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2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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日照及び日射に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 北緯 35度付近の冬至における終日日射量は、南向きの鉛直面が他のどの向きの鉛直面よりも大きい。
2. 日照時間は、日の出から日没までの時間をいう。
3. 北緯 35度付近の夏至における終日日射量は、東向きの鉛直面よりも水平面の方が大きい。
4. 大気透過率が高くなるほど、直達日射が強くなり、天空日射は弱くなる。
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日照時間は、日の出から日没までの時間をいう。
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2 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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詳細
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1. 直射日光は、大気を透過して直接地表に届く昼光の成分である。
2. 昼光率は、屋外の全天空照度が大きくなると、低くなる。
3. 室内のある点における昼光率は、時刻や天候によって変化しない。
4. 室内の要求される基準昼光率は、居間より事務室の方が高い。
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昼光率は、屋外の全天空照度が大きくなると、低くなる。
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3 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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音に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 吸音率は、入射する音のエネルギーに対する反射音以外の音のエネルギーの割合である。
2. 床衝撃音には、重くて軟らかい衝撃源による重量衝撃音と、比較的軽量で硬い物体の落下による軽量衝撃音がある。
3. 単層壁の音響透過損失は、一般に、壁体の面密度が高くなるほど、大きくなる。
4. 劇場の後方部は、エコーを防ぐため、壁や天井に反射板を設置する。
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劇場の後方部は、エコーを防ぐため、壁や天井に反射板を設置する。
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4 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 耐震壁の壁量は、地震力などの水平力を負担させるため、下階よりも上階が多くなるようにする。
2. 大梁は、床の鉛直荷重を支えるとともに、柱をつなぎ地震力などの水平力にも抵抗する部材である。
3. 柱と梁の接合部を剛接合とした純ラーメン構造は、骨組みで地震力などの水平力に抵抗する構造である。
4. 床スラブは、床の鉛直荷重を梁に伝えるとともに、架構を一体化し地震力などの水平力に抵抗させる役割も持っている。
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耐震壁の壁量は、地震力などの水平力を負担させるため、下階よりも上階が多くなるようにする。
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5 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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鉄骨構造の一般的な特徴に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 軽量鉄骨構造に用いる軽量形鋼は、通常の形鋼に比べて、部材にねじれや局部座屈が生じやすい。
2. 鉄筋コンクリート構造に比べ、鉄骨構造の方が架構の変形能力が高い。
3. 鋼材は不燃材料であるため、骨組は十分な耐火性能を有する。
4. 鉄筋コンクリート構造に比べ、鉄骨構造の方が大スパンの建築物を構築できる。
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鋼材は不燃材料であるため、骨組は十分な耐火性能を有する。
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6 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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鉄骨構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 丸鋼を用いる筋かいは、主に引張力に働く部材である。
2. スチフナーは、節点に集まる部材相互の接合に用いられる鋼板である。
3. エンドタブは、溶接時に溶接線の始終端に取り付けられる補助部材である。
4. 裏当て金は、完全溶込み溶接を片面から行うために、溶接線に沿って開先ルート部の裏側に取り付けられる鋼板である。
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スチフナーは、節点に集まる部材相互の接合に用いられる鋼板である。
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7 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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基礎構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 独立フーチング基礎は、一般に基礎梁で連結する。
2. 同一建築物に杭基礎と直接基礎など異種の基礎を併用することは、なるべく避ける。
3. 直接基礎の鉛直支持力は、基礎スラブの根入れ深さが大きくなるほど大きくなる。
4. 直接基礎の底面は、冬季の地下凍結深度より浅くする。
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直接基礎の底面は、冬季の地下凍結深度より浅くする。
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8 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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建築物の構造設計における荷重及び外力に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 地震力は、建築物の弾性域における固有周期及び地盤の種類に応じて算定する。
2. バルコニーの積載荷重は、共同住宅の用途に供する建築物より学校の方が大きい。
3. 多雪区域における地震力の算定に用いる荷重は、建築物の固定荷重と積載荷重の和に積雪荷重の 1/2 を加えたものとする。
4. 建築物を風の方向に対して有効にさえぎる防風林がある場合は、その方向における速度圧を 1/2 まで減らすことができる。
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多雪区域における地震力の算定に用いる荷重は、建築物の固定荷重と積載荷重の和に積雪荷重の 1/2 を加えたものとする。
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9 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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図に示す単純梁にモーメント荷重が作用したとき、支点 Bに生じる鉛直反力の値の大きさとして、正しいものはどれか。
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詳細
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1. 12 kN
2. 6 kN
3. 4 kN
4. 3 kN
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4 kN
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10 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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図に示す単純梁に集中荷重2P及び3Pが作用したときの曲げモーメント図として、正しいものはどれか。
ただし、曲げモーメントは材の引張側に描くものとする。
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詳細
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1.
2.
3.
4.
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11 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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JIS(日本工業規格/現日本産業規格)に規定する構造用鋼材に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 建築構造用圧延鋼材は、SN材と呼ばれ、性能により A種、B種、C種に分類される。
2. 溶接構造用圧延鋼材は、SM材と呼ばれ、溶接性に優れた鋼材である。
3. 建築構造用炭素鋼鋼管は、STKN材と呼ばれ、材質をSN材と同等とした円形鋼管である。
4. 一般構造用圧延鋼材は、SSC材と呼ばれ、一般的に使用される鋼材である。
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一般構造用圧延鋼材は、SSC材と呼ばれ、一般的に使用される鋼材である。
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2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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JIS(日本工業規格/現日本産業規格)に規定する建具の試験項目と測定項目の組合せとして、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 結露防止性試験 ―― 熱貫流率
2. 耐風圧性試験 ――― 変位・たわみ
3. 気密性試験 ―――― 通気量
4. 水密性試験 ―――― 漏水
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結露防止性試験 ―― 熱貫流率
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2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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シーリング材の特徴に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. ポリサルファイド系シーリング材は、表面の仕上塗材や塗料を変色、軟化させることがある。
2. ポリウレタン系シーリング材は、ガラスまわり目地に適している。
3. シリコーン系シーリング材は、紫外線による変色が少ない。
4. アクリルウレタン系シーリング材は、表面にタックが残ることがある。
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ポリウレタン系シーリング材は、ガラスまわり目地に適している。
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2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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カーペットに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. タフテッドカーペットは、パイル糸をうね状に並べて基布に接着固定した敷物である。
2. ウィルトンカーペットは、基布とパイル糸を同時に織り込んだ、機械織りの敷物である。
3. ニードルパンチカーペットは、シート状の繊維で基布を挟み、針で刺して上下の繊維を絡ませた敷物である。
4. タイルカーペットは、バッキング材を裏打ちしたタイル状敷物である。
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タフテッドカーペットは、パイル糸をうね状に並べて基布に接着固定した敷物である。
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2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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屋外排水設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 地中埋設排水管の長さが、その内径又は内法幅の 120倍を超えない範囲内で、桝又はマンホールを設ける。
2. 地中埋設排水経路に桝を設ける場合、雨水桝にはインバートを、汚水桝には泥だめを設ける。
3. 排水管を給水管に平行して埋設する場合、原則として、両配管は 500 mm以上のあきを設ける。
4. 地中埋設排水経路が合流する箇所には、桝又はマンホールを設ける。
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地中埋設排水経路に桝を設ける場合、雨水桝にはインバートを、汚水桝には泥だめを設ける。
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16 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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照明設備に関する一般的な記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. LEDは、高効率で他の照明器具に比べ寿命が長く、省エネ対策として広く用いられる。
2. Hf 蛍光ランプは、ちらつきが少なく、主に事務所などの照明に用いられる。
3. ハロゲン電球は、低輝度であり、主に道路やトンネルの照明に用いられる。
4. メタルハライドランプは、演色性がよく、主にスポーツ施設などの照明に用いられる。
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ハロゲン電球は、低輝度であり、主に道路やトンネルの照明に用いられる。
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2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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空気調和設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 単一ダクト方式における CAV 方式は、室内に吹き出す風量が一定であり、室内環境を一定に保つことができる。
2. 二重ダクト方式は、別々の部屋で同時に冷房と暖房を行うことができる。
3. パッケージユニット方式は、熱源機器でつくられた冷水や温水を各室のパッケージユニットに供給し、冷風や温風が吹き出るようにしたものである。
4. 各階ユニット方式は、各階ごとに空調機を分散設置して空調を行う方式で、各階ごとの負荷変動に対応できる。
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パッケージユニット方式は、熱源機器でつくられた冷水や温水を各室のパッケージユニットに供給し、冷風や温風が吹き出るようにしたものである。
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18 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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やり方及び墨出しに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 水貫は、水杭に示した一定の高さに上端を合わせて、水杭に水平に取り付ける。
2. やり方は、建物の高低、位置、方向、心の基準を明確にするために設ける。
3. 高さの基準点は、複数設置すると相互に誤差を生じるので、設置は1箇所とする。
4. 鋼製巻尺は、同じ精度を有する巻尺を2本以上用意して、1本は基準巻尺として保管する。
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高さの基準点は、複数設置すると相互に誤差を生じるので、設置は1箇所とする。
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19 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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地業工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 砂利地業に用いる再生クラッシャランは、岩石を破砕したものであり、品質にばらつきがある。
2. 土間コンクリートの下の防湿層は、断熱材がある場合、断熱材の直下に設ける。
3. 砂利地業の締固めは、床付地盤を破壊したり、さらに深い地盤を乱さないよう、注意して行う。
4. 砂利地業の締固めによるくぼみが生じた場合は、砂又は砂利を補充して再度転圧する。
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砂利地業に用いる再生クラッシャランは、岩石を破砕したものであり、品質にばらつきがある。
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20 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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異形鉄筋の加工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 鉄筋の加工寸法の表示及び計測は、突当て長さ(外側寸法)を用いて行う。
2. 鉄筋の種類と径が同じ帯筋とあばら筋は、折曲げ内法直径の最小値は同じである。
3. 壁の開口部補強筋の末端部には、フックを付けなければならない。
4. 鉄筋の折曲げ加工は、常温で行う。
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壁の開口部補強筋の末端部には、フックを付けなければならない。
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21 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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型枠支保工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 支柱にパイプサポートを使用する場合、継手は差込み継手としてはならない。
2. 支柱にパイプサポートを使用する場合、パイプサポートを3以上継いで用いてはならない。
3. 柱、壁及び梁側型枠のせき板を保持する場合、支保工は一般に内端太及び外端太により構成する。
4. 軽量型支保梁を受ける梁型枠の支柱にパイプサポートを使用する場合、パイプサポートは2列に設ける。
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支柱にパイプサポートを使用する場合、継手は差込み継手としてはならない。
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22 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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コンクリートの養生に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 湿潤養生期間の終了前であっても、コンクリートの圧縮強度が所定の値を満足すれば、せき板を取り外すことができる。
2. 打込み後のコンクリートが透水性の小さいせき板で保護されている場合は、湿潤養生と考えてよい。
3. 早強ポルトランドセメントを用いたコンクリートの材齢による湿潤養生期間は、普通ポルトランドセメントより短くできる。
4. 寒中コンクリート工事における加熱養生中は、コンクリートの湿潤養生を行わない。
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寒中コンクリート工事における加熱養生中は、コンクリートの湿潤養生を行わない。
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23 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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鉄骨の建方に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 溶接継手のエレクションピースに使用する仮ボルトは、高力ボルトを用いて全数締め付けた。
2. ターンバックル付き筋かいを有する鉄骨構造物は、その筋かいを用いて建入れ直しを行った。
3. 柱現場溶接接合部に建入れ及び食違い調整機能の付いた治具を使用したため、ワイヤロープを用いず、建入れ直しを行った。
4. 建方精度の測定は、温度の影響を避けるため、早朝の一定時間に実施した。
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ターンバックル付き筋かいを有する鉄骨構造物は、その筋かいを用いて建入れ直しを行った。
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24 |
2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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在来軸組構法の木工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 土台を固定するアンカーボルトは、土台の両端部や継手の位置、耐力壁の両端の柱に近接した位置に設置した。
2. 柱に使用する心持ち材には、干(ひ)割れ防止のため、見え隠れ部分に背割りを入れた。
3. 根太の継手は、大引の心を避けて突付け継ぎとし、釘打ちとした。
4. 軒桁の継手は、柱心から持ち出して、追掛け大栓(せん)継ぎとした。
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根太の継手は、大引の心を避けて突付け継ぎとし、釘打ちとした。
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2級建築施工管理技士「令和元年(2019年)後期」 |
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シーリング工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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詳細
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1. 充填箇所以外の部分に付着したシリコーン系シーリング材は、硬化後に除去した。
2. 目地深さがシーリング材の寸法より深かったため、ボンドブレーカーを用いて充填深さを調整した。
3. ノンワーキングジョイントでは、3面接着で施工した。
4. コンクリート打継目地のシーリング目地幅は、20 mmとした。
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目地深さがシーリング材の寸法より深かったため、ボンドブレーカーを用いて充填深さを調整した。
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