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目に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 結膜には光を受容する細胞(視細胞)が密集していて、個々の視細胞は神経線維につながり、それが束になって眼球の後方で視神経となる。
b 眼瞼は、皮下組織が少なく薄くできているため、内出血や裂傷を生じやすく、また、むくみ(浮腫)等、全身的な体調不良(薬の副作用を含む)の症状が現れやすい部位である。
c 水晶体から網膜までの眼球内を硝子体といい、空洞になっている。
d 涙器は、涙液を分泌する涙腺と、涙液を鼻腔に導出する涙道からなる。 |
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鼻及び耳に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 鼻は、空気中を漂う物質を鼻腔内に吸い込み、その化学的刺激を感じとる。
b 鼻腔と副鼻腔を連絡する管は非常に狭いため、鼻腔粘膜が腫れると副鼻腔の開口部がふさがりやすくなり、副鼻腔に炎症を生じることがある。
c 内耳にある前庭は、水平・垂直方向の加速度を感知する半規管と、体の回転や傾きを感知する耳石器官に分けられる。
d 鼓室の内部では、独立した微細な6つの耳小骨が鼓膜の振動を増幅して、外耳へ伝導する。 |
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外皮系に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 外皮系には、身体を覆う皮膚と、汗腺、皮脂腺、乳腺等の皮膚腺が含まれるが、爪や毛は含まれない。
b 汗腺には、腋窩(わきのした)などの毛根部に分布するエクリン腺と、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布するアポクリン腺の二種類がある。
c 皮脂は、皮膚を潤いのある柔軟な状態に保つとともに、外部からの異物に対する保護膜としての働きがある。
d 真皮は、線維芽細胞とその細胞で産生された線維性のタンパク質(コラーゲン、フィブリリン、エラスチン等)からなる結合組織の層で、皮膚の弾力と強さを与えている。 |
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骨格系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 骨の基本構造は、主部となる骨質、骨質表面を覆う骨膜、骨質内部の骨髄、骨の接合部にある関節軟骨の四組織からなる。
b 骨の破壊(骨吸収)と修復(骨形成)は、骨が成長を停止するまで繰り返され、その後は行われない。
c 骨組織を構成する無機質は、炭酸カルシウムやリン酸カルシウム等の石灰質からなるが、それらのカルシウムが骨から溶け出すことはない。
d 関節とは、広義には骨と骨の連接全般を指すが、狭義には複数の骨が互いに運動できるように連結したものをいう。 |
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筋組織に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 筋組織は、筋細胞と結合組織からできているのに対して、腱は結合組織のみでできているため、伸縮性が高い。
b 骨格筋は、その筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様(横紋)が見えるので横紋筋とも呼ばれる。
c 骨格筋の疲労は、乳酸の代謝に伴って生成するグリコーゲンが蓄積し、筋組織の収縮性が低下する現象である。
d 骨格筋と平滑筋は、自分の意識どおり動かすことができる随意筋である。 |
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脳及び神経系に関する記述のうち、誤っているものはどれか。 |
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交感神経及び副交感神経に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンであり、副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンである。
b 交感神経系と副交感神経系は、互いに拮抗して働き、一方が活発になっているときには他方は活動を抑制して、効果を及ぼす各臓器・器官(効果器)を制御している。
c 交感神経系は、概ね、体が食事や休憩等の安息状態となるように働く。
d 気管及び気管支は、交感神経系が活発になると収縮し、副交感神経系が活発になると拡張する。 |
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医薬品の吸収に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 有効成分が皮膚から浸透して体内の組織で作用する医薬品の場合は、浸透する量は皮膚の状態、傷の有無やその程度などによって影響を受ける。
b 内服薬の中には、服用後の作用を持続させるため、有効成分がゆっくりと溶出するように作られているものもある。
c 鼻腔粘膜への局所作用を目的とした点鼻薬であっても、その成分が循環血液中に移行して、全身性の副作用を生じることがある。
d 皮膚吸収された有効成分は、最初に肝臓で代謝を受けた後に血流に乗って全身に分布する。 |
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医薬品の代謝及び排泄に関する記述のうち、誤っているものはどれか。 |
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以下の記述にあてはまる医薬品の剤形として、最も適するものはどれか。
この剤形は、口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がなされているため、水なしで服用することができる。固形物を飲み込むことが困難な高齢者や乳幼児、水分摂取が制限されている場合でも、口の中で溶かした後に、唾液と一緒に容易に飲み込むことができる。 |
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皮膚粘膜眼症候群に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 38℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が、全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態である。
b 原因が医薬品の場合、使用開始後2週間以内に発症することが多いが、1ヶ月以上経ってから起こることもある。
c 皮膚粘膜眼症候群の発症機序の詳細は既に解明されており、正確な発症の予測が可能である。
d ライエル症候群とも呼ばれる。 |
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医薬品の副作用として生じる肝機能障害に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 主な症状は、全身の倦怠感、黄疸、発熱、発疹、皮膚の掻痒感、吐きけ等である。
b 黄疸とは、ヘモグロビンが胆汁中へ排出されず血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。
c 軽度の肝障害の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査(肝機能検査値の悪化)で初めて判明することが多い。
d 原因と考えられる医薬品を漫然と使用し続けると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることもある。 |
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呼吸器系に現れる医薬品の副作用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 喘息は、原因となる医薬品の使用を開始してから、一般的に1~2週間程度で起きることが多い。
b 喘息は、坐薬や外用薬では誘発されることはない。
c 間質性肺炎は、息切れ・息苦しさ等の呼吸困難、空咳(痰の出ない咳)、発熱等の症状を呈する。
d 間質性肺炎は、肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織が炎症を起こしたものである。 |
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消化器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 消化器に対する医薬品の副作用によって、吐きけ・嘔吐、食欲不振、腹部(胃部)不快感、口内炎、口腔内の荒れや刺激感などを生じることがある。
b 消化性潰瘍では、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐きけ、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状が現れる。
c 消化性潰瘍は、自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸や息切れ等)の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることもある。
d イレウス様症状は、小児や高齢者のほか、普段から下痢傾向のある人に発症のリスクが高い。 |
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循環器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医薬品を適正に使用していても、動悸(心悸亢進)や一過性の血圧上昇、顔のほてり等を生じることがある。
b 鬱血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患である。
c 不整脈は、代謝機能の低下によってその発症リスクが高まることがあるので、腎機能や肝機能の低下、併用薬との相互作用等に留意するべきである。
d 不整脈の種類によっては失神(意識消失)することもある。 |
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医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和35年法律第145号)の目的に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
「この法律は、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び再生医療等製品の品質、有効性及び安全性の確保並びにこれらの使用による保健衛生上の( a )及び( b )のために必要な規制を行うとともに、指定薬物の規制に関する措置を講ずるほか、医療上特にその必要性が高い医薬品、医療機器及び再生医療等製品の( c )のために必要な措置を講ずることにより、保健衛生の向上を図ることを目的とする。」ことを定めている。 |
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登録販売者に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 購入者等に対して正確かつ適切な情報提供が行えるよう、日々最新の情報の入手、自らの研鑽に努める必要がある。
b 二以上の都道府県において医薬品の販売に従事しようとする者は、そのすべての都道府県知事の販売従事登録を受けなければならない。
c 販売従事登録を受けた事項に変更を生じたときは、10日以内にその旨を届けなければならない。
d 一般用医薬品の販売又は授与に従事しようとしなくなったときは、30日以内に、登録販売者名簿の登録の消除を申請しなければならない。 |
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医薬品の定義と範囲及び取扱いに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的とされている物はすべて医薬品と定義されている。
b 日本薬局方に収載されている医薬品は、保健医療上重要な医薬品であるため、一般用医薬品の中に配合されているものはない。
c 製造販売元の製薬企業、製造業者のみならず、薬局及び医薬品の販売業者は、不正表示医薬品を販売し、授与し、又は販売若しくは授与の目的で製造し、輸入し、貯蔵し、若しくは陳列してはならないとされている。
d 殺虫剤、器具用消毒薬のように、人の身体に直接使用されないものは医薬品には含まれない。 |
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一般用医薬品及び要指導医薬品に関する記述のうち、正しいものはどれか。 |
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一般用医薬品のリスク区分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 一般用医薬品は、その保健衛生上のリスクに応じて、第一類医薬品、第二類医薬品及び第三類医薬品に区分されている。
b 一般用医薬品の各製品の直接の容器又は被包には、当該医薬品が分類されたリスク区分ごとに定められた事項が記載されている。
c 一般用医薬品の分類については、安全性に関する新たな知見や副作用の発生状況等を踏まえ、適宜見直しが図られている。
d 第二類医薬品のうち、特別の注意を要するものとして厚生労働大臣が指定するものを「指定第二類医薬品」としている。 |
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直接の容器又は被包に記載しなければならない事項のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 製造方法
b 日本薬局方に収載されている医薬品については、「日本薬局方」の文字等
c 指定第二類医薬品にあっては、枠の中に「指定」の文字
d 配置販売品目以外の一般用医薬品にあっては、「店舗専用」の文字 |
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医薬部外品及び化粧品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医薬部外品には、あせも、ただれ等の防止の目的のために使用される物がある。
b 医薬部外品は、医薬品的な効能効果を表示・標榜することは一切認められていない。
c 医薬部外品及び化粧品の販売には、それぞれ販売業の許可が必要である。
d 化粧品は、「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つ」の範囲内においてのみ効能効果を表示・標榜することが認められている。 |
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保健機能食品等の食品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 食品とは、医薬品以外のすべての飲食物をいう。
b 食品の販売を行う場合は、「医薬品の範囲に関する基準」(昭和46年6月1日付け薬発第476号厚生省薬務局長通知「無承認無許可医薬品の指導取締りについて」の別紙)に照らして医薬品に該当する物とみなされることがないよう留意する必要がある。
c 特別用途食品は、乳児、幼児、妊産婦又は病者の発育又は健康の保持若しくは回復の用に供することが適当な旨を医学的・栄養学的表現で記載し、かつ、用途を限定したもので、健康増進法(平成14年法律第103号)の規定に基づく許可や承認を受けている。
d 機能性表示食品は、個別に安全性及び機能性の根拠に関する情報などについて審査を受け、消費者庁長官の許可を受けている。 |
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医薬品の販売業の許可に関する記述のうち、正しいものはどれか。 |
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要指導医薬品及び一般用医薬品の情報提供に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 薬局開設者又は店舗販売業者が、要指導医薬品を販売又は授与する場合には、その薬局又は店舗において医薬品の販売又は授与に従事する薬剤師に、対面により、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則(昭和36年厚生省令第1号)で定める事項を記載した書面を用いて、必要な情報を提供させ、必要な薬学的知見に基づく指導を行わせなければならない。
b 薬局開設者又は店舗販売業者が第二類医薬品を販売又は授与する場合には、医薬品の販売等に従事する薬剤師又は登録販売者に、必要な情報を提供させるよう努めなければならない。
c 第一類医薬品の情報提供は、情報提供を行う場所において行う必要があるが、第二類医薬品及び第三類医薬品の情報提供を行う場所については、特に規定されていない。
d 購入者側から相談があった場合の応答は、努力義務となっている。 |
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