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登録販売者試験(平成29年度)(東海・北陸エリア) |
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駆虫薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 駆虫薬は腸管内に生息する虫体にのみ作用し、虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫(回虫の場合)には駆虫作用が及ばないため、それらが成虫となった頃にあらためて使用しないと完全に駆除できない。
b 駆虫薬はその有効成分(駆虫成分)が腸管内において薬効をもたらす局所作用を目的とする医薬品であり、消化管からの駆虫成分の吸収は好ましくない全身作用(頭痛、めまい等の副作用)を生じる原因となるため、極力少ないことが望ましい。
c サントニンの服用後、一時的に物が黄色く見えたり、耳鳴り、口渇が現れることがある。
d パモ酸ピルビニウムは、アセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。 |
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貧血用薬(鉄製剤)及びその配合される成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 鉄欠乏性貧血において、鉄製剤を服用していれば、食生活の改善を図ることは重要でない。
b 鉄製剤を服用すると便が黒くなることがあるが、使用の中止を要する副作用等の異常ではない。ただし、鉄製剤の服用前から便が黒い場合は貧血の原因として消化管内で出血している場合もあるため、服用前の便の状況との対比が必要である。
c ビタミンB6は、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として用いられる。
d 鉄製剤の服用の前後30分にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、紅茶、コーヒー、ワイン、柿等)を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が悪くなることがある。 |
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高コレステロール改善薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a リボフラビンの摂取によって尿が黄色くなることがあり、これは使用の中止を要する副作用である。
b 大豆油不鹸化物(ソイステロール)には、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。
c パンテチンは、低密度リポタンパク質(LDL)等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、高密度リポタンパク質(HDL)産生を高める作用があるとされる。
d リボフラビンは、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として用いられる。 |
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強心薬及びその配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。 |
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第1欄の記述は、循環器用薬として用いられる漢方処方製剤に関するものである。該当する漢方処方製剤は第2欄のどれか。
第1欄
体力中等度以下で、顔色が悪くて疲れやすく、胃腸障害のないものの高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。また、15歳未満の小児への使用は避ける必要がある。
第2欄
1 加味帰脾湯
2 六君子湯
3 七物降下湯
4 桂枝加芍薬湯
5 猪苓湯 |
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ジフェンヒドラミン塩酸塩が含まれている内服アレルギー用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 抗コリン作用を示すため、排尿困難の症状がある人では、症状の悪化を招くおそれがある。
b 緑内障の診断を受けた人では、使用する前にその適否について、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。
c 服用した後は、乗物又は機械類の運転操作をしても問題ない。
d 吸収されたジフェンヒドラミンの一部が乳汁に移行して乳児に昏睡を生じるおそれがあるため、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場合には授乳を避ける必要がある。 |
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第1欄の記述は、漢方処方製剤に関するものである。該当する漢方処方製剤は第2欄のどれか。
第1欄
体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸 き などを訴えるものの月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦 けん 怠、めまい、むくみ)、めまい・立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴り、低血圧に適すとされるが、胃腸の弱い人では、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
第2欄
1 小青竜湯
2 当帰芍薬散
3 牛車腎気丸
4 桂枝茯苓丸
5 乙字湯 |
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アレルギー及びアレルギー用薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a アレルゲン(抗原)が皮膚や粘膜から体内に入り込むと、その物質を特異的に認識した免疫グロブリン(抗体)によって肥満細胞が刺激され、ヒスタミンやプロスタグランジン等の物質が遊離する。肥満細胞から遊離したヒスタミンは、血管収縮、血管透過性亢進作用を示す。
b 鼻炎用内服薬と鼻炎用点鼻薬は、同じ成分が用いられることはないため、併用しても影響し合うことはない。
c アレルゲンとして、小麦、卵等の食品、ハウスダスト(室内塵)、家庭用品に含有される化学物質や金属等が知られている。
d 皮膚感染症(たむし、疥癬等)により、湿疹やかぶれ等に似た症状が現れた場合、アレルギー用薬で一時的に痒み等の緩和を図ることは適当でなく、皮膚感染症そのものに対する対処を優先する必要がある。 |
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プソイドエフェドリン塩酸塩が含まれている鼻炎用内服薬に関する記述のうち、誤っているものはどれか。 |
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痔及び痔疾用薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 痔核は、肛門の出口からやや内側の上皮に傷が生じた状態であり、一般に「いぼ痔 」と呼ばれる。
b 長時間座るのを避け、軽い運動によって血行を良くすることが痔の予防につながる。
c 痔疾患に伴う局所の感染を防止することを目的として、ヒドロコルチゾン酢酸エステル等のステロイド性抗炎症成分が配合されている場合がある。
d 肛門周囲の末梢血管の血行を改善する作用を期待してビタミンEが配合されている場合がある。 |
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眼科用薬及びその使用方法に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a コンタクトレンズをしたままでの点眼は、ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズに関わらず、添付文書に使用可能と記載されていない限り行うべきではない。
b 洗眼薬には、抗炎症成分や抗ヒスタミン成分が配合されているものはない。
c 点眼薬は、一度に何滴も点眼しても効果が増すわけではなく、むしろ鼻粘膜や喉から吸収されて、副作用を起こしやすくなる。
d 点眼薬は、結膜嚢に適用するものであるため、通常、無菌的に製造されている。 |
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眼科用薬の配合成分とその成分を配合する目的との関係の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a プラノプロフェン - 目の炎症を改善する。
b スルファメトキサゾール - 目の疲れを改善する。
c パンテノール - 目の調節機能の回復を促す。
d リゾチーム塩酸塩 - 結膜や角膜の乾燥を防ぐ。 |
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一般的な創傷への対応に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 創傷部に殺菌消毒薬を繰り返し適用すると、皮膚常在菌が殺菌されてしまい、また、殺菌 消毒成分により組織修復が妨げられて、かえって治癒しにくくなったり、状態を悪化させる ことがある
b 水洗が不十分で創傷面の内部に汚れが残ったまま、創傷表面を乾燥させるタイプの医薬品を使用すると、内部で雑菌が増殖して化膿することがある。
c 火傷(熱傷)は、できるだけ早く、水道水などで熱傷部を冷やすことが重要であり、冷やした後は、水疱(水ぶくれ)を破ってから、ガーゼ等で覆うとよいとされている。
d 出血しているときは、創傷部に清潔なガーゼやハンカチ等を当てて圧迫し、止血する。このとき、創傷部を心臓よりも低くして圧迫すると、止血効果が高い。 |
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きず口等の殺菌消毒薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a オキシドールは、作用の持続性や組織への浸透性が高い。
b アクリノールは、徐々にヨウ素が遊離して殺菌作用を示すように工夫されたものである。
c クロルヘキシジン塩酸塩は、真菌類に対する殺菌消毒作用はない。
d ベンザルコニウム塩化物は、石鹸との混合によって殺菌消毒効果が高くなる。 |
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抗真菌薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 湿疹か皮膚糸状菌による皮膚感染かはっきりしない場合、抗真菌成分が配合された医薬品を使用することが望ましい。
b ウンデシレン酸は、患部を酸性にすることにより、皮膚糸状菌の発育を抑える。
c イミダゾール系の抗真菌薬は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑える。
d テルビナフィン塩酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げることにより、その増殖を抑える。 |
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ニコチン及びニコチンを有効成分とする禁煙補助剤に関する記述のうち、誤っているものはどれか。 |
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ビタミン成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギーの産生に不可欠な栄養素で、神経の正常な働きを維持する作用がある。
b ビタミンB6は、シアノコバラミンとして、ビタミン主薬製剤、貧血用薬等に配合されている。
c ビタミンDは、腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける栄養素である。
d ビタミンEは、タンパク質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康維持、神経機能の維持に重要な栄養素である。 |
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次の1~5で示されるビタミン成分のうち、夜間視力を維持したり、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素で、欠乏すると夜盲症(とり目)が起こる可能性の高いものはどれか。 |
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滋養強壮保健薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a グルクロノラクトンは、ビタミン様物質のひとつで、ビタミンCの吸収を助ける作用がある。
b ガンマ-オリザノールは、米油及び米胚芽油から見出された抗酸化作用を示す成分である。
c カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素であり、筋肉の収縮、血液凝固、神経機能にも関与する。
d システインは、生体におけるエネルギーの産生効率を高めるとされ、骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す等の働きを期待して用いられる。 |
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歯痛薬又は歯槽膿漏薬の配合成分とその成分を配合する目的との関係の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a ジブカイン塩酸塩 - 齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑える。
b グリチルレチン酸 - 歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮める。
c カルバゾクロム - 炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える。
d アラントイン - 炎症を起こした歯周組織の修復を促す。 |
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漢方及び漢方薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととされている。
b 漢方薬は作用が穏やかなため、間質性肺炎や肝機能障害のような重篤な副作用は起こらない。
c 一般用医薬品の効能効果において、漢方独自の病態認識で言う「脾胃虚弱」は「いらいらして落ち着きのないもの」などと表現される。
d 漢方薬を使用する場合、漢方独自の病態認識である「証」に基づいて用いることが、有効性及び安全性を確保するために重要である。 |
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第1欄の記述は、マオウを含む漢方処方製剤に関するものである。該当する漢方処方製剤は第2欄のどれか。
第1欄
体力が充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症、湿疹・皮膚炎、ふきでもの、肥満症に適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸が弱く下痢しやすい人、発汗傾向の著しい人では、激しい腹痛に伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
第2欄
1 黄連解毒湯
2 防風通聖散
3 清上防風湯
4 防已黄耆湯
5 大柴胡湯 |
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生薬成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a ブシは、キンポウゲ科のハナトリカブト又はオクトリカブトの塊根を減毒加工して製したものを基原とする生薬であり、心筋の収縮力を高めて血液循環を改善する作用を持つ。
b カッコンは、マメ科のクズの周皮を除いた根を基原とする生薬で、解熱、鎮痙等の作用を期待して用いられる。
c レンギョウは、セリ科のミシマサイコの根を基原とする生薬で、抗炎症、鎮痛等の作用を期待して用いられる。
d ブクリョウは、バラ科のサンザシ又はオオミサンザシの偽果をそのまま、又は縦切若しくは横切したものを基原とする生薬で、健胃、消化促進等の作用を期待して用いられる。 |
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衛生害虫と防除に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a ゴキブリの卵は、医薬品の成分が浸透しやすく、燻蒸処理を行うのが効果的とされている。
b イエダニは、吸血によって皮膚に発疹や痒みを引き起こすほか、日本脳炎、マラリア、黄熱、デング熱等の重篤な病気を媒介する。
c 有機リン系殺虫成分の殺虫作用は、アセチルコリンを分解する酵素(アセチルコリンエステラーゼ)と可逆的に結合してその働きを阻害することによる。
d シラミの防除には、殺虫成分としてフェノトリンが配合されたシャンプーやてんか粉が用いられるが、フェノトリンにはシラミの刺咬による痒みや腫れ等の症状を和らげる作用はない。 |
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一般用検査薬に関する記述のうち、誤っているものはどれか。 |
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