登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア)


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76 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) コレステロールと高コレステロール改善薬に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

a コレステロールは、細胞の構成成分で、胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に重要な物質でもある等、生体に不可欠な物質である。
b コレステロールは、水に溶けやすい物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。
c パンテチンは、高密度リポタンパク質(HDL)等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、低密度リポタンパク質(LDL)産生を高める作用があるとされる。
d 医療機関で測定する検査値として、LDLが140 mg/dL 以上、HDLが40mg/dL 未満、中性脂肪が150 mg/dL 以上のいずれかである状態を、脂質異常症という。
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77 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 貧血用薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a 鉄製剤を服用すると、便が黒くなることがある。
b ビタミンDは、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として用いられる。
c コバルトは、赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12 の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で硫酸コバルトが配合されている場合がある。
d 鉄製剤の服用の前後30 分にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、紅茶、コーヒー、ワイン、柿等)を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が悪くなることがある。
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78 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 痔及び痔疾用薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a クロルヘキシジン塩酸塩は、肛門周囲の末梢血管の血行を促すことにより、鬱血を改善する効果を期待して、内用痔疾用薬に配合されている。
b シコンは、ムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬で、新陳代謝促進、殺菌、抗炎症等の作用を期待して用いられる。
c 痔による肛門部の炎症や痒みを和らげる成分として、ヒドロコルチゾン酢酸エステルが配合されている場合がある。
d 痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して、アラントインのような組織修復成分が用いられる。
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79 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 婦人薬に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

a エチニルエストラジオールは、人工的に合成された女性ホルモンの一種であり、適用部位の膣粘膜又は外陰部から吸収されて循環血液中に移行する。
b ジオウは、ゴマノハグサ科のアカヤジオウ等の根又はそれを蒸したものを基原とする生薬で、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和するほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して用いられる。
c 桃核承気湯は、マオウを含む漢方処方製剤であり、体力中等度以上で、のぼせて便秘しがちなものの月経不順、月経困難症、月経痛に適すとされている。
d 五積散は、ダイオウを含む漢方処方製剤であり、体力中等度、又はやや虚弱で冷えがあるものの胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、更年期障害、感冒に適すとされるが、体の虚弱な人、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、不向きとされる。
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80 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) アレルギー用薬に配合される成分に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。 この問題へ
81 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 眼科用薬及びその成分に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

a コンタクトレンズ装着液は結膜嚢に対して適用するものであるため、その全てが医薬品として製造販売されている。
b アレルギー用点眼薬には、通常、目のアレルギー症状(流涙、目の痒み、結膜充血等)の緩和を目的とし、抗ヒスタミン成分や抗アレルギー成分が配合されている。
c ホウ酸は、洗眼薬として用時水に溶解し、結膜嚢の洗浄・消毒に用いられる。
d ビタミンB12 は、結膜や角膜の乾燥を防ぐことを目的として用いられる。
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82 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 眼科用薬の使用上の注意に関する次の記述について、正しいものを1つ選びなさい。 この問題へ
83 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 皮膚に用いる薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a 外皮用薬は、表皮の角質層が柔らかくなることで有効成分が浸透しやすくなることから、入浴後に用いるのが効果的とされる。
b 貼付剤を患部やその周辺に汗が付着した状態で貼付すると、有効成分の浸透性が向上するため、清浄にして貼付することが望ましい。
c スプレー剤を使用する場合、吸入によりめまいや吐きけ等を生じることがあるので、周囲の人にも十分注意して使用する必要がある。
d 液剤は、軟膏に比べて有効成分の浸透性が低いことから、じゅくじゅくと湿潤している患部に適している。
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84 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 皮膚に用いる薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a 皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて患部の血行を促す効果を期待して、ノニル酸ワニリルアミド、カンフルが配合されている場合がある。
b 非ステロイド性抗炎症成分は、コルチゾンに換算して1g中0.025 mg を超えて含有する成分は長期連用を避ける必要がある。
c フェルビナクについて、小児への有効性・安全性が確認されていないことから、15 歳未満の小児向けの製品は製造販売されていない。
d サルファ剤は、細菌のDNA合成を阻害することにより抗菌作用を示す。
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85 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 皮膚に用いる薬に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

a デキサメタゾンを含有する医薬品は、炎症を抑える効果があることから、化膿している患部に使用することができる。
b インドメタシンは、適用部位の皮膚に、腫れやヒリヒリ感、熱感、乾燥感が現れることがあるため、1~2 cm 角の小片を腕の内側等の皮膚の薄い部位に半日以上貼ってみて、皮膚に異常を生じないことを確認することが推奨されている。
c アトピー性皮膚炎は、一般用医薬品の使用によって対処できる範囲の疾患であり、抗ヒスタミン成分を含有する一般用医薬品を使用すると良い。
d 非ステロイド性抗炎症成分が配合された医薬品の使用で痛みを抑えられていても、5~6日間使用して症状が治まらない場合は、医師の診療を受けるなどの対応が必要である。
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86 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 皮膚に用いる薬に配合される成分について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

a クロラムフェニコール ― 抗真菌成分
b ミコナゾール硝酸塩  ― 抗菌成分
c リドカイン      ― 局所麻酔成分
d ジフェンヒドラミン  ― 抗ヒスタミン成分
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87 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 歯や口中に用いる薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a 歯痛薬は、歯の齲蝕による歯痛を応急的に鎮めることを目的とする一般用医薬品である。
b 齲蝕により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮めることを目的として、アミノ安息香酸エチルが使用される。
c 歯肉溝での細菌の繁殖を抑えることを目的として、カルバゾクロムが配合されている場合がある。
d 口内炎用薬には、口腔粘膜の組織修復を促す作用を期待してアズレンスルホン酸ナトリウムが配合されている場合がある。
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88 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 歯や口中に用いる薬に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。 この問題へ
89 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 禁煙補助剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a 咀嚼剤は、噛むことにより口腔内でニコチンが放出され、消化管で吸収されることにより効果を発揮する。
b 心臓疾患や高血圧、胃・十二指腸潰瘍等の診断を受けた人では、使用している治療薬の効果に影響を生じる可能性があるため、禁煙補助剤を使用する前に治療を行っている医師等に相談するなどの対応が必要である。
c 禁煙に伴うニコチン離脱症状は、通常、禁煙開始から1~2週間の間に起きることが多い。
d 副作用として、口内炎、消化器症状(悪心・嘔吐、食欲不振、下痢)等が現れる場合がある。
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90 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 滋養強壮保健薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a 医薬部外品の保健薬では、神経痛や筋肉痛等の症状に対する効能効果が認められている。
b ビタミンは、体内の代謝に重要な働きを担うものであることから、ビタミン製剤の過剰摂取による副作用は認められていない。
c 滋養強壮保健薬を1か月位服用しても症状の改善がみられない場合には、栄養素の不足以外の要因が考えられるため、症状によっては医療機関を受診する等の対処が必要である。
d カルシウムを含む成分は、胃腸薬等、カルシウムの補給を目的としない医薬品にも配合されており、カルシウムの過剰摂取を生じることがないように留意する必要がある。
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91 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 滋養強壮保健薬の配合成分と配合目的の関係について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

a ビタミンA        ― 夜間視力の維持
b ビタミンB1       ― 手足のしびれ・冷え、しもやけの症状の緩和
c アスパラギン酸ナトリウム ― 乳酸の分解を促す
d ヨクイニン        ― ストレス刺激に対する抵抗力を高める
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92 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a 現代中国で利用されている中医学に基づく薬剤は、漢方薬と呼ばれている。
b 漢方処方製剤の多くは、刻み生薬の混合物として製造販売されており、煎剤として使用されている。
c 漢方の病態認識の一つに「虚実」があり、虚の病態が適応となる医薬品は、「体力虚弱で」という使用制限が記載されている。
d 患者の「証」に合わない漢方処方製剤が選択された場合、効果は得られないものの、副作用を招くことはない。
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93 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 漢方処方製剤とその適用に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。 この問題へ
94 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 漢方処方製剤及び生薬製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a 漢方処方は、それ自体が一つの有効成分として独立したものであり、自己判断によって生薬成分が追加摂取された場合、処方が成立しなくなるおそれがある。
b 生薬成分は、医薬品としてのみ流通しており、食品としては流通していない。
c 生薬には、動植物由来の成分以外は含まれない。
d 生薬製剤には、少量で強い作用を示すものがあるため、医薬品の販売等に従事する専門家においては、適切な医薬品を選択することができるよう積極的な情報提供を行うことに努める必要がある。
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95 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 生薬成分と薬用部位の関係について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

a ブシ    ― 偽果
b サイコ   ― 根
c ボウフウ  ― 菌核
d レンギョウ ― 果実
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96 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 感染症の防止と消毒薬に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。 この問題へ
97 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 消毒薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a クレゾール石鹸液は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示すが、大部分のウイルスに対する殺菌消毒作用はない。
b イソプロパノールは、ウイルスに対する不活性効果がエタノールに比べて高い。
c 次亜塩素酸ナトリウムは、一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示すが、通常、人体には用いられない。
d ジクロルイソシアヌル酸ナトリウムは、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。
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98 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 衛生害虫及びその防除に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

a ウジの防除法としては、通常、有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤が用いられる。
b ゴキブリの防除において、燻蒸処理を行う場合、医薬品の成分はゴキブリの卵の殻を透過するため、一度の処理で効果を発揮する。
c イエダニは、ネズミを宿主として生息場所を広げていくため、まず、宿主動物であるネズミを駆除することが重要である。
d 殺虫剤使用に当たっては、同じ殺虫成分を長期間連用することが望ましい。
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99 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 殺虫剤及び忌避剤並びにその留意事項に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a フェノトリンは、シラミを駆除する目的で使用されるが、人体に直接適用することはできない。
b プロポクスルは、アセチルコリンエステラーゼと不可逆的に結合することにより殺虫作用を示す。
c ディートを含有する忌避剤は、生後6か月未満の乳児への使用を避けることとされている。
d 有機塩素系殺虫成分は、我が国では広く使用され感染症の撲滅に大きな効果を上げており、現在でも様々な昆虫を対象として使用されている。
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100 登録販売者試験(令和2年度)(四国エリア) 一般用検査薬に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

a 検査薬において、検体中に対象物質が存在しているにもかかわらず、検査結果が陰性となった場合を、擬陽性という。
b いかなる検査薬においても、擬陰性・擬陽性を完全に排除することは困難である。
c 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日が過ぎて概ね1週目以降の検査が推奨されている。
d 尿糖検査薬は、尿中の糖の有無を調べるものであり、当該検査薬の使用により尿糖が陽性となれば、その検査結果をもって直ちに糖尿病と判断できる。
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