26 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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分散型電源の系統連系設備に関する用語の定義として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、誤っているものはどれか。
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詳細
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1. 自立運転とは、分散型電源が連系している電力系統から解列された状態において、当該分散型電源設置者の構内負荷にのみ電力を供給している状態である。
2. 線路無電圧確認装置とは、電線路の電圧の有無を確認するための装置である。
3. 逆潮流とは、分散型電源設置者の構内から、一般送配電事業者が運用する電力系統側へ向かう有効電力の流れである。
4. 転送遮断装置とは、遮断器の遮断信号を通信回線で伝送し、同じ構内に設置された別の遮断器を動作させる装置である。
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転送遮断装置とは、遮断器の遮断信号を通信回線で伝送し、同じ構内に設置された別の遮断器を動作させる装置である。
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27 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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配電系統に発生する電圧フリッカの抑制対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 発生源への電力供給を短絡容量の大きな電源系統に変更する。
2. 発生源の電源側にステップ式自動電圧調整器(SVR)を施設する。
3. 発生源への電力供給を専用の変圧器から行う。
4. アーク炉などフリッカ負荷がある場合は、三巻線補償変圧器を設置する。
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発生源の電源側にステップ式自動電圧調整器(SVR)を施設する。
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28 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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屋内全般照明の光束法による照度計算に関する記述として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 壁面の反射率が小さいほど、照度は下がる。
2. 保守率が小さいほど、照度は下がる。
3. 室指数が大きいほど、照度は下がる。
4. 作業面から光源までの高さが高いほど、照度は下がる。
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室指数が大きいほど、照度は下がる。
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29 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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屋内に施設するフロアヒーティングに関する記述として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 発熱線に電気を供給する電路の対地電圧を、150V以下とした。
2. 使用電圧が100Vの発熱線に直接接続する電線の被覆に使用する金属体には、D種接地工事を施した。
3. 発熱線に電気を供給する電路には、専用の過電流遮断器(MCCB)を設けるほか、漏電遮断器(ELCB)を設置した。
4. 発熱線の温度は、120℃ を超えないように施設した。
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発熱線の温度は、120℃ を超えないように施設した。
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1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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低圧電路に施設する過電流遮断器の性能等に関する記述として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、不適当なものはどれか。
ただし、低圧電路は、電動機のみに至る低圧分岐回路とする。
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詳細
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1. 短絡保護専用遮断器は、整定電流の1.2倍の電流で0.2秒以内に動作しないこと。
2. 短絡保護専用遮断器の整定電流は、定格電流の13倍以下であること。
3. 過負荷保護装置は、電動機が焼損するおそれがある過電流を生じた場合に、自動的にこれを遮断すること。
4. 過電流遮断器として、過負荷保護装置と短絡保護専用遮断器を組み合わせて使用する装置は、専用の一の箱の中に収めること。
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短絡保護専用遮断器は、整定電流の1.2倍の電流で0.2秒以内に動作しないこと。
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31 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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次の負荷ア、イを接続する低圧屋内幹線に必要な許容電流の最小値〔A〕として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、適当なものはどれか。
ア 電動機の定格電流の合計:80A
イ ヒータの定格電流の合計:60A
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詳細
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1. 148A
2. 154A
3. 160A
4. 175A
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148A
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1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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高圧受変電設備に用いる機器に関する記述として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 高圧遮断器の引外し方式には、過電流引外し、電圧引外し、コンデンサ引外し等がある。
2. 高圧限流ヒューズの種類は、溶断特性により、一般用はG、変圧器用はTの記号で表される。
3. 進相コンデンサの端子電圧は、直列リアクトルを用いた場合、回路の電圧より低下する。
4. 変圧器のパーセントインピーダンスが大きいほど、変圧器二次側の遮断器の遮断容量は小さくできる。
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進相コンデンサの端子電圧は、直列リアクトルを用いた場合、回路の電圧より低下する。
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33 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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キュービクル式高圧受電設備に関する記述として、「日本産業規格(JIS)」上、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. CB形の主遮断装置は、遮断器と過電流継電器とを組み合わせたもの、又は一体としたものとする。
2. 高圧引出しを行う場合、引出し形遮断器を使用すれば断路器を省略できる。
3. 自動力率調整を行う一つの開閉装置に接続することができる高圧進相コンデンサの設備容量は、200kvar以下とする。
4. 変圧器容量が500kV・Aの場合は、変圧器の一次側の開閉装置として、高圧カットアウトを使用することができる。
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変圧器容量が500kV・Aの場合は、変圧器の一次側の開閉装置として、高圧カットアウトを使用することができる。
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34 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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3回線で受電する低圧スポットネットワーク方式に関する記述として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 低圧スポットネットワーク方式とは、ネットワーク変圧器の二次側電圧が低圧の方式をいう。
2. 一次側の1回線が停止しても、残りの変圧器で最大需要電力を供給できるように、変圧器容量を選定する。
3. プロテクタヒューズは、ネットワーク変圧器の一次側に設置される。
4. プロテクタ遮断器は、ネットワーク母線からの逆潮流により遮断動作する。
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プロテクタヒューズは、ネットワーク変圧器の一次側に設置される。
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35 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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自家用発電設備に用いるディーゼル機関の冷却方式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 冷却塔方式は、機関より出た冷却水を冷却塔に導き、蒸発潜熱の作用により冷却する。
2. 熱交換冷却方式は、熱交換器の一次側(内燃機関本体側)には清水を使用するが、二次側には河川水などを使用することができる。
3. 直結ラジエータ冷却方式は、地震等により補給水が断たれた場合、運転が不可能となる。
4. 水槽循環冷却方式は、水槽への補給水が断たれた場合でも、水温が許容限度に上昇するまでは運転を継続できる。
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直結ラジエータ冷却方式は、地震等により補給水が断たれた場合、運転が不可能となる。
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36 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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据置鉛蓄電池に関する記述として、「日本産業規格(JIS)」上、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. ベント式は、防まつ構造をもつ排気栓を用いて、酸霧が脱出しないようにした蓄電池の方式である。
2. 触媒栓は、蓄電池を充電したときに発生する酸素ガス及び水素ガスを触媒反応によって水に戻す機能をもつ栓である。
3. 制御弁式鉛蓄電池は、通常の条件下ではガスを放出するが、内圧が規定値を超えた場合、密閉状態となる蓄電池である。
4. 制御弁式のモノブロック電池は、正負極板、隔離板、電解液及び端子又は中間接続体を組み立てて収納した独立の単電池室を、電気的に複数個接続した1個の電池である。
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制御弁式鉛蓄電池は、通常の条件下ではガスを放出するが、内圧が規定値を超えた場合、密閉状態となる蓄電池である。
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37 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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鉄骨造の建築物における接地工事に関する記述として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 建物の鉄骨その他の金属体は、大地との抵抗値が2Ωであるとき、非接地式高圧電路に施設する機械器具等に施すA種接地工事の接地極に使用できる。
2. 変圧器のB種接地工事は、高圧と低圧との混触による危険を防止するために、低圧側電路の中性点又は一端子に施すものである。
3. 低圧電路に地絡を生じた場合に1秒で遮断する漏電遮断器を設けるときは、C種接地工事の接地抵抗値を500Ωにできる。
4. 一部が地中に埋設された建物の鉄骨を、A種、B種、C種及びD種接地工事の共用の接地極として使用する場合には、等電位ボンディングを施す必要がある。
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低圧電路に地絡を生じた場合に1秒で遮断する漏電遮断器を設けるときは、C種接地工事の接地抵抗値を500Ωにできる。
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38 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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中央監視制御装置の機能に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 無効電力制御は、コンデンサの台数制御を行い、常に力率を適正に保つ制御を行う。
2. 発電装置負荷制御は、停電時等の発電装置立上げに伴い、設定された優先順位に従い負荷制御を行う。
3. 電力デマンド監視は、使用電力量から一定周期で使用電力を監視し、デマンド目標値を超えるおそれがある場合に警報を発する。
4. トレンド表示は、設備系統図や平面図を表示装置上に表示して、機器の状態や警報をそのシンボルの色変化や点滅で表示を行う。
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トレンド表示は、設備系統図や平面図を表示装置上に表示して、機器の状態や警報をそのシンボルの色変化や点滅で表示を行う。
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39 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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自動火災報知設備に関する記述として、「消防法」上、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 面積600m²で一辺の長さが100mの工場に光電式分離型感知器を設置したので、一(ひとつ)の警戒区域とした。
2. 面積600m²で一辺の長さが50mの事務室に煙感知器を設置したので、一(ひとつ)の警戒区域とした。
3. 事務所ビルの3階と4階それぞれの床面積が500m²であったので、合わせて一(ひとつ)の警戒区域とした。
4. 学校の体育館で主要な出入口から内部を見通すことができたので、一(ひとつ)の警戒区域の面積を1000m²とした。
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事務所ビルの3階と4階それぞれの床面積が500m²であったので、合わせて一(ひとつ)の警戒区域とした。
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40 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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非常用の照明装置(照明設備)に関する記述として、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。
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詳細
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1. 地下街の各構えの接する地下道の床面において、水平面照度で5lx以上を確保しなければならない。
2. 照明器具(照明カバーその他照明器具に付属するものを含む。)のうち主要な部分は、難燃材料で造り、又は覆わなければならない。
3. 予備電源と照明器具との電気配線に用いる電線は、600V二種ビニル絶縁電線その他これと同等以上の耐熱性を有するものとしなければならない。
4. LEDランプを用いる場合は、常温下で床面において水平面照度で2lx以上を確保しなければならない。
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地下街の各構えの接する地下道の床面において、水平面照度で5lx以上を確保しなければならない。
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41 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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マイクロホンの選定に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 講堂での一般的なスピーチに使用するため、ムービングコイルマイクロホン(ダイナミック形)を選定した。
2. スタジオでのピアノ演奏の録音に使用するため、コンデンサマイクロホン(エレクトレット形)を選定した。
3. 目的外の音の集音を避けるため、単一指向性マイクロホンを選定した。
4. 周囲のすべての方向からの音を集音するため、両指向性マイクロホンを選定した。
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周囲のすべての方向からの音を集音するため、両指向性マイクロホンを選定した。
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42 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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テレビ共同受信設備の分岐器、分配器における電気的特性に関する記述として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 分岐器において、入力→分岐間を通過する際の損失を挿入損失という。
2. 分岐器において、分岐→出力間を通過する際の損失を逆結合損失という。
3. 分配器において、入力→分配(出力)間を通過する際の損失を分配損失という。
4. 分配器において、分配(出力)→別の分配(出力)間を通過する際の損失を端子間結合損失という。
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分岐器において、入力→分岐間を通過する際の損失を挿入損失という。
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43 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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電気鉄道におけるトロリ線の温度上昇対策として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 耐熱性の優れたトロリ線を使用する。
2. トロリ線の断面積を大きくする。
3. トロリ線の硬点を少なくする。
4. パンタグラフすり板にトロリ線との接触抵抗の少ないものを使用する。
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トロリ線の硬点を少なくする。
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44 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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電気鉄道における交流き電方式(単相交流20kV)と比較した、直流き電方式(直流1500V)に関する記述として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 変電所の変電設備が簡単である。
2. 地下埋設物の電食について考慮する必要がある。
3. 変電所間隔を短くする必要がある。
4. トンネル断面が小さくできる。
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変電所の変電設備が簡単である。
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45 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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電気鉄道における常置信号機のうち、主信号機に分類されるものとして、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 場内信号機
2. 遠方信号機
3. 入換信号機
4. 出発信号機
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遠方信号機
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46 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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道路トンネル照明に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 基本照明は、トンネル全長にわたり、灯具を原則として一定間隔に配置する。
2. 基本照明は、トンネルを走行する運転者が、前方の障害物を安全な距離から視認するために必要な明るさを確保するための照明である。
3. 入口部照明の路面輝度は、野外輝度が低い場合には、それを補うために高くしなければならない。
4. 入口部照明の路面輝度は、境界部が最も高く、移行部、緩和部の順に低くなる。
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入口部照明の路面輝度は、野外輝度が低い場合には、それを補うために高くしなければならない。
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47 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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マイクロ波通信に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 広帯域伝送が可能で伝送品質が良い。
2. 波長が短いので、鋭い指向性をもつアンテナを使用することができる。
3. 他回線との混信や干渉が起き難い。
4. 電離層と大地の間で反射して伝搬するため、中継することなく遠距離まで通信が可能である。
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電離層と大地の間で反射して伝搬するため、中継することなく遠距離まで通信が可能である。
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48 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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空気調和設備の熱負荷計算に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 人体、照明及び機器発熱による熱負荷は、室内負荷として冷房負荷に含める。
2. 室内圧力が正圧の場合、窓からのすきま風負荷は、暖房負荷に含めないことが多い。
3. ガラス窓透過日射熱負荷は、暖房負荷に含めないことが多い。
4. 地下階の土壌に接している壁の通過熱負荷は、冷房負荷に含める。
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地下階の土壌に接している壁の通過熱負荷は、冷房負荷に含める。
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49 |
1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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高置タンク方式による給水設備の運転制御に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 受水タンク及び高置タンクの水位を検出して、満水警報と減水警報を設ける。
2. 揚水ポンプの運転は、高置タンクからの発停信号により2台で自動交互運転を行う。
3. 高置タンクからの減水警報信号により、揚水ポンプの空転防止を行う。
4. 受水タンクの水位制御は、パイロット電磁弁の開閉により定水位調整弁が作動して給水する。
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高置タンクからの減水警報信号により、揚水ポンプの空転防止を行う。
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1級電気工事施工管理技士(令和5年度) |
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土質調査において、ボーリング孔を利用して行う原位置試験(現地で直接行う試験)として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 粒度試験
2. 現場透水試験
3. 孔内載荷試験
4. 標準貫入試験
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粒度試験
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