76 |
管理栄養士(第31回) |
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たんぱく質の量と質の評価に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. コルチゾールの分泌が増加すると、窒素出納は正になる。
2. 不可欠アミノ酸は、11種類である。
3. 分枝アミノ酸は、不可欠アミノ酸である。
4. アミノ酸価は、食品中の可欠アミノ酸のバランスで決定される。
5. たんぱく質の生物価は、摂取窒素量に対する体内保留窒素量の割合を示す。
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分枝アミノ酸は、不可欠アミノ酸である。
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77 |
管理栄養士(第31回) |
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たんぱく質の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 摂取たんぱく質は、脂質に変換されない。
2. たんぱく質の摂取量が多いと、ビタミン6の必要量が減少する。
3. たんぱく質の摂取量が多いと、尿中カルシウム排泄量が増加する。
4. たんぱく質の摂取量が不足すると、血清トランスサイレチン値は上昇する。
5. エネルギー摂取量が不足すると、たんぱく質の利用効率が高まる。
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たんぱく質の摂取量が多いと、尿中カルシウム排泄量が増加する。
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78 |
管理栄養士(第31回) |
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炭水化物の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. コリ回路では、アラニンからグルコースが産生される。
2. 空腹時には、糖原性アミノ酸からグルコースが産生される。
3. 組織へのグルコース取り込みは、コルチゾールによって促進される。
4. 健常者では、食後2時間で、血糖値が最大となる。
5. 血糖値が低下すると、脂肪組織のトリアシルグリセロールの分解は抑制される。
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空腹時には、糖原性アミノ酸からグルコースが産生される。
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79 |
管理栄養士(第31回) |
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脂質の臓器間輸送に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. カイロミクロンは、肝臓で合成されたトリアシルグリセロールを輸送する。
2. VLDLのコレステロール含有率は、LDLより大きい。
3. LDLのコレステロールの末梢細胞への取り込みは、レシチンコレステロールアシルトランスフェラーゼ(LCAT)が関与する。
4. 末梢細胞のコレステロールのHDLへの取り込みは、リポタンパク質リパーゼ(LPL)が関与する。
5. 脂肪組織から血中に放出された脂肪酸は、アルブミンと結合して輸送される。
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脂肪組織から血中に放出された脂肪酸は、アルブミンと結合して輸送される。
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80 |
管理栄養士(第31回) |
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ビタミンの欠乏状態における身体状態の変化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. ビタミンDの欠乏では、骨塩量が減少する。
2. ビタミンKの欠乏では、血液凝固の時間が短縮する。
3. ビタミンB1の欠乏では、乳酸の血中濃度が低下する。
4. ビタミンB12の欠乏では、DNAの合成が促進される。
5. 葉酸の欠乏では、ホモシステインの血中濃度が低下する。
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ビタミンDの欠乏では、骨塩量が減少する。
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81 |
管理栄養士(第31回) |
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ビタミンに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 脂溶性ビタミンの吸収に、胆汁酸は関与しない。
2. 脂溶性ビタミンには、腸内細菌が合成するものがある。
3. 食品中β-カロテンのビタミンAとしての生体利用率は、レチノールの1/6でる。
4. ビタミンB2は、体内の飽和量を超えると、尿中への排泄量が低下する。
5. ビタミンB12の吸収に必要な内因子は、十二指腸上皮細胞から分泌される。
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脂溶性ビタミンには、腸内細菌が合成するものがある。
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82 |
管理栄養士(第31回) |
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ミネラルの栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. マグネシウムの99%は、骨に存在する。
2. クロムは、インスリン作用を増強する。
3. メンケス病は、先天的な銅の過剰症である。
4. カルシトニンは、骨吸収を促進する。
5. 運動は、骨形成を抑制する。
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クロムは、インスリン作用を増強する。
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83 |
管理栄養士(第31回) |
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エネルギー代謝の測定に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 直接法では、酸素消費量からエネルギー消費量を評価する。
2. 二重標識水法では、酸素と水素の安定同位元素の減少速度よりエネルギー消費量を求める。
3. 基礎代謝量は、睡眠状態で測定する。
4. 脂肪の燃焼では、酸素消費量と二酸化炭素産生量のモル数は等しい。
5. 二酸化炭素産生量は、安静時より運動時に減少する。
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二重標識水法では、酸素と水素の安定同位元素の減少速度よりエネルギー消費量を求める。
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84 |
管理栄養士(第31回) |
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栄養スクリーニングに求められる要件である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 簡便である。
2. 妥当性が高い。
3. 信頼性が高い。
4. 侵襲性が高い。
5. 敏感度が高い。
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侵襲性が高い。
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85 |
管理栄養士(第31回) |
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栄養アセスメントに用いる血液検査項目と病態の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. クレアチニンー糖代謝異常
2. HbA1cー脂質代謝異常
3. アルブミンー低栄養
4. 総コレステロールー貧血
5. ヘマトクリットー骨塩量低下
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アルブミンー低栄養
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86 |
管理栄養士(第31回) |
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日本人の食事摂取基準(2015年版)における、目標とするBMI(kg/m2)の範囲(18歳以上)に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
正解(2)かつ(4)
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詳細
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1. 男女別に、設定された。
2. 総死亡率との関連を踏まえ、設定された。
3. 4つの年齢区分で、設定された。
4. 70歳以上では、虚弱と生活習慣病の予防について考慮された。
5. 日本人のBMIの分布は考慮されていない。
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総死亡率との関連を踏まえ、設定された。
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87 |
管理栄養士(第31回) |
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スキャモンの発育曲線の型とその特徴の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 一般型ー乳児期より学童期に急激に増加する。
2. 神経型ー他の型より早く増加する。
3. 生殖器型ー出生直後から急激に増加する。
4. リンパ型ー思春期以降に急激に増加する。
5. リンパ型ー20歳頃に最大値となる。
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神経型ー他の型より早く増加する。
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88 |
管理栄養士(第31回) |
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母乳に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 吸啜刺激は、オキシトシンの分泌を低下させる。
2. 吸啜刺激は、プロラクチンの分泌を増加させる。
3. 分泌型IgA量は、初乳より成熟乳に多い。
4. たんぱく質量は、牛乳より母乳に多い。
5. 多価不飽和脂肪酸量は、牛乳より母乳に少ない。
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吸啜刺激は、プロラクチンの分泌を増加させる。
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89 |
管理栄養士(第31回) |
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妊産婦の身体と食生活・生活習慣に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 妊娠前からの健康的なからだづくりを推奨する。
2. 非妊娠時にBMI18.5kg/m2未満であった妊婦の推奨体重増加量は、7kg未満である。
3. 主食を中心にエネルギーを摂る。
4. 多様な食品を組み合わせてカルシウムを摂る。
5. 妊婦の喫煙は、低出生体重児のリスクとなる。
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非妊娠時にBMI18.5kg/m2未満であった妊婦の推奨体重増加量は、7kg未満である。
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90 |
管理栄養士(第31回) |
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離乳の進め方に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 離乳の開始は、生後2、3か月頃が適当である。
2. 離乳食を1日3回にするのは、離乳開始後1か月頃である。
3. 舌でつぶせる固さのものを与えるのは、生後7、8か月頃からである。
4. フォローアップミルクは、育児用ミルクの代替品として用いる。
5. 哺乳反射の減弱は、離乳完了の目安となる。
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舌でつぶせる固さのものを与えるのは、生後7、8か月頃からである。
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91 |
管理栄養士(第31回) |
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K保育所に勤務する管理栄養士である。入所児のAさんは、生後12か月、男児。身長と体重は身体発育曲線に沿って成長している。最近、食事について興味を持ち、自分で食べたがるようになった。Aさんの食事に関する保護者への助言である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. スプーンの利用を推奨する。
2. 手づかみ食べのできる食事を推奨する。
3. こぼさない食べ方を推奨する。
4. 子どもだけを先に食べさせるように推奨する。
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手づかみ食べのできる食事を推奨する。
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92 |
管理栄養士(第31回) |
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幼児期(3~5歳)の生理的特徴に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 頭囲は、胸囲より大きい。
2. 体重1kg当たりのエネルギー必要量は、成人と同程度である。
3. 1年間当たりの体重増加率は、乳児期より高い。
4. 1分間当たりの呼吸数は、乳児期より多い。
5. 咀しゃく機能は、3歳頃に獲得される。
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咀しゃく機能は、3歳頃に獲得される。
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93 |
管理栄養士(第31回) |
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学童期のエネルギーと肥満に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 基礎代謝基準値(kcal/kg体重/日)は、幼児期より低い。
2. 推定エネルギー必要量は、基礎代謝量(kcal/日)と身体活動レベルの積である。
3. 原発性肥満より二次性肥満が多い。
4. 学童期の肥満は、成人期の肥満に移行しにくい。
5. 肥満傾向児の割合は、高学年より低学年で高い。
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基礎代謝基準値(kcal/kg体重/日)は、幼児期より低い。
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94 |
管理栄養士(第31回) |
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日本人の食事摂取基準(2015年版)において、成人期の目標量が設定されている栄養素である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 脂質(脂肪エネルギー比率)
2. 食物繊維
3. ナトリウム
4. カリウム
5. 鉄
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鉄
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95 |
管理栄養士(第31回) |
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K介護保険施設に勤務する管理栄養士である。デイサービス利用者の食事指導を実施している。対象者は、76歳、女性。身長150cm、体重42kg、BMI18.7kg/m2。この1年間で体重が2kg減少した。最近、歩行速度が遅くなり、疲労感が強くなった。この利用者に対して、食事バランスガイドを用いて普段の食生活をたずねた。特に留意すべき料理区分として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 主食
2. 主菜
3. 副菜
4. 菓子・嗜好飲料
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主菜
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96 |
管理栄養士(第31回) |
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K介護保険施設に勤務する管理栄養士である。利用者は80歳、女性。身長150cm、体重40kg、BMI17.8kg/m2。食事は自立しているが、普通食ではむせることがあり、主食は全粥としている。この利用者の副菜として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. もずくの酢の物
2. 刻んだきゅうりの漬物
3. やわらかく煮ただいこん
4. 小松菜ともやしの和え物
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やわらかく煮ただいこん
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97 |
管理栄養士(第31回) |
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スポーツ選手の栄養に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 持久型種目の選手では、炭水化物摂取が重要である。
2. 筋肉や骨づくりには、たんぱく質摂取が重要である。
3. スポーツ貧血の予防には、ビタミンA摂取が重要である。
4. 運動後の疲労回復には、早いタイミングでの栄養補給が重要である。
5. 熱中症予防では、運動中の水分と電解質の補給が重要である。
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スポーツ貧血の予防には、ビタミンA摂取が重要である。
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98 |
管理栄養士(第31回) |
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汎(全身)適応症候群に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 警告反応期のショック相では、血糖値が上昇する。
2. 警告反応期のショック相では、血圧が上昇する。
3. 警告反応期の反ショック相では、生体防御機能が低下する。
4. 抵抗期では、新たなストレスに対する抵抗力は弱くなる。
5. 疲はい期では、ストレスに対して生体が適応力を獲得している。
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抵抗期では、新たなストレスに対する抵抗力は弱くなる。
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管理栄養士(第31回) |
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低温環境に曝露されたときに起こる身体変化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. ふるえによる産熱は、減少する。
2. 基礎代謝量は、減少する。
3. 血圧は、低下する。
4. 皮膚血流量は、増加する。
5. アドレナリンの分泌は、増加する。
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アドレナリンの分泌は、増加する。
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100 |
管理栄養士(第31回) |
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特定保健指導の積極的支援の対象になり、節酒を行動目標とした男性である。初回面接1か月後の支援時に、「酒の量は減らせたが、たまに飲み過ぎてしまいそうになる」と話している。トランスセオレティカルモデルに基づく行動変容ステージに合った管理栄養士の対応である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. お酒を減らせば、検査結果も改善することを、説明する。
2. 悪化すると、家族にどのような影響を及ぼすかを、考えてもらう。
3. 節酒が成功して、スリムになった自分の姿を想像してもらう。
4. 節酒していることを、同僚に対して宣言してもらう。
5. 節酒できている自分へのほうびを、考えてもらう。
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節酒できている自分へのほうびを、考えてもらう。
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