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2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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換気に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 第1種機械換気方式は、地下街や劇場など外気から遮断された大きな空間の換気に適している。
2. 第2種機械換気方式は、室内で発生した汚染物質が他室に漏れてはならない室の換気に適している。
3. 事務室における必要換気量は、在室者の人数でその値が変動し、室の容積に関係しない。
4. 室内外の空気の温度差による自然換気では、温度差が大きくなるほど換気量は多くなる。
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第2種機械換気方式は、室内で発生した汚染物質が他室に漏れてはならない室の換気に適している。
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2 |
2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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照明に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 光束は、視感度に基づいて測定された単位時間当たりの光のエネルギー量である。
2. 照度は、単位面積当たりに入射する光束の量である。
3. 輝度は、光源の光の強さを表す量である。
4. グレアは、高輝度な部分や極端な輝度対比などによって感じるまぶしさである。
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輝度は、光源の光の強さを表す量である。
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3 |
2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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吸音及び遮音に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 遮音とは、壁などに入射する音を吸収又は透過させて反射させないようにすることをいう。
2. 遮音による騒音防止の効果を上げるには、壁や窓などの透過損失の値を高めるようにする。
3. 有孔板と剛壁の間に空気層があるとき、主に中音域の音を吸音する。
4. グラスウールなどの多孔質材料は、主に高音域の音を吸音する。
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遮音とは、壁などに入射する音を吸収又は透過させて反射させないようにすることをいう。
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4 |
2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 片持ちスラブの厚さは、原則として、持出し長さの1/10以上とする。
2. 柱の最小径は、原則として、その構造耐力上主要な支点間の距離の1/20以上とする。
3. 腰壁やたれ壁が付いた柱は、地震時にせん断破壊を起こしやすい。
4. 大梁は、せん断破壊よりも曲げ降伏が先行するように設計する。
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柱の最小径は、原則として、その構造耐力上主要な支点間の距離の1/20以上とする。
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5 |
2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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鉄骨構造の一般的な特徴に関する記述として、鉄筋コンクリート構造と比べた場合、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 骨組の部材は、工場で加工し、現場で組み立てるため、工期を短縮しやすい。
2. 骨組の部材は、強度が高いため、小さな断面の部材で大きな荷重に耐えることができる。
3. 構造体は、剛性が大きく、振動障害が生じにくい。
4. 同じ容積の建築物では、構造体の軽量化が図れる。
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構造体は、剛性が大きく、振動障害が生じにくい。
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2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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鉄骨構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. ガセットプレートは、節点に集まる部材相互の接合のために設ける部材である。
2. 添え板(スプライスプレート)は、梁のウェブの座屈防止のために設ける補強材である。
3. ダイアフラムは、柱と梁の接合部に設ける補強材である。
4. 合成梁に用いる頭付きスタッドは、鉄骨梁と鉄筋コンクリート床スラブが一体となるように設ける部材である。
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添え板(スプライスプレート)は、梁のウェブの座屈防止のために設ける補強材である。
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7 |
2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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杭基礎に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 場所打ちコンクリート杭工法には、アースオーガーを使用するプレボーリング拡大根固め工法がある。
2. SC杭(外殻鋼管付きコンクリート杭)は、一般に継杭の上杭として、PHC杭(遠心力高強度プレストレストコンクリート杭)と組み合わせて用いられる。
3. 鋼杭は、地中での腐食への対処法として、塗装やライニングを行う方法、肉厚を厚くする方法等が用いられる。
4. 既製杭工法には、鋼管の先端を加工した鋼管杭本体を回転させて地盤に埋設させる回転貫入工法がある。
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場所打ちコンクリート杭工法には、アースオーガーを使用するプレボーリング拡大根固め工法がある。
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8 |
2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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建築物の構造設計における荷重及び外力に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 固定荷重は、建築物各部自体の体積にその部分の材料の単位体積質量及び重力加速度を乗じて計算する。
2. 積雪荷重は、雪下ろしを行う慣習のある地方では、低減することができる。
3. 地震力は、建築物の固定荷重又は積載荷重を減ずると小さくなる。
4. 風圧力は、地震力と同時に作用するものとして計算する。
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風圧力は、地震力と同時に作用するものとして計算する。
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9 |
2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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図に示す単純梁に集中荷重P₁及びP₂が作用したとき、支点Aの鉛直方向の反力の値の大きさとして、正しいものはどれか。
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詳細
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1. 4kN
2. 5kN
3. 6kN
4. 8kN
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6kN
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10 |
2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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図に示す単純梁に等変分布荷重が作用したときの曲げモーメント図として、正しいものはどれか。
ただし、曲げモーメントは、材の引張側に描くものとする。
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詳細
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1.
2.
3.
4.
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11 |
2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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鋼の一般的な性質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 鋼は炭素含有量が多くなると、ねばり強さや伸びが大きくなる。
2. 鋼は弾性限度内であれば、引張荷重を取り除くと元の状態に戻る。
3. 鋼は炭素含有量が多くなると、溶接性が低下する。
4. 鋼は熱処理によって、強度などの機械的性質を変化させることができる。
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鋼は炭素含有量が多くなると、ねばり強さや伸びが大きくなる。
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12 |
2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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木材の一般的な性質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 木材の乾燥収縮の割合は、年輪の接線方向が最も大きく、繊維方向が最も小さい。
2. 木材の強度は、繊維飽和点以下では、含水率の減少とともに低下する。
3. 木材の強度は、繊維方向と平行に加力した場合が最も高い。
4. 針葉樹は、広葉樹に比べ、一般的に軽量で加工がしやすい。
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木材の強度は、繊維飽和点以下では、含水率の減少とともに低下する。
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13 |
2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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JIS(日本産業規格)に規定する建具の性能試験における性能項目に関する記述として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 開閉力とは、開閉操作に必要な力の程度をいう。
2. 水密性とは、風雨による建具室内側への水の浸入を防ぐ程度をいう。
3. 遮熱性とは、熱の移動を抑える程度をいう。
4. 結露防止性とは、建具表面の結露の発生を防ぐ程度をいう。
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遮熱性とは、熱の移動を抑える程度をいう。
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2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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防水材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. アスファルトルーフィングは、有機天然繊維を主原料とした原紙にアスファルトを浸透、被覆し、表面側のみに鉱物質粒子を付着させたものである。
2. 網状アスファルトルーフィングは、天然又は有機合成繊維で作られた粗布にアスファルトを浸透、付着させたものである。
3. ストレッチルーフィングは、有機合成繊維を主原料とした不織布原反にアスファルトを浸透、被覆し、表裏両面に鉱物質粒子を付着させたものである。
4. アスファルトフェルトは、有機天然繊維を主原料とした原紙にアスファルトを浸透させたものである。
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アスファルトルーフィングは、有機天然繊維を主原料とした原紙にアスファルトを浸透、被覆し、表面側のみに鉱物質粒子を付着させたものである。
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2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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鋼製巻尺を用いる距離測定において、距離の補正を行う場合、最も必要のないものはどれか。
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詳細
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1. 温度による補正
2. 湿度による補正
3. 尺定数による補正
4. 傾斜による補正
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湿度による補正
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16 |
2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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防災設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 傾斜路に設ける通路誘導灯は、避難上必要な床面照度の確保と避難の方向の確認を主な目的とする避難設備である。
2. 劇場の客席に設ける客席誘導灯は、客席から一番近い避難口の方向の明示を主な目的とする避難設備である。
3. 自動火災報知設備は、火災発生時に煙又は熱を感知し、自動的にベルやサイレンを鳴らす警報設備である。
4. 非常用の照明装置は、火災等で停電した場合に自動的に点灯し、避難上必要な床面照度を確保する照明設備である。
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劇場の客席に設ける客席誘導灯は、客席から一番近い避難口の方向の明示を主な目的とする避難設備である。
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17 |
2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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空気調和設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 定風量単一ダクト方式は、一定の風量で送風するシステムであり、負荷変動の異なる複数の空間に適するものである。
2. 二重ダクト方式は、冷風、温風の2系統のダクトを設置するシステムであり、混合ボックスで温度を調節して室内に吹き出すものである。
3. パッケージユニット方式は、機内に冷凍機、ファン、冷却コイル、加熱コイル等を内蔵した一体型の空調機を使用するものである。
4. ファンコイルユニット方式は、熱源機器でつくられた冷水や温水を各室のファンコイルユニットに供給し、冷風や温風を吹き出すものである。
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定風量単一ダクト方式は、一定の風量で送風するシステムであり、負荷変動の異なる複数の空間に適するものである。
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2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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墨出しに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 平面上の位置を示すために床面に付ける墨を、地墨という。
2. 垂直を示すために壁面に付ける墨を、たて墨という。
3. 基準墨から一定の距離をおいて平行に付ける墨を、逃げ墨という。
4. 逃げ墨をもとにして型枠などの位置に付ける墨を、親墨という。
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逃げ墨をもとにして型枠などの位置に付ける墨を、親墨という。
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19 |
2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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地業工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 砂利地業で用いる砕石は、硬質なものとする。
2. 砂利地業で用いる砂利は、砂が混じったものよりも粒径の揃ったものとする。
3. 捨てコンクリートは、墨出しをしやすくするため、表面を平坦にする。
4. 捨てコンクリートは、床付け地盤が堅固で良質な場合、地盤上に直接打ち込むことができる。
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砂利地業で用いる砂利は、砂が混じったものよりも粒径の揃ったものとする。
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20 |
2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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鉄筋の継手及び定着に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 耐圧スラブが付く基礎梁主筋の継手の位置は、上端筋、下端筋ともスパンの中央部とする。
2. 一般階の大梁の下端筋を柱内に折り曲げて定着する場合は、原則として曲げ上げる。
3. 鉄筋の重ね継手の長さは、コンクリートの設計基準強度の相違により異なる場合がある。
4. フック付き定着とする場合の定着の長さは、定着起点からフックの折曲げ開始点までの距離とする。
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耐圧スラブが付く基礎梁主筋の継手の位置は、上端筋、下端筋ともスパンの中央部とする。
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21 |
2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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型枠支保工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. パイプサポートに設ける水平つなぎは、番線を用いて緊結する。
2. 上下階の支柱は、できるだけ平面上の同一位置になるように設置する。
3. 梁下の支柱は、コンクリートの圧縮強度が設計基準強度以上で、かつ、所要の安全性が確認されれば取り外すことができる。
4. スラブ下の支柱は、コンクリートの圧縮強度によらない場合、存置期間中の平均気温から存置日数を決定する。
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パイプサポートに設ける水平つなぎは、番線を用いて緊結する。
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22 |
2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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コンクリートの調合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 耐久性を確保するためには、水セメント比は小さいほうがよい。
2. スランプの大きいコンクリートでは、細骨材率が小さすぎると分離しやすくなる。
3. スランプは、工場出荷時における値を指定する。
4. AE減水剤を用いると、所定のスランプを得るのに必要な単位水量を減らすことができる。
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スランプは、工場出荷時における値を指定する。
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23 |
2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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鉄骨の加工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. ひずみの矯正を常温加圧で行う場合は、ローラー又はプレスを使用する。
2. 溶融亜鉛めっき高力ボルトの孔径は、同じ呼び径の高力ボルトの孔径よりも大きくする。
3. 柱の十字形鉄骨に設ける梁主筋の貫通孔は、耐力低下の大きいフランジを避けて、ウェブに設ける。
4. 開先の加工は、自動ガス切断、機械加工等により行う。
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溶融亜鉛めっき高力ボルトの孔径は、同じ呼び径の高力ボルトの孔径よりも大きくする。
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2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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在来軸組構法における木工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 土台の継手は腰掛けあり継ぎとし、継手付近の下木をアンカーボルトで締め付けた。
2. 隅通し柱の仕口は土台へ扇ほぞ差しとし、ホールダウン金物を用いてボルトで締め付けた。
3. 建入れ直し完了後、接合金物や火打材を固定し、本筋かいを取り付けた。
4. 垂木の継手は母屋の上でそぎ継ぎとし、釘で取り付けた。
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土台の継手は腰掛けあり継ぎとし、継手付近の下木をアンカーボルトで締め付けた。
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25 |
2級建築施工管理技士「令和2年(2020年)後期」 |
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シーリング工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. マスキングテープは、シーリング材のへら仕上げ終了後、直ちに取り除いた。
2. コンクリートの目地等のノンワーキングジョイントは、シーリング材の充填深さの最小値を10mmとした。
3. 裏面に粘着剤が付いているバックアップ材は、目地幅より1~2mm小さい幅のものを使用した。
4. 異種シーリング材を打ち継ぐため、先打ちシーリング材が硬化しないうちに、後打ちシーリング材を施工した。
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異種シーリング材を打ち継ぐため、先打ちシーリング材が硬化しないうちに、後打ちシーリング材を施工した。
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