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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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多数の被験者の検診データから,説明変数である年齢,飲酒の頻度及び喫煙本数が,目的変数であるガンの発症の有無に及ぼす影響を統計的に分析した上で,ある人の年齢,飲酒の頻度及び喫煙本数から,その人のガンの発症確率を推定するモデルを構築した。このとき用いられる分析手法はどれか。
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詳細
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1. ABC分析
2. クラスター分析
3. 主成分分析
4. ロジスティック回帰分析
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ロジスティック回帰分析
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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業務改善をするときのフレームワークであるECRSに関する記述のうち,適切なものはどれか。
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詳細
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1. 業務を簡素化することによって,担当作業者ごとの品質の差を無くしたり,ミスの防止につなげたりすることは,(Combine)の視点である。
2. 作業工程順序や作業場所,担当作業者を入れ替えることによって,業務の効率向上を図ることは,S (Simplify)の視点である。
3. 無駄な業務を排除していくことによって,事務工数を削減し,業務効率を上げることは,(Eliminate)の視点である。
4. 類似している業務を統合していくことや,その逆に異なる属性を有する業務を分離することは,R (Rearrange)の視点である。
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無駄な業務を排除していくことによって,事務工数を削減し,業務効率を上げることは,(Eliminate)の視点である。
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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ある企業では,顧客データについて,顧客を性別,年齢層,職業,年収など複数の属性を組み合わせてセグメント化し,蓄積された大量の購買履歴データに照らして商品の購入可能性が最も高いセグメントを予測している。このときに活用される分析手法はどれか。
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詳細
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1. ABC分析
2. SWOT分析
3. 競合分析
4. 決定木分析
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決定木分析
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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プロジェクト開始時点で150百万円の支出を行うIT投資プロジェクトにおいて,3年間の金銭的価値をDCF法で算定した場合,正しい算定結果はa~dのどれか。
ここで,割引率は20%で固定とし,キャッシュフローは全て年度末に発生するものとする。また,金銭的価値の算定の際には年度ごとに百万円未満を切り捨てて計算する。
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詳細
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1. a
2. b
3. c
4. d
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a
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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ODMにおける委託者と受託者の役割分担として,適切なものはどれか。
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詳細
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1.
2.
3.
4.
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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バリューチェーンの説明はどれか。
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詳細
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1. 企業活動を,五つの主活動と四つの支援活動に区分し,企業の競争優位の源泉を分析するフレームワーク
2. 企業の内部環境と外部環境を分析し,自社の強みと弱み,自社を取り巻く機会と脅威を整理して明確にする手法
3. 財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長の四つの視点から企業を分析し,戦略マップを策定するフレームワーク
4. 商品やサービスを,誰に,何を,どのように提供するかを分析し,事業領域を明確にする手法
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企業活動を,五つの主活動と四つの支援活動に区分し,企業の競争優位の源泉を分析するフレームワーク
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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コンテンツマーケティングの説明はどれか。
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詳細
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1. Webサイト上で,漫画,CG,キャラクターデザインなどのコンテンツを著作権者から預かって掲載し,販売収益から著作権者に利益を配分する手法
2. 商品やサービスを広めたいと考えている企業が,Web,テレビCM,新聞広告などを用いて,企業側が伝えたいコンテンツを,大衆に一方的に発信する手法
3. 潜在顧客に向けて,価値のあるコンテンツを作成し,情報発信することによって,潜在顧客との関係性を深め,最終的に自らの製品•サービスの購入につなげる手法
4. 動画共有サイトに自主制作のコンテンツを継続的に公開して,ファンとなるコミユニティを形成することによって,企業からの広告料収入を得る手法
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潜在顧客に向けて,価値のあるコンテンツを作成し,情報発信することによって,潜在顧客との関係性を深め,最終的に自らの製品•サービスの購入につなげる手法
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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マーケティング戦略の策定プロセスを幾つかのブロックに分けて順番に並べたとき,図のdに入るものはどれか。ただしア〜エはa〜dのいずれかに入るものとする。
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詳細
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1. 環境分析
2. マーケティングミックス決定
3. ターゲット特定
4. 市場細分化
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マーケティングミックス決定
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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需要の価格弾力性に関する説明として,適切なものはどれか。
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詳細
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1. 多くの競合他社が代替品を提供している場合,価格弾力性が小さくなりやすい。
2. 価格弾力性が大きい商品の場合,値上げをしても需要量に大きな変化は見られない。
3. 価格弾力性の値が1の場合,価格を下げても需要量は変化しない。
4. 必需品と贅沢品を比較した場合,一般に必需品の方が価格弾力性は小さい。
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必需品と贅沢品を比較した場合,一般に必需品の方が価格弾力性は小さい。
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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消費者行動研究者ヘンリー ・アサエルは,消費者と製品との関わりの程度と,消費者がブランド間の違いを知覚できる程度によって,消費者の購買行動が異なるとし,図に示す四つの製品タイプ(型)を導出した。この図において,不協和低減型に分類される製品に対する消費者の行動はどれか。
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詳細
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1. 消費者は,他のブランドへの乗換えにほとんど抵抗感がないので,目新しさや多様性を求めて,様々なブランドの製品を試しに購入する行動が見られる。
2. 消費者は,どのブランドも同じようだと感じるので,"いつも購入している","最初に目に付いた","単に知っている"などを理由にブランドを選ぶ傾向がある。
3. 消費者は,どのブランドを購入すればよいか見分けがつかないまま購入し,その後にブランドの評価を行うので,購入後に何らかの後悔を感じる傾向がある。
4. 消費者は,まずブランド間の差異を認識した上で,様々な観点でブランド間の違いに関する分析・評価を繰り返した後に,最終的に購入するブランドを決定する。
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消費者は,どのブランドを購入すればよいか見分けがつかないまま購入し,その後にブランドの評価を行うので,購入後に何らかの後悔を感じる傾向がある。
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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次の記述は,バランススコアカードによる戦略マップの四つの視点において,ある視点とそれ以外の視点との関係性について,R.S・キャプランとD.P・ ノ ートンが説明したものである。説明に該当する視点はどれか。
無形資産は持続可能な価値創造の究極の源泉である。この視点の目的は人材,技術及び組織風土が戦略を支えるためにどのように結びついているのか説明することにある。
この視点に関する測定値の改善は,他の三つの視点の業績の先行指標である。
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詳細
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1. 財務の視点
2. 顧客の視点
3. 内部プロセスの視点
4. 学習と成長の視点
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学習と成長の視点
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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マルチサイドプラットフォームのビジネスモデルに関する説明はどれか。
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詳細
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1. 顧客価値を創造するために,複数の異なる種類の顧客セグメントをつなぎ合わせ,顧客セグメント間の交流を促進する仕組みを提供するモデルである。
2. 顧客との良好な関係を築き収益拡大を図るために,顧客データベースの構築を前提として,顧客との様々な局面でのコミュニケーションを支援するモデルである。
3. 製造業において,事業の多角化を図るために,現在の製品の川上となる部品の製造と,川下となる販売事業に同時に進出するモデルである。
4. 複数の異なる仕様の機種やosで同じように動作するソフトウエアやサービスを提供することによって利用者を増やし,事業拡大を図るモデルである。
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顧客価値を創造するために,複数の異なる種類の顧客セグメントをつなぎ合わせ,顧客セグメント間の交流を促進する仕組みを提供するモデルである。
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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SCMから発展した概念の一つであるS&OP (Sales and Operations Planning)の説明はどれか。
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詳細
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1. 顧客情報の管理,見積りの管理,見込案件の管理,商談活動の履歴管理などによって,営業プロセスの効率向上と,顧客情報の分析による戦略的な営業計画の策定を図る手法
2. 顧客セグメンテーション,Webサイト•電子メール・ソーシャルメディアを活用したマーケティング,キャンペーン管理などによって,マーケティングプロセスの効率向上と見込客の育成を図る手法
3. 新製品•既存製品の顧客重視型マーケティング計画と,サプライチェーンの管理とを融合して,継続的な競争優位性の確立に向けて戦略的に事業を推進する能力を経営者に提供する,戦略的計画の策定プロセス
4. 製品の企画,設計開発,製造,保守及び回収・廃棄といったライフサイクル全体に渡って,製品情報を一元的かつ包括的に管理することによって,製品品質,コス卜,納期の改善を目指すプロセス
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新製品•既存製品の顧客重視型マーケティング計画と,サプライチェーンの管理とを融合して,継続的な競争優位性の確立に向けて戦略的に事業を推進する能力を経営者に提供する,戦略的計画の策定プロセス
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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技術経営における“魔の川"の説明として,適切なものはどれか。
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詳細
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1. 研究の開始までに横たわる障壁
2. 研究の結果を基に製品開発するまでの間に横たわる障壁
3. 事業化から市場での成功までの間に横たわる障壁
4. 製品開発から事業化までの間に横たわる障壁
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研究の結果を基に製品開発するまでの間に横たわる障壁
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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エネルギーマネジメントシステムの導入では,エネルギーパフォーマンスの評価と改善を行うエネルギーレビューのプロセスが重要な管理のポイントとなる。生産工場におけるエネルギーレビューのプロセスを"エネルギーの使用及び使用量データの分析",“著しいエネルギーの使用の特定と特性の把握”,"エネルギーパフォーマンス改善の機会と優先度の決定”,及び"将来のエネルギーの使用及びエネルギー使用量の予測”の四つの活動内容に分類した場合,“著しいエネルギーの使用の特定と特性の把握”に該当するものはどれか。
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詳細
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1. 生産施設,生産設備,生産プロセスなどの操業条件のうち,エネルギー使用量への影響が大きい要素や関連する要素を明らかにする。
2. 製造プロセス省エネ化技術,省エネ化システム・加工技術,省エネプロダクト加速化技術などの,導入の優先度を決定する。
3. 設備単位又は設備群単位,作業工程単位によるきめ細かいエネルギー使用量を収集する。
4. 月々の電気料金請求書,契約使用量超過請求書,計測メーターの読取数値などのデータを基にエネルギー分析を行う。
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生産施設,生産設備,生産プロセスなどの操業条件のうち,エネルギー使用量への影響が大きい要素や関連する要素を明らかにする。
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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ティアダウンの説明はどれか。
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詳細
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1. 市場の要求である"要求品質”と,提供する側の技術である"技術特性”の2元表を作成し,顧客の要求を満たすための機能を明確にする手法
2. 整理・整頓することによって事故やけがを防止し,作業効率の低下を防ぐ活動
3. 他社の製品を分解し,分析して自社の製品と比較することによって,コストや性能面でより高い競争力をもった製品を開発する手法
4. 物作りの仕組みの中の無駄を,現場の知恵を出し合って排除する活動
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他社の製品を分解し,分析して自社の製品と比較することによって,コストや性能面でより高い競争力をもった製品を開発する手法
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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サイバーフィジカルシステム(CPS)の説明として,適切なものはどれか。
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詳細
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1. 1台のサーバ上で複数のOSを動かし,複数のサーバとして運用する仕組み
2. 仮想世界を現実かのように体感させる技術であり,人間の複数の感覚を同時に刺激することによって,仮想世界への没入感を与える技術
3. 現実世界のデータを収集し,仮想世界で分析・加工して,現実世界側にリアルタイムにフィードバックすることによって,付加価値を創造する仕組み
4. 電子データだけでやり取りされる通貨であり,法定通貨のように国家による強制通用力をもたず,主にインターネット上での取引などに用いられるもの
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現実世界のデータを収集し,仮想世界で分析・加工して,現実世界側にリアルタイムにフィードバックすることによって,付加価値を創造する仕組み
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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J•コッターが,変革を生み出すリーダーシップに求められる機能として位置付けているものはどれか。
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詳細
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1. 計画立案,組織の設計,人の配置
2. 販売管理,財務管理,人事管理
3. ビジョンの提示,動機付け,コーチング
4. 予算編成,問題解決,コントロール
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ビジョンの提示,動機付け,コーチング
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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キャッシュフロー計算書において,投資活動によるキャッシュフローに該当するものはどれか。
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詳細
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1. 株式の発行による収入
2. 商品の仕入による支出
3. 損害賠償金の支払による支出
4. 有形固定資産の売却による収入
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有形固定資産の売却による収入
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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債務超過の状態を表しているものはどれか。
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詳細
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1. 純資産合計がマイナスである。
2. 負債合計が自己資本よりも大きい。
3. 負債合計が資本金よりも大きい。
4. 利益剰余金がゼロである。
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純資産合計がマイナスである。
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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当期末の決算において,表に示した損益計算資料が得られた。日本基準で当期の営業利益は何百万円か。
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詳細
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1. 270
2. 300
3. 310
4. 500
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300
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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フェアユースの説明はどれか。
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詳細
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1. 国及び地方公共団体,並びにこれに準ずる公的機関は,公共の福祉を目的として他者の著作物を使用する場合,著作権者に使用料を支払う必要がないという考え方
2. 著作権者は,著作権使用料の徴収を第三者に委託することが認められており,委託を受けた著作権管理団体はその徴収を公平に行わなければならないという考え方
3. 著作物の利用に当たっては,その内容や題号を公正に取り扱うため,著作者の意に反し,利用者が勝手に変更,切除その他の改変を行ってはならないという考え方
4. 批評,解説,ニュース報道,教授,研究,調査などといった公正な目的のためであれば,一定の範囲での著作物の利用は,著作権の侵害に当たらないという考え方
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批評,解説,ニュース報道,教授,研究,調査などといった公正な目的のためであれば,一定の範囲での著作物の利用は,著作権の侵害に当たらないという考え方
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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プログラムの排他制御の不備によって,プロセスやスレッドが共有リソースに同時アクセスした場合に想定外の動作をするという問題はどれか。
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詳細
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1. クロスサイトリクエストフォージェリ
2. ディレクトリトラバーサル
3. バッファオーバーフロー
4. レースコンディション
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レースコンディション
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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JPCERT ーディネーションセンター “CSIRTガイド(2021年11月30日)”では,CSIRTの機能をサービス対象によって六つに分類しており,その一つにベンダーチームがある。ベンダーチームの機能とサービス対象の組みとして,適切なものはどれか。
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詳細
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1.
2.
3.
4.
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令和7年度 春期 午前Ⅱ ITストラテジスト試験 |
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デジタルフォレンジックスに該当するものはどれか。
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詳細
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1. 画像,音楽などのデジタルコンテンツに著作権者などの情報を埋め込む。
2. コンピュータやネツトワークのセキュリティ上の弱点を発見するテストとして,システムを実際に攻撃して侵入を試みる。
3. 巧みな話術,盗み聞き,盗み見などの手段によって,ネットワークの管理者,利用者などから,パスワードなどのセキュリティ上重要な情報を入手する。
4. 犯罪に関する証拠となり得るデータを保全し,調査,分析,その後の訴訟などに備える。
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犯罪に関する証拠となり得るデータを保全し,調査,分析,その後の訴訟などに備える。
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