51 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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食品の凝固に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. ゼラチン(gelatin)は沸騰した湯で溶かす。
2. 寒天は常温で固まる。
3. 片栗粉は熱湯で溶いてから加える。
4. ペクチン(pectin)は精製塩で固まる。
5. 増粘剤(とろみ剤)は添加後,かき混ぜずに提供する。
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寒天は常温で固まる。
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52 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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入浴介護に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. 埋込式ペースメーカーを装着している人は,シャワー浴にする。
2. 人工肛門(ストーマ(stoma))のある人は,湯が入らないように装具をつける。
3. 酸素療養中の人は,鼻カニューレをはずして入浴する。
4. 血液透析を受けている人は,透析直後の入浴を控える。
5. 腹水がある人は,洋式タイプの浴槽に横たわった状態で入浴する。
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血液透析を受けている人は,透析直後の入浴を控える。
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53 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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おむつ交換時に配慮することとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. 他の利用者がいる場合でも,「おむつを替えますよ」と直接的な表現で伝える。
2. 清拭用の温タオルの温度を感じるために,手袋は使わずに陰部を拭く。
3. 陰部洗浄をする場合は,ぬるま湯を使う。
4. 紙おむつの腹部のテープは,上のテープと下のテープを平行に止める。
5. 腹部とおむつの間に隙間を作らない。
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陰部洗浄をする場合は,ぬるま湯を使う。
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54 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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機能性尿失禁がある利用者の介護に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. 症状の改善に,骨盤底筋群を鍛える体操が効果的である。
2. 尿路の疾患が疑われるので,泌尿器科の受診を勧める。
3. トイレを洋式に替えて,洗浄機能付き便座を設置する。
4. 留置カテーテルを使用する。
5. 早めのトイレ誘導を行う。
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早めのトイレ誘導を行う。
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55 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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Mさん(77 歳,女性)は一人暮らしである。半年前に転倒し,1か月間入院した。退院後は自宅にこもるようになり,週1 回の訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用するようになった。ある朝,訪問介護事業所に,別居の長男から,「母が悪質商法の被害に遭っているようです」と連絡があった。訪問販売で3 か月間に高価な和服を次々に買っていて,Mさん名義の預金が100 万円近く減っているという。長男は,「ほかにも買っているかもしれませんから,母の部屋を探してください。買った和服は着る機会もないので,クーリング・オフをさせます」と言い,すぐにでも手続きをとりたい様子である。
この日訪問する訪問介護員(ホームヘルパー)の最初の対応として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. ほかにも被害がないかどうか,Mさんの部屋の中を探す。
2. クーリング・オフが可能かどうか契約書の日付を確認する。
3. Mさんに和服を買うようになった経緯を確認する。
4. Mさんに和服を買うことが浪費であることを説明する。
5. 販売業者にクーリング・オフの連絡を入れる。
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Mさんに和服を買うようになった経緯を確認する。
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56 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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片麻痺のある利用者が着脱できる衣服を選択するときの助言として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. 留めるボタンが小さいブラウスを勧める。
2. かぶり式のセーターを勧める。
3. 股上の浅いスラックスを勧める。
4. 伸縮性のないスラックスを勧める。
5. ウエストをひもで結ぶスラックスを勧める。
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かぶり式のセーターを勧める。
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57 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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2013 年(平成25 年)の「家計調査」(総務省統計局)における高齢単身無職世帯の家計収支に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. 主な収入源は仕送りである。
2. 主な支出は保健医療費である。
3. 1 か月の実収入は15 万円を超える。
4. 消費支出が可処分所得を上回っている。
5. 非消費支出は5 千円以下である。
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消費支出が可処分所得を上回っている。
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58 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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安眠のための介護に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. 午後に1 時間以上の昼寝をするように勧める。
2. なるべく早い時間に床に就くように勧める。
3. 日中,適度な疲労が得られる運動をするように勧める。
4. 寝る前に熱めのお風呂に入るように勧める。
5. 寝る前に緑茶を飲むように勧める。
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日中,適度な疲労が得られる運動をするように勧める。
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59 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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Aさん(80 歳,男性)は,自宅で妻と二人暮らしである。糖尿病(diabetesmellitus)で通院していた。2 年前,肺がん(lung cancer)が発見され,抗がん剤による治療を行っていたが,数か月前から効果が少なくなり中止した。骨転移(bonemetastasis)による痛みがあり,麻薬性鎮痛剤を使用している。Aさんは,「できるだけ家で暮らしたい」と希望している。寝ていることが多いが,トイレには伝い歩きで行くことができる。食欲はなく,食事を残すことが多い。妻は訪問介護員(ホームヘルパー)にAさんの日常生活について不安を訴えた。
妻への訪問介護員(ホームヘルパー)の助言として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. 「家では心配なので,入院しましょう」
2. 「ポータブルトイレにしましょう」
3. 「麻薬は怖いので,増やさないようにしましょう」
4. 「好きなものを食べてもらうようにしましょう」
5. 「なるべく寝ているようにしましょう」
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「好きなものを食べてもらうようにしましょう」
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60 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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介護老人福祉施設で臨終期にある人の介護として,最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 昼夜の区別を明確にするような照明にする。
2. 定期の入浴を行う。
3. 夜間の巡回は控える。
4. 安楽な体位を保持する。
5. 仲の良い入所者の面会を控える。
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安楽な体位を保持する。
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61 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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アセスメント(assessment)に関する次の記述のうち,適切なものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. 今できている活動の分析はしない。
2. これからできそうな活動の予測はしない。
3. 利用者が嫌がることは検討しない。
4. 他職種からの情報は検討しない。
5. 1 つの情報だけで検討しない。
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1 つの情報だけで検討しない。
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62 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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Bさん(80 歳,女性)はアパートの3 階に一人で暮らしている。アパートにはエレベーターはない。5 年前,階段で転倒し,右大腿骨頭置換術を行った。現在,歩行には問題がない。社交的であったが,最近,外出の回数が減った。友人が転んで大けがをしたこともあり,「転びそうで怖い」と言っている。
Bさんへの生活支援の課題として,最も優先すべきものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. アパートにエレベーターがないこと
2. 転倒の不安があること
3. 一人暮らしであること
4. 手術の既往があること
5. 外出の機会が減っていること
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転倒の不安があること
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介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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C さん(83 歳, 女性)は, アルツハイマー型認知症(dementia of theAlzheimer’s type)で,介護老人保健施設に入所している。最近,もの盗られ妄想がひどくなり,「時計がない」「金の時計だから盗まれた」「嫁が盗んだに違いない」と言い,週末に訪れる長男の妻のDさんに対して大声で,「返して」と言っている。
Cさんへの介護目標として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. 行動・心理症状(BPSD)を改善する。
2. Dさんの汚名を晴らすことができる。
3. Dさんと穏やかに過ごすことができる。
4. 説明を受けて理解することができる。
5. 興奮時は薬で鎮静を図る。
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Dさんと穏やかに過ごすことができる。
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介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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介護計画に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. 生活課題を解決するための方法を計画する。
2. 効果があればアセスメント(assessment)せずに計画する。
3. 日常的な支援以外の方法を計画する。
4. 介護福祉職の過去の成功体験をそのまま取り入れて計画する。
5. 実現不可能でも目標を持って計画する。
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生活課題を解決するための方法を計画する。
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65 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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訪問介護員(ホームヘルパー)が介護計画に基づいて,いつものようにEさん(80 歳,男性)に,「一緒に洗濯物を干しましょう」と声をかけた。するとEさんが,「どうしてそんなことやらないといけないんだ」と大声をあげた。このようなことが何回も続いた。
この場面の訪問介護員(ホームヘルパー)のアセスメント(assessment)として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. 認知症(dementia)の診断を急いでもらう必要がある。
2. 声が外に漏れないように工夫する必要がある。
3. 大声をあげる背景を確認する必要がある。
4. 決められたことなのでやってもらう必要がある。
5. 家族から励ましてもらう必要がある。
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大声をあげる背景を確認する必要がある。
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66 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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介護過程の評価の実施に責任を持つものとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. 利用者
2. 家族
3. 介護福祉職
4. 医療関係者
5. 行政機関
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介護福祉職
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67 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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【事 例】
Fさん(74 歳,男性,要介護3 )は,長女(45 歳)とその息子(15 歳)の3 人で暮らしている。Fさんは10 年前,パーキンソン病(Parkinson disease)と診断された。ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)全般に,動作がゆっくりで時間がかかる。Fさんは大柄だが,長女は小柄でやせており,入浴介助が難しい。訪問介護(ホームヘルプサービス)を週3 回(入浴介助,長女が留守の時の調理),通所リハビリテーションを週1 回,配食サービスを週1 回利用している。居宅介護サービス計画の方針は,Fさんの体調に考慮しながら,住み慣れた自宅で安心して暮らせるように支援することである。ある日,長女から,「お弁当を食べていないことが時々ある」「お父さんが重くて腰が痛い」「そろそろ施設入所も考えている」と話があった。訪問介護員(ホームヘルパー)は,Fさんの声が小さく,言葉がはっきりせず聞き取りにくくなったと感じている。
訪問介護員(ホームヘルパー)は,居宅介護サービス計画の変更を提案したいと考えている。
Fさんの主観的情報を得る方法として,正しいものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. 体重を測定する。
2. Fさんの考えを聞く。
3. 食事摂取量を確認する。
4. 表情から気持ちを推測する。
5. 長女に息子の協力の有無を聞く。
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Fさんの考えを聞く。
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介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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【事 例】
Fさん(74 歳,男性,要介護3 )は,長女(45 歳)とその息子(15 歳)の3 人で暮らしている。Fさんは10 年前,パーキンソン病(Parkinson disease)と診断された。ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)全般に,動作がゆっくりで時間がかかる。Fさんは大柄だが,長女は小柄でやせており,入浴介助が難しい。訪問介護(ホームヘルプサービス)を週3 回(入浴介助,長女が留守の時の調理),通所リハビリテーションを週1 回,配食サービスを週1 回利用している。居宅介護サービス計画の方針は,Fさんの体調に考慮しながら,住み慣れた自宅で安心して暮らせるように支援することである。ある日,長女から,「お弁当を食べていないことが時々ある」「お父さんが重くて腰が痛い」「そろそろ施設入所も考えている」と話があった。訪問介護員(ホームヘルパー)は,Fさんの声が小さく,言葉がはっきりせず聞き取りにくくなったと感じている。
チームアプローチ(team approach)での訪問介護員(ホームヘルパー)の役割として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. 配食サービスをやめて,訪問介護(ホームヘルプサービス)を増やすように計画を変更する。
2. 施設への入所手続を代行する。
3. 浴室を改修する見積りを業者に依頼する。
4. 本人と家族の思いをケアカンファレンス(care conference)で報告する。
5. 訪問介護員(ホームヘルパー)の腰痛予防対策をケアカンファレンス(careconference)で話し合う。
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本人と家族の思いをケアカンファレンス(care conference)で報告する。
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69 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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A君は,積み木を飛行機に見立ててB君と遊んでいた。大人がA君とB君の目の前で,おやつのジュースを一人150 ml ずつになるように計った。しかし,同じ大きさのコップがなかったので,それぞれ形の違うコップに入れて与えた。A君にジュースを入れたコップを渡したところ,A君は,「B君の方が量が多い」と言って泣き出した。
ピアジェ(Piaget, J.)によるA君の認知発達段階として,適切なものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. 形式的操作期
2. 感覚運動期
3. 前操作期
4. 再接近期
5. 具体的操作期
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前操作期
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70 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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プロダクティブ・エイジング(productive aging)に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. バルテス(Baltes, P.)が最初に提唱した。
2. 高齢者の経済的自立を目指した概念である。
3. エイジズム(ageism)による高齢者のとらえ方を肯定した概念である。
4. 主観的幸福感とは無関係である。
5. プロダクティブ(productive)な活動には,セルフケア(self-care)が含まれる。
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プロダクティブ(productive)な活動には,セルフケア(self-care)が含まれる。
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71 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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老年期の精神疾患(mental disease)と精神症状に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. 老年期うつ病(senile depression)は,若年者のうつ病(depression)と比べて抑うつ気分が軽い。
2. アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)は,脳の器質的変化を伴わない。
3. うつ病(depression)等で自殺を試みた高齢者が死に至る率は,若年者の場合と比べて低い。
4. せん妄(delirium)は,夜間よりも昼間に生じやすい。
5. 老年期に発症した統合失調症(schizophrenia)は,妄想型が少ない。
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老年期うつ病(senile depression)は,若年者のうつ病(depression)と比べて抑うつ気分が軽い。
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72 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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死別直後の遺族の心理に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. 周囲からのサポートに関係なく,死別後の生活に適応する。
2. 悲嘆の経験は,心身に影響を及ぼさない。
3. 悲嘆のプロセスは,多くの人で同じように進む。
4. 十分に悲しむことが,悲嘆を乗り越えるために有効である。
5. 遺族への心理的ケアは,緩和ケアに含まれない。
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十分に悲しむことが,悲嘆を乗り越えるために有効である。
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73 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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脱水時の状態として,正しいものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. 徐脈
2. 血圧の上昇
3. 皮膚緊張の増加
4. めまい
5. 体重の増加
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めまい
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74 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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褥瘡の発生部位として,最も頻度の高いものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. 大転子部
2. 肩甲骨周辺
3. 仙骨部
4. 踵部
5. 肘関節
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仙骨部
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75 |
介護福祉士国家試験(第27回)(平成27年度) |
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高齢者の肺炎(pneumonia)に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 日本の高齢者(65 歳以上)の死因順位(2011 年(平成23 年))で第1 位である。
2. インフルエンザ(influenza)に合併することはまれである。
3. 初発症状は高熱である。
4. 呼吸数は減少する。
5. 誤嚥性肺炎(aspiration pneumonia)の予防には口腔ケアが有効である。
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誤嚥性肺炎(aspiration pneumonia)の予防には口腔ケアが有効である。
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