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登録販売者試験(平成29年度)(東海・北陸エリア) |
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大腸に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器で、小腸と同様に内壁粘膜に絨毛がある。
b 大腸では消化はほとんど行われない。
c 大腸内には腸内細菌が多く存在し、腸管内の食物繊維(難消化性多糖類)を発酵分解する。
d 通常、糞便の成分の大半は食物の残滓で、そのほか、はがれ落ちた腸壁上皮細胞の残骸(15~20%)や腸内細菌の死骸(10~15%)が含まれ、水分は約5%に過ぎない。 |
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呼吸器系に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 呼吸器系は、呼吸を行うための器官系で、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺からなり、鼻腔から気管支までの呼気及び吸気の通り道を気道といい、そのうち、咽頭・喉頭までの部分を上気道という。
b 呼吸器は常時外気と接触する器官であり、様々な異物、病原物質の侵入経路となるため、幾つもの防御機構が備わっている。
c 鼻腔の内壁には粘液分泌腺が多く分布し、鼻汁を分泌する。鼻汁は、鼻から吸った空気に湿り気を与えたり、粘膜を保護するため、必要な場合に分泌され、常には分泌されない。
d 肺には肺を動かす筋組織があるため、自力で膨らんだり縮んだりすることによって、拡張・収縮して呼吸運動が行われている。 |
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循環器系に関する記述のうち、誤っているものはどれか。 |
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血漿成分に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入る。
( a )は、血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。
( b )は、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担うため、そういったものは免疫( b )とも呼ばれる。
( c )は、血漿中のタンパク質と結合してリポタンパク質を形成し、血漿中に分散している。 |
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泌尿器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 腎臓は、横隔膜の下、背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器で、内側中央部のくびれた部分に尿管、動脈、静脈、リンパ管等がつながっている。
b 副腎は、左右の腎臓の上部にそれぞれ附属し、皮質と間質の2層構造からなる。
c 膀胱の出口にある膀胱括約筋が緩むと、同時に膀胱壁の排尿筋が収縮し、尿が尿道へと押し出される。
d 男性では、膀胱の真下に尿道を取り囲むように前立腺があり、加齢とともに前立腺が縮小し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがある。 |
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目に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 角膜と水晶体の間は、組織液(房水)で満たされ、角膜に一定の圧(眼圧)を生じさせている。角膜や水晶体には血管が通っていて、血液によって栄養分や酸素が供給される。
b 角膜に射し込んだ光は、角膜、房水、水晶体、硝子体を透過しながら屈折して網膜に焦点を結ぶ。
c 遠近の焦点調節は、主に水晶体の厚みを変化させることによって行われている。水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、遠くの物を見るときには丸く厚みが増し、近くの物を見るときには扁平になる。
d 目の充血は血管が拡張して赤く見える状態であるが、結膜の充血では白目の部分だけでなく眼瞼の裏側も赤くなる。 |
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鼻と耳に関する記述のうち、誤っているものはどれか。 |
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外皮系に関する記述のうち、正しいものはどれか。 |
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骨格系と筋組織に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 成長が停止した後は、骨の破壊(骨吸収)と修復(骨形成)が行われなくなる。
b 骨の関節面は弾力性に富む柔らかな軟骨層(関節軟骨)に覆われ、これが衝撃を和らげ、関節の動きを滑らかにする。
c 骨格筋と平滑筋は、収縮力が強く、自分の意識どおりに動かすことができる随意筋である。
d 筋組織は神経からの指令によって収縮するが、体性神経系(運動神経)で支配されるものと自律神経系に支配されるものがある。 |
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脳や神経系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 脳の下部には、自律神経系、ホルモン分泌等の様々な調節機能を担っている部位(視床下部など)がある。
b 血液脳関門は、脳の毛細血管が中枢神経の間質液環境を血液内の組成変動から保護するように働く機能のことをいい、脳の血管は末梢の血管に比べて物質の透過に関する選択性が高い。
c 自律神経系は、交感神経系と副交感神経系からなっていて、概ね、交感神経系は体が闘争や恐怖等の緊張状態に対応した態勢をとるように働き、副交感神経系は体が食事や休憩等の安息状態をとるように働く。
d 医薬品の成分が体内で薬効又は副作用をもたらす際は、自律神経系への作用や影響は重要でない。 |
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粘膜から吸収される医薬品に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 一般用医薬品として使用されている点鼻薬については、全身作用を目的としたものはなく、鼻腔粘膜への局所作用を目的としているため、その成分が循環血液中に入ることはない。
b 坐剤には、肛門から医薬品を挿入することにより、直腸内で溶解させ、薄い直腸内壁の粘膜から有効成分を吸収させることを目的とするものがある。
c 医薬品によっては、適用部位の粘膜に刺激等の局所的な副作用を生じることがある。
d 眼の粘膜に適用する点眼薬は、鼻涙管を通って鼻粘膜から吸収されることはない。 |
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全身作用を目的とする内服薬の消化管吸収に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 内服薬のほとんどは、その有効成分が消化管から吸収されて循環血液中に移行し、全身作用を現す。
b 錠剤、カプセル剤等の固形剤の場合、消化管で吸収される前に、錠剤等が消化管内で崩壊して、有効成分が溶け出さなければならないが、腸溶性製剤のような特殊なものを除き、肝臓で有効成分が溶出するものが大部分である。
c 有効成分は、主に大腸で吸収される。
d 有効成分によっては消化管の粘膜に障害を起こすものもあるため、食事の時間と服用時期との関係が、各医薬品の用法に定められている。 |
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第1欄の記述は、医薬品の剤形に関するものである。これに該当する剤形は第2欄のどれか。
第1欄
この剤形は、口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がなされているため、水なしで服用することができる。固形物を飲み込むことが困難な高齢者や乳幼児、水分摂取が制限されている場合でも、口の中で溶かした後に、唾液と一緒に容易に飲み込むことができる。
第2欄
1 口腔内崩壊錠
2 トローチ
3 軟膏剤
4 カプセル剤
5 散剤 |
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副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医薬品は、十分注意して適正に使用された場合でも、副作用を生じることがある。
b 一般に、重篤な副作用は発生頻度が低く、多くの患者はもちろん、医薬品の販売等に従事する専門家にとっても遭遇する機会は極めてまれである。しかし、副作用の早期発見・早期対応のためには、医薬品の販売等に従事する専門家が副作用の症状に関する十分な知識を身に付けることが重要である。
c 厚生労働省が作成した「重篤副作用疾患別対応マニュアル」が対象とする重篤副作用疾患の中には、一般用医薬品によって発生する副作用も含まれており、医薬品の販売等に従事する専門家は、購入者等への積極的な情報提供や相談対応に、本マニュアルを積極的に活用することが望ましい。
d 一般用医薬品による副作用は、長期連用のほか、不適切な医薬品の併用や医薬品服用時のアルコール飲用等が原因で起きる場合がある。 |
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薬疹に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 限られた少数の医薬品でのみ起きる可能性があり、同じ医薬品でも生じる発疹の型は人によって様々である。赤い大小の斑点(紅斑)、小さく盛り上がった湿疹(丘疹 )のほか、水疱を生じることもある。
b 蕁麻疹は強い痒みを伴うが、それ以外の薬疹の場合は痒みがないか、たとえあったとしてもわずかなことが多い。皮膚以外に、眼の充血や口唇・口腔粘膜に異常が見られることもある。
c 薬疹はアレルギー体質の人や以前に薬疹を起こしたことがある人で生じやすいが、それまで薬疹を経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがある。
d 医薬品を使用した後に発疹・発赤等が現れた場合は、薬疹の可能性を考慮すべきである。重篤な病態への進行を防止するため、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止し、痒み等の症状に対しては、まずは一般の生活者が自己判断で対症療法を行う。 |
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一般用医薬品及び要指導医薬品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 効能効果の表現に関しては、一般用医薬品及び要指導医薬品では、一般の生活者が判断できる症状で示される。
b 要指導医薬品には、毒薬又は劇薬に該当するものはない。
c 検査薬のうち、検体の採取に身体への直接のリスクを伴うもの(例えば、血液を検体とするもの)は、一般用医薬品としては認められていない。
d 日本薬局方に収載されている医薬品の中には、一般用医薬品として販売されているものがある。 |
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生物由来製品に関する記述のうち、誤っているものはどれか。 |
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毒薬及び劇薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 毒薬を18歳未満の者その他安全な取扱いに不安のある者に交付することは禁止されている。
b 劇薬の直接の容器には、赤地に白枠をもって、当該医薬品の品名及び「劇」の文字が白字で記載されていなければならない。
c 毒薬又は劇薬を、一般の生活者に対して販売又は譲渡する際には、当該医薬品を譲り受ける者から、品名、数量、使用目的、譲渡年月日、譲受人の氏名、住所及び職業が記入され、署名又は記名押印された文書(文書に代えて、一定の条件を満たす電子的ファイルに記録したものによることもできる。)の交付を受けなければならない。
d 業務上劇薬を取り扱う者は、劇薬を貯蔵、陳列する場所については、かぎを施さなければならない。 |
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医薬品医療機器等法の規定に基づき、一般用医薬品の直接の容器又は被包に記載されていなければならない事項として、正しいものの組み合わせはどれか。
a 一般用医薬品のリスク区分を示す識別表示
b 効能又は効果
c 製造番号又は製造記号
d 製造業者の氏名又は名称及び住所 |
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一般用医薬品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 第3類医薬品は、保健衛生上のリスクが比較的低い一般用医薬品であるが、副作用等により身体の変調・不調が起こるおそれはある。
b 一般用医薬品の中には、同時に第1類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品のすべてに指定されたものがある。
c 第2類医薬品は、その成分や使用目的等から、「その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生ずるおそれがある」保健衛生上のリスクが比較的高い一般用医薬品である。
d 第3類医薬品に分類されている医薬品は、今後、第1類医薬品に分類が変更されることはない。 |
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化粧品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 化粧品を販売等する場合には、医薬品のような販売業の許可は必要なく、一般小売店において販売等することができる。
b 化粧品には、衛生害虫類(ねずみ、はえ、蚊、のみその他これらに類する生物)の防除のため使用される製品群が含まれる。
c 人の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人の身体の構造若しくは機能に影響を及ぼすことを目的とするものは化粧品に含まれない。
d 化粧品を業として製造販売する場合には、製造販売業の許可を受けた者が、あらかじめ品目ごとの届出を行う必要がある。 |
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食品及び医薬品に関する記述について、正しいものはいくつあるか。
a 食品とは、医薬品、医薬部外品及び再生医療等製品以外のすべての飲食物をいう。
b 外形上、食品として販売されている製品であっても、その成分本質、効能効果の標榜内容等に照らして医薬品と判断されることがある。
c 医薬品には、その有効性及び安全性の確保のみを目的として必要な規制が行われているが、食品には、安全性の確保のみを目的として必要な規制が行われている。
d 経口的に摂取される物が医薬品に該当するか否かについては、一般の生活者から見て必ずしも明確でない場合があるため、無承認無許可医薬品の指導取締りの一環として「医薬品の範囲に関する基準」が示されている。 |
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医薬部外品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医薬部外品を製造販売する場合には、製造販売業の許可が必要である。
b かつては医薬品であったが医薬部外品へ移行された製品群(「指定医薬部外品」の表示のある製品群)は、適正に使用することが他の医薬部外品と比べてより重要であるため、容器や包装等に識別表示がなされている。
c 医薬部外品について、化粧品的な効能効果を表示・標榜することは、一切認められていない。
d 医薬部外品には、脱毛の防止、育毛又は除毛のために使用されるものがある。 |
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保健機能食品等の食品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 栄養機能食品は、身体の生理学的機能等に影響を与える保健機能成分を含む食品で、特定の保健の用途に資する旨の表示の許可等を受けたものである。
b 特定保健用食品の中には「条件付き特定保健用食品」という区分がある。
c 特別用途食品(特定保健用食品を含む。)以外の食品において、特定の保健の用途に適する旨の効果が表示・標榜されている場合には、医薬品の効能効果を暗示させるものとみなされる。
d 特別用途食品は、事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示し、販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届け出られたものである。 |
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店舗販売業に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 店舗販売業者は、その店舗において薬剤師がいない場合でも登録販売者として業務(店舗管理者又は区域管理者としての業務を含む。)に3年以上従事した者がいれば、要指導医薬品及び第1類医薬品を販売することができる。
b 店舗販売業者は、第3類医薬品を陳列する場合、薬局等構造設備規則に規定する「情報提供を行うための設備」から7メートル以内の範囲に陳列しなければならない。
c 店舗販売業者は、店舗管理者を指定したときは、その店舗管理者の意見を尊重しなければならない。
d 店舗販売業者は、その店舗を、自ら実地に管理し、又はその指定する者に実地に管理させなければならない。 |
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