高圧室内作業主任者(令和6年4月) | 解答一覧


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1 高圧室内作業主任者(令和6年4月) ニューマチックケーソン工法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. ニューマチックケーソン工法は、オープンケーソン工法と比べた場合、沈下中のケーソンの変位や傾斜に対して補正が容易である。

2. ニューマチックケーソン工法は、作業室内の水替え作業がないので、地下水位が低下することなく、周囲の地盤を乱すことが少ない。

3. 掘削底面から地下水が湧き上がる現象をボイリングという。

4. 直接水の影響を受けずに設置する築島方式による陸上施工の方式は、陸上ニューマチックケーソンの工法の一種である。

5. ニューマチックケーソン工法は、転石や岩盤中に設置しなければならない場合でも確実に施工できる。

直接水の影響を受けずに設置する築島方式による陸上施工の方式は、陸上ニューマチックケーソンの工法の一種である。

2 高圧室内作業主任者(令和6年4月) ニューマチックケーソンの種類と構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 止水壁ケーソン方式では、ピアケーソン方式に比べ工程を短縮することができる。

2. ピアケーソン方式では、頂版重量及び橋脚躯体重量が沈下荷重となる。

3. 作業室の真上にもう一つの部屋を作り、エアロックとして利用する構造のケーソンがある。

4. 小規模ケーソンを除き、主に土砂搬出に供するマテリアルロックと作業者の入退室専用のマンロックを備えるのが一般的である。

5. ケーソンの躯体のうち作業室より上方の外壁と隔壁に囲まれる空間は、水荷重用の水を入れて沈下荷重を加減する等の役割をもっている。

止水壁ケーソン方式では、ピアケーソン方式に比べ工程を短縮することができる。

3 高圧室内作業主任者(令和6年4月) ニューマチックケーソンの施工に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 高圧室に入る場合、室内に誰もいないときは2人以上で入ることを厳守する。

2. 据付け地盤が、初期構築時の自重に十分耐え得る地盤であることを確認する。

3. 躯体形状が円形であり、かつ、フリクションカットがないニューマチックケーソンは、一般に、周辺が攪乱されやすい。

4. 刃口下の掘り下げは50cm以上行わない。

5. 中埋めコンクリートの打込み後は気圧を一定に保ち、24時間以上養生する。

躯体形状が円形であり、かつ、フリクションカットがないニューマチックケーソンは、一般に、周辺が攪乱されやすい。

4 高圧室内作業主任者(令和6年4月) 圧気トンネル工法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. マンロックとマテリアルロックを兼用する場合は、これらを別々に設置する場合に比べ、送気量及び送気設備の容量の算出が複雑になる。

2. 断面が比較的大きいトンネルでは、一般に、マテリアルロックをマンロックの下方に設置する。

3. 圧気圧の設定では、一般に、断面の上部が乾燥して地盤強度が小さくならないことを確保するため、切羽下部から多少の漏水があってもやむを得ないとする。

4. 内径2.6m程度の断面のシールドでは、マンロックとマテリアルロックを兼用した人荷共用のロックを設置する。

5. 中小断面のシールドでは、一般に、切羽上端から2D/3(Dは掘削径)の位置の地下水圧に相当する空気圧をかける。

中小断面のシールドでは、一般に、切羽上端から2D/3(Dは掘削径)の位置の地下水圧に相当する空気圧をかける。

5 高圧室内作業主任者(令和6年4月) ニューマチックケーソン工事に関し、刃口下部から土砂中に漏出する空気量が 150 ㎥/h、作業員のための換気に必要な安全衛生上の所要空気量が200㎥/hであるとき、全体の所要空気量を示す式は、下のうちどれか。
 ただし、各式における記号の定義は、次のとおりとする。
 
Q  全体の所要空気量
q1 送気管の継手から漏出する空気量
q2 エアロック、シャフトの継手から漏出する空気量
q3 刃口下部から土砂中に漏出する空気量
q4 エアロックの開閉による空気量
q5 ワイヤボックスから漏出する空気量
q6 作業員のための換気に必要な空気量
詳細

1. Q=q1+q2+q3+q4+q5

2. Q=q1+q2+q3+q4+q6

3. Q=q1+q2+q3+q5+q6

4. Q=q1+q2+q4+q5+q6

5. Q=q1+q3+q4+q5+q6

Q=q1+q2+q4+q5+q6


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6 高圧室内作業主任者(令和6年4月) 圧気工法において、作業気圧を計算する際に用いる土質係数について、土質を土質係数が小さい方から順に並べたものは次のうちどれか。 詳細

1. 砂礫   粗砂  シルト

2. シルト  細砂  粗砂

3. 砂礫   粗砂  玉石

4. 玉石   粘土  細砂

5. 粗砂   細砂  粘土

シルト  細砂  粗砂

7 高圧室内作業主任者(令和6年4月) ニューマチックケーソンの沈下に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 皿板は、ケーソン自重による不等沈下を防止する役割を果たす。

2. 沈下深度が浅い場合には、沈下抵抗力に占める刃口抵抗力の割合が大きい。

3. 載荷や摩擦力の減少による沈下が困難な場合であっても、排気沈下を行ってはならない。

4. 粗砂・砂礫地盤では、刃先の抵抗力が大きい。

5. 粘性地盤では、掘削は始めにシャフト穴近くから中心部を掘り、次第に刃口周辺に掘り進める。

載荷や摩擦力の減少による沈下が困難な場合であっても、排気沈下を行ってはならない。

8 高圧室内作業主任者(令和6年4月) ニューマチックケーソンの艤装に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 送排気用パイプは、ケーソン躯体の外面に沿って設置する。

2. ケーソン沈設中のシャフトには振れ止めの処置を行う。

3. ボトムドアは、シャフト穴を作業室天井スラブの位置で塞ぐ蓋であり、シャフト継ぎ足し時に作業室内の圧力を一定に保ちながらシャフト内の圧縮空気を排気して大気圧にするためのものである。

4. マテリアルロックは、通常、人の出入りには使用しないが、小規模な修理・点検整備等には作業者が入る場合もあるので、墜落防止のための措置を講じる。

5. 艤装の撤去は、中埋めコンリートが十分硬化した後に行う。

送排気用パイプは、ケーソン躯体の外面に沿って設置する。

9 高圧室内作業主任者(令和6年4月) 24m沈下させたニューマチックケーソン(断面は円形、外径12m、質量1,600t)を、更に沈下させるのに必要な最小の載荷荷重(水荷重等)の質量の値に最も近いものは次のうちどれか。
 この場合、作業室は0.1MPaで加圧しており、周面摩擦力度は11kN/㎡とし、刃口下の地盤抵抗力は無視するものとする。
詳細

1. 230t

2. 450t

3. 570t

4. 1,220t

5. 2,000t

570t

10 高圧室内作業主任者(令和6年4月) 圧気工事における有害ガス及びその測定等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 一酸化炭素による中毒では、顕著な症状としてチアノーゼがみられる。

2. 地層からの漏洩などで発生するメタンは、無色かつ無臭であり、空気より軽いため作業室内の上部に滞留し爆発の危険が生じる。

3. 二酸化炭素は、無色、無臭の気体で、自然界の空気中には300~400ppm程度存在する。

4. ポータブル複合型検知器は、1台で酸素、可燃性ガス、硫化水素及び一酸化炭素を測定できるものと、二酸化炭素、酸素、可燃性ガス及び一酸化炭素を測定できるものの2種類が一般的である。

5. 酸素、一酸化炭素及び硫化水素は、検知管式測定器で測定することができる。

一酸化炭素による中毒では、顕著な症状としてチアノーゼがみられる。


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11 高圧室内作業主任者(令和6年4月) ニューマチックケーソン工事に用いる電力設備に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 工事用電力は、一般に6600Vで受電されるため、空気圧縮機、その他の機械、一般照明等はそれぞれの電圧、消費電力に応じた変圧器を設置する。

2. 2種クロロプレンキャブタイヤケーブル(2PNCT)は、作業室内で使用する電気機器類の配線に使用される。

3. 作業室内の動力、照明等に使用する電力の配線は、通常、キャブタイヤケーブルをケーソン躯体内に埋め込む方法をとる。

4. 電気火災を防止するため、作業室内には充電式の蛍光灯は設けない。

5. 電気機器による感電を防止するため、各負荷ごとに配線を分岐させてそれぞれに感電防止用漏電遮断器を設ける。

電気火災を防止するため、作業室内には充電式の蛍光灯は設けない。

12 高圧室内作業主任者(令和6年4月) 酸素欠乏事故の発生及びその防止対策に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. エアブローの発生が問題となるケーソンでは、エアブロー防止のため作業圧力の設定を刃先から20cm程度上とし、刃先を水没させる掘削方法を採用する。

2. エアブロー対策の一つとして、ニューマチックケーソン外周の地盤にブローホールを設置し、ブローしたエアを外周で回収する方法がある。

3. 躯体外周に漏気回収装置を設置し、沈下掘削中のエアブローを直近で回収し、躯体に埋め込んだパイプにより地上に放出する。

4. 2つのニューマチックケーソンの間に透気層が連続的に存在するとき、一方のニューマチックケーソンからブローした空気が、透気層下の酸欠層中を貫流して酸欠空気となり、もう一方のニューマチックケーソンに貫流することがある。

5. 鋼矢板、SMWなどによる遮断壁工は、エアブロー防止遮断壁工としての効果が期待できる。

2つのニューマチックケーソンの間に透気層が連続的に存在するとき、一方のニューマチックケーソンからブローした空気が、透気層下の酸欠層中を貫流して酸欠空気となり、もう一方のニューマチックケーソンに貫流することがある。

13 高圧室内作業主任者(令和6年4月) ニューマチックケーソン工事に用いる空気圧縮機等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 空気圧縮機は、工期中の空気の最大使用量を供給できる台数を設置するほか、非常用機も設置する。

2. オイルフリースクリュー型の空気圧縮機は、圧縮過程で潤滑油を供給する必要のないオイルレスタイプの圧縮機である。

3. クーリングタワーは、空気圧縮機及びアフタークーラの循環水を冷却するための設備である。

4. 圧縮空気清浄装置は、圧縮空気中の水分や油分を分離除去する装置で、レシーバータンクの前又は後に設ける。

5. 工事に使用される機械類の主動力源は電力であり、その電力消費の大部分を占める空気圧縮機は400Vで使用される。

工事に使用される機械類の主動力源は電力であり、その電力消費の大部分を占める空気圧縮機は400Vで使用される。

14 高圧室内作業主任者(令和6年4月) ニューマチックケーソン工事に用いる送気設備等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 送気設備は、空気圧縮機、レシーバータンク、アフタークーラ、圧縮空気清浄装置、送気本管などで構成される。

2. 送気本管は、空気圧縮機と圧力調整装置の間に敷設する送気幹線の設備であり、車両の乗り上げや飛来落下物による損傷を受けないように敷設する。

3. 作業室の空気圧は、ブロー量に応じて、圧力調整装置のダイヤフラム式調節弁の開度が自動調節され、一定に保たれる。

4. レシーバータンクは、圧縮空気を蓄える圧力容器で、送気管を流れる圧縮空気の脈動を緩和し、空気使用量の変動を吸収し、更に除去しきれなかった沈殿物を分離する設備である。

5. 排気管は、作業室側の末端にグランドコックを取り付け、函外側の排気口を上向きにする。

排気管は、作業室側の末端にグランドコックを取り付け、函外側の排気口を上向きにする。

15 高圧室内作業主任者(令和6年4月) ニューマチックケーソンへの送気などに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 中埋めコンクリート打設時には、通常の送気管からの送気ではコンクリートの充塡により送気管が閉塞してくるので、ロック送気を行う。

2. 通常掘削時には、作業室送気管のバルブを開け、ロック送気管のバルブを閉めた状態の函内送気とし、バック圧をロック送気管からとる。

3. 作業室への送気を断つと、ケーソンの沈下不能や、傾斜、移動等の悪影響を及ぼす要因となる。

4. 作業室において、排気管の吸込み口は、送気管の吹出し口の反対側に設け、効率良く換気するようにする。

5. 中埋めコンクリート施工中は、作業室内の気圧が下降するので、送気を行ってこれを一定に調整する作業をブローパイプバルブ調整という。

中埋めコンクリート施工中は、作業室内の気圧が下降するので、送気を行ってこれを一定に調整する作業をブローパイプバルブ調整という。


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16 高圧室内作業主任者(令和6年4月) マンロックでの酸素減圧に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 純酸素を吸入することによって、肺胞周囲血中の窒素分圧と肺胞内の窒素分圧との差が大きくなり、その差に比例して血中の窒素の呼気への排出量が増大する。

2. 通常の酸素減圧では、酸素濃度100%の医療用酸素を用いる。

3. 酸素減圧では、酸素マスクによるエアブレイクとマンロック内の酸素の吸入を交互に繰り返して行う。

4. 酸素減圧を行うときは、マンロック内の酸素濃度が常に23%以下となるように換気を行う。

5. 酸素減圧を行うときは、酸素、二酸化炭素などの濃度の監視のためにガス濃度測定機器を設置し、測定値をマンロック内に表示する。

酸素減圧では、酸素マスクによるエアブレイクとマンロック内の酸素の吸入を交互に繰り返して行う。

17 高圧室内作業主任者(令和6年4月) 混合ガス設備等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 作業気圧0.4MPa(ゲージ圧力)以上の圧気作業では、ヘリウム混合ガスシステムが採用される。

2. トライミックスは、ヘリウム、窒素及び酸素の混合ガスで、大深度の圧気土木で汎用的に用いられている。

3. ヘリウムロックAは、艤装設備の最上端に設置し、加圧作業、ヘリウム混合ガスの供給及び減圧作業の途中までを行うロックである。

4. ヘリウム混合ガスカードルは、ヘリウム混合ガスの高圧ボンベを集合させたものである。

5. ヘリウム呼吸マスクは、マスク内圧が環境圧よりわずかに高い陽圧デマンド型となっている。

ヘリウムロックAは、艤装設備の最上端に設置し、加圧作業、ヘリウム混合ガスの供給及び減圧作業の途中までを行うロックである。

18 高圧室内作業主任者(令和6年4月) ニューマチックケーソン工事に関する設備及び機器に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 天井走行式ショベルは、掘削推力の反力は天井スラブに伝えて受け止めるので掘削力が大きい。

2. 電動式バックホウは、クローラ式の掘削機で、一般に掘削地点とアースバケットの積み込み地点の距離が短いケーソンなどで使用される。

3. 作業室内に設置する消火器は、強化液型で、吐出圧力が0.7~0.98MPaのものがある。

4. 救護用の高気圧下呼吸器には、十分な救護時間を確保するため120分程度使用できる大型のボンベ1本を使用する。

5. 検知管による測定で変色層の先端が斜めに現れたときは、通常、斜めの部分の中間の値を読み取る。

救護用の高気圧下呼吸器には、十分な救護時間を確保するため120分程度使用できる大型のボンベ1本を使用する。

19 高圧室内作業主任者(令和6年4月) 酸素再圧に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 減圧症に対しては、治療効果の面で酸素再圧の方が空気再圧より優れている。

2. 再圧室内で酸素マスクにより酸素呼吸をさせながら加圧し、0.18MPaに到達したら加圧を停止する。

3. 専用の送・排気系を有するダンプ方式の酸素呼吸装置を使用する。

4. 再圧室の換気はできるだけ控えるようにする。

5. 医師の監視の下で実施する。

再圧室の換気はできるだけ控えるようにする。

20 高圧室内作業主任者(令和6年4月) 生体の組織をいくつかの半飽和組織に分類して不活性ガスの分圧の計算を行うビュールマンのZH-L16モデルに基づく減圧方法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 不活性ガスの半飽和時間が短い組織は、血流が豊富で、半飽和時間が長い組織は、血流が乏しい。

2. 所定の計算により求めたすべての半飽和組織での体内不活性ガス分圧が対応するM値を超えないように、必要な減圧停止時間を設定する。

3. 半飽和組織とは、高圧下にばく露された体内の組織に溶け込んだ不活性ガスの分圧が半飽和圧力になるまでに要する時間に応じて、体内の組織を16分割した各区分に相当するものである。

4. 各半飽和組織の半飽和時間は、窒素よりヘリウムの方が短い。

5. M値は、半飽和時間が短い組織ほど小さい。

M値は、半飽和時間が短い組織ほど小さい。


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21 高圧室内作業主任者(令和6年4月) 大気圧下で10Lの空気を注入したゴム風船がある。このゴム風船を0.15MPa(ゲージ圧力)の圧力下に置いたとき、ゴム風船の体積を10Lに維持するために、大気圧下で更に注入しなければならない空気の体積は次のうちどれか。
 ただし、ゴム風船のゴムによる圧力は考えないものとする。
詳細

1. 5L

2. 10L

3. 15L

4. 20L

5. 25L

15L

22 高圧室内作業主任者(令和6年4月) 流体の性質、気圧、温度等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 0℃は、絶対温度では約273Kである。

2. 体積分率1.5%の二酸化炭素は、150ppmである。

3. 空気中の窒素の比率は約78%であるので、大気圧下では窒素の分圧は約79kPaである。

4. 1000hPaは、0.1MPaである。

5. 圧力が一定の場合、気体の体積は絶対温度に比例する。

体積分率1.5%の二酸化炭素は、150ppmである。

23 高圧室内作業主任者(令和6年4月) 二酸化炭素及び二酸化炭素中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 圧気作業で、作業圧力が0.3MPa(ゲージ圧力)以上になると、気道抵抗が増えて肺の換気が不十分となり、体内に二酸化炭素が蓄積するおそれがある。

2. 常圧下の空気中の二酸化炭素の体積分率は、通常300~400ppmである。

3. 地上における人間の呼気中には、酸素が約16%、二酸化炭素が約4%含まれている。

4. 二酸化炭素中毒にかかると、空気飢餓感、頭痛、異常な発汗、顔面の紅潮などの症状が現れる。

5. 二酸化炭素は、血液中のヘモグロビンと結合し体内の酸素供給を妨げる。

二酸化炭素は、血液中のヘモグロビンと結合し体内の酸素供給を妨げる。

24 高圧室内作業主任者(令和6年4月) 酸素ばく露量及び酸素中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. UPTDは、酸素分圧が50kPaを超える場合に算定する。

2. 長時間高気圧下にいなければならないときは、酸素中毒予防のため吸気の酸素分圧を0.3MPa程度以下とする。

3. 酸素中毒は、暑いときや寒いときなど環境条件の悪いときに起こりやすく、作業強度等も影響する。

4. 吸入空気中の二酸化炭素の量が多くなると、酸素中毒にかかりやすくなる。

5. 中枢神経型酸素中毒は急性型であり、肺型酸素中毒は慢性型である。

長時間高気圧下にいなければならないときは、酸素中毒予防のため吸気の酸素分圧を0.3MPa程度以下とする。

25 高圧室内作業主任者(令和6年4月) 窒素及び窒素酔いに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. 窒素は、常温・常圧では、化学的に安定した不活性の気体で麻酔作用もない。

2. 0.3MPa(ゲージ圧力)以上の圧気作業では、窒素酔いの症状が圧力の増大に伴い急速に出現する。

3. 一般に、窒素酔いは慣れの効果があるので、同じ圧力下にしばらくいると窒素酔いが和らぐことが多い。

4. 窒素による麻酔効果と窒素ガスの脂肪組織への溶解には正の相関関係が存在する。

5. 疲労、過重な作業量、不安などは窒素酔いの作用を強くする。

一般に、窒素酔いは慣れの効果があるので、同じ圧力下にしばらくいると窒素酔いが和らぐことが多い。


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