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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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「介護休業制度」に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
(注)「介護休業制度」とは、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」に基づく制度である。
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詳細
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1. 介護休業とは、10週間以上要介護状態が続いている家族を介護するためのものである。
2. 介護休業は、家族1人について、通算して31日の期間を限度とする。
3. 介護休業の対象となる家族には、別居の祖父母が含まれる。
4. 要介護状態にある家族を1人介護する場合、1年度に5労働日を限度に、介護休暇を取得することができる。
5. 要介護状態にある家族の通院の付添いに、介護休暇を使うことはできない。
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要介護状態にある家族を1人介護する場合、1年度に5労働日を限度に、介護休暇を取得することができる。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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地域密着型サービスに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 営利を目的とする事業者の参入が制限されている。
2. サービス付き高齢者向け住宅は、地域密着型サービスの1つである。
3. 小規模多機能型居宅介護事業者は、運営推進会議を設ける。
4. 居宅サービスの中に位置づけられている。
5. 2012年(平成24年)の制度改正で、夜間対応型訪問介護が新設された。
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小規模多機能型居宅介護事業者は、運営推進会議を設ける。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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介護サービス提供の場に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 都市型経費老人ホームは、定員20人以下の施設である。
2. 介護老人保健施設は、最後まで住み続けることを目的とした施設である。
3. 地域密着型特定施設入居者生活介護は、定員29人以下の特別養護老人ホームのことである。
4. 介護老人福祉施設は、厚生労働大臣の認可を受けた施設である。
5. 小規模多機能型居宅介護は、施設サービスに含まれる。
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都市型経費老人ホームは、定員20人以下の施設である。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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介護老人福祉施設に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 障害者自立支援法を根拠とする。
2. 居宅への復帰が可能かどうかの判断は、家族の意向を最優先する。
3. 要支援2の認定を受けた者が入所できる。
4. 長期にわたる療養が必要であると認められる場合に、入所する施設である。
5. 介護保険第2号被保険者でも、要介護認定を受けることが入所の要件である。
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介護保険第2号被保険者でも、要介護認定を受けることが入所の要件である。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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民生委員に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 要介護者の自宅を毎月訪問することになっている。
2. 担当する要介護者の数は決まっている。
3. 児童委員を兼ねている。
4. 都道府県知事が任命する。
5. 任期は10年である。
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児童委員を兼ねている。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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介護老人福祉施設で、やむを得ず身体拘束を行う場合の記述として、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 利用者の家族から承諾書を得れば、身体拘束を行ってもよい。
2. 身体拘束を行った場合には、拘束の理由などの記録が必要になる。
3. 利用者を落ち着かせるために過剰な向精神薬を服用させることは、身体拘束ではない。
4. 切迫性と一時性の2つの要件を満たせば、身体拘束を行ってもよい。
5. 利用者の安全を確保する身体拘束は、職員1人の判断で実施できる。
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身体拘束を行った場合には、拘束の理由などの記録が必要になる。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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感染とその対策に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 病院や施設に入所したことで新たに発症するのは、日和見感染である。
2. 手洗いは、消毒液に手を浸して行う。
3. 肺結核(pulmonary tuberculosis)は、主に経皮感染する。
4. 雑巾やモップは、使わないときも湿らせておく。
5. ノロウイルス(Norovirus)は、感染性胃腸炎(infectious gastroenteritis)を起こす。
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ノロウイルス(Norovirus)は、感染性胃腸炎(infectious gastroenteritis)を起こす。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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介護職と利用者の家族との関係づくりに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 家族の個性や生き方に関係なく、同じ対応をすることが大事である。
2. 家族間の関係性を把握する必要はない。
3. 家族と利用者の希望は同じであると考えて対応するとよい。
4. 介護職の身だしなみは、家族との関係に影響しない。
5. 利用者とかかわる家族のようすで、家族を理解できたと思ってはいけない。
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利用者とかかわる家族のようすで、家族を理解できたと思ってはいけない。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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Gさん(83歳、要介護2)は、夫(85歳)と二人暮らしである。大腿骨頚部骨折(femoral neck fracture)で入院していたが、退院時、排泄はトイレで自立していた。退院後、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用することになり、訪問介護員(ホームヘルパー)が初めて訪問すると、Gさんはおむつをして、ベッドで横になっていた。
訪問介護員(ホームヘルパー)が夫との関係づくりのために、最初に行う対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 夫におむつ交換の方法を指導する。
2. 夫の頑張りを認めながら、Gさんの状況を聴く。
3. リハビリテーションの導入を検討するように、伝える。
4. 夫の介護では限界があることを自覚するように、促す。
5. このままでは寝たきりになるので、Gさんを起こすように話す。
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夫の頑張りを認めながら、Gさんの状況を聴く。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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家族が利用者本人の意向や状況を理解していないとき、両者の意向を調整するための、家族に対する介護職の言葉かけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 「ご家族の価値観で判断してはいけません」
2. 「ご本人の考えを優先して、ご家族も考え方を変えましょう」
3. 「ご本人が何に関心があるのか、気持ちを聞いてみませんか」
4. 「ご本人について理解が足りないから、もっと理解しましょう」
5. 「私たちは、ご本人の権利を守る必要があるので、ご本人の意向を優先します」
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「ご本人が何に関心があるのか、気持ちを聞いてみませんか」
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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認知症(dementia)の人とのコミュニケーションに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 情報は簡潔に伝える。
2. 横から話しかける。
3. わかりにくい言葉や行動を指摘し、修正させる。
4. 説得するように話す。
5. 非言語的コミュニケーションは避ける。
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情報は簡潔に伝える。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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Hさん(70歳、女性)は、最近、抑うつ状態(depressive state)にある。
Hさんに、介護職が初めてかかわろうとするときの、きっかけづくりの言葉かけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 「おちこんだらだめですよ」
2. 「どうしてそんなに黙っているのですか」
3. 「皆さんの所へおしゃべりに行きましょう」
4. 「元気を出して。頑張ってください」
5. 「今日は少し暖かくなりましたね」
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「今日は少し暖かくなりましたね」
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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統合失調症(schizophrenia)の人が、自分の妄想を話したときの介護職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 利用者理解のために、妄想の内容を詳しく聞く。
2. 妄想をなくすために、解決策について話し合う。
3. 混乱させないために、妄想の話は聞かないようにする。
4. 妄想の内容は理解できなくても、否定も肯定もせずにかかわる。
5. 誇大妄想の内容は、事実ではないから気にしなくてよいと伝える。
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妄想の内容は理解できなくても、否定も肯定もせずにかかわる。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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ケアカンファレンス(care conference)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 議題は司会者が把握しておけばよい。
2. 経験年数の長い職員の意見に従う。
3. 自分の思いにこだわって発言する。
4. 意見が分かれるときは、多数の意見を尊重する。
5. 各職種の専門性を理解して参加する。
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各職種の専門性を理解して参加する。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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チーム内の連携に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. リーダーは、指示を行うだけでなく、メンバーの経験などにより裁量を認める。
2. チームでは、記録や言葉に頼らずに、互いに理解できることを目指す。
3. 会議で相手を非難することは、よりよい介護を目指すためには必要である。
4. 利用者の個人情報の保護に留意する必要はない。
5. 主要な専門用語の意味を共通認識しておく必要はない。
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リーダーは、指示を行うだけでなく、メンバーの経験などにより裁量を認める。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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Jさん(75歳、男性、認知症高齢者の日常生活自立度Ⅱa)は、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用しながら妻と自宅で暮らしていた。妻が事故で亡くなったため、近くに住む息子夫婦の家に引っ越すことになった。息子夫婦はダイニングキッチンの隣をJさんの部屋として用意し、訪問介護員(ホームヘルパー)にどのように整えるべきかを尋ねた。
息子夫婦に対する助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 部屋の出入口の戸を取り外す。
2. ポータブルトイレを設置する。
3. 思い出の小物や写真を飾る。
4. ベッドを柵で囲む。
5. 部屋のようすがわかるように、カメラを設置する。
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思い出の小物や写真を飾る。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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介護保険の給付対象となる住宅改修として、正しいものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 住宅用火災警報器を設置する。
2. 緊急通報装置を設置する。
3. ガスコンロを電磁調理器に取り替える。
4. 風呂場に取り外し可能な手すりを設置する。
5. 和式便器を洋式便器に取り替える。
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和式便器を洋式便器に取り替える。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)の住環境として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 住宅地から離れた場所に建てる。
2. 定員は10名以上15名以下とする。
3. 居室は多床室とする。
4. カーテンは防炎物品とする。
5. 統一した家具を事業者側が用意する。
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カーテンは防炎物品とする。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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義歯の取り扱いに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 食事のとき以外はつけない。
2. 磨くときは、歯磨き粉を使わない。
3. 熱湯で洗浄する。
4. 総義歯は、上あごから外す。
5. 外した義歯は、よく乾燥させておく。
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磨くときは、歯磨き粉を使わない。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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移動補助具に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. ロフストランドクラッチ(Lofstrand crutch)は、握力の弱い人に適している。
2. スクーター型電動三輪車は、頸髄損傷(cervical cord injury)の人に適している。
3. ステッキ型杖は、失調性歩行のある人に適している。
4. 四輪歩行車は、杖歩行の安定した人に適している。
5. 交互型四脚歩行器は、片麻痺のある人に適している。
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ロフストランドクラッチ(Lofstrand crutch)は、握力の弱い人に適している。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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視力障害のある人の移動の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 介護者は、利用者の手首を握って誘導する。
2. バスに乗る場合、介護者は先に乗る。
3. エスカレーターから降りる場合、介護者は後から降りる。
4. 白杖を使用している場合、介護者は後ろに立ち、声かけによって誘導する。
5. 駅のホームで電車を待つ場合、介護者は利用者を点字ブロックの上に誘導する。
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バスに乗る場合、介護者は先に乗る。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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Kさん(81歳、女性)は、左片麻痺があるが、自分で食べようとする意欲が強く、一口大の刻み食を座位で摂取している。食事を始めて10分後にKさんのようすを見ると、姿勢が左に傾いていた。食事用エプロンには多くの食べこぼしがあったが、食器の周辺には食べこぼしはなかった。
介護職の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 食事を全介助にする。
2. 極刻みに変更する。
3. すくいやすい皿に変更する。
4. 姿勢保持のためのクッションを入れる。
5. 臥位で食事をするように変更する。
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姿勢保持のためのクッションを入れる。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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ベッド上での洗髪の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 洗髪前は、ブラッシングを控える。
2. シャンプー剤を直接頭皮につける。
3. 爪を立てマッサージしながら洗う。
4. すすぎ湯を流す前にシャンプーの泡を取り除く。
5. ドライヤーは、頭皮から5cm離して使用する。
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すすぎ湯を流す前にシャンプーの泡を取り除く。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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全身清拭の介護に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 背部を拭くときは、健側を下にする。
2. 40℃のお湯を準備する。
3. 目尻から目頭に向かって拭く。
4. 上腕は、手関節を下から支えて拭く。
5. 皮膚についた水分は、最後にまとめて拭きとる。
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背部を拭くときは、健側を下にする。
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介護福祉士国家試験(第25回)(平成25年度) |
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Lさん(80歳、男性)は、高血圧症(hypertension)と心疾患(heart disease)の持病がある。週2回、通所介護(デイサービス)での入浴を楽しみにしている。
入浴の介護に関する注意点として、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 入浴前後の水分補給は控える。
2. 浴槽内の水位は、心臓より下にする。
3. 浴室より脱衣室の室温を低くする。
4. 浴槽に入っている時間は、20分程度とする。
5. 43℃以上の湯温に設定する。
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浴槽内の水位は、心臓より下にする。
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