介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) | 解答一覧


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1 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) 1960年代後半からアメリカで展開した自立生活運動に関する次の記述のうち、 適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 障害者自身の選択による自己決定の尊重を主張している。

2. 障害者の自立生活は、施設や病院で実現されるとしている。

3. 「ゆりかごから墓場まで」の実現に向けた制度設計を目指している。

4. 障害者が機能回復を図ることを「自立」としている。

5. 介護者を生活の主体者として捉えている。

障害者自身の選択による自己決定の尊重を主張している。

2 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) Aさん(65歳、男性、要介護2)は、昨年、アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer's type)と診断された。妻は既に亡くなり、娘のBさん(35歳)は遠方に嫁いでいる。Aさんは、現在、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)で生活している。Aさんは介護福祉職に対して、「Bは頭もいいし、かわいいし、きっと妻に似たんだな」とよく話していた。
Bさんが面会に来た時、「誰だい。ご親切にありがとうございます」というAさんの声と、「私はあなたの娘のBよ、忘れちゃったの」「お父さん、しっかりしてよ」と怒鳴る Bさんの声が部屋から聞こえた。
介護福祉職がAさんへのアドボカシー(advocacy) の視点からBさんに行う対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
詳細

1. Aさんへの行動は間違っていると話す。

2. Bさんに対するAさんの思いを話す。

3. Aさんの成年後見制度の利用を勧める。

4. Aさんとはしばらく面会しないように話す。

5. Bさんの思いをAさんに伝えると話す。

Bさんに対するAさんの思いを話す。

3 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) 利用者との関係を構築するためのコミュニケーションの基本として、最も適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 聞き手に徹する。

2. 声の高低や抑揚を一定に保つ。

3. 身振りや手振りは最小限にする。

4. 介護福祉職の主観を基準にする。

5. 利用者の生活史を尊重する。

利用者の生活史を尊重する。

4 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) 0さん(87歳、女性)は、介護老人保健施設に入所している。
最近、Cさんがレクリエーション活動を休むことが多くなったので、担当のD介護福祉職はCさんに話を聞いた。Cさんは、「参加したい気持ちはあるので、次回は参加します」と言いながらも、浮かない表情をしていた。D介護福祉職は、「自分の気持ちを我慢しなくてもいいですよ」 とCさんに言った。
この時のD介護福祉職の言葉かけに該当するバイステック(Biestek, F.)の7原則の内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。
詳細

1. 秘密保持

2. 自己決定

3. 非審判的態度

4. 意図的な感情表出

5. 個別化

意図的な感情表出

5 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) 「2016年(平成28年)国民生活基礎調査」(厚生労働省)による世帯状況に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。 詳細

1. 「夫婦と未婚の子のみの世帯」、「単独世帯」、「夫婦のみの世帯」のうち、最も多い世帯構造は「夫婦のみの世帯」である。

2. 「高齢者世帯」は全世帯の30%を上回っている。

3. 世帯類型別にみると、「母子世帯」の割合は、5%を上回っている。

4. 65歳以上の「単独世帯」では、男性よりも女性が多い。

5. 65歳以上の男性の「単独世帯」における年齢構成では、男性は75~79歳が最も多い。

65歳以上の「単独世帯」では、男性よりも女性が多い。


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6 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) 現在の日本の雇用に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 終身雇用型の正規雇用はなくなった。

2. 正規雇用も非正規雇用も、雇用保険の加入率に差はない。

3. 65歳以上の者の就業率は2011年(平成23年)以降減少している。

4. 非正規雇用の割合は、全雇用者数の3分の1を上回っている。

5. パート・アルバイトの割合は、非正規雇用労働者数の30%を下回っている。

非正規雇用の割合は、全雇用者数の3分の1を上回っている。

7 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) 地域包括ケアシステムを支える互助の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 所得保障を中心としたナショナルミニマム(national minimum)の確保

2. 地域福祉向上のための住民の支え合い

3. 市場サービスの購入

4. 介護保険制度における介護サービスの利用

5. 「高齢者虐待防止法」に基づく虐待への対応

地域福祉向上のための住民の支え合い

8 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) 日本国憲法第25条で定められている権利として、正しいものを1つ選びなさい。 詳細

1. 幸福追求権

2. 新しい人権

3. 思想の自由

4. 財産権

5. 生存権

生存権

9 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) Eさん(64歳、男性)は、4年前に企業を定年退職して無職であり、専業主婦の妻と二人で年金生活をしている。他の家族の医療保険の被扶養者ではない。ある日、 Eさんは、自宅の庭掃除をしている時に転倒して、大腿骨を骨折(fracture) した。そのため病院で手術をすることになった。
次の制度のうち、医療費の支払いに適用できるものとして、正しいものを1つ選びなさい。
詳細

1. 国民健康保険

2. 介護保険

3. 労働者災害補償保険

4. 健康保険

5. 後期高齢者医療

国民健康保険

10 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) 介護保険法第1条に規定されている内容に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。 詳細

1. 高齢社会対策の基本理念や基本となる事項を定める。

2. 福祉サービス利用者の利益の保護及び地域福祉の推進を図る。

3. 介護が必要となった者等が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営めるよう、保険給付を行う。

4. 疾病、負傷若しくは死亡又は出産に関して保険給付を行う。

5. 老人の福祉に関する原理を明らかにし、老人に対し、心身の健康の保持及び生活の安定のために必要な措置を講じる。

介護が必要となった者等が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営めるよう、保険給付を行う。


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11 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) 介護保険制度における地域ケア会議の目的として、適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 居宅サービス計画の作成

2. 事業所の事業運営の推進

3. 市町村介護保険事業計画の策定

4. 個別ケースの課題分析等を行うことによる地域課題の把握

5. 介護認定の審査判定

個別ケースの課題分析等を行うことによる地域課題の把握

12 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) 「障害者差別解消法」に基づく対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 車いすを使用している障害のある人がバスに乗車する時に、介助を依頼された乗務員が身体障害者手帳の提示を求めて、乗車を許可した。

2. 聴覚に障害のある人が市の窓口に来た時に、窓口担当者が手話通訳者と一緒に来るように伝えた。

3. 視覚に障害のある人がレストランに一人で入った時に、店員が介助者と一緒に来るように求めた。

4. 知的障害のある人が市役所の会議に出席した時に、本人の申出に応じて、わかりやすい言葉で書いた資料を、主催者が用意した。

5. 精神障害のある人がアパートの賃貸契約をする時に、不動産業者が医師の診断書の提出を求めた。

知的障害のある人が市役所の会議に出席した時に、本人の申出に応じて、わかりやすい言葉で書いた資料を、主催者が用意した。

13 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) 「障害者総合支援法」における補装具として、正しいものを1つ選びなさい。 詳細

1. 車いす

2. 手すり

3. スロープ

4. 床ずれ防止用具

5. 簡易浴槽

車いす

14 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) 特定健康診査に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 胸囲の検査が含まれる。

2. 生活習慣病(life-style related disease)の検査が含まれる。

3. がん検診が含まれる。

4. 受診の後で、希望者には特定保健指導が行われる。

5. 対象は75歳以上の者である。

生活習慣病(life-style related disease)の検査が含まれる。

15 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) Fさん(75歳、女性、要介護3)は訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用して、自宅(持ち家)で一人暮らしをしている。年金と貯金で生活してきたが、貯金もなくなって利用者負担額の支払いができないので、来月から訪問介護(ホームヘルプサービス)を断りたいとG訪問介護員(ホームヘルパー)に相談した。
G訪問介護員(ホームヘルパー)の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
詳細

1. 所属する事業所に、来月から訪問介護(ホームヘルプサービス)の利用がなくなると伝える。

2. 扶養義務者がいたら、援助をしてもらうように勧める。

3. 生活保護制度の申請を勧める。

4. 金融機関から借入れをするように勧める。

5. 担当の介護支援専門員(ケアマネジャー)に検討を依頼する。

担当の介護支援専門員(ケアマネジャー)に検討を依頼する。


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16 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) サービス付き高齢者向け住宅に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 各居住部分には、台所、水洗便所、収納設備、洗面設備及び浴室の設置が義務づけられている。

2. 居室の面積基準は、15 m²である。

3. 食事の提供が義務づけられている。

4. 入居者は必要に応じて、介護保険サービスの利用ができる。

5. 対象者は、単身高齢者に限られている。

入居者は必要に応じて、介護保険サービスの利用ができる。

17 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) 2017年(平成29年)4月現在、経済連携協定(Economic Partnership Agreeー ment)に基づく介護福祉士候補者等の受入れに関する次の記述のうち、正しいものを1 つ選びなさい。 詳細

1. 介護福祉士候補者の受入れは、2002年度(平成14年度)から始まった。

2. 対象となる国は、東南アジア6か国である。

3. 介護福祉士候補者の受入れ施設の要件は、常勤介護職員の2割以上が介護福祉士であることである。

4. 介護福祉士候補者の在留期間は、3年である。

5. 介護福祉士として介護業務に従事する限り、日本に在留できる。

介護福祉士として介護業務に従事する限り、日本に在留できる。

18 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) 社会福祉士及び介護福祉士法に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 介護に従事している者は、介護福祉士を名乗ることができる。

2. 介護福祉士の業として、介護者に対する介護に関する指導が含まれる。

3. 成年被後見人や被保佐人は、介護福祉士となることができる。

4. 介護福祉士は信用失墜行為をした場合、罰則により1年以下の懲役または30万円以下の罰金に処せられる。

5. 介護福祉士国家試験に合格した日から、介護福祉士を名乗ることができる。

介護福祉士の業として、介護者に対する介護に関する指導が含まれる。

19 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) 介護における自立に向けた支援に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 機能回復訓練を中心に介護計画を作成すること

2. 他者の支援を受けずに、自らの力で生活できる状態にすること

3. 本人の意思よりも、介護者からみた自立を優先すること

4. 介護を受けていても社会参加できるように支援すること

5. 自分で着衣し終わるまで、何時間でも介護者が見守ること

介護を受けていても社会参加できるように支援すること

20 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) Hさん(75歳、女性)は、1か月前に介護老人福祉施設に入所した。脳梗塞 (cerebral infarction)の後遺症として、左片麻痺があり、認知症(dementia) と診断されている。看護師として長年勤め、退職時は看護部長であった。Hさんは日頃から、介護福祉職に苦情を言い、周りの利用者とのトラブルも絶えない。特に日中の入浴に関しては、拒否が強く、「私は仕事があるから、夜に一人でお風呂に入りたい」という訴えが続いている。
介護福祉職のHさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
詳細

1. 施設長から、特別扱いはできないことを説明してもらう。

2. 夜の、居室での全身清拭に変更する。

3. Hさんの対応を、施設の看護職員に任せる。

4. 家族から、既に退職していることを説明してもらう。

5. Hさんの働いていた頃の話を詳しく聴く。

Hさんの働いていた頃の話を詳しく聴く。


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21 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) 看護小規模多機能型居宅介護に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 居宅サービスに位置づけられている。

2. 長期間の宿泊を目的としている。

3. 管理者は医師とされている。

4. 都道府県域でのサービス提供を行う。

5. 看護と介護を一体的に提供する。

看護と介護を一体的に提供する。

22 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) 個人情報を使用するに当たり、本人や家族への説明と同意が不要となるケースとして、適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 意識消失とけいれん発作を起こした利用者の個人情報を救急隊員に提供する場合

2. 指定介護事業者が、サービス担当者会議に利用者の個人情報を提供する場合

3. 行事で撮影した利用者の顔写真を、施設の広報誌に使用する場合

4. 転居先の施設の求めに応じて、利用者の個人情報を提供する場合

5. 実習生が、利用者の個人情報を閲覧する場合

意識消失とけいれん発作を起こした利用者の個人情報を救急隊員に提供する場合

23 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) 介護老人福祉施設における防災対策に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 消防法において、年1回以上の消火・避難訓練が義務づけられている。

2. 大規模災害時には、災害派遣医療チーム(DMAT)の活動拠点本部になることが義務づけられている。

3. 災害対策基本法に基づき、避難行動要支援者名簿の作成が、施設長に義務づけられている。

4. 避難訓練は、混乱が想定される夜間は避ける。

5. 施設が作成する非常災害対策計画の内容は、職員間で十分に共有する。

施設が作成する非常災害対策計画の内容は、職員間で十分に共有する。

24 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) 一人暮らしの認知症高齢者のJさんが、一昨日、訪問販売で高価な寝具を購入して、家族が困惑している。この家族への介護福祉職の対応として、最も適切なものを 1つ選びなさい。 詳細

1. Jさんが他者と関わらないように助言する。

2. 国民生活センターで、契約を解除してもらうように伝える。

3. 施設入所を勧めて、消費者被害を繰り返さないようにする。

4. クーリング・オフ制度を利用して、契約を解除できることを伝える。

5. 自己破産制度を活用して、自己破産を勧める。

クーリング・オフ制度を利用して、契約を解除できることを伝える。

25 介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) 「育児・介護休業法」に基づく、休業や休暇などの取得に関する次の記述のうち、 適切なものを1つ選びなさい。 詳細

1. 育児休業期間は、子が満3歳になるまでである。

2. 子の小学校就学前まで短時間勤務制度を活用できる。

3. 子が病気等をしたときは、3歳まで年に10日間の看護休暇を取得できる。

4. 要介護状態にある家族の通院の付添いをするときは、介護休暇を取得できる。

5. 介護休業とは、2か月以上要介護状態が続いている家族を介護するためのものである。

要介護状態にある家族の通院の付添いをするときは、介護休暇を取得できる。


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