただし、放射線業務従事者は、緊急作業には従事しないものとし、また、被ばく限度に関する経過措置の適用はないものとする。
「事業者は、放射線業務従事者の受ける等価線量が、眼の水晶体に受けるものについては5年間につき [ A ]mSv 及び1年間につき [ B ]mSv を、皮膚に受けるものについては1年間につき [ C ]mSv を、それぞれ超えないようにしなければならない。」
詳細

1.

2.

3.

4.

5.

14 エックス線作業主任者(令和4年10月) エックス線装置を用いて放射線業務を行う場合の外部放射線の防護に関する次の措置のうち、電離放射線障害防止規則に違反していないものはどれか。 詳細

1. エックス線装置は、その外側における外部放射線による1cm 線量当量率が30 µSv/h を超えないように遮へいされた構造のものを除き、放射線装置室に設置している。

2. 工業用のエックス線装置を設置した放射線装置室内で、磁気探傷法や超音波探傷法による非破壊検査も行っている。

3. 管電圧200kV のエックス線装置を放射線装置室に設置して使用するとき、装置に電力が供給されている旨を関係者に周知させる措置として、手動の表示灯を用いている。

4. ◯特定エックス線装置を用いて作業を行うとき、照射筒又はしぼりを用いると装置の使用の目的が妨げられるので、どちらも使用していない。

5. 照射中に労働者の身体の一部がその内部に入るおそれのある工業用の特定エックス線装置を用いて透視を行うときは、エックス線管に流れる電流が定格管電流の2.5倍に達したときに、直ちに、エックス線回路を開放位にする自動装置を設けている。

◯特定エックス線装置を用いて作業を行うとき、照射筒又はしぼりを用いると装置の使用の目的が妨げられるので、どちらも使用していない。

15 エックス線作業主任者(令和4年10月) エックス線装置構造規格に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 波高値による定格管電圧が10 kV 未満のエックス線装置には、この構造規格は適用されない。

2. エックス線又はエックス線装置の研究又は教育のため、使用のつど組み立てる方式のエックス線装置には、この構造規格は適用されない。

3. この構造規格が適用されるエックス線装置は、見やすい箇所に、定格出力、型式、製造者名及び製造年月が表示されていなければならない。

4. この構造規格が適用されるエックス線装置は、医療用のものでも工業用のものでも、エックス線管について必要とされる遮へいの基準は等しい。

5. 厚生労働大臣又は都道府県労働局長は、この規格を具備すべきエックス線装置で規格を具備していないものを製造した者が、当該装置を譲渡し、又は貸与した場合には、その者に対し、当該装置の回収又は改善を図ることを命ずることができる。

この構造規格が適用されるエックス線装置は、医療用のものでも工業用のものでも、エックス線管について必要とされる遮へいの基準は等しい。


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16 エックス線作業主任者(令和4年10月) エックス線装置を用いて放射線業務を行う作業場の管理区域に該当する部分の作業環境測定に関する次の記述のうち、労働安全衛生関係法令上、正しいものはどれか。 詳細

1. 測定は、1 cm 線量当量率又は 1 cm 線量当量について行うものとするが、70 µm 線量当量率が1 cm 線量当量率の10倍を超えるおそれがある場所又は70 µm 線量当量が 1 cm 線量当量の10倍を超えるおそれのある場所においては、それぞれ70µm 線量当量率又は70µm 線量当量について行うものとする。

2. 測定を行ったときは、測定日時、測定方法及び測定結果のほか、測定を実施した者の氏名及びその有する資格について、記録しなければならない。

3. 測定を行ったときは、遅滞なく、電離放射線作業環境測定結果報告書を所轄労働基準監督署長に提出しなければならない。

4. 測定結果等の記録は、30年間保存しなければならない。

5. 測定は、1か月以内(被照射体の位置が一定しているときは6か月以内)ごとに1回、定期に、行わなければならない。

測定は、1 cm 線量当量率又は 1 cm 線量当量について行うものとするが、70 µm 線量当量率が1 cm 線量当量率の10倍を超えるおそれがある場所又は70 µm 線量当量が 1 cm 線量当量の10倍を超えるおそれのある場所においては、それぞれ70µm 線量当量率又は70µm 線量当量について行うものとする。

17 エックス線作業主任者(令和4年10月) エックス線装置を用いる放射線業務に常時従事する労働者で管理区域に立ち入るものに対して行う電離放射線健康診断(以下「健康診断」という。)について、電離放射線障害防止規則に違反していないものは次のうちどれか。 詳細

1. 放射線業務に配置替えの際に行う健康診断において、被ばく歴のない労働者に対し、「皮膚の検査」を省略している。

2. 定期の健康診断において、その実施日の前6か月間に受けた実効線量が 5mSv を超えず、かつ、その後6か月間に受ける実効線量が 5mSv を超えるおそれのない労働者に対し、医師が必要と認めないときには、「白内障に関する眼の検査」を除く他の全ての項目を省略している。

3. 定期の健康診断の結果、健康診断の項目に異常の所見があると診断された労働者以外の労働者については、健康を保持するために必要な措置について、医師の意見を聴いていない。

4. 常時10人未満の労働者を使用する事業場において、定期の健康診断を行ったとき、電離放射線健康診断結果報告書を所轄労働基準監督署長に提出していない。

5. 定期の健康診断の結果、健康診断の項目に異常の所見があると診断された労働者以外の労働者については、当該健康診断の結果を通知していない。

定期の健康診断の結果、健康診断の項目に異常の所見があると診断された労働者以外の労働者については、健康を保持するために必要な措置について、医師の意見を聴いていない。

18 エックス線作業主任者(令和4年10月) 次のAからDの場合について、所轄労働基準監督署長にその旨又はその結果を報告しなければならないものの組合せは、(1)~(5)のうちどれか。
A 労働者数が常時50人以上の事業場で、電離放射線障害防止規則に基づく雇入れ時の電離放射線健康診断を行ったとき。
B 衛生管理者を選任したとき。
C 放射線装置室を廃止したとき。
D 労働者数が常時50人以上の事業場で、労働安全衛生規則に基づく定期健康診断を行ったとき。
詳細

1. A,B

2. A,C

3. A,D

4. B,D

5. C,D

B,D

19 エックス線作業主任者(令和4年10月) エックス線作業主任者免許に関し、労働安全衛生関係法令上、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. 満18歳に満たない者は、免許を受けることができない。

2. 免許証の交付を受けた者で、免許に係る業務に就こうとするものは、氏名を変更したときは、免許証の書替えを受けなければならない。

3. 免許証の交付を受けた者で、免許に係る業務に就こうとするものは、住所を変更したときは、免許証の書替えを受けなければならない。

4. 免許証の交付を受けた者で、免許に係る業務に就こうとするものは、免許証を滅失し、又は損傷したときは、免許証の再交付を受けなければならない。

5. 免許を取り消され、その取消しの日から起算して1年を経過しない者は、免許を受けることができない。

免許証の交付を受けた者で、免許に係る業務に就こうとするものは、住所を変更したときは、免許証の書替えを受けなければならない。

20 エックス線作業主任者(令和4年10月) エックス線装置による非破壊検査業務に従事する労働者10人を含めて250人の労働者を常時使用する製造業の事業場の安全衛生管理体制として、労働安全衛生関係法令に違反しているものは次のうちどれか。
ただし、非破壊検査業務以外の有害業務に従事する者はなく、産業医及び衛生管理者の選任の特例はないものとする。
詳細

1. 選任している衛生管理者は1人である。

2. 選任している衛生管理者は、その事業場に専属の労働衛生コンサルタントであるが、第一種衛生管理者免許又は衛生工学衛生管理者免許のいずれも有していない。

3. 選任している衛生管理者は、衛生管理者としての業務以外の業務を兼任している。

4. 総括安全衛生管理者を選任していない。

5. 選任している産業医は、事業場に専属の者ではない。

選任している衛生管理者は1人である。


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21 エックス線作業主任者(令和4年10月) 放射線に関連した量とその単位の組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. 吸収線量 ……………… Gy

2. カーマ ………………… Gy

3. LET ………………… eV

4. 線減弱係数 …………… m⁻¹

5. 粒子フルエンス ……… m⁻²

LET ………………… eV

22 エックス線作業主任者(令和4年10月) 放射線検出器とそれに関係の深い事項との組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。 詳細

1. 電離箱 ……………………………… 飽和領域

2. 光刺激ルミネセンス線量計 ……… 輝尽性蛍光

3. GM計数管 ………………………… 消滅ガス

4. 半導体検出器 ……………………… 空乏層

5. シンチレーション検出器 ………… グロー曲線

シンチレーション検出器 ………… グロー曲線

23 エックス線作業主任者(令和4年10月) 次のエックス線とその測定に用いるサーベイメータの組合せのうち、適切でないものはどれか。
詳細

1.

2.

3.

4.

5.

24 エックス線作業主任者(令和4年10月) GM計数管に関する次の文中の [  ] 内に入れるAからCの語句の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
「GM計数管が入射放射線を検出し一度放電した後、次の放射線が入射してもパルス信号が検出できない時間を [ A ] といい、パルス信号が弁別レベルまで回復するまでの時間を [ B ] という。GM計数管の [ B ] は、 [ C ] 程度である。」
詳細

1.

2.

3.

4.

5.

25 エックス線作業主任者(令和4年10月) エックス線の測定に用いるNaI(Tl)シンチレーション検出器に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. シンチレータに混入される微量のタリウムは、発光波長の調整や発光量増加の役割を果たす活性剤である。

2. シンチレータにエックス線が入射すると、紫外領域の減衰時間の長い光が放射される。

3. シンチレータから放射された光は、光電子増倍管の光電面で光電子に変換され、増倍された後、電流パルスとして出力される。

4. 光電子増倍管から得られる出力パルス波高は、シンチレーションによる発生光子数に比例する。

5. シンチレーション検出器の分解時間は、10⁻⁶ ~10⁻⁸ 秒程度である。

シンチレータにエックス線が入射すると、紫外領域の減衰時間の長い光が放射される。


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