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婦人薬及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 婦人薬は、月経及び月経周期に伴って起こる症状を中心として、女性に現れる特有な諸症状の緩和と、保健を主たる目的とする医薬品である。
b 鎮痛・鎮痙作用を期待してシャクヤクが配合されている場合がある。
c 利尿作用を期待してオウレンが配合されている場合がある。
d 女性ホルモン成分の長期連用により乳癌や脳卒中などの発生確率が高まる可能性がある。 |
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アレルギー及びアレルギー用薬に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 |
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内服アレルギー用薬及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ヒスタミンの働きを抑える作用を示す成分として、ブロメラインが用いられる。
b 皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として、カンゾウが配合されている場合がある。
c ベラドンナ総アルカロイドは、鼻腔内の粘液分泌腺からの粘液の分泌を抑えるとともに、鼻腔内の刺激を伝達する交感神経系の働きを抑えることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑える目的で用いられる。
d アゼラスチンが配合された内服薬を服用した後は、乗物又は機械類の運転操作を避けることとされている。 |
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次の表は、ある点鼻薬に含まれている成分の一覧である。この点鼻薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
100mL 中
クロモグリク酸ナトリウム 1,000 mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 250 mg
ナファゾリン塩酸塩 25 mg
a クロモグリク酸ナトリウムは、交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合されている。
b クロルフェニラミンマレイン酸塩は、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す。
c ナファゾリン塩酸塩は、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、花粉、ハウスダスト(室内塵)等による鼻アレルギー症状の緩和を目的として配合されている。
d この点鼻薬を過度に使用すると、鼻づまり(鼻閉)がひどくなりやすい。 |
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一般用検査薬及び検査値に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 尿中のタンパク値に異常を生じる要因のうち、尿路に異常が生じたことによるものとして腎炎やネフローゼがある。
b 一般用検査薬は、一般の生活者が正しく用いて健康状態を把握し、速やかな受診につなげることで疾病を早期発見するためのものである。
c 妊娠検査薬は、その結果をもって直ちに妊娠しているか否かを断定することができる。
d 一般用検査薬の検体は、尿、糞便、涙液、血液などを用いる。 |
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胃に作用する薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 制酸成分は、中和反応によって胃酸の働きを強めることを目的としている。
b 制酸成分を主体とする胃腸薬を炭酸飲料で服用することは適当でない。
c センブリが配合された散剤は、味や香りが強いため、オブラートで包んで服用することが適当である。
d 一般用医薬品には、制酸と健胃のように相反する作用を期待するものが配合されている場合もある。 |
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健胃を目的とした生薬成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a オウバクは、ミカン科のキハダ又はフェロデンドロン・キネンセの周皮を除いた樹皮を基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられる。
b センブリは、リンドウ科のセンブリの開花期の全草を基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられる。
c ゲンチアナは、クマ科のヒグマその他近縁動物の胆汁を乾燥したものを基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられるほか、消化補助成分として配合される場合もある。
d ソウジュツは、ミカン科のウンシュウミカンの成熟した果皮を基原とする生薬で、香りによる健胃作用を期待して用いられる。 |
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ヒマシ油に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ヒマシ(トウダイグサ科のトウゴマの種子)を圧搾して得られた油を用いた生薬である。
b 小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられている。
c 母乳を与える女性では、吸収された成分の一部が乳汁中に移行して、乳児に下痢を引き起こすおそれがある。
d 瀉下作用は弱いため、妊婦または妊娠していると思われる女性に使用される。 |
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胃腸鎮痛鎮痙薬に含まれている成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ブチルスコポラミン臭化物は、交感神経の伝達物質であるアドレナリンと受容体の反応を妨げることで鎮痛鎮痙作用を示す。
b ロートエキスにより母乳が出にくくなることがある。
c パパべリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すほか、胃液分泌を抑える作用により胃酸過多や胸やけに対する効果も期待できる。
d 鎮痛鎮痙作用を期待して、エンゴサク(ケシ科のエンゴサクの塊茎)が配合されている場合がある。 |
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浣腸薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ビサコジルは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。
b グリセリンが配合された浣腸薬では、排便時に血圧低下を生じて、立ちくらみの症状が現れるおそれがある。
c 肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときにグリセリンが配合された浣腸薬を使用すると、溶血を引き起こすおそれがある。
d ソルビトールは、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す効果を期待して用いられる。 |
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駆虫成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a サントニンは、肝臓病の人では、肝障害を悪化させるおそれがある。
b カイニン酸は、回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。
c ピペラジンリン酸塩は、アセチルコリン伝達を亢進させ、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示す。
d パモ酸ピルビニウムは、赤~赤褐色の成分で、尿や糞便が赤く着色することがある。 |
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次の漢方処方製剤のうち、胃の不調を改善する目的で用いられるものの正しい組合せはどれか。 |
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痔の薬及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 注入軟膏では、成分の一部が直腸粘膜から吸収されて全身的な影響を生じることがある。
b 局所麻酔成分には、リドカインがある。
c 局所刺激成分には、クロタミトンがある。
d 組織修復成分には、アラントインがある。 |
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泌尿器用薬に含まれている成分のうち、利尿作用のほかに、尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられる生薬成分はどれか。 |
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眼科用薬に含まれている成分と、その主な配合目的に関する次の組合せのうち、正しいものはどれか。 |
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次の表は、ある眼科用薬に含まれている成分の一覧である。この眼科用薬に含まれている成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
ビタミンB1 2 0.02 %
ネオスチグミンメチル硫酸塩 0.005 %
コンドロイチン硫酸エステルナトリウム 0.5 %
ビタミンB6 0.05 %
パンテノール 0.05 %
L-アスパラギン酸カリウム 0.5 %
タウリン 0.5 %
クロルフェニラミンマレイン酸塩 0.03 %
イプシロン‐アミノカプロン酸 1.0 %
グリチルリチン酸二カリウム 0.1 %
硫酸亜鉛水和物 0.05 %
塩酸テトラヒドロゾリン 0.03 %
a ビタミンB12 は、目の調節機能を助ける作用を期待して用いられる。
b コンドロイチン硫酸エステルナトリウムは、ヒスタミンの働きを抑えることにより、目の痒みを和らげることを期待して用いられる。
c 硫酸亜鉛水和物は、眼粘膜のタンパク質と結合して皮膜を形成し、外部の刺激から保護する作用を期待して用いられる。
d 塩酸テトラヒドロゾリンは、新陳代謝を促し、目の疲れを改善する効果を期待して用いられる。 |
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外皮用薬及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a インドメタシン含有の貼付剤を使用すると、適用部位の皮膚に、腫れ、ヒリヒリ感、熱感、乾燥感が現れることがある。
b ステロイド性抗炎症成分は、広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎を対象としている。
c 打撲や捻挫の急性の腫れに対しては、温感刺激成分が配合された外用鎮痛薬が適すとされる。
d 皮下の知覚神経に麻痺を起こさせる成分として、アンモニアが主に虫さされによる痒みに用いられるが、皮膚刺激性が強いため、粘膜や目の周りへの使用は避ける必要がある。 |
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白癬及び白癬の治療に用いる抗真菌成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 爪白癬は、爪内部に薬剤が浸透しにくいため難治性で、医療機関(皮膚科)における全身的な治療(内服抗真菌薬の処方)を必要とする場合が少なくない。
b 一般的に、じゅくじゅくと湿潤している患部には軟膏又はクリームが適し、皮膚が厚く角質化している部分には液剤が適している。
c ピロールニトリンは、患部を酸性にすることで、皮膚糸状菌の発育を抑える。
d ブテナフィン塩酸塩は、皮膚糸状菌の細胞壁に作用して、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げ、その増殖を抑える。 |
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歯痛薬(外用)及びその成分に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 |
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一般用医薬品の禁煙補助剤に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 |
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滋養強壮保健薬に含まれている成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ビタミンDの過剰症として、高カルシウム血症、異常石灰化が知られている。
b ビタミンEは下垂体や副腎系に作用してホルモン分泌の調節に関与するとされており、バランスが崩れると、ときに生理が早く来たり、経血量が多くなったりすることがある。
c 一般用医薬品におけるビタミンAの1日分量は10000 国際単位が上限となっている。 |
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生薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a カッコンは、サルノコシカケ科のマツホドの菌核で、通例、外層をほとんど除いたものを基原とする生薬で、利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられる。
b ブクリョウは、マメ科のクズの周皮を除いた根を基原とする生薬で、解熱、鎮痙等の作用を期待して用いられる。
c ボウフウは、セリ科のミシマサイコの根を基原とする生薬で、抗炎症、鎮痛等の作用を期待して用いられる。
d ブシは、キンポウゲ科のハナトリカブト又はオクトリカブトの塊根を減毒加工して製したものを基原とする生薬であり、心筋の収縮力を高めて血液循環を改善する作用を持つ。 |
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漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 黄連解毒湯は、体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらして落ち着かない傾向のあるものの鼻出血、不眠症、神経症、胃炎、二日酔い、血の道症、めまい、動悸、更年期障害、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ、口内炎に適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)では不向きとされる。
b 防已黄耆湯は、体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、肥満(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)に適すとされる。
c 防風通聖散は、体力中等度以上で、赤ら顔でときにのぼせがあるもののにきび、顔面・頭部の湿疹・皮膚炎、赤鼻(酒さ)に適すとされるが、胃腸の弱い人では食欲不振、胃部不快感の副作用が現れやすい等、不向きとされる。 |
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殺菌消毒成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a エタノールは、結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルスに対する殺菌消毒作用を示す。
b 次亜塩素酸ナトリウムは、皮膚刺激性が弱いため、通常、人体の消毒に用いられる。
c ジクロルイソシアヌル酸ナトリウムは、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられる。 |
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殺虫剤・忌避剤及び衛生害虫による症状に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 殺虫剤・忌避剤は人体に対する作用が緩和なため、医薬品として扱われることはなく、すべて医薬部外品として扱われる。
b シラミの防除には、殺虫成分としてフェノトリンが配合されたシャンプーやてんか粉が用いられる。
c 屋内塵性ダニに対して殺虫剤を散布する場合は、エアゾール、粉剤の使用は避け、水で希釈する薬剤を用いることが望ましい。
d ハエ蛆症とは、人の体内や皮膚などに幼虫(ウジ)が潜り込み、組織や体液や消化器官内の消化物を食べて直接的な健康被害を与える症状のことである。 |
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