介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) | 解答一覧


No. 問題集 詳細No. 内容 操作
1 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) Aさん(78歳、女性、要介護3)は、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用している。72歳から人工透析を受けている。透析を始めた頃から死を意識するようになり、延命治療を選択する意思決定の計画書を作成していた。しかし、最近では、最期の時を自宅で静かに過ごしたいと思い、以前の計画のままでよいか気持ちに迷いが出てきたので、訪問介護(ホームヘルプサービス)のサービス提供責任者に相談した。
サービス提供責任者の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
詳細

1. 「この計画書は、医療職が作成するものですよ」

2. 「一度作成した計画書は、個人の意向で変更するのは難しいですよ」

3. 「意思確認のための話合いは、何度でもできますよ」

4. 「そんなに心配なら、特別養護老人ホームに入所できますよ」

5. 「この計画書は、在宅ではなく病院での治療を想定したものですよ」

「意思確認のための話合いは、何度でもできますよ」

2 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) 利用者の意思を代弁することを表す用語として、最も適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. インフォームドコンセント(informedconsent)

2. ストレングス(strength)

3. パターナリズム(paternalism)

4. エンパワメント(empowerment)

5. アドボカシー(advocacy)

アドボカシー(advocacy)

3 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) 他者とのコミュニケーションを通した自己覚知として、最も適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 自己の弱みより強みを重視する。

2. 自己の感情の動きとその背景を洞察する。

3. 自己の行動を主観的に分析する。

4. 自己の私生活を打ち明ける。

5. 自己の価値観を他者に合わせる。

自己の感情の動きとその背景を洞察する。

4 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) 高齢者とのコミュニケーションにおける配慮として、最も適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 相手と視線が合わせられる位置で話す。

2. 相手には座ってもらい、自分は立ったまま話す。

3. 初対面のときから相手と密着した距離で話す。

4. 相手の表情があまり見えない薄暗い場所で話す。

5. たくさんの人がいる、にぎやかな場所で話す。

相手と視線が合わせられる位置で話す。

5 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) 地域包括ケアシステムでの自助・互助・共助・公助に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 自助は、公的扶助を利用して、自ら生活を維持することをいう。

2. 互助は、社会保険のように制度化された相互扶助をいう。

3. 共助は、社会保障制度に含まれない。

4. 共助は、近隣住民同士の支え合いをいう。

5. 公助は、自助・互助・共助では対応できない生活困窮等に対応する。

公助は、自助・互助・共助では対応できない生活困窮等に対応する。


スポンサー

6 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) 「働き方改革」の考え方に関する記述として、適切なものを1つ選びなさい。
(注)ここでいう「働き方改革」とは、「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」に基づく諸施策の実施のことである。
詳細

1. 長時間労働は日本社会の特質で、時間外労働の限度の設定は困難である。

2. 有給休暇の取得よりも、働くことが優先される。

3. 働く人々のニーズに応じた、多様な働き方を選択できる社会の実現を図る。

4. 正規雇用労働者と非正規雇用労働者の待遇の格差が存在することは、当然である。

5. 「働き方改革」は、中小企業は対象でない。

働く人々のニーズに応じた、多様な働き方を選択できる社会の実現を図る。

7 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) Bさん(80歳、女性、要介護1)は、身寄りがなく一人暮らしをしている。老齢基礎年金で暮らしてきたが、貯金が少なくなり、生活が苦しくなってきた。このため2万円の家賃支払いも困難になり、通所介護事業所のC生活相談員に、費用がかかる通所介護(デイサービス)の利用をやめたいと言ってきた。
C生活相談員の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
詳細

1. 介護支援専門員(ケアマネジャー)に、通所介護(デイサービス)の利用中止を依頼する。

2. 介護支援専門員(ケアマネジャー)に、サービス担当者会議で利用中止の検討を依頼する。

3. 福祉事務所に相談するように助言する。

4. これまでどおりの利用を説得する。

5. 無料で利用できる地域の通所型サービスを探す。

福祉事務所に相談するように助言する。

8 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) 2015年度(平成27年度)以降の社会保障の財政に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 後期高齢者医療制度の財源で最も割合が大きいものは、後期高齢者の保険料である。

2. 社会保障給付費の財源では、税の占める割合が最も大きい。

3. 生活保護費の財源内訳は、社会保険料と税である。

4. 国の一般会計予算に占める社会保障関係費の割合は、30%を超えている。

5. 社会保障給付費の給付額では、医療費の構成割合が最も大きい。

国の一般会計予算に占める社会保障関係費の割合は、30%を超えている。

9 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) 介護保険制度の被保険者に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。 詳細

1. 加入は任意である。

2. 第一号被保険者は、65歳以上の者である。

3. 第二号被保険者は、20歳以上65歳未満の医療保険加入者である。

4. 第一号被保険者の保険料は、都道府県が徴収する。

5. 第二号被保険者の保険料は、国が徴収する。

第一号被保険者は、65歳以上の者である。

10 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) 介護予防・日常生活支援総合事業に含まれる事業として、適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 家族介護支援事業

2. 予防給付

3. 介護給付

4. 権利擁護事業

5. 第一号訪問事業(訪問型サービス)

第一号訪問事業(訪問型サービス)


スポンサー

11 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) 障害福祉計画に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。 詳細

1. 厚生労働大臣は基本的な指針を定めなければならない。

2. 都道府県による策定は努力義務である。

3. 市町村による策定は努力義務である。

4. 障害児福祉計画とは計画期間が異なっている。

5. 文化芸術活動・スポーツの振興についての目標設定をしなければならない。

厚生労働大臣は基本的な指針を定めなければならない。

12 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) Dさん(60歳、女性)は、交通事故で下肢に障害が生じた。現在、入院中のDさんは退院後、在宅での生活を続けるために、「障害者総合支援法」の障害福祉サービス(居宅介護)の利用を希望している。
Dさんが障害福祉サービス(居宅介護)を利用するための最初の手続きとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
(注)「障害者総合支援法」とは、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。
詳細

1. 地域包括支援センターに相談する。

2. 医師の診断書を居住する市町村に提出する。

3. 障害福祉サービス(居宅介護)を提供している事業所と契約する。

4. 居住する市町村の審査会に、障害福祉サービス(居宅介護)の利用を申し出る。

5. 居住する市町村の担当窓口に、障害福祉サービス(居宅介護)の支給申請をする。

居住する市町村の担当窓口に、障害福祉サービス(居宅介護)の支給申請をする。

13 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) 2018年度(平成30年度)に創設された共生型サービスの対象となるサービスとして、正しいものを1つ選びなさい。 詳細

1. 訪問看護

2. 共同生活援助(グループホーム)

3. 同行援護

4. 通所介護(デイサービス)

5. 通所リハビリテーション

通所介護(デイサービス)

14 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) 自閉症(autism)のEさん(22歳、男性、障害支援区分5)は、就労支援施設に通所している。こだわりが強く、毎月購入している雑誌を処分するとパニックになってしまう。
「障害者虐待防止法」の視点を踏まえて、Eさんの気持ちが安定するように、施設の介護福祉職がEさんにかける言葉として、最も適切なものを1つ選びなさい。
(注)「障害者虐待防止法」とは、「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」のことである。
詳細

1. 「決まりですから捨てますよ」

2. 「読みたい雑誌はとっておきましょう」

3. 「古紙として再生利用しますからね」

4. 「Eさんにこの雑誌をあげるわけにはいかないんですよ」

5. 「次の新しい雑誌がきますよ」

「読みたい雑誌はとっておきましょう」

15 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) 成年後見制度に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
(注)「2018年(平成30年)の全国統計」とは、「成年後見関係事件の概況-平成30年1月~12月-」(平成31年3月最高裁判所事務総局家庭局)のことである。
詳細

1. 「2018年(平成30年)の全国統計」によれば、補助、保佐、後見のうち、最も多い申立ては後見である。

2. 「2018年(平成30年)の全国統計」によれば、親族後見人が7割を占めている。

3. 成年後見人は、施設入所の契約だけでなく介護も行う。

4. 任意後見制度では、候補者の中から家庭裁判所が成年後見人を選任する。

5. 成年後見制度利用支援事業では、成年後見人への報酬は支払えない。

「2018年(平成30年)の全国統計」によれば、補助、保佐、後見のうち、最も多い申立ては後見である。


スポンサー

16 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) 生活保護法における補足性の原理の説明として、適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 国の責任において保護を行う。

2. 全ての国民に無差別平等な保護を行う。

3. 健康で文化的な生活を維持できる保護を行う。

4. 資産・能力等を活用した上で保護を行う。

5. 個人または世帯の必要に応じて保護を行う。

資産・能力等を活用した上で保護を行う。

17 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) Fさん(72歳、女性、要介護2)は、中等度の認知症(dementia)があり、自宅で夫と生活している。ある日、訪問介護員(ホームヘルパー)が訪問すると、夫が散乱したコーヒー豆を片づけていた。Fさんは、「わからなくなっちゃった」と言っていた。訪問介護員(ホームヘルパー)が夫に事情を聞くと、「今も日課でコーヒーを豆から挽いて入れてくれるんだが、最近は失敗することが多くなって、失敗すると自信を失ってしまうしね。でも、毎朝、『コーヒーを入れなくちゃ』と言うんだ」と寂しそうに話した。
訪問介護員(ホームヘルパー)の夫への助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。
詳細

1. 「そばにいて、Fさんと一緒にコーヒーを入れてはどうですか」

2. 「Fさんと一緒に、喫茶店にコーヒーを飲みに行ってはどうですか」

3. 「おいしいコーヒーを買ってきて二人で飲んではどうですか」

4. 「私がFさんからコーヒーの入れ方を教えてもらいましょうか」

5. 「新しいコーヒーメーカーを買ってはどうですか」

「そばにいて、Fさんと一緒にコーヒーを入れてはどうですか」

18 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) Gさん(80歳、女性、要介護3)は、脳卒中(stroke)の後遺症により左片麻痺があり、からだを思うようにコントロールができず、ふらつきが見られる。以前は、2週間に一度は美容院で長い髪をセットしてもらい、俳句教室に行くのを楽しみにしていた。病気になってからは落ち込むことが増え、介護が必要になったため、介護老人福祉施設に入所した。
ノーマライゼーション(normalization)の考え方を踏まえた、Gさんへの生活支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。
詳細

1. 洗髪しやすいように、長い髪のカットを勧める。

2. 共同生活のため、夕食は施設の時間に合わせてもらう。

3. 落ち込んでいるため、居室での生活を中心に過ごしてもらう。

4. おしゃれをして、施設の俳句クラブに参加するように勧める。

5. 転倒予防のため、車いすを使用してもらう。

おしゃれをして、施設の俳句クラブに参加するように勧める。

19 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) ICF(InternationalClassificationofFunctioning、DisabilityandHealth:国際生活機能分類)の視点に基づく環境因子と心身機能の関連を表す記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 電気スタンドをつけて、読書を楽しむ。

2. 車いすを使用して、美術館に行く。

3. 聴力が低下すると、コミュニケーションがうまくとれない。

4. ストレスが溜まると、活力が低下する。

5. 床面の性状が柔らかいと、バランスを崩す。

床面の性状が柔らかいと、バランスを崩す。

20 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) Hさん(80歳、女性、要介護1)は、アルツハイマー型認知症(dementiaoftheAlzheimer’stype)である。20年前に夫が亡くなった後は、ずっと一人暮らしをしている。これまでの生活を続けていきたいので、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用することにした。
訪問介護員(ホームヘルパー)のHさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
詳細

1. Hさんの意向を確認して、今までどおり畳で布団の使用を継続した。

2. 入浴後、手ぬぐいで体を拭いていたが、バスタオルに変更した。

3. 訪問介護員(ホームヘルパー)の判断で、食事の前にエプロンをつけた。

4. 整理整頓のために、壁に立てかけてあった掃除機を押し入れに片づけた。

5. Hさんの気持ちを切り替えるために、家具の配置を換えた。

Hさんの意向を確認して、今までどおり畳で布団の使用を継続した。


スポンサー

21 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) 「平成30年版高齢社会白書(」内閣府)で示された65歳以上の者の家庭内事故の発生割合が最も高い場所(屋内)として、正しいものを1つ選びなさい。 詳細

1. 階段

2. 台所・食堂

3. 風呂場

4. トイレ

5. 居室

居室

22 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)での介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. テレビのニュースを見て、新しい出来事を覚えてもらう。

2. 利用者それぞれの要求には応えられないので、同じ日課で過ごしてもらう。

3. 利用者の、現在よりも過去の身体的・精神的状態の把握が優先される。

4. 利用者の、なじみのある人や店との関係は継続していく。

5. 環境に慣れるまでは、車いすでの移動を勧める。

利用者の、なじみのある人や店との関係は継続していく。

23 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) 訪問介護事業所のサービス提供責任者の役割に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 利用者の生活課題に沿って、居宅サービス計画書を作成する。

2. 具体的な援助目標及び援助内容を記載した訪問介護計画書を作成する。

3. 利用者の要望に応じて、他の事業所との利用調整を行う。

4. 判断能力が十分でない人に対して、日常的な金銭管理を行う。

5. 居宅サービス事業者を招集して、サービス担当者会議を開催する。

具体的な援助目標及び援助内容を記載した訪問介護計画書を作成する。

24 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) 介護の実践における多職種連携に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 医師が多職種連携の中心となる介護実践のことである。

2. 民生委員やボランティアは、多職種連携のチームから除かれる。

3. 医療と介護の連携とは、利用者の体調不良時に医療機関を受診させることを指す。

4. 要介護度の改善を優先して、多職種連携によるケアプランを作成する。

5. 利用者のケアの方向性に関する情報を共有して、課題の解決に取り組む。

利用者のケアの方向性に関する情報を共有して、課題の解決に取り組む。

25 介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) 介護福祉職の倫理に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 介護の技術が伴わなくても、利用者の要望を最優先に実施した。

2. 利用者が求めた医行為は、実施が可能である。

3. 個人情報の取扱いについて、利用者に説明して同意を得た。

4. 暴力をふるう利用者を自室から出られないようにした。

5. 業務が忙しかったので、施設の廊下で職員同士の打合せを行った。

個人情報の取扱いについて、利用者に説明して同意を得た。


スポンサー


学習時間記録ツール

Google Play で手に入れよう

スポンサー