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血液に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 血液は、血漿と血球からなり、酸素や栄養分を全身の組織に供給し、二酸化炭素や老廃物を肺や腎臓へ運ぶ。
b 赤血球は、中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、血液全体の約70%を占め、赤い血色素(ヘモグロビン)を含む。
c アルブミンは、血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。
d 血液は、ホルモンを運搬することによって体内各所の器官・組織相互の連絡を図る役割がある。 |
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血液に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 二酸化炭素の多くはヘモグロビンと結合し、末梢組織から肺へ運ばれる。
b 血管の損傷部位では、血小板から放出される酵素によって血液を凝固させる一連の反応が起こり、血漿タンパク質の一種であるフィブリンが傷口で重合して、線維状のフィブリノゲンとなる。
c グロブリンは、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。
d 単球は、白血球の約60%を占めており、強い食作用を持ち、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれている。 |
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循環器系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a リンパ液の流れは主に平滑筋の収縮によるものであり、流速は血流に比べて緩やかである。
b 脾臓の主な働きは、脾臓内を流れる血液から古くなった赤血球を濾し取って処理することである。
c 心臓から拍出された血液を送る血管を動脈、心臓へ戻る血液を送る血管を静脈という。
d 静脈にかかる圧力は比較的高いため、血管壁は動脈よりも厚い。 |
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目に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 |
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脳や神経系の働きに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 脳の血管は、末梢に比べて物質の透過に関する選択性が高く、タンパク質などの大分子や小分子でもイオン化した物質は血液中から脳の組織へ移行しにくい。
b 副交感神経系が活発になると、肝臓でのグリコーゲンの分解が促進される。
c 脳における細胞同士の複雑かつ活発な働きのため、脳において、血液の循環量は心拍出量の約15%、酸素の消費量は全身の約20%、ブドウ糖の消費量は全身の約25%と多い。
d 脊髄は脊椎の中にあり、脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合があり、これを脊髄反射と呼ぶ。 |
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医薬品の有効成分の吸収に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 一般に、消化管からの吸収は、濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散していく現象である。
b 一般に、坐剤の有効成分は、直腸内壁の粘膜から吸収され、循環血液中に入り、初めに肝臓で代謝を受けてから全身に分布する。
c 点眼薬は、鼻涙管を通って鼻粘膜から吸収されることがある。
d 内服薬の中には、服用後の作用を持続させるため、有効成分がゆっくりと溶出するように作られているものもある。 |
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次の医薬品成分のうち、口腔粘膜からの吸収によって効果を発揮する医薬品に用いられている成分として、正しいものの組合せはどれか。
a アセトアミノフェン
b ニトログリセリン
c アスピリン
d ニコチン |
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医薬品の有効成分の代謝及び排泄に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 腎機能が低下した人では、正常な人に比べて有効成分の尿中への排泄が早まるため、医薬品の効き目が十分に現れず、副作用も生じにくい。
b 多くの有効成分は血液中で血漿タンパク質と結合して複合体を形成しており、血漿タンパク質との結合は、速やかかつ不可逆的である。
c 消化管で吸収される有効成分を含む医薬品を経口投与した場合、肝機能が低下した人では、正常な人に比べて全身循環に到達する有効成分の量がより少なくなり、効き目が現れにくくなる。
d 小腸などの消化管粘膜にも、代謝活性があることが明らかにされている。 |
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医薬品の体内での働きに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 循環血液中に移行した有効成分は、多くの場合、標的となる細胞に存在する受容体、酵素、トランスポーターなどのタンパク質と結合し、その機能を変化させることで薬効や副作用を現す。
b 血中濃度はある時点でピーク(最高血中濃度)に達し、その後は低下していくが、これは吸収・分布の速度が代謝・排泄の速度を上回るためである。
c 医薬品が効果を発揮するためには、有効成分がその作用の対象である器官や組織の細胞外液中あるいは細胞内液中に、一定以上の濃度で分布する必要がある。
d 全身作用を目的とする医薬品の多くは、使用後の一定期間、その有効成分の血中濃度が、最小有効濃度と毒性が現れる濃度域の間の範囲に維持されるよう、使用量及び使用間隔が定められている。 |
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医薬品の剤形に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 一般的に、錠剤(内服)は、胃や腸で崩壊し、有効成分が溶出することが薬効発現の前提となる。
b 口腔内崩壊錠は、薬効を期待する部位が口の中や喉に対するものである場合が多く、飲み込まずに口の中で舐めて、徐々に溶かして使用する。
c 経口液剤は、既に有効成分が液中に溶けたり分散したりしているため、服用後、比較的速やかに消化管から吸収されるという特徴がある。
d チュアブル錠は、口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形であり、水なしでも服用できる。 |
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ショック(アナフィラキシー)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 発症後の進行が非常に速やかな(通常、2時間以内に急変する。)ことが特徴である。
b 医薬品が原因物質である場合、以前にその医薬品によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人で起きる可能性が高い。
c 生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種である。
d 発症すると病態は急速に悪化することが多く、適切な対応が遅れるとチアノーゼや呼吸困難等を生じ、死に至ることがある。 |
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体内に(a)と水が貯留し、体から(b)が失われることによって生じる病態である。(c)からのアルドステロン分泌が増加していないにもかかわらずこのような状態となることから、偽アルドステロン症と呼ばれている。
主な症状に、手足の脱力、(d)、筋肉痛、こむら返り、倦怠感、手足のしびれ、頭痛、むくみ(浮腫)、喉の渇き、吐きけ・嘔吐等があり、病態が進行すると、筋力低下、起立不能、歩行困難、痙攣等を生じる。 |
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精神神経系に現れる医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の不適正な使用がなされた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することがある。
b 医薬品の副作用が原因の無菌性髄膜炎は、同じ医薬品を使用しても再発することはない。
c 精神神経障害では、中枢神経系が影響を受け、物事に集中できない、落ち着きがなくなる等のほか、不眠、不安、震え(振戦)、興奮、眠気、うつ等の精神神経症状を生じることがある。
d 心臓や血管に作用する医薬品の使用により、頭痛やめまい、浮動感、不安定感等が生じることがある。 |
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循環器系及び泌尿器系に現れる医薬品の副作用に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 心不全の既往がある人は、薬剤による心不全を起こしやすい。
b 不整脈の発症リスクは、代謝機能の低下によって高まることがあるので、腎機能や肝機能の低下、併用薬との相互作用等に留意するべきである。
c 排尿困難や尿閉の症状が現れるのは、前立腺肥大の基礎疾患のある男性に限られる。
d 排尿困難や尿閉の症状は、多くの場合、原因となる医薬品の使用を中止するだけでは改善しにくい。 |
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皮膚に現れる医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 接触皮膚炎は、原因と考えられる医薬品の使用を中止すれば症状は治まり、再びその医薬品に触れても再発することはない。
b 外用薬による光線過敏症が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止して、皮膚に医薬品が残らないよう十分に患部を洗浄し、遮光して速やかに医師の診療を受ける必要がある。
c 薬疹は、あらゆる医薬品で起きる可能性があり、特に、発熱を伴って眼や口腔粘膜に異常が現れた場合は、急速に皮膚粘膜眼症候群や、中毒性表皮壊死融解症等の重篤な病態へ進行することがある。
d 薬疹は、それまで薬疹を経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがある。 |
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かぜ(感冒)及びかぜ薬(総合感冒薬)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 冷気や乾燥、アレルギーのような非感染性の要因は、かぜの原因とならない。
b かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去するものである。
c かぜの約8割はウイルス(ライノウイルス、コロナウイルス、アデノウイルスなど)の感染が原因である。
d 冬場に、発熱や頭痛を伴って悪心・嘔吐や、下痢等の消化器症状が現れた場合はかぜではなく、ウイルスが消化器に感染したことによるウイルス性胃腸炎である場合が多い。 |
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かぜ(感冒)の症状の緩和に用いられる漢方処方製剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 麻黄湯は、体力充実して、かぜのひきはじめで、寒気がして発熱、頭痛があり、咳が出て身体のふしぶしが痛く汗が出ていないものの感冒、鼻かぜ、気管支炎、鼻づまりに適すとされる。
b 柴胡桂枝湯は、体力中等度で、ときに脇腹(腹)からみぞおちあたりにかけて苦しく、食欲不振や口の苦味があり、舌に白苔がつくものの食欲不振、吐きけ、胃炎、胃痛、胃腸虚弱、疲労感、かぜの後期の諸症状に適すとされる。
c 小青竜湯は、体力虚弱で、汗が出るもののかぜの初期に適すとされる。
d 葛根湯は、体力中等度以上のものの感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛みに適すとされる。 |
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化学的に合成された解熱鎮痛成分の作用に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。
解熱に関しては、中枢神経系におけるプロスタグランジンの産生抑制作用のほか、腎臓における水分の再吸収を促して循環血流量を(a)、発汗を促進する作用も寄与している。
また、末梢におけるプロスタグランジンの産生抑制は、腎血流量を(b)ため、腎機能に障害があると、その症状を悪化させる可能性がある。
プロスタグランジンには胃酸分泌調節作用や胃腸粘膜保護作用もあるが、これらの作用が解熱鎮痛成分によって妨げられると、胃酸分泌が増加するとともに胃壁の血流量が(c)、胃粘膜障害を起こしやすくなる。 |
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解熱鎮痛薬の配合成分に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 |
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眠気防止薬の主な有効成分として配合されるカフェインに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a カフェインの作用として、腎臓におけるナトリウムイオン(同時に水分)の再吸収抑制があり、尿量の増加(利尿)をもたらす。
b カフェインによる眠気や倦怠感を抑える効果は一時的であるため、連用に関する注意喚起はなされていない。
c カフェインの血中濃度が最高血中濃度の半分に低減するのに要する時間は、通常の成人が約3.5時間であるのに対して、乳児では約80時間と非常に長い。
d カフェインが含まれている医薬品、医薬部外品、食品を同時に摂取するとカフェインが過量となり、中枢神経系や循環器系等への作用が強く現れるおそれがある。 |
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乗物酔い(動揺病)及び鎮暈薬(乗物酔い防止薬)とその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 3歳未満では、乗物酔いが起こることはほとんどないとされている。
b 副作用が強く現れるおそれがあるので、鎮暈薬とかぜ薬やアレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)等との併用は避ける必要がある。
c 抗めまい成分、抗ヒスタミン成分、抗コリン成分及び鎮静成分には、いずれも眠気を促す作用がある。
d アミノ安息香酸エチルは、胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐きけを抑えることを目的として配合されている場合がある。 |
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小児の疳及び小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 小児鎮静薬は、鎮静作用のほか、血液の循環を促す作用があるとされる生薬成分を中心に配合されている。
b 身体的な問題がなく生じる夜泣き、ひきつけ、疳の虫等の症状が、成長に伴って自然に改善することはまれである。
c 小児鎮静薬は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。
d 漢方処方製剤のうち、用法用量において適用年齢の下限が設けられていないものは、生後1ヶ月から使用できる。 |
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鎮咳去痰薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩は、胃腸の運動を低下させる作用も示し、副作用として便秘が現れることがある。
b デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物は、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれ、長期連用や大量摂取によって倦怠感や虚脱感、多幸感等が現れることがあり、薬物依存につながるおそれがある。
c トリメトキノール塩酸塩水和物は、交感神経系を刺激することで気管支を拡張させ、咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。
d 麦門冬湯は、体力中等度以下で、痰が切れにくく、ときに強く咳こみ、又は咽頭の乾燥感があるもののから咳、気管支炎、気管支喘息、咽頭炎、しわがれ声に適すとされる。 |
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鎮咳去痰薬に用いられる痰の切れを良くする成分(去痰成分)に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a グアイフェネシンは、粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くする。
b エチルシステイン塩酸塩は、気道粘膜からの粘液の分泌を促進させる。
c カルボシステインは、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させる。
d ブロムヘキシン塩酸塩は、気道粘膜からの粘液分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛運動促進作用を示す。 |
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口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 噴射式の液剤では、軽く息を吐きながら噴射することが望ましい。
b 桔梗湯は、体力に関わらず使用でき、喉が腫れて痛み、ときに咳がでるものの扁桃炎、扁桃周囲炎に適すとされる。
c デカリニウム塩化物は、炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して用いられる。
d 含嗽薬の使用後すぐに食事を摂ることで、殺菌消毒効果が増強される。 |
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