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女性の体質及び婦人薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 女性の月経は、子宮の内壁を覆っている膜(子宮内膜)が剥がれ落ち、血液(経血)と共に排出される生理現象で、一生のうち妊娠可能な期間に、妊娠期間中などを除き、ほぼ毎月、周期的に起こる。
b 人工的に合成された女性ホルモンの一種であるエチニルエストラジオールは、妊娠中の女性ホルモンの補充のために用いられる。
c 女性ホルモン成分の長期連用により血栓症を生じるおそれがある。
d 月経周期は、種々のホルモンの複雑な相互作用によって調節されており、視床下部や下垂体で産生されるホルモンと、卵巣で産生される女性ホルモンが関与する。 |
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アレルギーに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a アレルゲンが皮膚や粘膜から体内に入り込むと、肥満細胞を直接刺激し、ヒスタミン等の物質を遊離させる。
b アレルゲンに対して徐々に体を慣らしていく治療法を減感作療法という。
c 肥満細胞から遊離したヒスタミンは、周囲の器官や組織の表面に分布する特定のタンパク質(受容体)と反応することで、血管収縮、血管透過性低下等の作用を示す。 |
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内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せどれか。
a メチルエフェドリン塩酸塩は、依存性がある成分であり、長期間にわたって連用された場合、薬物依存につながるおそれがある。
b 一般用医薬品には、アトピー性皮膚炎による慢性湿疹等の治療に用いることを目的とするものはない。
c 皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として、トラネキサム酸が配合されている場合がある。
d 交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として、ジフェンヒドラミン塩酸塩が配合されている場合がある。 |
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鼻に用いる薬及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ベンザルコニウム塩化物は、陽性界面活性成分で、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌又はカンジダ等の真菌類に対する殺菌消毒作用を示すほか、ウイルスに対しても効果がある。
b リドカイン塩酸塩は、鼻粘膜の過敏性や痛み、痒みを抑えることを目的として配合されている場合がある。
c 点鼻薬は局所(鼻腔内)に適用されるものであり、全身的な影響を生じることはない。
d 鼻粘膜が腫れてポリープ(鼻茸)となっている場合には、一般用医薬品により対処を図ることは適当でなく、医療機関による治療(ステロイド性抗炎症成分を含む点鼻薬の処方等)が必要となる。 |
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一般用検査薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 通常、尿は弱酸性であるが、食事その他の影響で中性~弱アルカリ性に傾くと、尿糖・尿タンパク検査において正確な検査結果が得られなくなることがある。
b 妊娠検査薬は、尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の有無を調べるものであり、通常、実際に妊娠が成立してから4週目前後の尿中hCG濃度を検出感度としている。
c 一般用検査薬の対象には、遺伝性疾患の診断に関係するものも含まれる。 |
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消化器に作用する薬及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 中和反応によって胃酸の働きを弱めること(制酸)を目的として、炭酸水素ナトリウム(重曹)のほか、酸化マグネシウム等のマグネシウムを含む成分が配合されている場合がある。
b ウルソデオキシコール酸は、胆汁の分泌を促す作用(利胆作用)があるとされ、消化を助ける効果を期待して用いられる。
c 胃粘膜保護・修復成分であるアルジオキサは、アルミニウムを含むため、透析を受けている人に推奨される。 |
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止瀉薬に含まれている成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 次没食子酸ビスマスは、腸粘膜のタンパク質と結合して不溶性の膜を形成し、腸粘膜をひきしめる(収斂)ことにより、腸粘膜を保護することを目的として用いられる。
b タンニン酸アルブミンは、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある。
c 木クレオソートは、腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させることを目的として用いられる。 |
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ロペラミド塩酸塩が配合された一般用医薬品の止瀉薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 食あたりや水あたりによる下痢の症状に用いられることを目的としており、食べすぎ・飲みすぎによる下痢、寝冷えによる下痢については適用対象ではない。
b 腸管の運動を低下させる作用を示し、胃腸鎮痛鎮痙薬との併用は避ける必要がある。
c 重篤な副作用として、まれにショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症を生じることがある。
d 15 歳未満の小児には適用がない。 |
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瀉下薬に含まれている成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a センナは、マメ科のチンネベリセンナ又はアレキサンドリアセンナの小葉を基原とする生薬である。
b ダイオウは、腸内容物の浸透圧を高めることで糞便中の水分量を増す。
c カサントラノールは、吸収された成分の一部が乳汁中に移行することが知られている。
d カルメロースナトリウムは、分解して生じるガスによって便通を促す。 |
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浣腸薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 剤形には注入剤(肛門から薬液を注入するもの)のほか、坐剤となっているものもある。
b 注入剤を半量使用する場合、残量を冷蔵保管することで安全に再利用できる。
c 注入剤を使用する時の注意点として、できるだけ早く押し込み、注入が終わったら放出部をゆっくり抜き取ることが挙げられる。
d 浣腸薬は一般に、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避けるべきである。 |
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駆虫薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 駆虫薬は腸管内に生息する虫体のほか、虫卵にも効果を示す。
b 複数の駆虫薬を併用することで、組合せによってはかえって駆虫作用が減弱することもある。
c 一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫と蟯虫である。
d 食事を摂って消化管内に内容物があるときに使用すると、消化管内容物の消化・吸収に伴って駆虫成分の吸収が高まることから、空腹時に使用することとされているものが多い。 |
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痔及び痔疾用薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 直腸粘膜と皮膚の境目となる歯状線より上部の直腸粘膜にできた痔核は内痔核と呼ばれ、排便と関係なく、出血や患部の痛みを生じる。
b 痔に対しては、痔疾用薬の使用と併せて、痔を生じた要因となっている生活習慣の改善等が図られることが重要である。
c アルミニウムクロルヒドロキシアラントイネートは、痔に伴う痛みや痒みを和らげることを主な目的として用いられる。
d メチルエフェドリン塩酸塩は、血管収縮作用による止血効果を期待して配合されていることがある。 |
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泌尿器用薬に含まれている成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a カゴソウは、シソ科のウツボグサの花穂を基原とする生薬であり、尿量増加(利尿)作用を期待して配合されている場合がある。
b キササゲは、ノウゼンカズラ科のキササゲ等の果実を基原とする生薬であり、尿路の殺菌消毒効果を期待して配合されている場合がある。
c ソウハクヒは、クワ科のマグワの根皮を基原とする生薬であり、尿路の殺菌消毒効果を期待して配合されている場合がある。 |
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目及び点眼薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 点眼薬の1滴の薬液の量は約5μLであるのに対して、結膜嚢の容積は3μL程度とされている。
b 一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の症状を改善できるものはなく、配合されている成分によっては、緑内障の悪化につながるおそれがある。
c 点眼薬の使用によって、皮膚に発疹、発赤、痒み等、全身性の副作用が現れることがある。
d コンタクトレンズをしたままでの点眼は、添付文書に使用可能と記載されてない限り行うべきでない。 |
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次の表は、ある眼科用薬に含まれている成分の一覧である。この眼科用薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
パンテノール 0.1 %
ビタミンB6 0.1 %
L-アスパラギン酸カリウム 1 %
ネオスチグミンメチル硫酸塩 0.005 %
コンドロイチン硫酸エステルナトリウム 0.1 %
グリチルリチン酸二カリウム 0.1 %
クロルフェニラミンマレイン酸塩 0.01 %
塩酸テトラヒドロゾリン 0.01 %
a ビタミンB6 は、アミノ酸の代謝や神経伝達物質の合成に関与していることから、目の疲れ等の症状を改善する効果を期待して配合されている。
b L-アスパラギン酸カリウムは、結膜を通っている血管を収縮させて、目の充血を除去することを目的として配合されている。
c ネオスチグミンメチル硫酸塩は、目の調節機能を改善する効果を目的として配合されている。
d 塩酸テトラヒドロゾリンは、新陳代謝を促し、目の疲れを改善する効果を期待して配合されている。 |
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肌の角質化及びそれを改善する配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a たこ(胼胝)は、角質層の一部が単純に肥厚したもので芯がなく、通常、痛みは伴わない。
b ウイルス性のいぼ(疣贅)は1~2年で自然寛解することが多い。
c 角質軟化薬のうち、うおのめ(鶏眼)に用いる製品については、医薬品としてのみ認められている。
d イオウは、角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す。 |
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頭皮・毛根に作用する配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a カシュウは、血行促進、抗炎症などの作用を期待して配合されている。
b エストラジオール安息香酸エステルは、女性ホルモンによる脱毛抑制効果を期待して配合されている。
c カルプロニウム塩化物は、頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して配合されている。
d チクセツニンジンは、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して配合されている。 |
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歯槽膿漏薬に含まれている成分とその主な配合目的に関する次の組合せの正誤について、正しい組合せはどれか。
a セチルピリジニウム塩化物 ― 殺菌消毒作用
b イソプロピルメチルフェノール ― 抗炎症作用
c チモール ― 組織修復作用
d カルバゾクロム ― 止血作用 |
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口内炎、口内炎用薬の成分及び口内炎に用いる漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 口内炎の再発を繰り返す場合には、ベーチェット病などの可能性も考えられるので、医療機関を受診するなどの対応が必要である。
b グリチルレチン酸は、患部の殺菌消毒を目的として配合される。
c シコンは、ムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬で、組織修復促進、抗菌などの作用を期待して用いられる。
d 茵蔯蒿湯は、体力中等度以上で口渇があり、尿量少なく、便秘するものの蕁麻疹、口内炎、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみに適すとされる。 |
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禁煙補助剤及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 咀嚼剤は、口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が増加するため、コーヒーや炭酸飲料など口腔内を酸性にする食品を摂取した後、しばらくは使用を避けることとされている。
b ニコチンは、交感神経系を興奮させる作用を示す。
c 咀嚼剤は、菓子のガムのように噛み、唾液を多く分泌させながら使用することが望ましい。 |
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滋養強壮保健薬に含まれている成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ビタミンAは、夜間視力を維持したり、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。
b ビタミンB2 は、炭水化物からのエネルギー産生に不可欠な栄養素で、神経の正常な働きを維持する作用がある。
c ナイアシンは、皮膚や粘膜などの機能を維持することを助ける栄養素として配合される場合がある。
d ヘスペリジンは、ビタミン様物質のひとつで、ビタミンCの吸収を助ける等の作用があるとされる。 |
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生薬成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a レンギョウは、モクセイ科のレンギョウ又はシナレンギョウの果実を基原とする生薬で、鎮痛、抗菌等の作用を期待して用いられる。
b ショウマは、キンポウゲ科のサラシナショウマ、フブキショウマ、コライショウマ又はオオミツバショウマの果実を基原とする生薬で、血行促進、強心等の作用を期待して用いられる。
c ボウフウは、バラ科のサンザシ又はオオミサンザシの偽果をそのまま、又は縦切若しくは横切したものを基原とする生薬で、健胃、消化促進等の作用を期待して用いられる。 |
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次の記述にあてはまる漢方処方製剤として、正しいものはどれか。
体力が充実して脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘の傾向があるものの胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘、神経症、肥満症に適すとされるが、体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。 |
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殺菌消毒成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a アクリノールは、黄色の色素で、真菌や結核菌に対して効果がない。
b ヨードチンキは、ヨウ素及びヨウ化カリウムをエタノールに溶解させたもので、化膿している部位の消毒に適している。
c 消毒用エタノールは、皮膚刺激性が弱いため、粘膜(口唇等)や目の周りへの使用に適している。 |
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殺虫剤に配合される成分とその分類の組合せの正誤について、正しい組合せはどれか。
a ペルメトリン ― ピレスロイド系
b メトキサジアゾン ― 有機リン系
c オルトジクロロベンゼン ― オキサジアゾール系
d ジクロルボス ― カーバメイト系 |
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