林業架線作業主任者（令和4年10月） | 解答一覧

1. Ａ，Ｂ，Ｄ

2. Ａ，Ｄ

3. Ｂ，Ⅽ

4. Ｂ，Ⅽ，Ｄ

5. Ⅽ，Ｄ

Ｂ，Ⅽ，Ｄ

1. Ａ，Ｂ，Ⅽ

2. Ａ，Ⅽ

3. Ｂ，Ⅽ，Ｄ

4. Ｂ，Ｄ

5. Ⅽ，Ｄ

Ｂ，Ⅽ，Ｄ

1. 主索支持金具は、支柱などに取り付けて主索を支持することにより、主索の高さや方向を変えたり、長スパンによる過大な張力を緩和するために使用する。

2. ロージングブロックは、荷上索又は引寄索を通して搬器からつり下げ、荷の上げ・下げのために使用する。

3. サドルブロックは、元柱と先柱に取り付け、作業索を支えるために使用する。

4. 主索クランプは、主索の途中をつかむことにより、主索を固定したり接続するために使用する。

5. シャックルは、本体とピンで構成され、ワイヤロープのアイと機械器具の環をつなぐときに使用する。

サドルブロックは、元柱と先柱に取り付け、作業索を支えるために使用する。

1. Ａ，Ｂ，Ｄ

2. Ａ，Ⅽ

3. Ａ，Ｄ

4. Ｂ，Ⅽ

5. Ⅽ，Ｄ

Ａ，Ｄ

1. タワーヤーダには、配索のための装置、控索のドラム、起伏用の装置などが装備されている。

2. 主索を用いるタワーヤーダであっても、過大な索張力の発生を抑制するために架線の位置を低く張り、地引き集材を行うこともある。

3. タワーヤーダは、先柱となるタワーと集材機を組み合わせた装置で、自走式又はけん引式の車両に搭載されている。

4. タワーヤーダの設置は、地盤が堅固でタワーを垂直に立てることができる場所に行う。

5. タワーの控索は、左右対称に、それらの最大開度を80～120°の範囲で配置し、アンカに固定する。

タワーヤーダは、先柱となるタワーと集材機を組み合わせた装置で、自走式又はけん引式の車両に搭載されている。

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1. タイラー式は、荷の上げ・下げを荷上索の巻上げ・巻戻しにより行うもので、運転操作が比較的容易で、搬器が自重で走行できる傾斜地で使用される。

2. エンドレスタイラー式は、引寄索と引戻索からなり、先柱で折り返した引戻索に搬器を乗せたもので、小規模で短距離の集材に使用される。

3. フォーリングブロック式は、荷の上げ・下げを引寄索と引戻索の張合いにより行うもので、支間傾斜が水平又は緩やかなところで使用され、広い範囲の集材ができるが、運転操作はやや難しい。

4. ホイスチングキャレジ式は、荷吊り索を内蔵する搬器を用い、荷の上げ・ づ下げ及び搬器の走行を２本のエンドレス索で操作するものである。

5. スナビング式は、タイラー式よりも簡単な構造の索張り方式で、急傾斜地の集材に使用される。

エンドレスタイラー式は、引寄索と引戻索からなり、先柱で折り返した引戻索に搬器を乗せたもので、小規模で短距離の集材に使用される。

1. 主索支持金具には、えい索を支持するローラーも備えた方式がある。

2. 復索には、主索に比べ大きな張力はかからないが、搬器の走行車輪が共通であるため、復索が細すぎると車輪の摩耗が激しく、また、搬器の横振れが大きくなるので、主索と同種類で直径が一段階細いワイヤロープが使用される。

3. えい索には、搬器の走行時の張力や搬器の発進、制動による衝撃荷重がかかるため、直径が主索と同程度のワイヤロープが多く使用される。

4. 搬器は、走行部、えい索取付け部及び荷付け部で構成され、走行抵抗が小さいこと、えい索が容易に確実に取り付けられることなどが必要である。

5. 運材機は、運材索道の傾斜が緩い場合、逆勾配の場合など荷の自重では搬器の走行ができない場合に必要となり、一般に下部盤台に設置される。

えい索には、搬器の走行時の張力や搬器の発進、制動による衝撃荷重がかかるため、直径が主索と同程度のワイヤロープが多く使用される。

1. Ａ，Ｂ

2. Ａ，Ⅽ

3. Ａ，Ｄ

4. Ｂ，Ｄ

5. Ⅽ，Ｄ

Ｂ，Ｄ

1. 主索の支間中央のたわみ量(f)と支間の水平距離(l₀)との比(f/l₀)を中央垂下比といい、主索の緊張の度合いを表す。

2. 無負荷索の中央垂下比を原索中央垂下比といい、機械集材装置では一般に0.02～0.06を用いることが多いが、0.03～0.05とすることが望ましい。

3. 原索中央垂下比が小さいと、搬器の走行抵抗は減少するが、搬器に積載できる荷の量は少なくなり、原索中央垂下比が大きいと、搬器の走行がスムーズでなくなり、主索の疲労が大きくなる。

4. 索の中央垂下比が小さくなるに従って、最大張力係数は急激に増加する。負荷索の最大張力は、搬器が下部支点にあるとき支間中央の位置に発生し、

5. 搬器荷重と索の重量の和に負荷索の最大張力係数を乗じて求められる。

搬器荷重と索の重量の和に負荷索の最大張力係数を乗じて求められる。

1. 張力計を用いる方法では、張力計を主索又は引締索に取り付け、主索の張力を測定する。

2. 振動波による方法では、上部支点又は下部支点で主索を棒でたたいて振動波を起こし、振動波の往復時間を測定することにより主索の中央垂下量及び張力を算出する。

3. 検定は、主索に最大使用荷重を負荷させた状態で行う。

4. 索の傾斜角を測定する方法では、上部支点又は下部支点で主索の接線傾斜角及び支間傾斜角を測定することにより、主索の原索中央垂下比を算出する。

5. どの方法による検定でも正確な測定が必要であるが、厳密な検定結果を得るためには二つ以上の方法により正確を期すことが必要である。

検定は、主索に最大使用荷重を負荷させた状態で行う。

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1. 集材機は、運転者が集材土場を見渡す視界を確保でき、主索や作業索の切断、落石、出水などによる危険がない場所に据え付ける。

2. 集材機は、直近のガイドブロックに正対させ、ガイドブロックからドラムの幅の５倍程度離した位置に据え付ける。

3. 集材機を据え付ける場所が平坦でないときは、斜面を切り取って整地するか、強固で水平な架台を構築する。

4. フリートアングルが正しく保たれていない場合やドラムの軸が水平でない場合には、ワイヤロープが乱巻きなどになり、正常な作業ができなくなることがある。

5. 集材機は、作業索の張力により前方に引っ張られることを想定してアンカの選定や補強を行う。

集材機は、直近のガイドブロックに正対させ、ガイドブロックからドラムの幅の５倍程度離した位置に据え付ける。

1. 立木の支柱に登るときは、はしご、木登り器、要求性能墜落制止用器具、吊り足場などの道具を用いるが、事前に点検し安全なものを使用する。

2. 枝おろしの際は、支柱に登って作業するときの足場とするため、丈夫な枝の元を30cm程度残しておく。

3. サドルブロックは、連結索を用いて支柱に取り付ける。

4. 立木の支柱には、台付け索や控索の取付け位置に、長さ30～40㎝の割材や細い丸太などを当て木として巻き付け、支柱への索の食い込みを防ぐ。

5. 当て木、サドルブロック、ガイドブロック類などの器具、機材を樹上に上げるには、滑車とロープなどを使って支柱の取付け位置まで引き上げる。

サドルブロックは、連結索を用いて支柱に取り付ける。

1. 控索は、支柱に２回以上巻き付けて固定する。

2. 控索の数は３本以上とし、張力を均等にし、控索の主索に対する水平角は10°以下とする。

3. 前方角(支柱と支間側の主索とのなす角)と後方角(支柱と固定された側の主索とのなす角)の大きさが異なるときは、小さい側に控索を設ける。

4. 控索と支柱とのなす角度は、小さすぎると控索の効果が小さく、大きすぎると索の緩みが大きくなって支柱が安定しない。

5. 控索の緊張にはターンバックルや張線器を用い、端末の固定にはクリップを用いる。

控索の数は３本以上とし、張力を均等にし、控索の主索に対する水平角は10°以下とする。

1. Ａ，Ｂ

2. Ａ，Ⅽ

3. Ｂ，Ⅽ，Ｄ

4. Ｂ，Ｄ

5. Ⅽ，Ｄ

Ｂ，Ⅽ，Ｄ

1. Ａ，Ｂ，Ⅽ

2. Ａ，Ⅽ

3. Ａ，Ⅽ，Ｄ

4. Ｂ，Ⅽ

5. Ⅽ，Ｄ

Ａ，Ⅽ，Ｄ

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1. 主索は、主索中間支持金具の主索押さえや主索を架設した後に取り付けた附属器具を最初に取り外し、次に索を緩め、架設の手順とは逆の手順で機材と器具を外す。

2. 索の撤収作業は、主索、復索、えい索の順に行う。

3. 作業索は、集材機のドラムに全部巻き込んだ後、必要に応じて巻枠に巻き取るか、ループ状に束ねる。

4. 立木を利用した元柱などの支柱では、ブロック類や当て木などを外し、ナイロンロープなどを使って地上に降ろした後、控索のアンカの固定を外す。

5. 林内に配置したガイドブロックは、作業索を撤収した後に、見落としがないよう、位置と個数を指示して、未撤収を防ぐ。

索の撤収作業は、主索、復索、えい索の順に行う。

1. 木製支柱の脚部を入れる穴は、丸太柱が緩く入る広さで深さが約50cmのものとし、土質が軟らかい場所では、丸太柱の下に石又は二つ割りの木材を入れて柱の沈下を防ぎ、穴は組立て後も埋めないでおく。

2. 制動機は、通常、積込み作業を行う作業者が操作しやすい位置に、堅固に据え付ける。

3. 支柱の位置における主索の屈折角が大きなときには、主索支持金具とえい索受け滑車が一体となった支持装置を用いるとよい。

4. 支柱の建設が困難な場所で、支柱の代わりにサイドケーブルを用いるときは、支点での主索の屈折角が10°以下となるように支点の高さを決定する。

5. 支柱に取り付ける主索支持金具は、積込み場所、荷降ろし場所など特定の場所を除き、搬器通過の際の衝撃を緩和するため、固定式を採用する。

支柱に取り付ける主索支持金具は、積込み場所、荷降ろし場所など特定の場所を除き、搬器通過の際の衝撃を緩和するため、固定式を採用する。

1. アンカには、主索が固定されるほか、えい索緊張用みぞ車が取り付けられることもあるので、これらの張力を保持できる堅固なものとする。

2. アンカには、岩石、立木、伐根等を利用したものもある。

3. 円形アンカでは、主索に生じる曲げ応力は小さく、主索を止めるクリップにかかる力も小さくなる。

4. 丸太を横に倒して埋めるアンカは、地質が軟らかい土砂で手掘り作業の容易なところ、道路端で上部に構造物を設けることができないところなどで用いられる。

5. 丸太を縦にして埋めるアンカは、地質が比較的堅いところなどで用いられ、埋設丸太の前方に控索をとるか、後方に突っ張り丸太を設ける。

丸太を縦にして埋めるアンカは、地質が比較的堅いところなどで用いられ、埋設丸太の前方に控索をとるか、後方に突っ張り丸太を設ける。

1. 制動機の操作や運材機の運転では、搬器の配列の状態をよく記憶し、各搬器の走行位置の変化に応じて制動などを調節することにより、設計上定められた運行速度を確保する。

2. 制動機の操作では、荷かけ場所へ到着しようとする空搬器の位置により、実搬器の荷はずし場所への到着を判断し、制動機の急制動によって実搬器を素早く停止させる。

3. 実搬器の荷外し場所への到着の合図は、指名された者が行い、実搬器の到着後は、荷が完全に停止してから荷外し作業を開始する。

4. 荷外し作業で搬器のグリップを解除したり緊締するときは、ハンマでたたいたりせずに、手や専用の用具によって行う。

5. 運材機の運転中は、常に荷の動きに注意し、異常音を耳にしたときは直ちに運転を停止して点検する。

制動機の操作では、荷かけ場所へ到着しようとする空搬器の位置により、実搬器の荷はずし場所への到着を判断し、制動機の急制動によって実搬器を素早く停止させる。

1. えい索の撤収では、用いるヒールブロックの組数を最後の緊張を行ったときの組数と同様にして、ヒールラインを一度引締めて緊張みぞ車とアンカの間の取付けロープを緩め、取付けロープのクリップを取り外し、ヒールラインを徐々に緩め、えい索を接地させる。

2. えい索は、十分緩めた後、できるだけ継ぎ目を避けた箇所にシージングを施してから、当該箇所を切断する。

3. 主索は、下部支点において、バイス、ヒールブロック、動力ウインチなどを用いて緊張させ、アンカ側を緩めてクリップを取り外した後、主索が地面に接するまで作業索を緩める。

4. サイドケーブルは、主索を緩めた後に地面に接するまで緩める。

5. 制動機や運材機の撤収は、主索の撤収や中間支柱の撤収の後に行う。

えい索は、十分緩めた後、できるだけ継ぎ目を避けた箇所にシージングを施してから、当該箇所を切断する。

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1. 原動機の定格出力7.8kＷ、最大の支間の斜距離150ｍで支間の斜距離の合計300ｍ、最大使用荷重100kgの機械集材装置による集材の作業

2. 原動機の定格出力7.5kＷ、上下両支点の高低差80ｍで支間の斜距離の合計320ｍ、最大使用荷重150kgの運材索道による運材の作業

3. 原動機の定格出力６kＷ、支間の斜距離の合計320ｍ、搬器間隔110ｍで搬器ごとの最大積載荷重60kgの連送式運材索道の修理の作業

4. 原動機の定格出力７kＷ、支間の斜距離の合計300ｍ、最大使用荷重150kgの運材索道の組立ての作業

5. 原動機の定格出力６kＷ、最大の支間の斜距離200ｍで支間の斜距離の合計340ｍ、最大使用荷重100kgの機械集材装置の修理の作業

原動機の定格出力7.8kＷ、最大の支間の斜距離150ｍで支間の斜距離の合計300ｍ、最大使用荷重100kgの機械集材装置による集材の作業

1. 材料の欠点の有無を点検し、不良品を取り除くこと。

2. 器具及び工具の機能を点検し、不良品を取り除くこと。

3. 作業の方法及び労働者の配置を決定し、作業を直接指揮すること。

4. 作業中、要求性能墜落制止用器具等及び保護帽の使用状況を監視すること。

5. 労働災害の原因を調査し、所轄労働基準監督署長に報告すること。

労働災害の原因を調査し、所轄労働基準監督署長に報告すること。

1. 搬器、索等の器材の点検、補修等臨時の作業を行う場合で、墜落による危険を生ずるおそれのない措置を講ずるとき以外には、機械集材装置及び運材索道の搬器、つり荷、重錘等の物で、つり下げられているのものに、労働者を乗せてはならない。

2. 最大使用荷重が175kgで、支間の斜距離の合計が320ｍの運材索道については、主索の張力に変化を生ずる変更をしたときに、主索の安全係数の検定及びその最大使用荷重の荷重での試運転を行わないことができる。

3. 機械集材装置については、最大使用荷重を超える荷重をかけて使用してはならない。

4. 強風、大雨、大雪等の悪天候のため、林業架線作業の実施について危険が予想されるときは、当該作業に労働者を従事させてはならない。

5. 原木等が落下し、又は降下することにより労働者に危険を及ぼすおそれのある主索の下に労働者を立ち入らせるときは、監視人を配置しなければならない。

原木等が落下し、又は降下することにより労働者に危険を及ぼすおそれのある主索の下に労働者を立ち入らせるときは、監視人を配置しなければならない。

1. 支柱及びアンカの状態

2. 搬器又はロージングブロックとワイヤロープとの緊結部の状態

3. 集材機、運材機及び制動機の機能

4. 荷吊り索の異常の有無

5. 運材索道の搬器の異常の有無及び搬器とえい索との緊結部の状態

支柱及びアンカの状態

1. 機械集材装置及び運材索道には、集材機又は運材機の原動機の定格出力が５kＷ以下の場合を除き、搬器又はつり荷を適時停止させることができる有効な制動装置を備えなければならない。

2. 架線集材機械を機械集材装置の集材機として用いる場合を除き、機械集材装置の集材機及び運材索道の運材機は、浮き上がり、ずれ又は振れが生じないように据え付け、また、歯止装置又は止め金つきブレーキを備え付けなければならない。

3. サドルブロック、ガイドブロック等は、取付け部が受ける荷重により破壊し、又は脱落するおそれのないシャックル、台付け索等の取付け具を用いて確実に取り付けなければならない。

4. 機械集材装置の作業索は、エンドレスのものを除き、これを最大に使用した場合において、集材機の巻胴に２巻以上残すことができる長さとし、また、作業索の端部は、集材機の巻胴にクランプ、クリップ等の緊結具を用いて確実に取り付けなければならない。

5. 架線集材機械を機械集材装置の集材機として用いる場合は、架線集材機械の停止の状態を保持するためのブレーキを確実にかける等の架線集材機械の逸走を防止する措置、並びに、アウトリガーを必要な広さ及び強度を有する鉄板等の上で張り出し、又はブレードを地上に下ろす等の架線集材機械の転倒又は転落による危険を防止するための措置を講じなければならない。

機械集材装置及び運材索道には、集材機又は運材機の原動機の定格出力が５kＷ以下の場合を除き、搬器又はつり荷を適時停止させることができる有効な制動装置を備えなければならない。

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