登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア)


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51 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 胃に作用する薬の配合成分とその配合目的に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
a テプレノン  ― 胃酸を中和する
b リパーゼ   ― 脂質の分解に働く酵素を補う
c ロートエキス ― 過剰な胃液の分泌を抑える
d センブリ   ― 胃粘膜の炎症を和らげる
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52 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 胃に作用する薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 制酸成分を主体とする胃腸薬は、酸度の高い食品と一緒に使用すると胃酸に対する中和作用が低下することが考えられるため、炭酸飲料等での服用は適当でない。
b オウバク、ゲンチアナ及びユウタン等の生薬成分が配合された健胃薬は、苦味の強い製剤が多いため、一般の生活者に対してはオブラートで包む等、味を遮蔽する方法で服用するよう指導することが望ましい。
c ピレンゼピン塩酸塩は、抗コリン作用を示すため、排尿困難や動悸等の副作用を生じることがある。
d 胃液分泌を抑制することを目的として、ヒスタミンの働きを抑える成分が配合された医薬品は、H1ブロッカーと呼ばれている。
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53 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 腸の薬の配合成分とその配合目的に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
a ラクトミン       ― 腸内細菌のバランスを整える
b 木クレオソート     ― 分解物が小腸を刺激して瀉下作用をもたらす
c 次没食子酸ビスマス   ― 腸粘膜を保護する
d カルメロースナトリウム ― 発酵により生じるガスによって便通を促す
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54 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 腸の薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a トリメブチンマレイン酸塩は、消化管運動が低下しているときは亢進的に、運動が亢進しているときは抑制的に働く作用があるとされる。
b 収斂成分を主体とする止瀉薬については、細菌性の下痢や食中毒のときに使用して腸の運動を鎮めると、かえって状態を悪化させるおそれがある。
c ビサコジルは、空腸や回腸の粘膜を刺激して排便を促すと考えられている。
d ヒマシ油は、主に誤食・誤飲等による中毒の場合などに用いられ、防虫剤や殺鼠剤を誤って飲み込んだ場合にも使用することができる。
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55 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 以下の腸の不調を改善する目的で用いられる漢方処方製剤に関する記述について、あてはまるものはどれか。
 便秘、便秘に伴う頭重、のぼせ、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、食欲不振(食欲減退)などの症状の緩和に適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
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56 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 胃腸鎮痛鎮痙薬やその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示す。
b 消化管の粘膜及び平滑筋に対する麻酔作用による鎮痛鎮痙の効果を期待して、オキセサゼインのような局所麻酔成分が配合されている場合がある。
c 抗コリン成分のうち、ジサイクロミン塩酸塩は、副交感神経系の働きを抑える作用が消化管に限定される。
d 下痢を伴う腹痛については、下痢よりも腹痛への対処が優先されるため、胃腸鎮痛鎮痙薬の適用となる。
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57 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 浣腸薬及び駆虫薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a グリセリンが配合された浣腸薬では、排便時に血圧上昇を生じる場合がある。
b 炭酸水素ナトリウムを主薬とする坐剤は、炭酸水素ナトリウムが直腸内で分解され、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す。
c 駆虫薬は、腸管内の寄生虫を駆除するために用いられ、一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、条虫と蟯虫である。
d パモ酸ピルビニウムは、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされている。
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58 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 強心薬に関する以下の記述について、(  )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
 強心薬は、疲労やストレス等による( a )の心臓の働きの乱れについて、心臓の働きを整えて、動悸や息切れ等の症状の改善を目的とする医薬品である。心筋に作用して、その収縮力を高めるとされる代表的な成分として( b )があり、一般用医薬品では、1日用量が( c )以下となるように用法・用量が定められている。
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59 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) コレステロール及び高コレステロール改善薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 低密度リポタンパク質(LDL)は、末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶ働きがある。
b 大豆油不けん化物は、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。
c リボフラビンは、酵素により活性化され、コレステロールの生合成抑制と排泄・異化促進作用、中性脂肪抑制作用、過酸化脂質分解作用を示すと言われている。
d ガンマ-オリザノールは、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害の緩和等を目的として用いられる。
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60 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 貧血及び貧血用薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 鉄分は、赤血球が酵素を運搬する上で重要なヘモグロビンの産生に不可欠なミネラルである。
b 貧血用薬には、骨髄の造血機能を高める目的で硫酸コバルトが配合されている場合がある。
c 鉄製剤の消化器系への副作用を軽減するには、食後に服用することが望ましい。
d 鉄製剤の服用の前後 30 分にアルミニウムを含む製剤を摂取すると、アルミニウムと反応して鉄の吸収が悪くなることがある。
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61 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 痔の薬の配合成分とその配合目的に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a アミノ安息香酸エチル   ― 局所麻酔成分
b タンニン酸        ― 局所刺激成分
c セチルピリジニウム塩化物 ― 組織修復成分
d グリチルレチン酸     ― 抗炎症成分
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62 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 泌尿器用薬として用いられる配合成分及び漢方処方製剤に関する記述のうち、誤っているものはどれか。 この問題へ
63 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 月経及び婦人薬の適用対象となる体質・症状に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 女性の月経は、種々のホルモンの複雑な相互作用によって調節されており、視床下部や下垂体で産生されるホルモンと、卵巣で産生される女性ホルモンが月経周期に関与する。
b 閉経の前後の移行的な時期は更年期(閉経周辺期)と呼ばれ、体内の女性ホルモンの量の変動が一時的に無くなる。
c 血の道症は、月経、妊娠などの生理現象や、流産、人工妊娠中絶などを原因とする異常生理によって起こるとされ、範囲が更年期障害よりも広く、年齢的に必ずしも更年期に限らない。
d 月経前症候群は、月経の約 10~3日前に現れ、一般的には月経終了と共に消失する腹部膨満感、頭痛、乳房痛などの身体症状や感情の不安定、抑うつなどの精神症状を主体とするものをいう。
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64 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 婦人薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 女性ホルモン成分は膣粘膜又は外陰部に適用されるものがあり、これらの成分は適用部位から吸収されて循環血液中に移行する。
b 漢方処方製剤である桂枝茯苓丸や当帰芍薬散の使用は短期間にとどめ、1週間程度使用しても症状の改善が見られない場合には、医師の診療を受けるなどの対応が必要である。
c 漢方処方製剤として用いられる温経湯、加味逍遙散は構成生薬としてマオウを含む。
d 血行を改善し、血色不良や冷えの症状の緩和を期待してセンキュウ・トウキ・ジオウが用いられ、女性の滞っている月経を促す作用を期待してサフラン・コウブシが用いられる。
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65 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 内服アレルギー用薬の漢方処方製剤に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 茵蔯蒿湯や辛夷清肺湯は、いずれも構成生薬としてカンゾウを含む。
b 十味敗毒湯は化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期に適すとされる。
c 葛根湯加川芎辛夷の構成生薬であるマオウは、中枢神経系に対する作用が比較的強いとされ、依存性がある成分である。
d 体力中等度以上の人に適応される処方として、皮膚の症状を主とする人には辛夷清肺湯が、鼻の症状を主とする人には消風散がある。
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66 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 点鼻薬に関する以下の記述について、(  )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
 鼻炎用点鼻薬は、( a )、アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による諸症状のうち、鼻づまり、鼻みず(鼻汁過多)、くしゃみ、頭重(頭が重い)の緩和を目的として、鼻腔内に適用される外用液剤である。鼻炎用内服薬との主な違いとしては、( b )が主体となっていることである。
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67 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 次の成分を含む点鼻薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
1mL 中
 ナファゾリン塩酸塩       0.5mg
 クロルフェニラミンマレイン酸塩 5.0mg
 リドカイン塩酸塩        3.0mg
 ベンゼトニウム塩化物      0.2mg

a 副交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的としてナファゾリン塩酸塩が配合されている。
b 肥満細胞から遊離するヒスタミンの働きを抑えることにより、くしゃみや鼻汁等の症状の緩和を目的としてクロルフェニラミンマレイン酸塩が配合されている。
c 殺菌消毒成分として配合されているベンゼトニウム塩化物は界面活性成分であり、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌や、結核菌に対する効果がある。
d 鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的として、リドカイン塩酸塩が配合されている。
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68 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 眼科用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 眼科用薬は、目の疲れやかすみ、痒みなど一般的に自覚される症状の緩和を目的として、角膜に適用する外用薬である。
b 一般用医薬品の点眼薬は、その主たる配合成分から、人工涙液、一般点眼薬、抗菌性点眼薬、アレルギー用点眼薬に大別される。
c 洗眼薬は、目の洗浄、眼病予防に用いられるもので、主な配合成分として涙液成分のほか、抗炎症成分、抗ヒスタミン成分等が用いられる。
d 目の症状には視力の異常、目(眼球、眼瞼等)の外観の変化、目の感覚の変化等があり、これらの症状が現れた時、目以外の病気による可能性もあり、その場合には特に脳が原因であることが多く知られている。
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69 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 眼科用薬の配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。 この問題へ
70 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 皮膚に用いる薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 外皮用薬は、表皮の角質層が柔らかくなることで有効成分が過剰に浸透するおそれがあるため、入浴後の使用は好ましくないとされている。
b 軟膏剤やクリーム剤は、容器から直接指に取り、患部に塗布したあと、また指に取ることを繰り返すと、容器内に雑菌が混入するおそれがあるため、いったん手の甲などに必要量を取ってから患部に塗布することが望ましい。
c スプレー剤やエアゾール剤は、患部に近づけて、同じ部位に連続して噴霧することが望ましい。
d テープ剤やパップ剤といった貼付剤を同じ部位に連続して貼付すると、かぶれ等が生じやすくなる。
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71 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 皮膚に用いる薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a ウイルスが原因であるいぼに用いる角質軟化薬は医薬品としてのみ認められており、いぼが広範囲にわたって生じたり、外陰部や肛門周囲に生じた場合に使用できる。
b バシトラシンは、細菌のタンパク質合成を阻害することにより抗菌作用を示す。
c オキシコナゾール硝酸塩はイミダゾール系の抗真菌薬と呼ばれ、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、真菌の増殖を抑える。
d 毛髪用薬に配合されているカルプロニウム塩化物は末梢組織においてアセチルコリンに類似した作用を示し、頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる。
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72 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 皮膚に用いる薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a ヒドロコルチゾン酢酸エステルはステロイド性抗炎症成分であり、外用の場合は痒みや発赤などの皮膚症状を抑えることを目的として用いられる。
b 非ステロイド性抗炎症成分であるウフェナマートは、筋肉痛、関節痛、打撲、捻挫等による鎮痛を目的として用いられる。
c ステロイド性抗炎症成分をコルチゾンに換算して1g又は1mL 中 0.025mg を超えて含有する製品では、長期連用を避ける必要がある。
d ステロイド性抗炎症成分は、末梢組織の免疫機能を増強させる作用を示し、細菌、真菌、ウイルス等による皮膚感染時に使用される。
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73 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 歯痛・歯槽膿漏及びそれらに用いられる薬に関する記述のうち、正しいものはどれか。 この問題へ
74 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 禁煙補助剤に関する以下の記述について、(  )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
 禁煙補助剤は、ニコチン置換療法に使用される、ニコチンを有効成分とする医薬品であり、咀嚼剤とパッチ製剤がある。
 禁煙補助剤は口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下するため、( a )などを摂取した後しばらくは使用を避ける必要がある。
 また、( b )系を興奮させる作用を示すため、( c )が配合された医薬品(鎮咳去痰薬、痔疾用薬等)との併用により、その作用を増強させるおそれがある。
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75 登録販売者試験(令和4年度)(四国エリア) 滋養強壮保健薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医薬部外品の保健薬の効能・効果の範囲は、滋養強壮、虚弱体質の改善、病中・病後の栄養補給、筋肉痛に限定されている。
b カシュウ、ゴオウ、ゴミシ、ジオウ、ロクジョウ等の生薬成分は、医薬部外品の保健薬に認められている成分である。
c 滋養強壮に用いられる漢方処方製剤として、 十全大補湯、補中益気湯があり、いずれも構成生薬としてカンゾウが含まれる。
d ヘスペリジンはビタミン様物質のひとつで、ビタミンDの働きを助ける作用があるとされ、滋養強壮保健薬のほか、かぜ薬等にも配合されている。
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