51 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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右片麻痺があり一部介助があれば歩行できる利用者の入浴介護として、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 浴室内では、介護職は利用者の左側に付き、腕と腰を支えながら一緒に移動する。
2. 浴室の出入り口に一段の段差がある場合は、左足から下がり、右足から上がる。
3. 浴槽に入るときは、まず右足を入れ、次に左足を入れる。
4. 浴槽から出るときは、浴槽の縁やバスボードにいったん座る。
5. 介護職が利用者の全身を洗う。
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浴槽から出るときは、浴槽の縁やバスボードにいったん座る。
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52 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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手浴・足浴に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 手浴は、温めて手指を動かすことで拘縮の予防につながる。
2. 手浴は、寝た姿勢のままで行う方が良い。
3. 足浴は、眠気がとれて覚醒する。
4. 足浴は、冬場は寒いので避ける。
5. 手浴・足浴の時間は、長いほど良い。
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手浴は、温めて手指を動かすことで拘縮の予防につながる。
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53 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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Lさん(79歳、女性)は、介護老人保健施設に入所している。右片麻痺、両変形性膝関節症(knee osteoarthritis)がある。トイレまでの移動が困難になってきたため、夜間は、ポータブルトイレを使用することになった。座位保持は可能である。居室は個室で、ベッドを使用している。
Lさんへの対応として、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. ポータブルトイレは、利用者の健側(右側)に置く。
2. ベッドの高さより、低い座面のポータブルトイレを選ぶ。
3. ベッドにスイングアーム介助バーを設置する。
4. 夜間はズボンを履かず、下着だけとする。
5. 排泄物は、朝、まとめて片づける。
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ベッドにスイングアーム介助バーを設置する。
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54 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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下痢が続いている要介護高齢者への対応に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 水分摂取を控える。
2. 肛門周辺の皮膚を強く拭く。
3. 温めた牛乳を提供する。
4. 下痢以外に訴えがないので、ようすを見る。
5. 排泄物は感染源として取り扱う。
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排泄物は感染源として取り扱う。
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55 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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クーリング・オフに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. デパートで購入した洋服は、どのような場合でもクーリング・オフできる。
2. 訪問販売のクーリング・オフ期間は、10日間である。
3. 訪問購入のクーリング・オフ期間は、5日間である。
4. 通信販売の場合、クーリング・オフできない。
5. 訪問販売でのリフォーム工事は、工事完了後はどのような場合でもクーリング・オフできない。
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通信販売の場合、クーリング・オフできない。
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56 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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洗濯に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 血液などのタンパク質の汚れには、高温での洗濯が効果的である。
2. 淡色のものを洗うときには、蛍光増白剤の入った洗剤を使用する。
3. 洗剤は、多く使用すればするほど汚れがよく落ちる。
4. 水洗いできるウール・絹には、液体酸素系漂・注ワを用いる。
5. ドライクリーニングは、主に水溶性の汚れを落とすのに適している。
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水洗いできるウール・絹には、液体酸素系漂・注ワを用いる。
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57 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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Mさん(78歳、男性)は、一人暮らしをしている。糖尿病性網膜症(diabetic retinopathy)があり、薬と食事でコントロールしている。毎夕食の配食サービスと週2回の生活援助の訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用しているが、配食サービスのメニューにたびたび不満をもらしている。ある日、訪問介護員(ホームヘルパー)が訪ねると、食事の外に菓子パンや和菓子などの空き袋が残っており、前日の薬をのみ忘れていた。
訪問介護員(ホームヘルパー)の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 「好きなものを食べたいですよね」と共感する。
2. 「のみ忘れたお薬は、まとめてのみましょう」と服薬を促す。
3. 「お菓子はだめですよ」と注意して、お菓子のカロリー相当分の主食を減らす。
4. 「何がお好きですか」と尋ね、制限の範囲で好物を食事に取り入れる提案をする。
5. 「もの忘れ外来に行きましょう」と受診を勧める。
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「何がお好きですか」と尋ね、制限の範囲で好物を食事に取り入れる提案をする。
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58 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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認知機能が低下している利用者が、深夜、不眠で施設の廊下を歩き回っている。この利用者への対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 部屋に戻り、寝るように促す。
2. いったん座るように促して、話を聞く。
3. 納得するまで1人で歩いてもらう。
4. 睡眠薬の服用を促す。
5. すぐ、同室者に話を聞く。
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いったん座るように促して、話を聞く。
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59 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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介護老人福祉施設での終末期の事前の意思確認として、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 90歳を超えれば、事前の意思確認は必要ない。
2. 本人が意思表示できれば、家族の意向は確認しない。
3. 入所時の意思を尊重して変更しない。
4. 介護職が、医療処置の範囲を説明して了解を得る。
5. 確認した内容を書面にする。
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確認した内容を書面にする。
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60 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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施設での終末期介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. マッサージや好きな音楽の鑑賞は、疼痛や不安の緩和に有効である。
2. 死への恐怖を訴えた場合、それを否定する。
3. 清拭を家族が行うことは避ける。
4. 食事はカロリー摂取に重点を置く。
5. 使用薬剤の特徴は把握しなくてもよい。
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マッサージや好きな音楽の鑑賞は、疼痛や不安の緩和に有効である。
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61 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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介護過程に関する記述のうち、最も適切のものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 介護職の経験に基づく実践の方法を、文章化することである。
2. ケアプランを立案することである。
3. 施設などで集団のケアを実践することである。
4. 介護の目標を実現するための、客観的で科学的な思考と実践の過程のことである。
5. 介護職が望む、よりよい生活を実現することである。
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介護の目標を実現するための、客観的で科学的な思考と実践の過程のことである。
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62 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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利用者Nさんの主観的情報を介護職が記録したものとして、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. Nさんは、「何となく気持ちが悪い」と言った。
2. Nさんは、息づかいが荒く苦しそうだ。
3. Nさんは、主食を半分、副食を全量摂取した。
4. Nさんは、休むことなく廊下を3往復した。
5. Nさんは、朝の体温が37.5度で高めだった。
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Nさんは、「何となく気持ちが悪い」と言った。
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63 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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生活上の課題に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 課題が複数ある場合は、優先順位をつける。
2. 潜在的なものは取り上げない。
3. 問題解決思考では明暗化できない。
4. 個人因子による課題よりも環境因子による課題を優先する。
5. 課題を抽出するためには、1つの情報を解釈すればよい。
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課題が複数ある場合は、優先順位をつける。
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64 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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介護計画の立案に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 今までの生活習慣は考慮しない。
2. 実施方法は抽象的に表現する。
3. 介護職の意向を優先する。」
4. 利用者と家族の意向を反映する。
5. 計画の見直しの時期は決めない。
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利用者と家族の意向を反映する。
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65 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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介護記録に関する記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 予測できることは事前に記録する。
2. 家族の言動は記録しない。
3. 介護職が判断した内容も記録する。
4. 利用者の気持ちを憶測して記録する。
5. 介護計画どおりに実施した場合は記録しない。
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介護職が判断した内容も記録する。
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66 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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介護計画の評価に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 責任者は、介護支援専門員である。
2. 短期目標は、評価の際の基準になる。
3. 利用者と家族の意向は参考にしない。
4. 決められた日以外に行うことはない。
5. 結果を重視して、実践課程は評価しない。
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短期目標は、評価の際の基準になる。
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67 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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次の事例を読んで答えなさい。
<事例>
Sさん(65歳、女性)は、介護老人保健施設に入所している。脳梗塞の後遺症として、右片麻痺があり、認知症がある。普段の体温は36度、血圧は140/80mmHG程度で安定している。認知症の症状に波があり、良い時と悪い時がはっきりしている。ろれつが回らず言葉がはっきりしない、ちょっとしたことで泣いたり、急に怒り出したりするときもある。
上着は自分で着ることができるが、ズボンの上げ下げに時間がかかる。トイレに行きたいとたびたび訴えるが、間に合わずに漏らしてしまうこともある。膀胱・尿道に疾患や障害はない。便秘のため座薬が処方されているが、本人は嫌がっている。また、下着が汚れることを気にして、水分をあまりとろうとしない。
介護目標として、「便秘が改善する」ことを掲げた。
Sさんに関する情報の解釈として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 着衣失行がある。
2. 構音障害がある。
3. 更年期障害がある。
4. 体温調節機能障害がある。
5. パーソナリティ障害がある。
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構音障害がある。
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68 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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次の事例を読んで答えなさい。
<事例>
Sさん(65歳、女性)は、介護老人保健施設に入所している。脳梗塞の後遺症として、右片麻痺があり、認知症がある。普段の体温は36度、血圧は140/80mmHG程度で安定している。認知症の症状に波があり、良い時と悪い時がはっきりしている。ろれつが回らず言葉がはっきりしない、ちょっとしたことで泣いたり、急に怒り出したりするときもある。
上着は自分で着ることができるが、ズボンの上げ下げに時間がかかる。トイレに行きたいとたびたび訴えるが、間に合わずに漏らしてしまうこともある。膀胱・尿道に疾患や障害はない。便秘のため座薬が処方されているが、本人は嫌がっている。また、下着が汚れることを気にして、水分をあまりとろうとしない。
介護目標として、「便秘が改善する」ことを掲げた。
介護目標に対する支援方法の記述として、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 緩下剤の服用を促す。
2. 水分を多めに摂取する。
3. 朝食後、トイレで便座に座る。
4. ストレッチ体操を一部介助する。
5. 朝食前に、腹部を10~20回、時計回りにマッサージする。
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朝食前に、腹部を10~20回、時計回りにマッサージする。
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69 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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高齢者の年齢に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 高齢社会とは、全人口に占める70歳以上の人口の割合が14%以上の社会をいう。
2. 後期高齢者とは、75歳以上の高齢者をいう。
3. 普通自動車対応免許を有する65歳以上の者は、その運転する自動車に指定の標識をつける義務が生じる。
4. 介護保険制度で第2号被保険者になる年齢は、65歳以上である。
5. 「高齢者虐待防止法」では、60歳以上を高齢者としている。(注)「高齢者虐待防止法」とは、「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」のことである。
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後期高齢者とは、75歳以上の高齢者をいう。
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70 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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Aさん(73歳、男性)は、最近、電話番号が覚えられないとこぼすようになった。自宅へ電話するときは間違えないが、普段はあまり電話しないような場所にかけるときは、メモを見て一つ一つの数字を確認しながらでないと番号を間違えることが多い。受診したが認知症(dementia)ではないと言われた。
障害されている記憶として、正しいものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 短期記憶
2. エピソード記憶
3. 意味記憶
4. 手続き記憶
5. 遠隔記憶
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短期記憶
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71 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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2010年(平成22年)の「国民生活基礎調査」で示されている、介護が必要となった主な原因として、最も多いものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 心疾患(heart disease)
2. 呼吸器疾患(respiratory disease)
3. 骨折(fracture)・転倒
4. 脳血管疾患(cerebrovascular disease)
5. 認知症(dementia)
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脳血管疾患(cerebrovascular disease)
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72 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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高齢者の疾患の特徴として、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 症状が定型的である。
2. うつ症状は伴わない。
3. 複数疾患の合併は少ない。
4. 環境因子の影響を受けにくい。
5. 生活の質(QOL)への影響が大きい。
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生活の質(QOL)への影響が大きい。
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73 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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肝疾患(liver disease)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. A型肝炎(hepatitis A)は、輸血後に発症することが多い。
2. B型肝炎(hepatitis B)は、慢性肝炎(chronic hepatitis)になることはない。
3. C型肝炎(hepatitis C)は、進行すると、肝硬変(liver cirrhosis)、肝がん(liver cancer)へと病態が変化していくことが多い。
4. E型肝炎(hepatitis E)は、日本国内のウイルス肝炎(viral hepatitis)の大部分を占める。
5. アルコール性肝障害(alcoholic liver injury)は、肝硬変(liver cirrhosis)に進行することはない。
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C型肝炎(hepatitis C)は、進行すると、肝硬変(liver cirrhosis)、肝がん(liver cancer)へと病態が変化していくことが多い。
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74 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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パーキンソン病(Parkinson disease)の代表的な症状として、正しいものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 振戦
2. 筋弛緩
3. 多動
4. 下痢
5. 高血圧
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振戦
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75 |
介護福祉士国家試験(第26回)(平成26年度) |
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心房細動(atrial fibrillation)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 合併症として脳出血(cerebral hemorrhage)が多い。
2. 75歳以上では、ワルファリン(warfarin)などの投与を避ける。
3. 頻脈になることが多い。
4. 80歳以上では、有病率は1%以下である。
5. 高血圧とは関連がない。
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頻脈になることが多い。
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