126 |
管理栄養士(第34回) |
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高血圧患者の栄養食事指導のため、24時間蓄尿を行ったところ、尿量が2L、尿中ナトリウム濃度が85mEq/Lであった。算出した1日尿中食塩排泄量として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 8g
2. 10g
3. 12g
4. 14g
5. 16g
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10g
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127 |
管理栄養士(第34回) |
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うっ血性心不全が増悪した時の病態と栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 心胸郭比は、小さくなる。
2. 交感神経系は、抑制される。
3. 血漿BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)値は、上昇する。
4. 水分摂取量は、50mL/kg標準体重/日とする。
5. 食塩摂取量は、8g/日とする。
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血漿BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)値は、上昇する。
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128 |
管理栄養士(第34回) |
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58歳、男性、事務職。身長165cm、体重63kg(標準体重60kg)の糖尿病腎症患者である。持続性たんぱく尿(0.8g/gクレアチニン)がみられ、推算糸球体濾過量(eGFR)50mL/分/1.73m2。この患者の1日当たりの目標エネルギー量とたんぱく質量の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 1,200エネルギー量(kcal/日)ー50たんぱく質量(g/日)
2. 1,600エネルギー量(kcal/日)ー30たんぱく質量(g/日)
3. 1,600エネルギー量(kcal/日)ー50たんぱく質量(g/日)
4. 2,200エネルギー量(kcal/日)ー30たんぱく質量(g/日)
5. 2,200エネルギー量(kcal/日)ー50たんぱく質量(g/日)
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1,600エネルギー量(kcal/日)ー50たんぱく質量(g/日)
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129 |
管理栄養士(第34回) |
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CKD(慢性腎臓病)の栄養アセスメントに関する記述である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 推算糸球体濾過量(eGFR)の算出には、血清クレアチニン値を用いる。
2. 重症度分類には、尿潜血を用いる。
3. たんぱく質摂取量の推定には、1日尿中尿酸排泄量を用いる。
4. ビタミンD活性化障害の評価には、血清カリウム値を用いる。
5. エリスロポエチン産生障害の評価には、血清マグネシウム値を用いる。
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推算糸球体濾過量(eGFR)の算出には、血清クレアチニン値を用いる。
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130 |
管理栄養士(第34回) |
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52歳、女性。身長150cm、体重52kg(標準体重50kg)。血清カリウム値6.0mEq/L。腹膜透析を開始した。この患者の栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. エネルギーの摂取量は、40kcal/kg標準体重/日とする。
2. たんぱく質の摂取量は、0.6g/kg標準体重/日とする。
3. カリウムの摂取量は、3,000mg/日とする。
4. リンの摂取量は、1,500mg/日とする。
5. 水分の摂取量は、前日尿量に除水量を加えた量とする。
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水分の摂取量は、前日尿量に除水量を加えた量とする。
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131 |
管理栄養士(第34回) |
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内分泌疾患の栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 甲状腺機能亢進症では、エネルギーの摂取量を制限する。
2. 甲状腺機能亢進症では、たんぱく質の摂取量を制限する。
3. 橋本病では、ヨウ素の摂取量を制限する。
4. クッシング症候群では、ナトリウムの摂取量を制限する。
5. クッシング症候群では、カルシウムの摂取量を制限する。
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クッシング症候群では、ナトリウムの摂取量を制限する。
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132 |
管理栄養士(第34回) |
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22歳、女性。神経性やせ症(神経性食欲不振症)。嘔吐や下痢を繰り返し、2週間以上ほとんど食事摂取ができず、入院となった。この患者の病態および栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. インスリンの分泌が亢進する。
2. 無月経がみられる。
3. 高カリウム血症がみられる。
4. エネルギーの摂取量は、35kcal/kg標準体重/日から開始する。
5. 経腸栄養剤の使用は、禁忌である。
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無月経がみられる。
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133 |
管理栄養士(第34回) |
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くる病に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 日光曝露が制限されていると、発症リスクが高い。
2. 完全母乳栄養に比べて、混合栄養では、発症リスクが高い。
3. 血清副甲状腺ホルモン値が低下する。
4. 血清アルカリホスファターゼ(ALP)値が低下する。
5. 低リン食を指導する。
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日光曝露が制限されていると、発症リスクが高い。
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134 |
管理栄養士(第34回) |
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消化器手術と、それにより引き起こされる障害リスクの組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 食道切除ービタミンAの吸収障害
2. 胃全摘ー骨粗鬆症
3. 直腸切除ー巨赤芽球性貧血
4. 大腸切除ーダンピング症候群
5. 胆嚢摘出ービタミンB1の吸収障害
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胃全摘ー骨粗鬆症
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135 |
管理栄養士(第34回) |
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受傷後3日目の広範囲熱傷患者における病態と栄養管理に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 熱傷面積の推定には、9の法則を用いる。
2. 水分喪失量は、増加している。
3. 高血糖をきたしやすい。
4. 消化管が使用可能な場合は、経腸栄養法が推奨される。
5. NPC/N比(非たんぱく質カロリー窒素比)は、500とする。
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NPC/N比(非たんぱく質カロリー窒素比)は、500とする。
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136 |
管理栄養士(第34回) |
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先天性代謝異常症とその食事療法の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. フェニルケトン尿症ー乳糖制限食
2. メープルシロップ尿症ーフェニルアラニン制限食
3. ガラクトース血症ー分枝アミノ酸制限食
4. ホモシスチン尿症ーメチオニン制限食
5. 糖原病Ⅰ型ー糖質制限食
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ホモシスチン尿症ーメチオニン制限食
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137 |
管理栄養士(第34回) |
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公衆栄養活動に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 生活習慣病の重症化予防を担う。
2. 医療機関で栄養管理がなされている患者は対象としない。
3. ヘルスプロモーションの考え方を重視する。
4. ポピュレーションアプローチを重視する。
5. 住民参加による活動を推進する。
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医療機関で栄養管理がなされている患者は対象としない。
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138 |
管理栄養士(第34回) |
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最近の国民健康・栄養調査結果に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 低栄養傾向(BMI20kg/m2以下)の高齢者の割合は、男性より女性で高い。
2. 20歳代の脂肪エネルギー比率の平均値は、女性より男性で高い。
3. 食塩摂取量の平均値は、20歳以上の女性では8g未満である。
4. 魚介類の摂取量は、50歳以上より49歳以下で多い。
5. 野菜類の摂取量は、50歳以上より49歳以下で多い。
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低栄養傾向(BMI20kg/m2以下)の高齢者の割合は、男性より女性で高い。
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139 |
管理栄養士(第34回) |
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わが国の食料自給率に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. フードバランスシート(食料需給表)の結果を用いて算出されている。
2. 食品安全委員会によって算出・公表されている。
3. 品目別自給率は、食料の価格を用いて算出されている。
4. 最近10年間のカロリーベースの総合食料自給率は、50%以上である。
5. 生産額ベースの総合食料自給率は、先進国の中では高水準にある。
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フードバランスシート(食料需給表)の結果を用いて算出されている。
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140 |
管理栄養士(第34回) |
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世界の健康・栄養問題に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 先進国では、NCDによる死亡数は減少している。
2. 障害調整生存年数(DALYs)は、地域間格差は認められない。
3. 栄養不良の二重負荷(double burden of malnutrition)とは、発育阻害と消耗症が混在する状態をいう。
4. 開発途上国の妊婦には、ビタミンA欠乏症が多くみられる。
5. 小児における過栄養の問題は、開発途上国には存在しない。
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開発途上国の妊婦には、ビタミンA欠乏症が多くみられる。
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141 |
管理栄養士(第34回) |
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市町村(保健所設置市を除く)が実施する公衆栄養活動である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 地域の栄養改善業務の企画調整
2. 地域住民に対する対人サービス
3. 特定給食施設に対する指導
4. 食生活改善推進員の育成
5. 健康危機管理への対応
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特定給食施設に対する指導
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142 |
管理栄養士(第34回) |
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健康増進法に定められている事項である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 食品表示基準の策定
2. 幼児の健康診査の実施
3. 特別用途表示の許可
4. 学校給食栄養管理者の配置
5. 保健所の設置
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特別用途表示の許可
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143 |
管理栄養士(第34回) |
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わが国の食育推進に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 食育基本法は、栄養教諭の配置を規定している。
2. 食育推進会議は、内閣府に設置されている。
3. 食育推進基本計画の実施期間は、10年である。
4. 市町村は、食育推進計画を策定しなければならない。
5. 第3次食育推進基本計画のコンセプトは、「実践の環を広げよう」である。
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第3次食育推進基本計画のコンセプトは、「実践の環を広げよう」である。
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144 |
管理栄養士(第34回) |
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栄養士法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 管理栄養士名簿は、都道府県に備えられている。
2. 食事摂取基準の策定について定めている。
3. 栄養指導員の任命について定めている。
4. 管理栄養士の名称の使用制限について定めている。
5. 特定保健指導の実施について定めている。
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管理栄養士の名称の使用制限について定めている。
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145 |
管理栄養士(第34回) |
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国民健康・栄養調査の方法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 調査の企画立案は、各都道府県が行う。
2. 調査世帯の指定は、厚生労働大臣が行う。
3. 栄養摂取状況調査には、食物摂取頻度調査法を用いている。
4. 栄養摂取状況調査の対象者は、1歳以上である。
5. 栄養素等摂取量の算出において、調理による変化を考慮していない。
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栄養摂取状況調査の対象者は、1歳以上である。
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146 |
管理栄養士(第34回) |
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公衆栄養活動に関係する国際的な施策とその組織の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 持続可能な開発目標(SDGs)の策定ー国連児童基金(UNICEF)
2. 母乳育児を成功させるための10か条の策定ー国連食糧農業機関(FAO)
3. 難民キャンプへの緊急食料支援の実施ーコーデックス委員会(CAC)
4. NCDsの予防と対策のためのグローバル戦略の策定ー世界保健機関(WHO)
5. 食物ベースの食生活指針の開発と活用の提言ー国連世界食糧計画(WFP)
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NCDsの予防と対策のためのグローバル戦略の策定ー世界保健機関(WHO)
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147 |
管理栄養士(第34回) |
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食事調査における摂取量の変動に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 摂取量の分布の幅は、1日調査と比べて、複数日の調査では大きくなる。
2. 標本調査で調査人数を多くすると、個人内変動は小さくなる。
3. 個人内変動の一つに、日間変動がある。
4. 変動係数(%)は、標準誤差/平均×100で表される。
5. 個人内変動の大きさは、栄養素間で差はない。
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個人内変動の一つに、日間変動がある。
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148 |
管理栄養士(第34回) |
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栄養素等摂取量の測定方法に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 食物摂取頻度調査法では、目安量食事記録法に比べ、調査員の熟練を必要とする。
2. 秤量食事記録法は、他の食事調査法の精度を評価する際の基準に用いられる。
3. 食物摂取頻度調査法の質問票の再現性は、生体指標(バイオマーカー)と比較して検討される。
4. 24時間食事思い出し法は、高齢者に適した調査法である。
5. 陰膳法による調査結果は、食品成分表の精度の影響を受ける。
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秤量食事記録法は、他の食事調査法の精度を評価する際の基準に用いられる。
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149 |
管理栄養士(第34回) |
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公衆栄養マネジメントに関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 公衆栄養活動は、PDCAサイクルに従って進める。
2. 活動計画の策定段階では、住民参加を求めない。
3. アセスメントでは、既存資料の有効活用を図る。
4. 目標値は、改善可能性を考慮して設定する。
5. 評価では、投入した資源に対する効果を検討する。
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活動計画の策定段階では、住民参加を求めない。
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150 |
管理栄養士(第34回) |
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日本人の食事摂取基準(2015年版)を活用して、成人集団の食事改善計画を立案する際の目標設定である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 目標とするBMIの範囲にある者の割合を増やす。
2. エネルギー摂取量の平均値を、推定エネルギー必要量付近にする。
3. 栄養素摂取量の平均値を、推定平均必要量付近にする。
4. 栄養素摂取量の平均値を、推奨量付近にする。
5. 栄養素摂取量の平均値を、耐容上限量付近にする。
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目標とするBMIの範囲にある者の割合を増やす。
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