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1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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10 Ωの抵抗に100 Vの電圧を一定時間加えたとき、この抵抗に3 × 10⁵ Jの熱量が発生した。加えた時間として、正しいものはどれか。
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詳細
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1. 5分
2. 12分
3. 21分
4. 50分
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5分
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2 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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図に示すスイッチSを入れたとき、環状鉄心の一次コイルの電流 i 1〔A〕が0.1 msの間に0.5 A変化し、二次コイルに誘導起電力 e 2〔V〕が3V発生した。このときの相互インダクタンスMの値〔mH〕として、正しいものはどれか。ただし、漏れ磁束はないものとする。
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詳細
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1. 0.15 mH
2. 0.3 mH
3. 0.6 mH
4. 1.2 mH
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0.6 mH
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3 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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図に示す三相対称交流回路において、三相平衡負荷の消費電力が2kWである場合の抵抗Rの値〔 Ω 〕として、正しいものはどれか。
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詳細
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1. 20 Ω
2. 60 Ω
3. 180 Ω
4. 540 Ω
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180 Ω
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4 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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電流力計形計器に関する記述として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 交流専用の計器である。
2. 電力計として使用できる。
3. 固定コイルの磁界の中に、可動コイルを配置している。
4. 固定コイルの作る磁界が弱いので、外部磁界の影響を受けやすい。
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交流専用の計器である。
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5 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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図に示す回路を論理式に置き換えたものとして、正しいものはどれか。
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詳細
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1. A + B + C = Z
2. A ・ B ・ C = Z
3. ( A + B )・ C = Z
4. A ・( B + C ) = Z
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A ・( B + C ) = Z
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6 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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図は、同期発電機において電機子巻線抵抗を無視したときの、負荷電流I、誘導起電力E、出力電圧Vの関係を示したベクトル図である。この図に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. ∠δは、負荷角(内部相差角)を表している。
2. ベクトルVxは、同期リアクタンス降下を表している。
3. 負荷電流Iの位相が遅れるほど、出力電圧Vの大きさは、誘導起電力Eより大きくなる。
4. 発電機が負荷に電力を送っている場合、誘導起電力Eの位相は、出力電圧Vより進んでいる。
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負荷電流Iの位相が遅れるほど、出力電圧Vの大きさは、誘導起電力Eより大きくなる。
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7 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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変圧器の負荷電流に対する効率と損失を表すグラフとして、適当なものはどれか。
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詳細
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1.
2.
3.
4.
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8 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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高圧進相コンデンサに関する記述として、「日本産業規格(JIS)」上、誤っているものはどれか。
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詳細
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1. 保安装置内蔵コンデンサは、蒸着電極コンデンサの内部に異常が生じた際、異常素子又は素体に電圧が加わらないように切り離しできる装置を組み込んだコンデンサである。
2. 蒸着電極コンデンサは、蒸着金属を電極としており、自己回復することができないコンデンサである。
3. 乾式コンデンサは、コンデンサ内部に、80℃において流動性のない固体含浸剤又は気体を充てんしたコンデンサである。
4. 集合形コンデンサは、適切な個数の単器形コンデンサを1個の共通容器又は枠に収めて1個の単器形コンデンサと同等に取り扱えるように構成したコンデンサである。
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蒸着電極コンデンサは、蒸着金属を電極としており、自己回復することができないコンデンサである。
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9 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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水力発電における水車の調速機に関する記述として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 発電機の負荷変動に応じて、ガイドベーンを開閉して水の流入量を調整する。
2. 発電機と系統との並列運転が解けた場合には、発電機の電圧低下を防止する。
3. 調速機は、並列運転している発電機の負荷分担を自由に変える役割を有する。
4. 発電機が系統と並列運転するまでは、自動同期装置などの信号により調速制御を行う。
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発電機と系統との並列運転が解けた場合には、発電機の電圧低下を防止する。
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10 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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変電所の変圧器の中性点接地方式において、非接地方式と比較した直接接地方式の特徴に関する記述として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 1線地絡時の保護継電器の動作が確実である。
2. 1線地絡時の誘導障害が大きい。
3. 1線地絡時の健全相の電圧上昇が大きい。
4. 変圧器の巻線の絶縁を軽減することができる。
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1線地絡時の健全相の電圧上昇が大きい。
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11 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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電力系統の安定度向上対策に関する記述として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 系統のリアクタンスを小さくする。
2. 直列リアクトルを設置する。
3. 発電機に速応励磁方式を採用する。
4. 高速度保護リレー方式を採用する。
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直列リアクトルを設置する。
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12 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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図に示す単相3線式の配電線がある。AB間の電圧Vabの値〔 V 〕とBC間の電圧Vbcの値〔 V 〕の組合せとして、正しいものはどれか。
ただし、配電線は抵抗分のみとし、各負荷の力率は100%とする。
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詳細
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1. Vab:94 V Vbc:97 V
2. Vab:95 V Vbc:96 V
3. Vab:96 V Vbc:95 V
4. Vab:96 V Vbc:97 V
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Vab:94 V Vbc:97 V
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1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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屋内照明に関する記述として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 相関色温度3300 K未満の光源の光色は、暖色系に分類される。
2. 精密な作業における演色性については、平均演色評価数Raの最小値として80が推奨されている。
3. 照度均斉度とは、作業領域における最大照度に対する平均照度の比である。
4. グレアは、人に不快感を及ぼす不快グレアと視対象物を見えにくくする減能グレアに分類される。
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照度均斉度とは、作業領域における最大照度に対する平均照度の比である。
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14 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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鉛蓄電池に関する記述として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 極板の種類には、主としてペースト式とクラッド式がある。
2. 蓄電池の内部抵抗は、残存容量の減少に伴い減少する。
3. 蓄電池から取り出せる容量は、放電電流が大きくなるほど減少する。
4. 定格容量は、規定の条件下で放電終止電圧まで放電したとき、取り出せる電気量である。
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蓄電池の内部抵抗は、残存容量の減少に伴い減少する。
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15 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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三相誘導電動機に関する記述として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 電動機の出力は、角速度とトルクを乗じることで求められる。
2. 同期速度は、電源周波数と極数を乗じることで求められる。
3. 滑りは、同期速度と回転子速度の差を同期速度で除すことで求められる。
4. 電動機の実測効率は、電動機出力を電動機入力で除すことで求められる。
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同期速度は、電源周波数と極数を乗じることで求められる。
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16 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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蒸気タービンによる汽力発電と比較したコンバインドサイクル発電に関する記述として、不適当なものはどれか。ただし、発電設備は同容量とする。
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詳細
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1. 始動用電力が少ない。
2. 熱効率が高い。
3. 起動・停止時間が長い。
4. 大気温度の変化が、出力に与える影響が大きい。
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起動・停止時間が長い。
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17 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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固体高分子形燃料電池に関する記述として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 電解質にイオン交換膜を用いている。
2. 排熱を給湯に利用できる。
3. りん酸形燃料電池に比べて作動温度が高い。
4. 溶融炭酸塩形燃料電池に比べて起動が速い。
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りん酸形燃料電池に比べて作動温度が高い。
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18 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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変電所に設置される変圧器に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. ガス絶縁変圧器は、不燃性が要求される地下変電所での使用に適している。
2. ガス絶縁変圧器では、SF6ガスで巻線及び鉄心を冷却している。
3. 油入変圧器の油劣化防止装置として、窒素封入密封式がある。
4. 油入風冷式変圧器では、絶縁油をポンプで循環させている。
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油入風冷式変圧器では、絶縁油をポンプで循環させている。
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1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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送電線事故時の再閉路方式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 遮断器はいったん開放されたのち、設定時間が経過してから自動的に投入される。
2. 高速度再閉路方式では、1秒程度で再閉路を行う。
3. 三相再閉路方式では、故障相のみを遮断・再閉路する。
4. 遮断器開放から再閉路までの無電圧時間により、高速度・中速度・低速度に区分される。
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三相再閉路方式では、故障相のみを遮断・再閉路する。
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20 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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電力系統の運用と制御に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 軽負荷時には系統電圧が上昇傾向となり、これを抑制するために電力用コンデンサを並列に系統へ投入する。
2. 供給予備力の保有量が大きいと供給支障リスクは下がるが、設備投資は大きくなる。
3. 電力潮流は、電源構成や送変電設備などにより制約を受け、需要及び供給力に応じて変化する。
4. 電力系統は、一体的システムであり、一箇所の事故が連鎖的に拡大・波及して全システムの崩壊につながるおそれがある。
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軽負荷時には系統電圧が上昇傾向となり、これを抑制するために電力用コンデンサを並列に系統へ投入する。
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21 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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架空電線路の架空地線に関する記述として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 電線は、アルミ覆鋼より線や、鉛めっき鋼より線が一般的に用いられている。
2. 直撃雷に対しては、遮へい角が大きいほど遮へい効果が高い。
3. 誘導雷により電力線に発生した雷電圧を低減する効果がある。
4. 送電線の地絡故障による通信線への電磁誘導障害を軽減する効果がある。
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直撃雷に対しては、遮へい角が大きいほど遮へい効果が高い。
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22 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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架空送電線におけるスリートジャンプによる事故の防止対策として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 電線の張力を大きくする。
2. 電線の径間にねじれ防止ダンパを取り付ける。
3. 単位重量の小さい電線を使用する。
4. 電線相互のオフセットを大きくする。
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単位重量の小さい電線を使用する。
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23 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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送電線の表皮効果に関する記述として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 周波数が高いほど、表皮効果は大きくなる。
2. 導電率が小さいほど、表皮効果は大きくなる。
3. 合計断面積が等しい場合、単導体よりも多導体の方が表皮効果の影響が小さくなる。
4. 表皮効果が大きいほど、電線中心部の電流密度は小さくなる。
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導電率が小さいほど、表皮効果は大きくなる。
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24 |
1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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架空送電線により通信線に発生する誘導障害の軽減対策として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 通信線路に遮へい線を設ける。
2. 中性点の接地抵抗を小さくする。
3. 通信線路と送電線路の間隔を大きくする。
4. 送電線をねん架する。
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中性点の接地抵抗を小さくする。
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1級電気工事施工管理技士(令和元年度) |
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架空送電線路の雷害対策に関する記述として、不適当なものはどれか。
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詳細
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1. フラッシオーバによるがいし破損を防止するため、アークホーンを取り付ける。
2. 逆フラッシオーバを防止するため、相間スペーサを設ける。
3. 2回線送電線での両回線同時事故を避ける対策として、不平衡絶縁方式がある。
4. 懸垂クランプ支持箇所の電線の溶断を防止するため、アーマロッドを取り付ける。
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逆フラッシオーバを防止するため、相間スペーサを設ける。
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