26 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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在宅生活を支える各種の介護サービスに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 訪問介護において、通院介助は生活援助に位置付けられる。
2. 短期入所生活介護の利用者は、介護老人福祉施設への入所申し込みをした者に限られる。
3. 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は、ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)の低下した認知症(dementia)の高齢者は利用できない。
4. 夜間対応型訪問介護は、介護福祉士が看護師と同行して支援を行わなければならない。
5. 訪問看護と小規模多機能型居宅介護を組み合わせて一体的に提供される介護サービスは、複合型サービスである。
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訪問看護と小規模多機能型居宅介護を組み合わせて一体的に提供される介護サービスは、複合型サービスである。
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27 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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地域包括支援センターに関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 高齢者にかかわるボランティアや民生委員などと連携する。
2. 介護福祉士が配置されることになっている。
3. 各種介護保険サービスを包括的に提供する。
4. 要介護高齢者にかかわるケアマネジメント業務を行う。
5. 小学校区ごとに配置されることになっている。
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高齢者にかかわるボランティアや民生委員などと連携する。
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介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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利用者の安全を確保するために留意すべきこととして、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. リスクマネジメントは、事故が起きてからその体制を検討する。
2. 利用者のけがや事故の原因の1つに、生活を制限されることから生じるストレスがある。
3. 施設内では、介護職が取扱いに慣れた歩行器を優先して使用する。
4. 利用者本人に対して、積極的に身体拘束への同意を求める。
5. 事故報告書は、管理者以外、閲覧することができないように管理・保管する。
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利用者のけがや事故の原因の1つに、生活を制限されることから生じるストレスがある。
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介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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社会福祉法人が設置・運営、指定介護老人福祉施設のリスクマネジメントに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. サービス提供時に事故が発生した場合、損害賠償は市町村が行う。
2. 事故のリスクを減らすために、利用者の飲酒・喫煙を禁止する。
3. 事故後に家族に連絡・報告した書類を、インシデント報告という。
4. 職員のプライバシーに配慮して、職員名は事故の記録に残さない。
5. 事故が発生した場合、速やかに家族に連絡する。
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事故が発生した場合、速やかに家族に連絡する。
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介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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2009年度(平成21年度)「不慮の事故死亡統計」(厚生労働省)によると、高齢者の家庭内における不慮の事故による死亡は、溺死、窒息、(A)の順で多い。
(A)の予防として、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 火災報知機を設置する。
2. 滑りにくい床材を使用する。
3. 介護者は手洗いを十分に行う。
4. 液状の料理は、とろみをつける。
5. 脱衣所と浴室の温度差をなくす。
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滑りにくい床材を使用する。
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31 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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ノロウイルス(Norovirus)による感染症に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 冬より夏に多い。
2. 集団感染になることは少ない。
3. 感染経路は、主に接触感染である。
4. 消毒には、エタノール消毒液が有効である。
5. 嘔吐物・便の処理には、マスクを着用する。
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嘔吐物・便の処理には、マスクを着用する。
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32 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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介護職の腰痛予防に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 日ごろから、前傾中腰姿勢での介護を心がける。
2. 長時間、座位の姿勢をとっても腰に負担がかからない。
3. 腰痛予防の体操として、静的ストレッチングが効果的である。
4. シーツ交換時のベッドの高さは、介護職の腰より低くする。
5. 介護職の体幹を45度程度ひねって介護する。
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腰痛予防の体操として、静的ストレッチングが効果的である。
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33 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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重度の運動性失語症(motor aphasia)のある人のコミュニケーションを促進する方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. ひらがなで筆談する。
2. 言葉で話すように促す。
3. 絵や写真など視覚化された情報を用いる。
4. ボタン操作で音声を入力できる機器を使うように促す。
5. 二者択一の問いかけはしない。
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絵や写真など視覚化された情報を用いる。
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34 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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ICT(Information and Communications Technology : 情報通信技術)を使った介護記録と情報管理の留意点として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. USBフラッシュメモリは、紛失や盗難の危険性が低い。
2. 記録者以外が、入力したデータを修正してもよい。
3. データは気づいた時にバックアップ(backup)すればよい。
4. ウイルス対策ソフトを用いても、情報は漏れることがある。
5. パスワードは変更しない。
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ウイルス対策ソフトを用いても、情報は漏れることがある。
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35 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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「ヒヤリ・ハット」事例を共有する目的として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 事故の予防
2. 事故の分析
3. 情報の公開
4. 苦情への対応
5. 管理者への報告
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事故の予防
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介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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同一施設内で他職種が参加して行うカンファレンス(conference)の運営について、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 取り上げる議題は、利用者の支援内容を確認することに限定する。
2. 会議資料は、事前に配布しないのが原則である。
3. 司会者は、介護支援専門員(ケアマネジャー)と決められている。
4. カンファレンス(conference)の場を、職員のスーパービジョン(supervision)の機会としてよい。
5. 多くの職員が参加しやすいように、カンファレンス(conference)は勤務時間外に設定する。
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カンファレンス(conference)の場を、職員のスーパービジョン(supervision)の機会としてよい。
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介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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次の事例を読んで答えなさい。
[事例]
Fさん(80歳、女性)は、2週間前に、リハビリテーション病院から介護老人保健施設に入所した。脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症のため、構音障害と嚥下障害がある。また、よだれが流れて衣服が濡れてしまうことが多い。食事は、とろみをつけた刻み食を1人で摂取できるが、むせることが多い。介護職がFさんに「何を食べたいですか」と尋ねると、「おいうをあえあい」(「お肉を食べたい」の意味)という不明瞭な発話が返ってきた。
Fさんが「おいうをあえあい」と話した時の介護職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 「正確に言いなおしてください」と促す。
2. 「おにく」と自分が聞き取れた通りに繰り返す。
3. 「口の体操をしましょう」と促す。
4. 「よだれを拭いてください」とタオルを渡す。
5. 「言いたいことをすべて書いてください」と言う。
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「おにく」と自分が聞き取れた通りに繰り返す。
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介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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次の事例を読んで答えなさい。
[事例]
Fさん(80歳、女性)は、2週間前に、リハビリテーション病院から介護老人保健施設に入所した。脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症のため、構音障害と嚥下障害がある。また、よだれが流れて衣服が濡れてしまうことが多い。食事は、とろみをつけた刻み食を1人で摂取できるが、むせることが多い。介護職がFさんに「何を食べたいですか」と尋ねると、「おいうをあえあい」(「お肉を食べたい」の意味)という不明瞭な発話が返ってきた。
Fさんの食事場面でのコミュニケーションに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 絶えず話しかける。
2. メニューを説明する程度の声かけにとどめる。
3. 急いで飲み込むように促す。
4. 今までで、いちばん思い出に残る食事は何かを聞く。
5. 一口ごとに、必ず水を飲むように促す。
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メニューを説明する程度の声かけにとどめる。
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介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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次の事例を読んで答えなさい。
[事例]
Gさん(50歳、女性)は母親Hさん(80歳)と二人暮らしである。Hさんは5年前に認知症(dementia)と診断され、通所介護(デイサービス)を利用している。Gさんの兄は、Gさん宅から車で1時間の場所に住んでいるが、仕事が忙しいという理由で、Hさんの介護は行っていない。この1週間、Hさんは深夜に家の中を歩き回り、ドアを叩くので、Gさんは眠ることができない。次の記述は、通所介護(デイサービス)の介護職とGさんの会話である。
介護職 :「Hさんは、今日、デイサービスで眠そうで、寝て過ごすことが多かったです」
Gさん :「それで、母を起こしてくれましたか」
介護職 :「起こしましたが、すぐ寝てしまいました」
Gさん :「デイサービスを利用しているのだから、昼間は眠らないようにしてくれないと、私が困ります。母から夜に何度も起こされるので私は眠れません。兄は、私が介護で大変なことを少しもわかってくれない。皆さんも私の大変さをわかってくれないのですね」
話を傾聴していることがGさんに伝わりやすい会話の仕方として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. Gさんにいすを勧め、立って話を聴いた。
2. Gさんが話している時、目を閉じて話を聴いた。
3. Gさんの話す言葉を、正確に記録することに集中した。
4. Gさんに対面していすに座り、顔をまっすぐ見つめながら話を聴いた。
5. Gさんの話を、時々うなづいたりあいづちを打ちながら聴いた。
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Gさんの話を、時々うなづいたりあいづちを打ちながら聴いた。
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介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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次の事例を読んで答えなさい。
[事例]
Gさん(50歳、女性)は母親Hさん(80歳)と二人暮らしである。Hさんは5年前に認知症(dementia)と診断され、通所介護(デイサービス)を利用している。Gさんの兄は、Gさん宅から車で1時間の場所に住んでいるが、仕事が忙しいという理由で、Hさんの介護は行っていない。この1週間、Hさんは深夜に家の中を歩き回り、ドアを叩くので、Gさんは眠ることができない。次の記述は、通所介護(デイサービス)の介護職とGさんの会話である。
介護職 :「Hさんは、今日、デイサービスで眠そうで、寝て過ごすことが多かったです」
Gさん :「それで、母を起こしてくれましたか」
介護職 :「起こしましたが、すぐ寝てしまいました」
Gさん :「デイサービスを利用しているのだから、昼間は眠らないようにしてくれないと、私が困ります。母から夜に何度も起こされるので私は眠れません。兄は、私が介護で大変なことを少しもわかってくれない。皆さんも私の大変さをわかってくれないのですね」
Gさんの訴えに対する介護職のかかわり方として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. Gさんの話に反論せず、黙って聞く。
2. Gさんの考えに同意して、兄を非難する。
3. Gさんが頑張っていることを認め、さらに努力するように伝える。
4. Gさんの介護の大変さからくる感情に共感し、そのことを伝える。
5. Gさんがどのように大変なのかを質問し、不満の内容を特定する。
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Gさんの介護の大変さからくる感情に共感し、そのことを伝える。
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41 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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生活支援を行う時の視点として、最も適切なものを1つ選びなさい
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詳細
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1. 介護職の持つ知識より、経験を重視する。
2. 利用者のできないことに焦点を当てる。
3. 利用者の生活歴を理解して行う。
4. 利用者が1人で生活行為ができることを目的として行う。
5. 利用者の性生活に関する情報は考慮しない。
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利用者の生活歴を理解して行う。
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42 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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住環境と健康に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. シックハウス症候群(sick house syndrome)は、生活が不活発なために全身の機能が低下することをいう。
2. 熱中症(heatstroke)は屋内でも発生する。
3. ヒートショックは、熱湯や熱風を浴びることで生じるやけどのことである。
4. ダニの死がいはアレルギー症状の原因にはならない。
5. 浴室などのカビは健康に影響がない。
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熱中症(heatstroke)は屋内でも発生する。
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介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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Jさん(70歳、男性)は、右片麻痺があり、妻と二人暮らしである。週1回の通所介護(デイサービス)と、週1回の自宅での訪問介護員(ホームヘルパー)による入浴介助を受けている。移動は四脚杖歩行で、排泄と入浴は一部介助が必要である。Jさんは居住環境を整備して、できるだけ今の生活を維持しながら妻の負担を減らしたいと望んでいる。
Jさんに対する介護職の助言として、最も適切なものを1つ選びなさい
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詳細
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1. 車いすで出入りできるようにトイレを広くする。
2. トイレでの排泄をやめて、寝室にポータブルトイレを置く。
3. 浴槽の出入りをしやすくするために、リフトを設置する。
4. 部屋の出入り口にある段差をスロープ(slope)にする。
5. トイレの中に手すりをつける。
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トイレの中に手すりをつける。
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介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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経鼻経管栄養の利用者の口腔ケアに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい
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詳細
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1. 口腔から食物を摂取していないので、口腔ケアは不要である。
2. スポンジブラシは、したたるほど水を含ませて使用する。
3. 経管栄養が終わってすぐの口腔ケアは避ける。
4. 口腔ケアを始めるときに固定テープがはがれていたら、留め直す。
5. 仰臥位で行う。
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経管栄養が終わってすぐの口腔ケアは避ける。
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45 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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Kさん(85歳、女性)は、脳出血(cerebral hemorrhage)の後遺症で右片麻痺があり、施設に入所している。食事の時以外は、ベッドで寝ていることが多い。車いすに乗って介護職と一緒に散歩に行くことが楽しみである。
Kさんの散歩の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 散歩の場所は介護職が決める。
2. 散歩中に顔色や表情を確認する。
3. 歩行しないので靴は用意しない。
4. 急な下り坂は、前向きで下りる。
5. 散歩の代わりにレクリエーションに参加してもらう。
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散歩中に顔色や表情を確認する。
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46 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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ボディメカニクスを活用したベッド上の移動介護に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 臥位から座位への介護では、利用者の腰部を支点にする。
2. 介護職の重心と利用者の重心との距離は、離れている方が良い。
3. 利用者の身体とベッドの接する面積を狭くする。
4. 水平移動では、介護職はベッドの端に両肘をつける。
5. 腰痛予防のため、介護職は主に腕の筋力を活用する。
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利用者の身体とベッドの接する面積を狭くする。
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47 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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歩行のための福祉用具に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 歩行器は、杖に比べて安定性がある。
2. 歩行器型杖(ウォーカーケイン)は、歩行が比較的安定している場合に用いる。
3. シルバーカーは、自立歩行ができない場合に使用する。
4. ロフストランドクラッチ(Lofstrand crutch)は、関節リウマチ(rheumatoid arthritis)がある人に適している。
5. 固定式歩行器は、左右のフレームを交互に持ち上げて使用する。
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歩行器は、杖に比べて安定性がある。
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介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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高齢者の身体機能の変化に対応した食事の提供方法として、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 味覚の低下に対しては、調味料を多用する。
2. 唾液分泌の低下に対しては、主食をパンにする。
3. 腸の蠕動運動の低下に対しては、根菜類を積極的に取り入れる。
4. 咀嚼力の低下に対しては、肉料理を控える。
5. 口渇感の低下に対しては、酸味のある味付けにする。
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腸の蠕動運動の低下に対しては、根菜類を積極的に取り入れる。
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介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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食事介護の基本として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 立って介護する。
2. 介護職に向けて食事を並べる。
3. 初めにお茶や汁物で口の中を湿らせてもらう。
4. 主菜を食べ終えてから、主食を食べてもらう。
5. 全介助の場合は、2~3口ごとに飲み込んだことを確認する。
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初めにお茶や汁物で口の中を湿らせてもらう。
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50 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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慢性腎不全(chronic renal failure)の人の食事について、正しいものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 砂糖を控える。
2. 肉や魚を控える。
3. みそ汁を毎食とる。
4. 乳製品を毎食とる。
5. 野菜は生でサラダにする。
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肉や魚を控える。
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