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登録販売者試験(令和4年度)(東海・北陸エリア) |
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医薬品の本質に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医薬品が人体に及ぼす作用は、そのすべてが解明されているわけではない。
b 一般用医薬品は、医療用医薬品と比較すれば保健衛生上のリスクが相対的に高いと考えられている。
c 医薬品は、効能効果、用法用量、副作用等の必要な情報が適切に伝達されて、購入者等が適切に使用することにより、初めてその役割を十分に発揮するものである。
d 一般用医薬品として販売される製品は、製造物責任法(平成6年法律第85号)の対象である。 |
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健康食品に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 機能性表示食品は、事業者の責任で科学的根拠をもとに、疾患に罹患した者の健康の回復に役立つ効能・効果を商品のパッケージに表示するものとして国に届出された商品である。
b 栄養機能食品は、国が定めた規格基準に適合したものであれば、身体の健全な成長や発達、健康維持に必要な栄養成分(ビタミン、ミネラルなど)の健康機能を表示することができる。
c 特定保健用食品は、身体の生理機能などに影響を与える保健機能成分を含むものであり、特定の保健機能を示す有効性や安全性などに関して、国への届出が必要である。
d いわゆる健康食品は、その多くが摂取しやすいように錠剤やカプセル等の医薬品に類似した形状で販売されており、こうした健康食品においても、誤った使用方法や個々の体質により健康被害を生じた例が報告されている。 |
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医薬品のリスク評価に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医薬品の効果とリスクは、用量と作用強度の関係(用量-反応関係)に基づいて評価される。
b 医薬品は、少量の投与であれば発がん作用、胎児毒性や組織・臓器の機能不全を生じることはない。
c 医薬品は、治療量上限を超えると、効果よりも有害反応が強く発現する「最小致死量」となり、「中毒量」を経て、「致死量」に至る。
d 製造販売後の調査及び試験の実施の基準としてGood Post-marketing Study Practice(GPSP)と製造販売後安全管理の基準として Good Vigilance Practice(GVP)が制定されている。 |
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セルフメディケーションに関する記述のうち、誤っているものはどれか。 |
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アレルギー(過敏反応)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a アレルギーと遺伝的要素は関連がない。
b アレルギーは、一般的にあらゆる物質によって起こり得るものであり、医薬品の薬理作用等とは関係なく起こり得る。
c アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)となり得る添加物として、黄色4号(タートラジン)、亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウム等)等が知られている。
d 過去に医薬品でアレルギーを起こしたことがない人であれば、病気等に対する抵抗力が低下している場合であっても、医薬品でアレルギーを生じることはない。 |
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副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 副作用とは、日常生活に支障を来す程度の重大でまれに見られる症状をいい、眠気や口渇等の比較的よく見られる症状は含まない。
b 医薬品を使用する人が副作用をその初期段階で認識することにより、副作用の種類に応じて速やかに適切に処置し、又は対応し、重篤化の回避が図られることが重要である。
c 副作用は、明確な自覚症状として現れ、容易に異変を自覚できるものばかりである。
d 登録販売者は、購入者等から副作用の発生の経過を十分に聴いて、その後の適切な医薬品の選択に資する情報提供を行うほか、副作用の状況次第では、購入者等に対して、速やかに適切な医療機関を受診するよう勧奨する必要がある。 |
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医薬品の不適正な使用と副作用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 一般用医薬品は、その使用を判断する主体が一般の生活者であることから、その適正な使用を図っていく上で、販売時における専門家の関与が特に重要である。
b 人体に直接使用されない医薬品についても、使用する人の誤解や認識不足によって、副作用につながることがある。
c 症状の原因となっている疾病の根本的な治療や生活習慣の改善等がなされないまま、一般用医薬品を使用して症状を一時的に緩和するだけの対処を漫然と続けていても、副作用を招く危険性が増すことはない。
d 医薬品の情報提供は、使用する人に誤認が生じないよう専門用語を正確に用い、相手の理解力や医薬品を使用する状況によって表現を変えることのないよう注意して行う。 |
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医薬品の使用に関する記述のうち、正しいものはどれか。 |
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医薬品と他の医薬品や食品との相互作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医薬品の相互作用とは、複数の医薬品を併用した場合に、医薬品の作用が増強することをいい、作用が減弱する場合には、相互作用とはいわない。
b 食品中に医薬品の成分と同じ物質が存在する場合があり、それらを含む医薬品と食品を一緒に服用すると過剰摂取となるものがある。
c 外用薬は、食品によって医薬品の作用や代謝に影響を受ける可能性がある。
d 医薬品の相互作用は、医薬品が吸収される過程で起こることはあるが、排泄される過程で起こることはない。 |
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小児等と医薬品に関する記述のうち、誤っているものはどれか。 |
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高齢者と医薬品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項」(平成29年6月8日付け薬生安発0608第1号厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長通知別添)では、おおよその目安として、65歳以上を高齢者としている。
b 一般用医薬品の使用によって、基礎疾患の症状が悪化することはない。
c 添付文書や製品表示の文字は、高齢者でも読み取ることが容易であることから、情報提供の際に特段の配慮は必要ない。
d 高齢者では、医薬品の飲み忘れを起こしやすい傾向があり、家族や周囲の人の理解や協力といった配慮が重要である。 |
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プラセボ効果(偽薬効果)に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 医薬品を使用したとき、薬理作用が増大されて生じる作用のことをプラセボ効果という。
b プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることもある。
c プラセボ効果は、確実であり、この効果を目的として登録販売者が医薬品の使用を勧めるべきである。
d プラセボ効果は、条件付けによる生体反応が関与して生じることがある。 |
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妊婦又は母乳を与える女性(授乳婦)と医薬品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 妊婦が一般用医薬品を使用しようとする場合は、一般用医薬品による対処が適当かどうか慎重に考慮するべきである。
b 一般用医薬品であれば、配合成分やその用量によらず、流産や早産を誘発するおそれはない。
c 通常の医薬品の使用の範囲であれば、吸収された医薬品の一部がどのように乳汁中に移行し、どのような悪影響があるかすべて解明されている。
d ビタミンC含有製剤は、妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると、胎児に先天異常を起こす危険性が高まるとされている。 |
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一般用医薬品で対処可能な症状等の範囲に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 一般用医薬品の役割は、疾病に伴う症状の改善であるが、生活習慣病等の疾病に伴う症状発現の予防は含まれない。
b 一般用医薬品で対処可能な範囲は、医薬品を使用する人によって変わってくるものであり、乳幼児は、通常の成人の場合に比べ、その範囲は限られてくることに留意する必要がある。
c 一般用医薬品にも使用すればドーピングに該当する成分を含んだものがあるため、スポーツ競技者から相談があった場合は、専門知識を有する薬剤師などへの確認が必要である。
d 生活習慣病に対しては、一般用医薬品の利用が基本であり、運動療法や食事療法は取り入れる必要はない。 |
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一般用医薬品の品質に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 全部又は一部が変質・変敗した物質から成っている医薬品は、販売が禁止されている。
b 医薬品は、高温や光(紫外線)によって品質の劣化を起こしやすいものが多いが、湿度による影響は受けない。
c 一般用医薬品では、薬局又は店舗販売業において購入された後、すぐに使用されるとは限らないことから、外箱等に記載されている使用期限から十分な余裕をもって販売することが重要である。
d 医薬品は、適切な保管・陳列をすれば、経時変化による品質の劣化は起きない。 |
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一般用医薬品の販売時のコミュニケーションに関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 医薬品の販売に従事する専門家は、購入者等が、自分自身や家族の健康に対する責任感を持ち、適切な医薬品を選択して、適正に使用するよう、働きかけていくことが重要である。
b 登録販売者には、一般用医薬品の購入者等に対して科学的な根拠に基づいた情報提供ではなく、使用経験者の話に基づく主観的な情報提供を行うことが期待されている。
c 登録販売者は、購入者等の相談に対して、必ずその薬局又は店舗販売業で販売している医薬品で適したものを見つけ出し、販売に結びつけることが重要である。
d 購入者等が、使う人の体質や症状等にあった製品を事前に調べて選択しているのではなく、宣伝広告や販売価格等に基づいて漠然と選択することがあることにも留意しなければならない。 |
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サリドマイド訴訟に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
サリドマイド訴訟は、催眠鎮静剤等として販売されたサリドマイド製剤を妊娠している女性が使用したことにより、出生児に先天異常が発生したことに対する損害賠償訴訟である。
サリドマイドは、催眠鎮静成分として承認され、その鎮静作用を目的として( a )にも配合されたが、副作用として( b )を妨げる作用もあった。
サリドマイドによる薬害事件は、日本のみならず世界的にも問題となったため、世界保健機関(WHO)加盟国を中心に( c )の副作用情報の収集の重要性が改めて認識され、各国における副作用情報の収集体制の整備が図られることとなった。 |
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スモン及びスモン訴訟に関する記述のうち、誤っているものはどれか。 |
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HIV(ヒト免疫不全ウイルス)訴訟に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a HⅠⅤ訴訟は、国及び製薬企業を被告として提訴された。
b HⅠⅤ訴訟をきっかけに医薬品副作用被害救済制度が創設された。
c HⅠⅤ訴訟の和解を踏まえ、国は、HIV感染者に対する恒久対策として、エイズ治療・研究開発センター及び拠点病院の整備を推進してきた。
d 血液製剤の安全確保対策として検査や献血時の問診の充実が図られた。 |
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CJD(クロイツフェルト・ヤコブ病)訴訟に関する記述のうち、誤っているものはどれか。 |
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消化器系に関する記述のうち、誤っているものはどれか。 |
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次の消化酵素のうち、胃内においてタンパク質を消化する酵素として働くものはどれか。 |
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胆嚢及び肝臓に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 胆汁酸の生合成の出発物質となるコレステロールは、肝臓において産生される。
b 腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は、大腸で再吸収され、肝臓に戻される。
c 肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンAやD等のほか、ビタミンB6やB12等の水溶性ビタミンの貯蔵臓器でもある。
d アミノ酸が分解された場合等に生成する尿素は、肝臓においてアンモニアに代謝される。 |
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呼吸器系に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 鼻腔の内壁に多く分布している粘液分泌腺から分泌される鼻汁には、リゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つになっている。
b 咽頭は、鼻腔と口腔につながっているが、気道に属し、消化管には属さない。
c 肺には筋組織があり、筋組織が弛緩・収縮して呼吸運動が行われている。
d 肺では、肺胞の壁を介して、心臓から送られてくる血液から二酸化炭素が肺胞気中に拡散し、代わりに酸素が血液中の赤血球に取り込まれるガス交換が行われる。 |
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循環器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 心臓の右側部分(右心房、右心室)は、全身から集まってきた血液を肺へ送り出し、肺でガス交換が行われた血液は、心臓の左側部分(左心房、左心室)に入り、全身に送り出される。
b 血管壁にかかる圧力(血圧)は、通常、上腕部の静脈で測定される。
c 静脈にかかる圧力は比較的高いため、血管壁は動脈よりも厚い。
d リンパ液の流れは主に骨格筋の収縮によるものであり、流速は血流に比べて緩やかである。 |
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