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介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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「ストレスチェック制度」に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. ストレスチェックは会社の上司が実施する。
2. ストレスチェックは、労働者数30人以上の事業者に義務づけられている。
3. 労働者のメンタルヘルス不調の未然防止が主な目的である。
4. 実施した結果は、事業者から労働者に対して通知することが義務づけられている。
5. 各事業所で2年に一度実施することが規定されている。
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労働者のメンタルヘルス不調の未然防止が主な目的である。
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27 |
介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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受容の説明に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 価値観を尊重する。
2. 問題行動を否定する。
3. 言い分に同調する。
4. 感情を分析する。
5. 否定的感情を抑圧する。
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価値観を尊重する。
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28 |
介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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コミュニケーションがより円滑になるように、開かれた質問をする目的として、 最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 初対面の利用者と会話を始めるときに緊張をほぐすきっかけをつくる。
2. 話す気分になれなくて口数が少ない利用者と会話を続ける。
3. 漠然としていて伝わらない利用者の考えを明確にする。
4. 重度の認知症(dementia) でコミュニケーション能力が低下している利用者から情報を得る。
5. 利用者の繰り返す同じ話を一旦止める。
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漠然としていて伝わらない利用者の考えを明確にする。
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介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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Kさん(75歳、女性)は、脳梗塞(cerebral infarction)を発症して、1か月間入院した後、介護老人保健施設に入所した。Kさんは重度の運動性失語症(motor aphasia) のため、自分から話すことはなかった。
入所して2か月ほど過ぎた頃、Kさんは、少しずつ言葉が話せるようになった。ある日の午後2時頃、介護福祉職に向かって、「お茶、いや、違う、お、お、違う、ええと」 と話し始めたが、伝えたい言葉が見つからないようで、もどかしそうであった。
この時のKさんへの介護福祉職の言葉かけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 「何を言いたいのでしょうか」
2. 「もう1回繰り返してください」
3. 「おやつの時間まで待ってください」
4. 「何か飲みたいのですね。お水ですか?」
5. 「言葉が出てきてよかったですね」
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「何か飲みたいのですね。お水ですか?」
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30 |
介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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抑うつ状態(depressive state)の利用者への介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 元気を出すように言う。
2. 沈黙している理由を問いただす。
3. 会話を促す。
4. 気晴らしに散歩に誘う。
5. 見守っていることを伝える。
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見守っていることを伝える。
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31 |
介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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Lさん(75歳、女性)は、介護老人福祉施設に入所している。中等度のアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer's type)と診断されて、担当のM介護福祉職(男性)を、既に亡くなった自分の夫であると認識している。何か心配なことがあると、M介護福祉職を探しだして、「お父さん聞いて…」 と不安そうな表情で話してくる。
不安そうな表情で話すLさんへの、M介護福祉職の対応として、最も適切なものを1 つ選びなさい。
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詳細
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1. 女性職員に対応してもらうように伝える。
2. 夫は既に亡くなっていることを伝える。
3. Lさんの話に耳を傾ける。
4. おしぼり畳みの軽作業を依頼する。
5. 忙しくて手が離せないことを伝える。
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Lさんの話に耳を傾ける。
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介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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32 Aさん(97歳、女性)は、介護老人福祉施設に入所している。最近、衰弱が進んで水も飲めなくなり、「もう、逝ってもいいんだけどね」 とつぶやくことが増えた。 ある日、夜勤の介護福祉職がAさんの様子を確認しようとベッドに近づくと、Aさんが目を開けて、「お迎えはまだかしらね」と穏やかな顔で言った。
Aさんの発言に対する介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 何も考えずに早く寝た方がいいと就寝を促す。
2. Aさんの手を握り、ゆっくりさする。
3. そのような言葉を言ってはいけないと伝える。
4. 明日、家族に連絡して来てもらうことを伝える。
5. いつものことだと思って、声をかけずにそのまま部屋を出る。
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Aさんの手を握り、ゆっくりさする。
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33 |
介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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介護業務の事故報告に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 口頭での報告は、結論を述べてから事故に至る経過を説明する。
2. 事故報告書は、管理者以外は閲覧できないように保管する。
3. 軽微な事故の場合は、後日報告する。
4. 介護福祉職としての判断を除外して報告する。
5. 記録した内容は、口頭での報告が不要である。
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口頭での報告は、結論を述べてから事故に至る経過を説明する。
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34 |
介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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ブレインストーミング(brainstorming) の原則に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 奇抜な意見を除いて、自由に意見を出す。
2. 他人の意見が正しいかどうかをその場で判断する。
3. 意見の質よりも、数多くの意見を出すことに価値を置く。
4. 他人の意見を参考にしてはいけない。
5. 他人の意見を自由に批判する。
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意見の質よりも、数多くの意見を出すことに価値を置く。
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35 |
介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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Bさん(87歳、女性)は夫(90歳)と二人暮らしである。Bさんには持病があり、夫は脳梗塞(cerebral infarction )の後遺症による軽い右片麻痺で、訪問介護(ホー ムヘルプサービス)を利用している。Bさんと夫は苦労して手に入れた自宅に愛着を感じており、以前から、「死ぬならこの家で」 と話していた。ある日Bさんは、「この家で死にたいと思っていたけど、いつまで二人で暮らせるか・・・」 と打ち明けた。
話を聞いた訪問介護員(ホームヘルパー)がBさんにかける言葉として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 「ご夫婦二人で入居できる施設を探しましょう」
2. 「便利な道具がいろいろありますから使ってみましょう」
3. 「どなたかご家族と同居できるといいですね」
4. 「いざとなれば病院に入院しましょう」
5. 「何か心配なことがおありなんですね」
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「何か心配なことがおありなんですね」
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36 |
介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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介護老人福祉施設における居室の環境整備で留意すべき点として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 利用者が使い慣れた家具を置く。
2. 居室のドアは開けたままにしておく。
3. 時計は天井に近い壁に掛ける。
4. 居室の温度は、介護福祉職の感覚に基づいて調整する。
5. 多床室は、入口から室内が見通せるように家具を配置する。
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利用者が使い慣れた家具を置く。
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37 |
介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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利用者の自宅の清掃を行うときの注意点として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 玄関は乾燥した茶殻をまいて掃く。
2. 窓ガラスは最初に乾いた雑巾で拭く。
3. 畳は畳の目に沿って拭く。
4. 浴室にカビ取り剤を散布するときは窓を閉める。
5. はたきを使った掃除は低い所から始める。
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畳は畳の目に沿って拭く。
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介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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ユニットケアを行う入居施設の「プライベート空間」に関する次の記述のうち、 適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 集団レクリエーションを行う空間である。
2. 地域の人も利用できる喫茶コーナーを設ける空間である。
3. 複数の利用者が集うことができる空間である。
4. 利用者の居室を示す空間である。
5. 面会者用の空間である。
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利用者の居室を示す空間である。
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介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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Cさん(75歳、男性)は、頚椎症(cervical spondylosis)と診断された。手がしびれ、指先に力が入らない。しびれが強い左手に加えて、最近では、右手の症状が進行して、食後の歯磨きがうまくできなくなった。
Cさんが口腔の清潔を保つための介護福祉職の助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 歯間ブラシの使用を勧める。
2. 歯ブラシをやめて、洗口液のうがいをするように勧める。
3. 柄を太くした歯ブラシの使用を勧める。
4. 口をすすぐときは、上を向くように勧める。
5. 歯ブラシを歯肉に当てるように勧める。
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柄を太くした歯ブラシの使用を勧める。
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40 |
介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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保温効果を高めるための着衣に関する次の助言のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 衣類の間に薄手の衣類を重ねて着るように勧める。
2. 一番上に通気性の高い衣類を着るように勧める。
3. 一回り小さいサイズの衣類を着るように勧める。
4. 肌に接する衣類は、防水性の高いものを着るように勧める。
5. 袖幅の大きい衣類を着るように勧める。
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衣類の間に薄手の衣類を重ねて着るように勧める。
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41 |
介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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ベッドの端に座っている左片麻痺の利用者の、立ち上がりまでの基本的な介護として、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 利用者の右側に立つ。
2. 立ち上がる前に、深く座りなおすように促す。
3. 利用者の右膝を支える。
4. 利用者を真上に持ち上げる。
5. 立ち上がった時に、利用者の右膝の裏が伸びていることを確認する。
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立ち上がった時に、利用者の右膝の裏が伸びていることを確認する。
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42 |
介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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屋外での車いすの介助方法として、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 段差を上がるときは、キャスターを斜めに向ける。
2. 段差を下がるときは、後ろ向きで後輪から下りる。
3. 急な上り坂では、両腕の力で素早く進む。
4. 急な下り坂では、前向きで進む。
5. 砂利道では、後輪を持ち上げて進む。
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段差を下がるときは、後ろ向きで後輪から下りる。
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43 |
介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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図はU駅のホームの見取図である。介護福祉職が視覚障害者と列車を待つときの位置として、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. A
2. B
3. C
4. D
5. E
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E
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44 |
介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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食中毒(foodborne disease)の予防に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 生食用海産魚介類は、塩水で洗う。
2. カレーやシチューは、常温で保存する。
3. 生の肉を切った包丁とまな板は、すぐに洗って熱湯をかけておく。
4. 豚肉は、中心部が50℃になるように1分間加熱する。
5. 解凍した冷凍食品の残りは、再度冷凍して保管する。
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生の肉を切った包丁とまな板は、すぐに洗って熱湯をかけておく。
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45 |
介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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嚥下障害がある利用者に提供する飲食物として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. レモンジュース
2. だんご
3. プリン
4. 牛乳
5. 紅茶
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プリン
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46 |
介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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施設における介護福祉職と他職種との連携として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 食事時に咳込む利用者の嚥下機能の評価を、作業療法士に相談する。
2. 寝たきりの利用者の仙骨部に発赤を見つけたときは、看護師に相談する。
3. 体重減少が続いている利用者に気づいたときは、社会福祉士に相談する。
4. 車いすでの食事時に姿勢が崩れてしまう利用者に気づいたときは、言語聴覚士に相談する。
5. 嚥下困難のある利用者に提供する食事内容を、歯科衛生士に相談する。
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寝たきりの利用者の仙骨部に発赤を見つけたときは、看護師に相談する。
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47 |
介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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糖尿病(diabetes mellitus)のある利用者の入浴時に、特に注意して観察すべき皮膚の部位として、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. A
2. B
3. C
4. D
5. E
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E
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48 |
介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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おむつで排泄を行っている利用者の陰部の清拭に関する次の記述のうち 適切Iなものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 排便がなければ、殿部の清拭は省略できる。
2. 女性では、会陰から肛門に向かって拭く。
3. 本人の希望がなければ、実施しなくてよい。
4. 男性の清拭の回数は、女性よりも少なくてよい。
5. 週2回入浴を実施していれば、毎日行わなくてよい。
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女性では、会陰から肛門に向かって拭く。
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49 |
介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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排便のメカニズムに基づく排泄の介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. トイレまでの歩行は、胃・結腸反射を誘発するために有効である。
2. 食後の臥床は、腸内の蠕動蓮動の亢進に有効である。
3. トイレ誘導は、便意を催してから30分後が有効である。
4. 腹部マッサージは、下行結腸、横行結腸、上行結腸の順に行うことが有効である。
5. 便座に座って足底を床につけた前傾姿勢は、腹圧を高めるために有効である。
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便座に座って足底を床につけた前傾姿勢は、腹圧を高めるために有効である。
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50 |
介護福祉士国家試験(第30回)(平成30年度) |
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直腸性便秘のある高齢者の介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 排便時は隣に立って見守る。
2. 市販の下剤を毎日勧める。
3. 日中の活動を控えるように勧める。
4. 朝食後、トイレに誘導する。
5. 食物繊維は控えるように勧める。
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朝食後、トイレに誘導する。
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