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血液に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 血液全体の約40%を占める赤血球は、銅と結合したタンパク質であるヘモグロビンを含み、脾臓で産生される。
b 白血球の約60%を占める好中球は、感染が起きた組織に遊走して集まり、細菌やウイルス等を食作用によって取り込んで分解する。
c 白血球の約1/3を占める単球は、リンパ節、脾臓等のリンパ組織で増殖し、細菌、ウイルス等の異物を認識したり、それらに対する抗体を産生する。 |
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泌尿器系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 副腎皮質では、自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンが主に産生・分泌される。
b 尿細管では、肝臓でアミノ酸が分解されて生成する尿素などの血液中の老廃物が濾過され、 原尿として腎小体に入る。
c 腎小体は、糸球体とその外側を包み込む袋状のボウマン嚢から成る。
d 女性は尿道が短いため、細菌などが侵入したとき膀胱まで感染を生じやすい。 |
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感覚器官(目、鼻及び耳)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を見るときには扁平になり、遠くの物を見るときには丸く厚みが増す。
b 鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。
c 聴覚器官である蝸牛と平衡器官である前庭は、いずれも内部がリンパ液で満たされている。
d 耳垢は、内耳にある耳垢腺や皮脂腺からの分泌物に、 埃や内耳上皮の老廃物などが混じったものである。 |
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外皮系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 体温が下がり始めると、皮膚を通っている毛細血管に血液がより多く流れるように血管が拡張し、体外への放熱を抑える。
b 皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層構造からなり、表皮は最も外側にある角質層と生きた表皮細胞の層に分けられる。
c メラニン色素は、表皮の最下層にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
d 精神的緊張による発汗は、全身の皮膚に生じる。 |
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骨格系及び筋組織に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 骨は生きた組織であるが、身体の成長が停止した後では、骨形成は起こらず、骨吸収だけが進行する。
b 骨組織を構成する無機質は、炭酸カルシウムやリン酸カルシウム等の石灰質からなる。
c 筋組織は、筋細胞と結合組織からできているのに対して、腱は結合組織のみでできている。
d 骨格筋は、横紋筋とも呼ばれ、収縮力が強く、自分の意識どおりに動かすことができる随意筋である。 |
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脳や神経系の働きに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢がある。
b 末梢神経系は、随意運動、知覚等を担う体性神経系と、呼吸や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のため無意識に働いている機能を担う自律神経系に分類される。
c 気管及び気管支は、交感神経系が活発になると収縮し、副交感神経系が活発になると拡張する。
d 局所(腋窩等)に分布するアポクリン腺を支配する交感神経線維の末端ではノルアドレナリンが神経伝達物質として放出される。 |
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医薬品の作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 循環血液中に移行した有効成分は、血流によって全身の組織・器官へ運ばれて作用するが、 多くの場合、標的となる細胞に存在する受容体などのタンパク質と結合し、その機能を変化させることで薬効や副作用を現す。
b 皮膚に適用する医薬品(塗り薬、貼り薬等)は、通常、皮膚表面から循環血液中へ移行する有効成分の量が比較的少ないため、適用部位の面積(使用量)や使用回数、その頻度などにかかわらず全身作用が現れることはない。
c 内服した医薬品が全身作用を現わすまでには、消化管からの吸収、代謝と作用部位への分布という過程を経るため、ある程度の時間が必要であるのに対し、局所作用は、医薬品の適用部位が作用部位である場合が多いため、反応は比較的速やかに現れる。 |
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医薬品の有効成分の吸収に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 消化管における有効成分の吸収量や吸収速度は、消化管内容物や他の医薬品の作用によって影響を受ける。
b 一般に、消化管からの吸収は、消化管が積極的に医薬品の有効成分を取り込む現象である。
c 坐剤の有効成分は、直腸内壁の粘膜から吸収され、容易に循環血液中に入り、初めに肝臓で代謝を受けてから全身に分布する。
d 眼の粘膜に適用する点眼薬の有効成分は、鼻涙管を通って鼻粘膜から吸収されることがあるため、眼以外の部位に到達して副作用を起こすことがある。 |
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医薬品の有効成分の代謝及び排泄に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 多くの医薬品の有効成分は、血液中で血漿タンパク質と結合して複合体を形成しており、その複合体は腎臓で濾過されないため、医薬品の有効成分が長く循環血液中に留まることとなり、作用が持続する原因となる。
b 経口投与後、消化管で吸収された有効成分は、全身循環に入る前に門脈という血管を経由して肝臓を通過するため、吸収された有効成分は、まず肝臓に存在する酵素の働きにより代謝を受ける。
c 肝初回通過効果とは、全身循環に移行する有効成分の量が、消化管で吸収された量よりも肝臓で代謝を受けた分だけ少なくなることをいう。 |
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医薬品の剤形に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 錠剤(内服)は、胃や腸で崩壊し、有効成分が溶出することが薬効を発現する前提となるため、例外的な場合を除いて、口中で噛み砕いて服用してはならない。
b 口腔内崩壊錠は、薬効を期待する部位が口の中や喉に対するものである場合が多く、飲み込まずに口の中で舐めて、徐々に溶かして使用する。
c 経口液剤は、既に有効成分が液中に溶けたり分散したりしているため、服用後、比較的速やかに消化管から吸収されるという特徴がある。
d チュアブル錠は、表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水などで食道に流し込む必要がある。 |
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皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 皮膚粘膜眼症候群は、最初に報告した二人の医師の名前にちなんでスティーブンス・ジョンソン症候群とも呼ばれており、その発生頻度は人口100万人当たり年間1~6人と報告されている。
b 中毒性表皮壊死融解症は、皮膚粘膜眼症候群と関連のある病態と考えられており、中毒性表皮壊死融解症の症例の多くが皮膚粘膜眼症候群の進展型とみられている。
c 中毒性表皮壊死融解症は、発熱は生じないが、広範囲の皮膚に発赤が生じ、全身の10%以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められる。
d 皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症は、多臓器障害の合併症等により致命的な転帰をたどることがあるが、皮膚症状が軽快した後は、眼や呼吸器等に障害が残ることはない。 |
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医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 医薬品の使用により生じる肝機能障害は、有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きる中毒性のものと、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものに大別される。
b 黄疸とは、グロブリンが胆汁中へ排出されず、血液中に滞留することにより生じる、皮膚や 白眼が黄色くなる病態である。
c 偽アルドステロン症とは、アルドステロン分泌が増加していないにもかかわらず、体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し、体からカリウムが失われることによって生じる病態である。 |
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精神神経系に現れる医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の不適正な使用がなされた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することがある。
b 無菌性髄膜炎の症状は、首筋のつっぱりを伴う激しい頭痛、発熱、吐きけなどが現れるものであり、早期に原因医薬品の使用を中止しても回復せず、予後不良となることがほとんどである。
c 心臓や血管に作用する医薬品の使用により、頭痛やめまい、浮動感(体がふわふわと宙に浮いたような感じ)、不安定感(体がぐらぐらする感じ)等が生じることがある。 |
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医薬品の副作用として現れる消化性潰瘍及びイレウス様症状に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 消化性潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されて、その一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態をいう。
b 消化性潰瘍では、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐きけ、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状が現れる。
c イレウス様症状は、医薬品の作用によって腸管運動が亢進した状態で、激しい腹痛、嘔吐、軟便や下痢が現れる。
d イレウス様症状は、悪化すると、腸内容物の逆流による嘔吐が原因で脱水症状を呈したり、 腸内細菌の異常増殖によって全身状態の衰弱が急激に進行する可能性がある。 |
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医薬品の副作用として現れる間質性肺炎及び喘息に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 間質性肺炎の症状は、かぜや気管支炎の症状と区別が難しいこともある。
b 間質性肺炎は、一般的に原因となる医薬品の使用開始から1~2日程度で起きることが多い。
c 喘息は、一般的に原因となる医薬品を使用後、1~2週間程度で起きることが多い。 |
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次の記述は、医薬品医療機器等法第1条の抜粋である。( )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。なお、2箇所の( a )、( b )内にはどちらも同じ字句が入る。
この法律は、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び( a )の品質、有効性及び安全性の確保並びにこれらの使用による( b )上の危害の発生及び拡大の防止のために必要な規制を行うとともに、( c )の規制に関する措置を講ずるほか、医療上特にその必要性が高い医薬品、医療機器及び( a )の研究開発の促進のために必要な措置を講ずることにより、( b )の向上を図ることを目的とする。 |
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医薬品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 日本薬局方に収載されている医薬品の中には、一般用医薬品として販売されている、又は一般用医薬品の成分として配合されているものもある。
b 着色のみを目的として、厚生労働省令で定めるタール色素以外のタール色素が使用されている医薬品は、販売してはならない。
c 人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされているものは、全て医薬品である。
d 一般用医薬品又は要指導医薬品では、注射等の侵襲性の高い使用方法は用いられていない。 |
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要指導医薬品及び一般用医薬品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 要指導医薬品は、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定する。
b 第一類医薬品には、その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生ずるおそれがあるすべての一般用医薬品が指定される。
c 第二類医薬品のうち、特別の注意を要するものとして厚生労働大臣が指定するものを指定第二類医薬品としている。
d 第三類医薬品は、副作用等により身体の変調や不調が起こるおそれのない一般用医薬品である。 |
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医薬品医療機器等法に基づく毒薬及び劇薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 店舗管理者が登録販売者である店舗販売業者は、劇薬を開封して販売してはならない。
b 毒薬又は劇薬は、14歳未満の者その他安全な取扱いに不安のある者に交付することが禁止されている。
c 要指導医薬品で毒薬又は劇薬に該当するものはない。
d 業務上劇薬を取り扱う者は、劇薬を他の物と区別して貯蔵、陳列しなければならず、劇薬を貯蔵、陳列する場所については、かぎを施さなければならない。 |
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医薬品医療機器等法第50条に基づき、医薬品の直接の容器又は直接の被包に記載されていなければならない事項のうち、正しいものの組合せはどれか。ただし、厚生労働省令で定める表示の特例に関する規定は考慮しなくてよい。
a 製造番号又は製造記号
b 効能又は効果
c 製造業者の氏名又は名称及び住所
d 重量、容量又は個数等の内容量 |
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医薬部外品及び化粧品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 防除用医薬部外品については、直接の容器又は直接の被包に「指定医薬部外品」と表示しなければならない。
b 化粧品を業として販売、授与又は販売若しくは授与の目的で貯蔵、若しくは陳列する場合には、医薬品医療機器等法に基づき、化粧品の販売業の許可を受ける必要がある。
c 医薬部外品を業として製造販売する場合には、医薬品医療機器等法に基づき、医薬部外品の製造販売業の許可を受ける必要がある。 |
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食品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 特別用途食品は、消費者庁の許可等のマークが付されている。
b 機能性表示食品は、販売前に安全性及び機能性に関する審査を受け、消費者庁長官の許可を取得する必要がある。
c 栄養機能食品は、栄養成分の機能表示に関して、消費者庁長官の許可は要さない。
d 健康食品とは、健康増進法で定義されたものをいう。 |
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医薬品の販売業に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 医薬品の販売業の許可は、医薬品医療機器等法第25条において、店舗販売業の許可、配置販売業の許可又は卸売販売業の許可の3種類に分けられている。
b 卸売販売業の許可を受けた者は、業として一般の生活者に対して直接医薬品を販売することができる。
c 医薬品販売業の許可は、5年ごとに、その更新を受けなければ、その期間の経過によって、その効力を失う。 |
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薬局に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 薬局開設者が登録販売者であるときは、自ら管理者となることができる。
b 調剤を実施する薬局は、医療法における医療提供施設として位置づけられる。
c 病院又は診療所の調剤所は、薬局としての開設の許可を受けなければ、薬局の名称を付してはならない。
d 薬局において医薬品の販売を行うためには、薬局の許可と併せて店舗販売業の許可も受けなければならない。 |
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配置販売業に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 配置販売業者は、一般用医薬品のうち経年変化が起こりにくいこと等の基準(配置販売品目基準)に適合するもの以外の医薬品を販売してはならない。
b 配置販売業者は、申請者の住所地の都道府県知事から許可を受ければ、全国で配置販売を行うことができる。
c 配置販売業は、購入者の居宅に医薬品をあらかじめ預けておき、購入者がこれを使用した後でなければ代金請求権を生じないといった販売形態である。
d 配置販売業者又はその配置員は、その住所地の都道府県知事が発行する身分証明書の交付を受け、かつ、これを携帯しなければ、医薬品の配置販売に従事してはならない。 |
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